無線局運用規則
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無線局運用規則 | |
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日本の法令 | |
法令番号 | 昭和25年11月30日電波監理委員会規則第17号 |
種類 | 行政手続法 |
効力 | 現行法令 |
公布 | 昭和25年11月30日 |
施行 | 昭和25年12月1日 |
所管 | 総務省 |
主な内容 | 無線局の運用方法 |
関連法令 | 電波法 |
条文リンク | 無線局運用規則 - e-Gov法令検索 |
無線局運用規則(むせんきょくうんようきそく)は、電波法に基づき無線局の運用方法について定めることを目的とする総務省令である。
構成
2023年(令和5年)12月22日[1]現在 第1章 総則
- 第1節 通則
- 第2節 無線設備の機能の維持等
第2章 一般通信方法
- 第1節 通則
- 第2節 無線電信通信の方法
第3章 海上移動業務、海上移動衛星業務及び海上無線航行業務の無線局の運用
- 第1節 通則
- 第2節 通信方法
- 第1款 通則
- 第2款 デジタル選択呼出通信
- 第3款 狭帯域直接印刷電信通信
- 第4款 モールス無線通信及び無線電話通信
- 第3節 遭難通信、緊急通信及び安全通信
- 第1款 通則
- 第2款 遭難通信
- 第3款 緊急通信
- 第4款 安全通信
- 第4節 漁業通信
- 第5節 海上無線航行業務
第4章 固定業務、陸上移動業務及び携帯移動業務の無線局、簡易無線局並びに非常局の運用
- 第1節 通信方法
- 第2節 非常の場合の無線通信
- 第3節 携帯無線通信を行う基地局、広帯域移動無線アクセスシステムの基地局及びローカル5G基地局の監視制御等
第7章 航空移動業務、航空移動衛星業務及び航空無線航行業務の無線局の運用
- 第1節 通則
- 第2節 通信方法
- 第3節 遭難通信及び緊急通信
- 第4節 航空無線航行業務
第8章 アマチュア局の運用
第9章 宇宙無線通信の業務の無線局の運用
第10章 特定実験試験局の運用
附則
概要
本規則は無線局の運用方法について定めている。
1950年(昭和25年)の制定当初は日本人による航空機の運行が禁止されており陸上においても移動体通信といえるものはほとんど無く、海上通信、固定局間の通信それもモールス符号か音声による通信について定めたものが主である。
その後、電子技術や交通手段の発達により航空通信、陸上の移動体通信、宇宙通信およびラジオテレタイプなど制定時からみれば特殊な通信にあたるものの規定が追加されていったわけである。
一方で、モールス符号による通信は激減してしまったもののなお一部に需要があるため、これに関する規定の全廃には至っていない。
別表にはモールス符号やQ符号、通話表など無線通信に用いられる符号や用語が定められている。
沿革
1950年(昭和25年)
- 6月に、昭和25年電波監理委員会規則第7号として制定、当初の構成は次のとおり
- 第1章 総則
- 第1節 通則
- 第2節 無線設備の機能の維持等
- 第2章 一般通信方法
- 第1節 通則
- 第2節 無線電信通信の方法
- 第3章 海上移動業務の無線局の通信方法
- 第1節 通則
- 第2節 通信方法
- 第3節 遭難通信、緊急通信及び安全通信
- 第1款 通則
- 第2款 遭難通信
- 第3款 緊急通信
- 第4款 安全通信
- 第4節 漁業通信
- 第5節 海上無線測位業務
- 第4章 固定局の運用
- 第1節 通信方法
- 第2節 非常通信
- 第5章 放送局の運用
- 第6章 特別業務の局等の運用
- 附則
- 11月に、昭和25年電波監理委員会規則第17号として全部改正
1953年(昭和28年)- 昭和28年郵政省令第30号による一部改正
- 第6章 特別業務の局等の運用が、第6章 特別業務の局及び標準周波数局の運用に改正
- 第7章 航空無線通信業務の局の運用
- 第1節 通則
- 第2節 航空移動業務の局の運用
- 第1款 通則
- 第2款 航空移動業務の局の通信方法
- 第3款 遭難通信、緊急通信及び安全通信
- 第4款 航空無線測位業務
- 第3節 航空固定業務の局の運用
- 第1款 通則
- 第2款 手送方式による通信
- 第3款 印字方式による通信
- 第4節 航空同報
- が追加された。
1955年(昭和30年)- 昭和30年郵政省令第6号による一部改正
- 第8章 アマチユア局の運用が追加
1959年(昭和34年)- 昭和34年郵政省令第30号による一部改正
- 第7章第3節第3款 印字方式による通信が、第7章第3節第3款 テレタイプライターによる通信と改定
1960年(昭和35年)- 昭和35年郵政省令第20号による一部改正
- 第9章 簡易無線局の運用が追加
1961年(昭和36年)- 昭和36年郵政省令第15号による一部改正
- 第4章 固定業務の局等の運用が、第4章 固定業務、陸上移動業務の局及び携帯移動業務の無線局、簡易無線局並びに非常局と改定
- 第9章 簡易無線局の運用が削除
1963年(昭和38年)
- 昭和38年郵政省令第12号による一部改正
- 第3章第5節 海上無線測位業務が、第3章第5節 海上無線航行業務と改定
- 第7章第2節第4款 航空無線測位業務が、第7章第2節第4款 航空無線航行業務と改定
- 昭和38年郵政省令第28号による一部改正
- 第3章 海上移動業務の局の運用が、第3章 海上移動業務及び海上無線航行業務の無線局の運用と改定
- 第7章 航空無線通信業務の局の運用
- 第1節 通則
- 第2節 航空移動業務の局の運用
- 第1款 通則
- 第2款 航空移動業務の局の通信方法
- 第3款 遭難通信、緊急通信及び安全通信
- 第4款 航空無線航行業務
- 第3節 航空固定業務の局の運用
- 第1款 通則
- 第2款 手送方式による通信
- 第3款 テレタイプライターによる通信
- 第4節 航空同報
- 第8章 アマチユア局の運用
- が、
- 第7章 航空移動業務及び航空無線航行業務の局の運用
- 第1節 通則
- 第2節 通信方法
- 第3節 遭難通信、緊急通信及び安全通信
- 第4節 削除
- 第8章 航空固定業務の無線局の運用
- 第9章 アマチユア局の運用
- と改定
1965年(昭和40年)- 昭和40年郵政省令第29号による一部改正
- 第4章第2節 非常通信が、第4章第2節 非常の場合の無線通信と改定
1975年(昭和50年)- 昭和50年郵政省令第21号による一部改正
- 第10章 宇宙局の中継により船舶地球と通信を行う一定の固定地点間にある地球局及び船舶地球局の運用が追加
1982年(昭和57年)- 昭和57年郵政省令第10号による一部改正
- 第10章 宇宙局の中継により船舶地球と通信を行う一定の固定地点間にある地球局及び船舶地球局の運用が、第10章 宇宙無線通信の業務の無線局の運用と改定
1989年(平成元年)- 平成元年郵政省令第77号による一部改正
- 第7章 航空移動業務及び航空無線航行業務の無線局の運用が、第7章 航空移動業務、航空移動衛星業務及び航空無線航行業務の無線局の運用と改定
- 第7章第3節 遭難通信、緊急通信及び安全通信が、第7章第3節 遭難通信及び緊急通信と改定
1990年(平成2年)- 平成2年郵政省令第49号による一部改正
- 第3章 海上移動業務及び海上無線航行業務の無線局の運用が、海上移動業務、海上移動衛星業務及び海上無線航行業務の無線局の運用と改定
- 第3章第2節 通信方法
- が、
- 第3章第2節 通信方法
- 第1款 通則
- 第2款 デジタル選択呼出通信
- 第3款 狭帯域直接印刷電信通信
- 第4款 モールス無線通信及び無線電話通信
- と改定
1998年(平成10年)- 平成10年郵政省令第108号による一部改正
- 第3章第5節 海上無線航行業務
- 第1款 通則
- 第2款 無線方向探知業務
- 第3款 無線標識業務
- が、
- 第3章第5節 海上無線航行業務
- と改定
- 第8章 航空固定業務の局の運用が削除され、以下の章の番号が繰上げ
1999年(平成11年)- 平成11年郵政省令第40号による一部改正
- 第3章 海上移動業務、海上移動衛星業務及び海上無線航行業務の無線局の運用の条文から、遭難通信、緊急通信及び安全通信に関しモールス使用に関する事項が削除
2004年(平成16年)- 平成16年総務省令第30号による一部改正
- 第10章 特定実験局の運用が追加
2008年(平成20年)- 平成20年総務省令第32号による一部改正
- 第10章 特定実験局の運用が、第10章 特定実験試験局の運用と改定
2011年(平成23年)- 平成23年総務省令第66号による一部改正
- 第5章 放送局の運用が、第5章 地上基幹放送局の運用と改定
2012年(平成24年)- 平成24年総務省令第23号による一部改正
- 第5章 地上基幹放送局の運用が、第5章 地上基幹放送局及び地上一般放送局の運用と改定
2020年(令和2年)- 令和2年総務省令第38号による一部改正
- 第7章第4節 航空無線航行業務が削除
2022年(令和4年)- 令和4年総務省令第11号による一部改正
- 第4章第3節 携帯無線通信を行う基地局、広帯域移動無線アクセスシステムの基地局及びローカル5G基地局の監視制御等が追加
拗音の表記は原文ママ
脚注
- ^ 令和5年総務省令第94号による改正
関連項目
外部リンク
- 無線局運用規則 総務省電波利用ホームページ - 総務省電波関係法令集
無線局運用規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/28 08:44 UTC 版)
この節の引用部の読点、促音、拗音の表記は原文ママである。また、「サイクル」・「kc」・「Mc」・「ミリバール」は当規則の公布時に使用されていた単位で、現在の国際単位系ではそれぞれヘルツ、キロヘルツ、メガヘルツ、ヘクトパスカルに相当する。フランは貨幣単位で金フランのこと。 別表第2号「無線電信通信の略符号(第13条関係)」の「1 Q符号」を掲げる。 Q符号意義問い 答え又は通知 QOA(1) そちらは,無線電信(500kHz)で通信することができますか。 こちらは,無線電信(500kHz)で通信することができます。 QOB(1) そちらは,無線電話(2,182kHz)で通信することができますか。 こちらは,無線電話(2,182kHz)で通信することができます。 QOC(1) そちらは,無線電話(156.8MHz)で通信することができますか。 こちらは,無線電話(156.8MHz)で通信することができます。 QOD(1) そちらは,0 オランダ語1 英語2 フランス語3 ドイツ語4 ギリシャ語5 イタリア語6 日本語7 ノールウェー語8 ロシア語9 スペイン語で,こちらと通信することができますか。 こちらは,0 オランダ語1 英語2 フランス語3 ドイツ語4 ギリシャ語5 イタリア語6 日本語7 ノールウェー語8 ロシア語9 スペイン語で,そちらと通信することができます。 QOE(1) そちらは,……(名称又は呼出符号)が送信した安全信号を受信しましたか。 こちらは,……(名称又は呼出符号)が送信した安全信号を受信しました。 QOF(1) こちらの信号の実用上の質はどうですか。 そちらの信号の質は,1 実用には適しません。2 どうにか実用に適します。3 実用に適します。 QOG(1) そちらには,送信するテープがいくらありますか。 こちらには,送信するテープが……だけあります。 QOH(1) こちらから位相信号を……秒間送信しましょうか。 位相信号を……秒間送信してください。 QOI(1) こちらは,こちらのテープを送信しましょうか。 そちらのテープを送信してください。 QOJ(1) そちらは,衛星非常用位置指示無線標識の通報又は航空機用救命無線機等の通報を……kHz(又はMHz)で聴取してくれませんか。 こちらは,衛星非常用位置指示無線標識の通報又は航空機用救命無線機等の通報を……kHz(又はMHz)で聴取しています。 QOK(1) そちらは,……kHz(又はMHz)で衛星非常用位置指示無線標識の通報又は航空機用救命無線機等の通報を受信しましたか。 こちらは,……kHz(又はMHz)で衛星非常用位置指示無線標識の通報又は航空機用救命無線機等の通報を受信しました。 QOL(1) 貴船舶には,選択呼出しの受信設備がありますか。もしあれば,そちらの選択呼出番号又は選択呼出信号は,何ですか。 当船舶には,選択呼出しの受信設備があります。こちらの選択呼出番号又は選択呼出信号は……です。 QOM(1) どの周波数で選択呼出しによって貴船舶と連絡することができますか。 当船舶とは,・・・の周波数で選択呼出しによって連絡することができます(必要があるときは,連絡設定が可能な時間を付ける。)。 QOO(1) そちらは,どの通信周波数でも送信することができますか。 こちらは,どの通信周波数でも送信することができます。 QOT(1) そちらは,こちらの呼出しを聞いていますか。そちらと通信を交換することができるまでのおよその待ち時間は,何分ですか。 こちらは,そちらの呼出しを聞いています。およその待ち時間は,……分です。 QRA 貴局名は,何ですか 当局名は,……です。 QRB 貴局は,当局からおよそいくらの距離にありますか。 貴局と当局との間の距離は,およそ……海里(又はキロメートル)です。 QRC 何私企業(又は主管庁)が貴局の料金計算を清算しますか。 当局の料金計算は,……私企業(又は主管庁)が清算します。 QRD そちらは,どこへ行きますか。どこから来ましたか。 こちらは,……へ行きます。……から来ました。 QRE そちらは,何時に……(場所)(又は……の上空)に到着の見込みですか。 こちらは,……(場所)(又は……の上空)に……時に到着の見込みです。 QRF そちらは,……(場所)へ帰りますか。 こちらは,……(場所)へ帰ります。又は……(場所)へ帰ってください。 QRG こちら(又は……)の正確な周波数を示してくれませんか。 そちら(又は……)の正確な周波数は,……kHz(又はMHz)です。 QRH こちらの周波数は,変化しますか。 そちらの周波数は,変化します。 QRI こちらの発射の音調は,どうですか。 そちらの発射の音調は,1 良いです。2 変化します。3 悪いです。 QRJ そちらの無線電話呼出し申込みは,いくつありますか。 こちらの無線電話呼出し申込みは,……です。 QRK こちらの信号(又は……(名称又は呼出符号)の信号)の明瞭度は,どうですか。 そちらの信号(又は……(名称又は呼出符号)の信号)の明瞭度は,1 悪いです。2 かなり悪いです。3 かなり良いです。4 良いです。5 非常に良いです。 QRL そちらは,通信中ですか。 こちらは,通信中です(又はこちらは,……(名称又は呼出符号)と通信中です。)。妨害しないでください。 QRM こちらの伝送は,混信を受けていますか。 そちらの伝送は,1 混信を受けていません。2 少し混信を受けています。3 かなりの混信を受けています。4 強い混信を受けています。5 非常に強い混信を受けています。 QRN そちらは,空電に妨げられていますか。 こちらは,1 空電に妨げられていません。2 少し空電に妨げられています。3 かなり空電に妨げられています。4 強い空電に妨げられています。5 非常に強い空電に妨げられています。 QRO こちらは,送信機の電力を増加しましょうか。 送信機の電力を増加してください。 QRP こちらは,送信機の電力を減少しましょうか。 送信機の電力を減少してください。 QRQ こちらは,もっと速く送信しましょうか。 もっと速く送信してください(1分間に……語)。 QRR そちらは,自動機使用の用意ができましたか。 こちらは,自動機使用の用意ができました。1分間に……語の速度で送信してください。 QRS こちらは,もっと遅く送信しましょうか。 もっと遅く送信してください(1分間に……語)。 QRT こちらは,送信を中止しましょうか。 送信を中止してください。 QRU そちらは,こちらへ伝送するものがありますか。 こちらは,そちらへ伝送するものはありません。 QRV そちらは,用意ができましたか。 こちらは,用意ができました。 QRW こちらは,……に,そちらが……kHz(又はMHz)で彼を呼んでいることを通知しましょうか。 ……に,こちらが……kHz(又はMHz)で彼を呼んでいることを通知してください。 QRX そちらは,何時に再びこちらを呼びますか。 こちらは,……時に(……kHz(又はMHz)で)再びそちらを呼びます。 QRY こちらの順位は,何番ですか(通信連絡に関して)。 そちらの順位は,……番です(又は他の指示による。)(通信連絡に関して)。 QRZ 誰がこちらを呼んでいますか。 そちらは,……から(……kHz(又はMHz)で)呼ばれています。 QSA こちらの信号(又は……(名称又は呼出符号)の信号)の強さは,どうですか。 そちらの信号(又は……(名称又は呼出符号)の信号)の強さは,1 ほとんど感じません。2 弱いです。3 かなり強いです。4 強いです。5 非常に強いです。 QSB こちらの信号には,フェージングがありますか。 そちらの信号には,フェージングがあります。 QSC そちらは,少量通信船舶局ですか。 こちらは,少量通信船舶局です。 QSD こちらの信号は,切れますか。 そちらの信号は,切れます。 QSE 救命浮機の予測流程は,どれ位ですか。 救命浮機の予測流程は,……(数字及び単位)です。 QSF そちらは,救助を終りましたか。 こちらは,救助を終り,……基地へ向かって進行中です(救急車の必要な負傷者が……人あります。)。 QSG こちらは,電報を一度に……通送信しましょうか。 電報は,一度に……通送信してください。 QSH そちらは,そちらの方向探知装置でホーミングできますか。 こちらは,こちらの方向探知装置で,(……(名称又は呼出符号)に)ホーミングできます。 QSI こちらは,そちらの伝送を中断することができませんでした。又はそちらは,……(名称又は呼出符号)に,こちらが(……kHz(又はMHz)の)彼の伝送を中断することができなかったことを通知してください。 QSJ ……あての徴収料金は,貴国の国内料金をあわせていくらですか。 ……あての徴収料金は,当国の国内料金をあわせて……フランです。 QSK そちらは,そちらの信号の間に,こちらを聞くことができますか。できるとすれば,こちらは,そちらの伝送を中断してもよろしいですか。 こちらは,こちらの信号の間に,そちらを聞くことができます。こちらの伝送を中断してよろしい。 QSL そちらは,受信証を送ることができますか。 こちらは,受信証を送ります。 QSM こちらは,そちらに送信した最後の電報(又は以前の電報)を反復しましようか。 そちらがこちらに送信した最後の電報(又は第……号電報)を反復してください。 QSN そちらは,こちら(又は……(名称又は呼出符号))を……kHz(又はMHz)で聞きましたか。 こちらは,そちら(又は……(名称又は呼出符号))を……kHz(又はMHz)で聞きました。 QSO そちらは,……(名称又は呼出符号)と直接(又は中継で)通信することができますか。 こちらは,……(名称又は呼出符号)と直接(又は……の中継で)通信することができます。 QSP そちらは,無料で……(名称又は呼出符号)へ中継してくれませんか。 こちらは,無料で……(名称又は呼出符号)へ中継しましょう。 QSQ そちらには,医師(又は……(人名))が乗船していますか。 こちらには,医師(又は……(人名))が乗船しています。 QSR こちらは,呼出周波数で呼出しを反復しましょうか。 呼出周波数でそちらの呼出しを反復してください。そちらを聞くことができませんでした(又は混信があります。)。 QSS そちらは,どの通信周波数を使用しますか。 こちらは,……kHz(又はMHz)の通信周波数を使用します。 QSU こちらは,この周波数(又は……kHz(若しくはMHz))で(種別……の発射で)送信又は応答しましようか。 その周波数(又は……kHz(若しくはMHz))で(種別……の発射で)送信又は応答してください。 QSV こちらは,調整のために,この周波数(又は……kHz(若しくはMHz))でV(又は符号)の連続を送信しましょうか。 調整のために,その周波数(又は……kHz(若しくはMHz))でV(又は符号)の連続を送信してください。 QSW そちらは,この周波数(又は……kHz(若しくはMHz))で(種別……の発射で)送信してくれませんか。 こちらは,この周波数(又は……kHz(若しくはMHz))で(種別……の発射で)送信しましょう。 QSX そちらは,……(名称又は呼出符号)を……kHz(又はMHz)で又は……の周波数帯若しくは……の通信路で聴取してくれませんか。 こちらは,……(名称又は呼出符号)を……kHz(又はMHz)で又は……の周波数帯若しくは……の通信路で聴取しています。 QSY こちらは,他の周波数に変更して伝送しましょうか。 他の周波数(又は……kHz(若しくはMHz))に変更して伝送してください。 QSZ こちらは,各語又は各集合を2回以上送信しましょうか。 各語又は各集合を2回(又は……回)送信してください。 QTA こちらは,第……号電報(又は通報)を取り消しましょうか。 第……号電報(又は通報)を取り消してください。 QTB そちらは,こちらの語数計算に同意しますか。 こちらは,そちらの語数計算に同意しません。こちらは,各語又は各集合の最初の文字又は数字を反復します。 QTC そちらには,送信する電報が何通ありますか。 こちらには,そちら(又は……(名称又は呼出符号))への電報が……通あります。 QTD 救助船又は救助航空機は,何を収容しましたか。 ……(識別表示)は,1 ……(数)の生存者2 難波物3 ……(数)の死体を収容しました。 QTE そちらからのこちらの真方位は,何度ですか。又は……(名称又は呼出符号)からのこちらの真方位は,何度ですか。又は……(名称又は呼出符号)の……(名称又は呼出符号)からの真方位は,何度ですか。 こちらからのそちらの真方位は,……度でした。……時現在で。又は……(名称又は呼出符号)からのそちらの真方位は,……度でした。……時現在で。又は……(名称又は呼出符号)の……(名称又は呼出符号)からの真方位は,……度でした。……時現在で。 QTG そちらは,1線各10秒間の2線(又は搬送波)に続くそちらの呼出符号(又は名称)を(……回反復して)……kHz(又はMHz)で送信してくれませんか。又はそちらは,……(名称又は呼出符号)に対して,1線各10秒間の2線(又は搬送波)に続くその呼出符号(又は名称)を(……回反復して)……kHz(又はMHz)で送信することを請求してくれませんか。 こちらは,1線各10秒間の2線(又は搬送波)に続くこちらの呼出符号(又は名称)を(……回反復して)……kHz(又はMHz)で送信しましょう。又はこちらは,……(名称又は呼出符号)に対して,1線各10秒間の2線(又は搬送波)に続くその呼出符号(又は名称)を(……回反復して)……kHz(又はMHz)で送信することを請求しました。 QTH 緯度及び経度で示す(又は他の表示による。)そちらの位置は,何ですか。 こちらの位置は,緯度……,経度……(又は他の表示による。)です。 QTI そちらの真方位による航跡は,何度ですか。 こちらの真方位による航跡は,……度です。 QTJ そちらの速力は,いくらですか(船舶又は航空機の水上又は空中の速力を請求する。)。 こちらの速力は,……ノット(又は毎時……キロメートル若しくは毎時……法定マイル)です(船舶又は航空機の水上又は空中の速力を表示する。)。 QTK 貴航空機の地表面に対する速力は,いくらですか。 当航空機の地表面に対する速力は,……ノット(又は毎時……キロメートル若しくは毎時……法定マイル)です。 QTL そちらの真針路は,何度ですか。 こちらの真針路は,……度です。 QTM そちらの磁針路は,何度ですか。 こちらの磁針路は,……度です。 QTN そちらは,何時に……(場所)を出発しましたか。 こちらは,……(場所)を……時に出発しました。 QTO そちらは,岸壁(又は港)を離れましたか。又はそちらは,離陸(水)しましたか。 こちらは,岸壁(又は港)を離れました。又はこちらは,離陸(水)しました。 QTP そちらは,岸壁(又は港)に着くところですか。又はそちらは,着水(又は着陸)するところですか。 こちらは,岸壁(又は港)に着くところです。又はこちらは,着水(又は着陸)するところです。 QTQ 貴局は,国際通信書によつて当局と通信することができますか。 当局は,国際通信書によつて貴局と通信しましょう。 QTR 正確な時刻は,何時ですか。 正確な時刻は,……時です。 QTS そちらは,そちらの呼出符号(又は名称)を……秒間送信してくれませんか。 こちらの呼出符号(又は名称)を……秒間送信しましょう。 QTT 次に続く識別信号は,別の伝送に重畳されています。 QTU 貴局は,何時から何時まで執務しますか。 当局は,……時から……時まで執務します。 QTV こちらは,周波数……kHz(又はMHz)で(……時から……時まで)そちらに代わって聴取しましょうか。 周波数……kHz(又はMHz)で(……時から……時まで)こちらに代わって聴取してください。 QTW 生存者の状態は,どうですか。 生存者の状態は,……,至急……が必要です。 QTX そちらは,更に通知するまで(又は……時まで)こちらとの通信のために執務してくれませんか。 こちらは,更に通知があるまで(又は……時まで)そちらとの通信のために執務します。 QTY そちらは,事故の現場へ進行中ですか。進行中ならば,いつ到着の予定ですか。 こちらは,事故の現場へ進行中で,……時(……日)に到着の予定です。 QTZ そちらは,捜索を続けていますか。 こちらは,……(航空機,船舶,救命浮機,生存者又は難破物)の捜索を続けています。 QUA そちらは,……(名称又は呼出符号)の消息を知っていますか。 ……(名称又は呼出符号)の消息は,次のとおりです。 QUB そちらは,次の事項をその順序で,こちらへ通知することができますか。 請求された事項は,次のとおりです。……(観測地)における地表風の真方位度数で示す方向及び速度,視界,現在の天候,雲量,雲型,地表から雲底までの高さ ……(速度及び距離に使用した単位を示すものとする。) QUC そちらがこちら(又は……(名称又は呼出符号))から受信した最後の電報の番号(又は他の表示)は,何ですか。 こちらがそちら(又は……(名称又は呼出符号))から受信した最後の電報の番号(又は他の表示)は,……です。 QUD そちらは,……(名称又は呼出符号)が送信した緊急信号を受信しましたか。 こちらは,……(名称又は呼出符号)が……時に送信した緊急信号を受信しました。 QUE そちらは,……(国語)で,必要ならば通訳付で通話することができますか。できるとすれば,何周波数で通話することができますか。 こちらは,……(国語)で,……kHz(又はMHz)で,通話することができます。 QUF そちらは,……(名称又は呼出符号)が送信した遭難信号を受信しましたか。 こちらは,……(名称又は呼出符号)が……時に送信した遭難信号を受信しました。 QUG(2) そちらは,不時着水(又は着陸)しますか。 こちらは,直ちに不時着水(又は着陸)します。又はこちらは,……(位置又は場所)に……時に不時着水(又は着陸)しようとしています。 QUH 海面の現在の気圧をこちらに示してくれませんか。 海面の現在の気圧は,……(単位)です。 QUI(2) そちらの航行灯は,ついていますか。 こちらの航行灯は,ついています。 QUJ(2) そちら(又は……)に到着するための真方位による航跡を示してくれませんか。 こちら(又は……)に到着するための真方位による航跡は,……度です。……時現在で。 QUK(2) そちらは,……(場所又は経緯度)で観測した海の状態をこちらに示すことができますか。 ……(場所又は経緯度)の海は,……です。 QUL(2) そちらは,……(場所又は経緯度)で観測したうねりをこちらに示すことができますか。 ……(場所又は経緯度)のうねりは,……です。 QUM こちらは,通常の業務を再開してもよろしいですか。 通常の業務を再開してもよろしい。 QUN 1 各局あての場合こちらのすぐ付近(又は緯度……,経度……の付近)(若しくは……の付近)にいる船舶は,その位置,真針路及び速力を示してくれませんか。2 1局あての場合そちらの位置,真針路及び速力を示してくれませんか。 こちらの位置,真針路及び速力は,……です。 QUO こちらは, 1 航空機2 船舶3 救命浮機を緯度……,経度……の付近(又は他の表示による。)で捜索しましょうか。 1 航空機2 船舶3 救命浮機を緯度……,経度……の付近(又は他の表示による。)で捜索してください。 QUP そちらの所在を1 探照灯2 黒煙3 花火で示してくれませんか。 こちらの所在を1 探照灯2 黒煙3 花火で示します。 QUQ(2) そちらの着水(又は着陸)を容易にするため,こちらは,こちらの探照灯をなるべく点滅して雲に垂直に向け,次に貴航空機が見え,又は聞こえたときに,風上の方の水上(又は地上)に向けましょうか。 こちらの着水(又は着陸)を容易にするため,そちらの探照灯をなるべく点滅して雲に垂直に向け,次に当航空機が見え,又は聞こえたときに,風上の方の水上(又は地上)に向けてください。 QUR 生存者は,1 救命具を受け取りましたか。2 救助船に収容されましたか。3 地上の救助隊に救われましたか。 生存者は,1 ……の投下した救命具を受け取りました。2 救助船に収容されました。3 地上の救助隊に救われました。 QUS そちらは,生存者又は難破物を認めましたか。認めたとすればどの位置で認めましたか。 こちらは,1 水中の生存者2 いかだの上の生存者3 難破物を緯度……,経度……(又は他の表示による。)で認めました。 QUT 事故の位置は,表示されていますか。 事故の位置は,1 発火又は発煙2 シーマーカ3 シーマーカダイ4 ……(他の表示法を示す。)で表示されています。 QUU こちらは,船舶又は航空機をこちらの位置へ導きましょうか。 船舶又は航空機……(名称又は呼出符号)を1 ……kHz(又はMHz)でそちらの呼出符号及び長線を送信してそちらの位置へ,2 ……kHz(又はMHz)でそちらに到着するためにとる真針路を送信して,導いてください。 QUW そちらは,……(指示符又は緯度及び経度)で示す捜索区域内にいますか。 こちらは,……(区域の指示)捜索区域内にいます。 QUX(1) そちらには,現に発令中の航行警報又は強風警報がありますか。 こちらには,現に発令中の次の航行警報又は強風警報があります。 QUY 救命浮機の位置は,表示されていますか。 救命浮機の位置は,……時に1 発火又は発煙2 シーマーカ3 シーマーカダイ4 ……(他の表示法を示す。)で表示されました。 QUZ こちらは,制限付きで業務を再開してもよろしいですか。 遭難通信は,なお継続中です。制限付きで業務を再開してもよろしい。 注1. (1)を付したQ符号は,航空移動業務並びに航空、航空の準備及び航空の安全に関する情報を送信するための固定業務において使用してはならない。2. (2)を付したQ符号は,海上移動業務において使用してはならない。3. Q符号を問いの意義に使用するときは,Q符号の次に問符をつけなければならない。
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