2026-01-05

VRChatで表面の情報だけで性別特定するという行為について

経緯

Twitter上にて「自己紹介カード名前があまりにも女性的だったので会ったら男性だった。流石にその自己紹介カード名前男性は受け付けられない(男性ユーザーが受け付けられないわけではなく、その表面だと受け付けられないという意)。」といった書き込みがあった(なお、もう片方に取材したところ会ったことすらないということが判明した)。もちろん、受け付ける/受け付けないは本人の自由ではあるが、それはそうとして晒し者にするのは違うのではないかと感じた。この件を踏まえたうえで、表面の情報だけで性別特定するという行為を抑止することを促す啓発記事を書くことにした。

コミュニティにおけるジェンダー観について(私自身の視点にて)

(少なくとも日本の)VRChatコミュニティでは、多くの場合人の性別を予想して言うということがタブー視されることが多い。また、日本のVRChatコミュニティでは性自認に関わらず男性でも女性アバター使用し、ときによってはボイスチェンジャーを使う、或いは両声類になる場合もある(もちろん、その場合かなりの時間と労力が必要となるが)。これは男性に限った話に見えるかもしれないが、女性場合でもセクハラ阻止の観点から男声をボイスチェンジャー或いは自力で身につけているユーザー存在している。

固定観念によるジェンダー観について

おそらく、これは今回の件の原因とも言えるようなものかもしれない。どういった観点である人の性別を予想するのか、おそらくほとんどの場合無意識的に固定観念によって行われているのではないか

しかし、固定観念というものはどう見てもおかしい。固定観念のままでいくと極端に言えば「プリキュアが好きな男児」や「戦隊モノが好きな女児」が扱いきれず一緒くたに「トランスジェンダー」というラベルに一括りされてしまうこともあるが、これはどう見てもおかしいのである男児プリキュアが好きだからといってみんなが男性器が嫌い/男性化が怖い/男性というジェンダーロールが嫌ということにも、女児戦隊モノが好きだからといってみんなが女性器が嫌い/女性化が怖い/女性というジェンダーロールが嫌ということにもならないはずであるそもそもであるが、この「身体が嫌」「このジェンダーロールが嫌」「~として扱われたくない」「~でありたい」という感情こそが理由付けなのであって、「~が好き」「~をしていた」だけでは理由にならない。(実際、筆者は性別違和(極度の身体嫌悪)によってクリニックに通っている身でもあるため、この違いが世間であまり理解されておらず悲しいのである。)

そもそも性別わず好きなものを好きだといい、嫌いなものを嫌いだといい、好きなもので散りばめていく...これのどこがいけないのだろうか。

考察

上記の2点を踏まえると、今回の件は「面会前に固定観念によって相手性別を予想して決めつけてしまい、それが外れたため腹を立てて晒し者にした」ということではないだろうか。

ここでのキーポイントはやはり固定観念なのである固定観念こそが諸悪の根源なのであり、固定観念には消えてもらう必要がある。

どうすればよかったのか

さなければよかった、受け付けられないのであればブロックだけをして別れる...これだけで良かったのではないか

晒す」という行為一見相手制裁する行為として捉えられがちであるが、それに加えて自分自身にも不利益を追ってしまう。どうしても大事になると炎上してしまうためである

しかし、「晒さない」ことだけでは自分自身の悩みをひとりで溜め込んでしまう。これもよくないことである。つまり、「晒す」という行為の代わりとなることを見つける必要がある。

そのひとつとして「相談」がある。人に話すことは重要であり、欠かすことはできない。「秘密裏相談する」という行為は悪いことのように見られることもあるが、飛び火を最小限に抑えることができてかつ心を安定させることとして重要なのではないか。(もちろん、相談という名目であれどそのプラットフォームにおける規約を厳守したうえでのことではあるが。 )

主要プラットフォーム規約 参考までに

Xルール: https://help.x.com/ja/rules-and-policies/twitter-rules

Discordコミュニティガイドライン: https://discord.com/guidelines

VRChatコミュニティガイドライン: https://hello.vrchat.com/community-guidelines

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