2023
01/05
木
「知恩院」(ちおんいん)の最後です(^^)/
前回は境内中段の「納骨堂」まで見ました。最後は境内上段を見ていきます。
「経蔵」の北側に「圓光大師本廟路」と刻まれた石柱がある所に、境内上段に続く路(石段)がありした。圓光大師(圓は円の旧字)は浄土宗の開祖法然(1133~1212)の諡号(貴人や高徳の人に、死後おくる名前。おくりな。)です。
最初に法然上人の銅像を横目に見ながら長い石段を上って行きます。
御廟と書かれた立て札がある場所に境内上段の門があり、一礼して中に入ります。門前には浄土宗捨世派本山の「一心院」がありました。知恩院とは別のお寺です。
門から中に入ると、正面奥に「勢至堂」、左に「位牌堂」があります。門の左手には「鐘楼」がありました。丁度お坊さんが鐘を撞いていました。
門右手、更に石段を上がった所に「蓮華堂」がありました。
何をする所かはわかりません(^^;)
「一枚起請文」が書かれていました。これは、法然上人が死の直前に自身で遺言を記し、弟子に授けたものだそうです。内容は難しかったので省きます(^^;)
「位牌堂」です。中には仏頭がありました。
仏頭については"京都旅屋"さんのブログに詳しく書かれていましたのでご覧下さい(^^)/
「勢至堂」です。本瓦葺き入母屋造りで、知恩院では一番古い建物だそうです。
知恩院の「勢至堂」は本地堂とも呼ばれていたので、正面入口には「本地堂」の扁額があります。本尊は勢至菩薩で、勢至堂は国の重要文化財にも指定されております。
「元祖法然上人終焉の地 大谷浄室の旧址で、本地堂知恩教院とも呼ぶ。七間四面単層入母屋造本瓦葺 享禄三年(1530)の再建になり現在の知恩院では最古の建築物で明治三十二年国宝建築物に指定された。
外陣正面に掲げられている勅願「知恩教院」は後奈良天皇の宸翰である。」
「勢至堂」の奥には「御廟所寺務所」がありました。
先程の「蓮華堂」の石段を更に上に行くと「御廟拝殿」があります。この奥に「御廟」がありますが、法然上人にお参りするための拝殿となります。
拝殿は檜皮葺き入母屋造りで簡素な造りですが、法然上人を間近に拝することができるので、訪れた日も檀信徒のお念仏が響き渡っていました。
拝殿から撮りました「御廟」です。手前に檜皮葺の唐門があり、周辺を玉垣で囲われています。「御廟」は本瓦葺き宝形造りで、法然上人を泰安する廟堂になります。
境内上段はこれで終わりです。
最後に「位牌堂」前から撮りました「勢至堂」と「御廟」(左が廟堂で右が御廟拝殿)になります。
御朱印は勢至堂の本尊「勢至菩薩」です。
場所:知恩院
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