2024
12/01
日
横川は比叡山の三塔でも一番北に位置し、西塔から車で4km約10分程かかります。
まずは、駐車場に車を入れ、入口に来ました。
入口の門柱には左に「延暦寺」、右に「横川」と書かれています。入口入ってすぐに拝観受付がありますが、最初の東塔にて共通券(国宝殿込)を1500円で購入していますので、そのまま入ります。
入口には横川地域の参拝案内がありましたので、これを参考に回ります。
延暦寺は山の中にあるので、どこも参道は緑に溢れています。最初にあったのは「龍ヶ池八大龍王」の扁額が掛かる神社、「龍ヶ池弁財天社」です。
池を過ぎると丹塗りの建物「横川中堂」が見えてきました。横川中堂は坂になる場所にあることもあるからか、舞台造りとなっています。
横川中堂に行く前に、ここの北側山手に「根本如法塔」があるので寄り道します。
宝塔前にある看板には、
「第三世天台座主慈恵大師(円仁)が石墨草筆をもって自ら書写した法華経一部八巻を納める宝塔を建てたのが起源であり、横川発祥の聖蹟であるところから根本如法塔と称している。
釈迦・多宝の二仏を本尊とする。境内の地下からは如法経を埋納した銅筒や「金銅宝相華唐草文経箱」(国宝・延暦寺蔵)などが出土している。現在の塔は大正十四年(1925)篤信者 山口玄洞氏の寄進で建てられたもの、塔前の小祠には法華経守護の三十番神を祀っている。」
と書かれていました。
「横川中堂」は昭和十七年(1942)に落雷で焼失し、現在の堂は昭和四十六年(1971)に鉄筋コンクリート造で再建されたものらしいです。銅板葺き入母屋造りとなっていました。
横川中堂前には「護法石」があります。看板の内容は下記に。
「鹿島明神、赤山明神影向へ古記・霊跡 影向石に曰わく両明神共に比叡山延暦寺の守護神である。特に赤山明神は比叡山東麓の守護神日吉山王に対して西麓の守護神である。」
横川中堂の立て札には下に記します。
「このお堂は首楞巌院と称し、横川の中心となる大堂です。
第三世慈覚大師円仁上人が、嘉祥元年(848)に開創し、本尊に聖観音を祀った以来豊臣秀頼と淀君の再建したお堂は昭和十七年夏、雷火で焼失しましたが、幸いに本尊聖観音は災火を免れ、昭和四十六年伝教大師入滅千百五十年遠忌の記念として、当時を偲ぶ朱塗の美しい舞台造りが復元されました。
また、新西国観音霊場第十八番の霊場でもあり、善男善女の信仰のメッカです。
付近には横川全域に西国三十三か所の観音石仏めぐりも出来、静寂な霊域でもあります。」
今回は、ここまでです。次回横川中堂内から続きと御朱印をお伝えします。(^^)/
場所:比叡山延暦寺(横川中堂)
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BEFORE「[滋賀県] 天台宗総本山の比叡山延暦寺11 西塔3」
COMMENT
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No.148 Re: No title
特別拝観でもない限り、普段は内陣拝観はできないので、今回も御本尊は見ることができなかったから残念でした。
投稿者:akino1942 2024/12/07 (土) 13:44
No.147 No title
雷で焼けてもご本尊が残って良かったですよね