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狭いスペースに自転車を宙釣りで保管する

前回、ワークスタンドの記事で、購入品と手作りと2種類の自転車用ワークスタンドの話をしましたが、今回は逆のパターンを辿ったバイクハンガー(自転車の架台)のご紹介です。

自宅の自転車置き場には、子供のロード(私の30年くらい前の自転車を整備し直したもの)と、私の GIOS NATURE とビアンキ ローマ2 の3台の自転車があります。

GIOS の手作りバイクハンガー

当然、それほどスペースに余裕があるわけではないので、私の2台は地上から1m~1.5mくらい宙に浮いた状態で保管してあります。

ジオス架台1先ずは GIOS のバイクハンガーから。

これは写真を見て分かると思いますが、自作です。

前回、手作りのワークスタンドで紹介したイレクターパイプで創っています。

そもそも、この自転車置き場自体がイレクターパイプで組み上げてありますので、この小屋自体を製作するとき、同時に設計して作り上げたものです。

自転車のトップチューブを載せるハンガー先端のフックは、100円ショップで購入したフックにビニルチューブを被せて作ってあります。

ジオス架台2フック部分の角度をベストポジションにするために、フックとハンガー本体との接合には若干苦労をしましたが、それほど大した加工はしていません。

ハンガーの上部を自転車置き場のフレームに引っかけ、下部は家の壁面に突っ張ることで、自転車と壁との間に30cm程度の空間を設けています。

この形状にすることで、自転車を壁から離すと同時に、自転車の重量の一部を壁方向のフレームに分散させ、小屋のフレームにかかる荷重を減らしています。

ビアンキのバイクハンガー MINOURA BIKE HANGER 4

ビアンキ架台次はビアンキのバイクハンガーです。

当初はこちらも同じような感じで製作しようと考えていたのですが、GIOS のバイクハンガーを製作してから年月が経っていて材料も手元に無いという点と、支えるべき頑丈な壁もないのが障害でした。

それでは既製品をと思い検索してみると、MINOURA のバイクハンガーが、わずか1600円で売られています。

機能的にも十分で、まさに求めていた形状の製品でした。

Amazon のレビューでも評価が高く、購入金額を考えると、なまじ材料を買ってきて自分で作った方が返って高くついてしまいそうです。

ビアンキ架台2ということで、ビアンキのバイクハンガーはこれに決定です。

実際に購入してみると、レビュー通りしっかりした作りで、取り付けもタッピングネジ3本で完成ですので、本当に簡単に自転車の保管場所の増設が完了です。

バイクハンガーが微妙に斜めに取り付けられているのは、ビアンキのトップチューブが斜めなため、それに合わせる形で取り付けてあります。

これによって、自転車自体は地面と平行に置かれることになります。

写真の通り、つつじの植え込みの上に来る形なので、自転車を乗り降りさせる時は手を前に出してする必要があり、少し重めのビアンキ・ローマ2だとちょっと力が要りますが、全体的には全然OKです。

バイクハンガーって、自転車の収納には結構便利なアイテムです

前回、ワークスタンドの記事の最後で、“物欲”だけではなく、「本当にそれが最善手なの?」って、自分に問いかけてみる勇気も必要だよねって書きましたが、今回は逆のパターンですね。

先ず最初に手作りという手段を考え、労力とかお金とか総合的に考えたら、品物を買ってしまった方がよっぽど楽だったというケースです。

ま、当然ですけどケースバイケースということですね。

手段は別にしても、今回の私の場合の様に、何も手を施さないと自転車を1台しか置けないようなスペースに、バイクハンガーを設置することによって、複数台の自転車を設置できるようになったのですから、縦方向にも空間を利用するという考え方はかなり有効だと思います(当たり前ですけどね)。



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