2024
12/29
日
まずは、愛知県豊田市足助町にあります、
『足助八幡宮』(あすけはちまんぐう)です(^^)/
そう、足助町にはあの紅葉で有名な「香嵐渓」(こうらんけい)がありますが、紅葉時期だと、とんでもない観光客でごった返してしまうので、その時期を外して今回来ています(^^;)
国道480号線沿い、飯田街道沿いに入口はあります。街道から足助八幡宮を南に下るとすぐに香嵐渓の駐車場があります。有料ですが、足助八幡宮には駐車場がないので、500円を払って駐めました。
控え柱の付いた木製の両部鳥居がここの鳥居です。笠木も切妻屋根となっており、珍しいです。扁額は豪華に作られており「八幡宮」とだけ書かれています。
社号碑は、鳥居の右手に「足助八幡宮」と正式名称が刻まれています。
鳥居下から見た境内です。参道正面には蕃塀(ばんぺい)があります。
蕃塀まで歩く参道の右手には「鐘楼」がありました。
「八幡宮の鐘楼」と書かれた看板の内容は下記に!
「この足助八幡宮には、明治初年まで境内に神宮寺があった。この鐘楼は、神宮寺のあった名残りである。明治維新の神仏分離の際、鐘は三重県柿野町来迎寺に売られ、現在は県文化財に指定されている。」
鐘楼の北側にあるのは蔵のようなので、たぶん「宝物庫」とか「祭器庫」あたりかなぁ?
蕃塀(ばんぺい)は神社の参道上にある塀で、社殿等が直接見えないようにするためだったり、不浄なものの侵入を防ぐために造られたとされており、多くが愛知県尾張地方に見られます。
右にある「足助神社」は後程伺いますので、左に向かいます。
曲がった角に境内社が一つありましたが、名前はわかりませんでした。
社殿がある側を見た境内全景です。真ん中の建物が拝殿になります。
社殿の向かい側(境内南側)には市指定天然記念物となっているスギがあります。幹周6.8m、樹高45.5m、根回り25.3mの巨樹で、樹齢500年以上だそうです。
そのスギの横には神馬の像と、"足を助ける神様"の名前が付いているだけあって、草履が足神として祀られている「御足宮」がありました。
神馬の奥に手水舎がありましたので、身を清めお詣りに進みます。又、手水舎の壁に説明板があったので下に記します。
「天武天皇の白鳳二年(673)創建と伝える古い神社で神宮寺のあった名残りの鐘楼もあり多くの文化財を保存している。
<八幡神社本殿>
文正元年(1466)十一月の再建で、桧皮葺三間社流造である。妻飾・象鼻・手挟など室町時代の特色をよく示しており、特に向拝の蝦虹梁の手法はすこぶる奇異で珍しいといわれている。地方では規模も大きく、稀に見る神社である。
<扁額 鉄砲的打図板額>
慶長十七年(1612)三河国岩神村(足助町内)の沢田四郎右衛門尉が奉納したものである。八幡宮の社前で、日の丸の扇を的にして老翁が射撃する図が、大和絵の手法で描かれている。鉄砲を描いた古絵馬(扁額)は、全国でも他に三枚しか現存しない珍しいものである。」
銅板葺き切妻造りの「拝殿」です。入口向拝は唐破風付きと豪華で、左の社務所、右の瓦屋根の建物が翼廊のように繋がっています。
今回はここまでとします。次回拝殿の続きからお伝えします。御朱印も次回で(^^)/
場所:足助八幡宮
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