2026-03-14

工学系(特に情報系)の女子枠の話

 昔を知っている人ならわかるとおもうけど、歴史改変も甚だしいよね、という話である自分2002年某国立大学の情報学部入学したおっさんで、今は結婚して平凡な日々を過ごしている。で、女子枠を正当化するために持ち出される「女子にやたら言い寄る情報男子」「女子侮蔑する情報男子」「女性が来るや否や特別視して騒ぐ男性」なる存在だけど、あれは少なくとも自分の知る範囲では、はぐれメタル並みにレアキャラだった。本当に。

 後述する学園祭実行委員会絡みで他大学との交流もあったけど、このへんはまあぶっちゃけ大同小異だった。

 もちろん、女子目線でいえば「キモい男子結構いたのだろうとはおもう。そこは否定しない。

 でも、キモいキモいにしても、そもそも情報系に進みたがる男子なんて時点で、女慣れしていない人間の方が圧倒的に多い。なので「声をかける」以前の問題だったし、実際に人間関係トラブルが起こる場の多くはサークルだった。要するに、情報男子女子に積極アプローチして事件事案になる、みたいな構図自体が、そんなに成立していなかった。

 自分所属していたサークルは、学園祭実行委員会登山サークル情報サークルの3つだったけど、男女間のトラブル発生比率でいえば……ぶっちゃけ女性慣れしている男子の方が遥かに多かった。

 特に学園祭実行委員会なんて、構成員100名近い大所帯だったから、その手の揉め事普通によくあった。で、女子側が微妙目線を向けていたのは、おどおどしている工学系(情報系)男子より、圧倒的にリーダー格だったり、それに近い男子層(文系)だった。理由は単純で、委員会内で異性にやたらアプローチを仕掛けるのが、その層に偏っていたかである

 なんでそんなことを知っているのかと言われそうだけど、アパートが2Kだったせいで実行委員会のたまり場になっていて、その手の話を耳タコになるくらい聞いていたからです。

 さらにいうと、女子の側も「情報男子はアレよねー」みたいな目線を薄っすら共有していたし、そもそも多くの女子情報系そのものにあまり興味を持っていなかった。某大学僻地にあるせいか女子の側から露骨侮蔑を向ける人はそこまで多くなかったけど、それでも「女性差別によって工学系に進めなかった」みたいな話になると、いや歴史改変はやめろよ、となる。

 実際のところ、多くの女子認識は「情報系なんかわからんし難しそうだし、興味ないからどうでもいいや」くらいのものだったでしょ、というのが自分の実感である。これからIT時代だ、みたいな風潮はすでに強かったので、「よくわからんIT系のことは情報男子にぶん投げておけばいいでしょ」という雑な認識もかなり横行していた。

 一応補足しておくと、いわゆるオタサー(※非PC系)だと、「オタサーの姫現象みたいなものはあったらしい。これは友人からの又聞きなので実態は知らない。でも、それは工学系というよりサブカルオタ界隈の男女関係の話であって、情報男子の話とはあまり関係がない。

 自分自身は、飲み会会場として自分の部屋を提供していたせいか、単に無害なやつ認定されていたのかは不明だけど、どのサークルでも女子から疎外された経験はないので、個人的に嫌な思い出があるわけではない。

 それでも、女子情報系を薄っすら避けていた、あるいはそもそも興味を持っていなかった、という歴史的事実まで改変して、「女性情報系に行きたくても男性たちの空気のせいで行けなかった」みたいな物語に全部回収するのは、さすがによろしくないとおもう。

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