にきログ

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見ましたが面白かったです！

アベマでの無料配信は新編集版なので本放送時とは多少変わっているようなんですが・・・
本放送時もOPやEDがほとんど流れない状態だったみたいですね・・・
その分もアニメ本編の尺にあてたいかんじで
（そういえば慎重勇者もOPやEDが流れないで本編進めることが多かった）

内容としては死に戻りの力を手にしたスバルが様々な困難の中でもあきらめずに進んでいく物語ですね
興味深かったのはスバルにはこの死に戻り以外にはほぼ特別な能力が無いこと
筋トレしていて運動神経は悪くないけれど
特別な魔法や身体能力があるわけではない
死に戻りでやり直しはできてもスバル一人の力だけではどうにもできないことの方が多い

だからスバル自身がいろんなことに気づいたり周囲の理解や協力が必要になってくるんですよね
この１期では最初に助けてくれて好きになったエミリアに対して思いを伝えることで綺麗に終わっています
最後の場面がとても綺麗でしたね
この作品可愛い女の子は出てきますが、スバルに惚れてるばかりではないし
結構おじさんや他のイケメンキャラが多く活躍シーンもそっちが多いんですよね
主人公は中盤あたりはかなり情けなかったりしているので

この作品で一番ネックなのは主人公の性格だろうとは思います
学校にはほとんど行っていない引きこもりのような高校生です
で、性格的には根暗なひきこもりではなくて、空気が読めなかったりとにかくテンション高くして人との距離感が下手なタイプなんですよね
なので初期から言動は痛々しいですね・・・女の子キャラへの呼び方とか・・・調子ののり方とか
私も知っていたけれど最初はちょっとキツイなぁと思ってみてました
それでも悲劇を繰り返さないために頑張ってはいるのでそこまで高感度低くは感じていなかったです

でも中盤は自分のことしか見えてなくて周囲にそれを押し付けて、上手くいかない世界に対して逆切れしている感じなんですよね
ここ、もう少し唐突感なくスバルの暴走が描けたらもっと良かったかもとは思いました
そして結構この落ちていく尺が長かったので人によってはイライラしたり、スバルが不快で見たくないと感じる人もいるかもしれないですね
ただ、その後のスバルの成長も含めてここまで主人公を落としてもってくるというのは少し新鮮にも感じました
最近はそういった描写をじっくりするアニメってあんまりない感じだったので
こういう性格だとちょっとアニメのラインバレルの主人公を思い出したりしました
でも後半に向けてスバルの決意から復活までをしっかり描いたことで印象的になったと思います

私はスバルはウザイけど嫌いじゃない
共感はしないけど理解はできる主人公という感じでした
それにスバル自身は絶望になんども直面したり酷い目にあったりしているのでなんとかなってくれと思ってしまうんですよね

キャラクターとしてはレムがあそこまでの人気だった理由が分かりました
今回のテレビ後半の活躍ぶりはまさにヒロインです
誰が信じなくてもレムだけはスバルを信じる
後半はそれ以外でも死に戻りを理解されなくて孤独だったスバルにとってかなりの救いになったんじゃないかなと思いました
スバルとレムのやりとりは少しこどものおちゃの紗南の直純くんのやりとりを思い出しました
私はでもレムの一世一代の愛の告白を受けてそれでもエミリアが好きだって返すスバルのブレなさが結構好きでした
そしてレムはそんなスバルだから好きなんだろうとも思います

エミリアに関してはスバルの行動原理であるがゆえに今回の後半はあまりスバル自身とのかかわりは描かれなかったんですよね
スバルにとっても大切な思い出でもエミリアには記憶がないってのがなかなか難しい部分です
でも銀髪のハーフエルフとして差別されていたこと、でも人のためにと自分を犠牲にしても助ける優しさってのは描写されていたと思います
エミリアについては続編でもっと掘り下げがあるのかなとは思います
でも私はエミリア結構好きです

あとはベアトリスやクルシュが好きなキャラでしたね
ヴィルヘルムについては妻との話をもう少ししっかり見てみたかったな

後半は尺が厳しかったのかちょっと説明不足だったり展開が早いなと感じてしまうことが多かったかな・・・
この世界についてや各キャラの設定とかもアニメだけだと分かりにくかったりする部分も結構ありました
後半ちょっとそのあたりで物足りなく感じる部分があったりしましたね・・・
そして一部のキャラのしゃべり方とかいかにもアニメアニメしい部分とかはちょっと浮いてる部分も感じました

あとはこの作品はアニメスタッフによる演出力が上手いと思いました
盛り上がりをつくってキッチリ盛り上げてくれていて上手く原作をアニメとして落とし込んでいるように感じました
あとは毎回の引きも上手くてどんどん次が見たくなるようにしてましたね

あとは声優さんの演技ですね
主役の小林さんは私はアルスラーン戦記で知った感じでした
アニメでは高低差ありすぎなスバルをかなり熱演していたと思います
スバルが絶望したり苦しんだりするのも小林さんの熱演もあってより迫真に迫ったものになっていたなぁと思います
あと印象的だったのは松岡君
そういえば私主役級の演技を見ることが多かったんですけど
ペテルギウスは振り切っていて大変楽しそうでしたね・・・・
色々な人がやったペテルギウスも面白かった
個人的には飛田さんと小林さんのペテルギウスが印象的だったかなぁ

今回は新編集版だったのでエンディングの後にレムのことを覚えていないエミリアで終わっています
これ本放送時にはなかったようですが２期があるかわからない中では正解の選択だったかなぁと思います
私はこのまま２期も続けてみようと思っているので楽しみです

私はもともとどんな逆境でもどんな絶望でもあきらめずにはいつくばってでも主人公が進んでいく物語は好みです
色々と不足や気になる部分もありますが
アニメーションとしてこのテンションで描き切ったのはとても良かったと思います
作画魅せるところは頑張ってましたし綺麗でした

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