い‐そう〔ヰサウ〕【位相】
位相 (Phase)
位相
本来は、正弦波の1周期(0 〜360 度)における波形の位置を示す言葉。が、通常は、位相ずれ(歪み)のことを指す。位相が合っていないと、音像フォーカスがシャープに結ばれないし、きれいな音像も再現されない。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 佐久間輝夫)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
位相
別名:フェイズ
【英】phase
位相とは、電波や電流が発生する周期的な波形のうち、同じ地点に相当する個所を測った位置や状態のことである。
例えば交流電気においては、電流や電圧は時間とともに一定の周期をもって変化している。その周期運動の繰り返しを分析すると、同じ角度で波形を描いている個所が見られる。この同形の波形が位相と呼ばれている。位相を表に示した場合の線の表れは位相角と呼ばれている。
なお、携帯電話などの無線通信においては、位相をずらして(変調して)誤差を生みだすことにより、一度に通信することのできるデータ量を増幅させる仕組みがとられている。主な位相変調の方式としては、QPSKなどを挙げることができる。
位相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/13 08:30 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2012年3月) |
位相 phase | |
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量記号 | α |
次元 | 無次元量 |
SI単位 | ラジアン (rad) |
位相(いそう、英語: phase)とは、繰り返される現象の一周期のうち、ある特定の局面のことであり、波動などの周期的な現象において、ひとつの周期中の位置を示す無次元量でもある。通常は角度(単位は「度」または「ラジアン」)で表される。
たとえば、時間領域における正弦波を
- y(t) = A sin(ωt + α)
とすると、(ωt + α) のことを位相と言う。特に t = 0 における位相 α は初期位相あるいは位相角と呼ばれる。あるいは単に、この正弦波の位相は α であるということも多い。いずれの定義を採用するにしても、上記の式のA: 振幅、ω: 角周波数、α: 位相の3つのパラメータにより、正弦波は完全に記述される。 また、位相差を求める際には同一基準の時間領域で行う。変位を用いて表した位相も同様である。 位相差は点同士、もしくは波同士に適用可能である。 例えば上式で表される波とy(t) = A sin(ωt + α+δ)で表される二つの波の位相差はδとなる。そして、このδがπの偶数倍の時、二波は同位相、πの奇数倍の時、二波は逆位相という。
複素数による表現
時間領域における複素数の正弦波は、次のように表現される。
位相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/11 06:55 UTC 版)
微分同相写像群は2つの自然な位相、弱位相と強位相を持つ (Hirsch 1997)。多様体がコンパクトなとき、これらの2つの位相は一致する。弱位相は必ず距離化可能である。多様体がコンパクトでないとき、強位相は「無限遠における」関数の振る舞いを捉え、距離化可能でない。しかしなおベール空間ではある。 M 上のリーマン計量を固定して、弱位相は K が M のコンパクト部分集合を動くときの計量 d K ( f , g ) = sup x ∈ K d ( f ( x ) , g ( x ) ) + ∑ 1 ≤ p ≤ r sup x ∈ K ∥ D p f ( x ) − D p g ( x ) ∥ {\displaystyle d_{K}(f,g)=\sup \nolimits _{x\in K}d(f(x),g(x))+\sum \nolimits _{1\leq p\leq r}\sup \nolimits _{x\in K}\left\|D^{p}f(x)-D^{p}g(x)\right\|} d ( f , g ) = ∑ n 2 − n d K n ( f , g ) 1 + d K n ( f , g ) {\displaystyle d(f,g)=\sum \nolimits _{n}2^{-n}{\frac {d_{K_{n}}(f,g)}{1+d_{K_{n}}(f,g)}}} と定義する。 弱位相を備えた微分同相写像群は Cr ベクトル場の空間に局所同相である (Leslie 1967)。M のコンパクト部分集合上、これは M 上のリーマン計量を固定してその計量に対する指数写像(英語版)を用いることによって従う。r が有限で多様体がコンパクトであれば、ベクトル場の空間はバナッハ空間である。さらに、このアトラスの1つのチャートから別のチャートへの変換関数は滑らかであり、微分同相写像群はバナッハ多様体(英語版)になる。r = ∞ あるいは多様体がσコンパクトであれば、ベクトル場の空間はフレシェ空間である。さらに、変換関数は滑らかであり、微分同相写像群はフレシェ多様体(英語版)になる。
※この「位相」の解説は、「微分同相写像」の解説の一部です。
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位相
出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 04:28 UTC 版)
名詞
- (物理学)波動などの周期的な現象において、ひとつの周期中の位置を示す無次元量。
- (物理学、化学の旧用語)化学的組成や物理的状態が基本的に同一である物質の形態。現代では相という。
- (言語学)同一の言語体系において、使用局面が異なることにより区別・構成される特定の下位体系。女性語、符牒など。言語使用域、レジスター、ジャンル。
- (数学)連続性、連結性、収束などの概念を定義するために集合に導入される数理的構造。ある集合に与えられる開集合の系あるいは族。
- 或る世界や社会での位置。
語源
用法
翻訳
語義1
- 英語: phase
語義2
- 英語: phase
語義3
- 英語: phase
語義4
- 英語: topology
「位相」の例文・使い方・用例・文例
- 位相を変える
- 談話の位相, スピーチレベル.
- 彼は地位相当の威厳を保っている
- 地位相当の生活をしている
- 地位相当の威厳を保つ
- 人の地位相応のもてなしをする
- 地位相応に人をもてなす
- 地位相当の礼をもって人を遇する
- 地位相当の待遇をする
- (電磁波)の周波数、振幅、位相、または他の特性を変える
- 恒常的な位相関係がある波の
- 白くて暗い色位相がある大きくてまれな北極のハヤブサ
- その毛皮がほとんど黒い色位相にあるアカギツネ
- 位相の、または、位相に関する
- 位相角において異なること以外は同じ頻度の2つ以上の交流電圧を使うか、発生させる電気システムの
- 呼吸の位相における描写に関する
- 位相的に不揃いな性質
- 波の連続的なサイクルの同位相の2ポイント間の(伝播する方向に測定された)距離
- コンポーネントが母線によって接続されるネットワークの位相
- システムの開始条件に関係なくシステムが発達する傾向があるシステムを記載するのに用いられる理想的な多次元段階の位相空間の点
位相と同じ種類の言葉
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