CQ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/14 06:17 UTC 版)
CQ(シーキュー)は、無線通信において、通信可能の範囲内にある全ての無線局を一括して呼び出す、あるいは、それらに対する通報を同時に送信しようとするときに用いられる略符号である。[1]
- ^ アマチュア無線の場合で禁止されている暗語にあたらない。
- ^ R. Bond、Handbook of the Telegraph、1870、Lockwood & Co.、ページ70
- ^ 二文字目が"Q"のものはCQ, DQ, FQ, GQ, HQ, IQ, KQ, LQ, MQ, NQ, OQ, PQ, RQ, TQ, XQ, YQ, ZQの17符号あり一番多い。
第二位は二文字目が"P"の略符号でBP, IP, PP, WPの4つ。
第三位には"F"のCF, DF, IF、"L"のAL, LL, SL、"M"のBM, MM, ZMが同率で並ぶ。
"Q"だけが抜きん出て多用されている。 - ^ 岡忠雄、有線無線物語、1941、コロナ社、ページ304-305
- ^ The Origin of "CQD"、Book of the Royal Blue、1909年11月号、Baltimore and Ohio railroad company、ページ3
- ^ "Regelung der Funkentelegraphie im Deutschen Reich"、Elektrotechnische Zeitschrift、1905年4月27日号、Julius Springer、 ページ413-414
- ^ J.W. Alcrn, Radiotelegraph and Radiotelephone Codes, Prowords and Abbreviations, 1997, ページ42
- ^ 木村駿吉、独逸国無線電信条例"、世界之無線電信、1905、内田老鶴圃, ページ409-420
- ^ 逓信省通信局編、欧米に於ける電信電話事業、1906、逓信省、ページ609-620
- ^ 「安全、注意せよ」の意で、最初の2音節がCQをフランス語で発音した時に似ているとする説
- ^ 1901年(明治34年)11月13日 海軍省内令第143号
- ^ 『第十六條 同時に艦隊艇隊等を呼出すには左の呼出略符号を用いるものとす
艦隊を呼出すには A イ
駆逐隊を呼出すには E ヘ
艇隊を呼出すには Z フ
総望楼を呼出すには Q ネ
総艦船、総望楼を呼出すには T ム 』 - ^ 明治41年[1908年]4月9日 逓信省公達第341号
この前日に公布された省令第16号『無線電報規則』とは別物 - ^ 『第六條 伝送上に用うる特殊の略符号 左の如し 但し誤謬始信及終信の略符号は欧文電報に限り之を用うべし
危 急 ・・・― ― ― ・・・
探 呼 ・・・― ― ― ・
局名前置 ― ・・ ・
可 送 ― ・―
誤 謬 ・・・・・・・・
(以下略) 』 - ^ 明治41年[1908年]10月28日 海軍省達第129号
- ^ 『第八條 無線電信伝送上に使用する特殊の略符号は左の如し
危急 ・・・― ― ― ・・・
探呼 ・― ― ― ・・・
(以下略) 』 - ^ 大正2年[1913年]6月30日 逓信省告示第544号
- ^ 大正2年[1913年]10月10日 逓信省達第609号
- ^ 大正2年[1913年]10月10日 海軍省達第126号
- ^ 大正2年[1913年]10月10日 逓信省達第607号
- ^ 平成4年郵政省告示第611号 無線局運用規則第63条第1項の規定に基づく一般海岸局の一括呼出しを行う時刻及び電波 電波利用ホームページ 総務省電波関係法令集
- ^ 「中短波帯」とは、1,606kHz から4,000kHzまでの周波数帯をいう(運用規則第2条第1項第4号)。
- ^ 「短波帯」とは、4,000kHz から26,175kHzまでの周波数帯をいう(運用規則第2条第1項第5号)。
- ^ 「中波帯」とは、285kHzから535kHzまでの周波数帯をいう(運用規則第2条第1項第3号)。
- ^ 旧表記:A2A
- ^ [1]
「CQ」の例文・使い方・用例・文例
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