2021.08.09
竜とそばかすの姫
映画を見たのは少し前だったんですけど
今更ながら感想を書きます
細田守作品を見るのはサマーウォーズ以来だったりしますw
あらすじ
高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずは周囲に心を閉ざし、一人で曲を作ることだけが心のよりどころとなっていた。ある日、彼女は全世界で50億人以上が集うインターネット空間の仮想世界「U」と出会い、ベルというアバターで参加する。幼いころに母を亡くして以来、すずは歌うことができなくなっていたが、Uでは自然に歌うことができた。Uで自作の歌を披露し注目を浴びるベルの前に、ある時竜の姿をした謎の存在が現れる。
さて、感想としては見て良かったです
まぁ相変わらず脚本的な部分はツッコミどころや弱さを感じましたが・・・それを上回る良さがあった感じでした
今回は細田監督が何回かテーマにしてきたネット世界が舞台ですね
デジモンアドベンチャー僕らのウォーゲーム、サマーウォーズを描いてきているテーマなのである意味得意分野でもあるのかな?
そこに今回は歌という要素が入ってきますね
この歌がどれも良かったですね
millennium paradeの曲も良かったし、他の作中歌もどれも良い曲で聞いていて印象的でした
主人公の声優は歌を歌っている歌手の中村さんでした
中村さんの歌声もとても素敵で人気の歌姫として良かったですね
声優の演技に関しては素人って感じでしたけど
基本的に主要キャラは全員俳優だったのでそういう世界観で浮いたりは感じなかったかな
友人のヒロちゃんは幾田さんが素人ながらにやたら演技が上手かったですね
この作品は色々なオマージュっぽいのが入ってますよね
そもそもUの世界はサマーウォーズに通じるものがあるし
主人公のすずのアバターはベルですが、竜とのやりとりはモロにディズニーの美女と野獣でしたね
まぁ名前も含めてあえて狙っているオマージュだとは思いますけど
ベルのキャラクターデザインはアナと雪の女王の方にお願いしてるんですよね
色彩も含めて現実との差別化にかなりなっていましたね
物語の要素は色々とありますけど大きいのは主人公すずの成長でしょうね
幼いころに母を失って歌えなくなったすずがUでベルとなって竜の正体を探していく中で成長して人を助けることになる
そういう意味では映画としてしっかり描かれていたと思います
場面としてもベルではなくすずとしてUで歌う場面はクライマックスで
演出や歌の効果もあってかなりの名シーンになっていたと思います
感情的にも揺さぶられました
やっぱりこういう演出は細田監督本当にうまいんだよなぁ・・・
ただ、細かいところは気になりました
結構登場人物が多いんですけどかかわりが薄い人もいるんですよね
竜の正体についてはあえて意外な人物にしたし、すずが人を救う立場にってことなんでしょうけどね
もうすこしベルが竜に肩入れする理由というか交流的な部分は丁寧に描いてほしかったかなぁ
竜があそこまで追われる理由とかも、Uの世界観がフワフワしすぎてちょっと分かりにくかったかなぁ
あの世界がどんなところなのかってのは結局分かりにくかったんだよね
何をしてる世界観なのかってもう少し描写があっても良かったかも
あと一番突っ込みたいのはやはり終盤でしょうか
せっかく歌のシーンで盛り上がったんですがその後が・・・
虐待されている兄弟を助けるために女子高生のすずが一人で乗り込むってのはいくらなんでも首をかしげちゃいますよね
だってあんな暴力おやじに非力な女子高生が一人で乗り込んで何になるんだと
コーラス仲間のおばさん達とかが無理だったとしてもせめて幼馴染の男の子は一緒に行くべきだったのでは?
女子高生の腕力じゃ絶対敵わないし危ないので父親が送り出したのが変に感じてしまった
最終的に対峙するのはすずであったとしても、一人で行く展開にしなくてもよかったのでは??
もちろんすずの成長や父親とむきあえたこととか展開的な部分は分かるんですけど強引なんだよなぁ
見ていてせっかく上がったテンションが下がっちゃいましたよ
ただ、最終的に見終わった後の視聴感は悪くなかったかな
映画のスクリーンで迫力のあるシーンや歌を聞けたのは良かったし
すずの成長を見ることはできたと思うので
惜しいところはあるけれど、まぁ作品としては悪くなかったかな・・・という感じでした
今更ながら感想を書きます
細田守作品を見るのはサマーウォーズ以来だったりしますw
あらすじ
高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずは周囲に心を閉ざし、一人で曲を作ることだけが心のよりどころとなっていた。ある日、彼女は全世界で50億人以上が集うインターネット空間の仮想世界「U」と出会い、ベルというアバターで参加する。幼いころに母を亡くして以来、すずは歌うことができなくなっていたが、Uでは自然に歌うことができた。Uで自作の歌を披露し注目を浴びるベルの前に、ある時竜の姿をした謎の存在が現れる。
さて、感想としては見て良かったです
まぁ相変わらず脚本的な部分はツッコミどころや弱さを感じましたが・・・それを上回る良さがあった感じでした
今回は細田監督が何回かテーマにしてきたネット世界が舞台ですね
デジモンアドベンチャー僕らのウォーゲーム、サマーウォーズを描いてきているテーマなのである意味得意分野でもあるのかな?
そこに今回は歌という要素が入ってきますね
この歌がどれも良かったですね
millennium paradeの曲も良かったし、他の作中歌もどれも良い曲で聞いていて印象的でした
主人公の声優は歌を歌っている歌手の中村さんでした
中村さんの歌声もとても素敵で人気の歌姫として良かったですね
声優の演技に関しては素人って感じでしたけど
基本的に主要キャラは全員俳優だったのでそういう世界観で浮いたりは感じなかったかな
友人のヒロちゃんは幾田さんが素人ながらにやたら演技が上手かったですね
この作品は色々なオマージュっぽいのが入ってますよね
そもそもUの世界はサマーウォーズに通じるものがあるし
主人公のすずのアバターはベルですが、竜とのやりとりはモロにディズニーの美女と野獣でしたね
まぁ名前も含めてあえて狙っているオマージュだとは思いますけど
ベルのキャラクターデザインはアナと雪の女王の方にお願いしてるんですよね
色彩も含めて現実との差別化にかなりなっていましたね
物語の要素は色々とありますけど大きいのは主人公すずの成長でしょうね
幼いころに母を失って歌えなくなったすずがUでベルとなって竜の正体を探していく中で成長して人を助けることになる
そういう意味では映画としてしっかり描かれていたと思います
場面としてもベルではなくすずとしてUで歌う場面はクライマックスで
演出や歌の効果もあってかなりの名シーンになっていたと思います
感情的にも揺さぶられました
やっぱりこういう演出は細田監督本当にうまいんだよなぁ・・・
ただ、細かいところは気になりました
結構登場人物が多いんですけどかかわりが薄い人もいるんですよね
竜の正体についてはあえて意外な人物にしたし、すずが人を救う立場にってことなんでしょうけどね
もうすこしベルが竜に肩入れする理由というか交流的な部分は丁寧に描いてほしかったかなぁ
竜があそこまで追われる理由とかも、Uの世界観がフワフワしすぎてちょっと分かりにくかったかなぁ
あの世界がどんなところなのかってのは結局分かりにくかったんだよね
何をしてる世界観なのかってもう少し描写があっても良かったかも
あと一番突っ込みたいのはやはり終盤でしょうか
せっかく歌のシーンで盛り上がったんですがその後が・・・
虐待されている兄弟を助けるために女子高生のすずが一人で乗り込むってのはいくらなんでも首をかしげちゃいますよね
だってあんな暴力おやじに非力な女子高生が一人で乗り込んで何になるんだと
コーラス仲間のおばさん達とかが無理だったとしてもせめて幼馴染の男の子は一緒に行くべきだったのでは?
女子高生の腕力じゃ絶対敵わないし危ないので父親が送り出したのが変に感じてしまった
最終的に対峙するのはすずであったとしても、一人で行く展開にしなくてもよかったのでは??
もちろんすずの成長や父親とむきあえたこととか展開的な部分は分かるんですけど強引なんだよなぁ
見ていてせっかく上がったテンションが下がっちゃいましたよ
ただ、最終的に見終わった後の視聴感は悪くなかったかな
映画のスクリーンで迫力のあるシーンや歌を聞けたのは良かったし
すずの成長を見ることはできたと思うので
惜しいところはあるけれど、まぁ作品としては悪くなかったかな・・・という感じでした
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竜とそばかすの姫
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竜とそばかすの姫・・・・・評価額1750円
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