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考えるための書評集

Category書評 ビジネス書 1/10

同質性をやめよ――『「一体感」が会社を潰す』 秋山進

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「一体感」が会社を潰す 異質と一流を排除するの正体 (PHPビジネス新書)posted with amazlet at 19.06.15秋山 進 PHP研究所 Amazon.co.jpで詳細を見る 一体感というより、同質性をやめよという本に思えるが。 だけど、リクルート生の黒一色を見るにつれ、この国の会社はますますの同質性・画一性が本格化しているように思える。 同質性をもとめて、みんなで同じ列にならんで競争するような工業社会のやり方ではもうダメだ、多...

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事業計画を自分にあてはめる―『会社を替えても、あなたは変わらない』 海老根智仁

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会社を替えても、あなたは変わらない (光文社新書)海老根智仁 光文社 2008-04-17by G-Tools 転職グセにはまっているような人になにが違うのか考えさせる本。会社の事業計画を個人にあてはめて考えてみようという内容である。経営コンサルタントとかこういう考えをしそうだね。 まあ赤線もひかず、ふかく感銘もうけなかった本なのでさらりと流そう。「事業ドメインの三要素を覚えていますでしょうか。自社がターゲットとする「市...

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欠点ばかり見ていてもね――『「ハッタリ」力』 小林 昌平 大石 太郎 小峯 隆生

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「ハッタリ」力  30歳からでも間に合う人生再起動の教科書 (講談社プラスアルファ新書)小林 昌平 大石 太郎 小峯 隆生 講談社 2009-03-19by G-Tools 「ハッタリ力」というのは自分を売る力、自分の長所を見せる方法といってもいいだろうね。謙遜や謙譲が尊ばれる日本ではほうっておいたら自分の欠点や短所ばかり見つめてしまい、しまいにはそういう人生しか送れなくなる。だから自分のポジティブな面を見つけることはたいせつだ...

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スキルアップ教を切る!―『なぜ、勉強しても出世できないのか?』  佐藤 留美

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なぜ、勉強しても出世できないのか?  いま求められる「脱スキル」の仕事術 (ソフトバンク新書)佐藤 留美 ソフトバンククリエイティブ 2012-10-18by G-Tools かなり手厳しい。著者はスキルアップを煽った記事を書きまくっていたライターで、その狂騒の片棒をかついだ非を悔いる気もちがあるといい、返す刀でばったばった切りまくる。 わたしは人の努力や向上欲をすべて奪っていいのかという気もちがあるし、著者はいまの現場で...

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2015年に大転換期―『2022―これから10年、活躍できる人の条件』 神田 昌典

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2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)神田 昌典 PHP研究所 2012-01-19by G-Tools 2015年に明治維新や終戦のような大転換期がくると煽っているのだが、根拠がサイクル論だから踊れないな。 わたしは稲村博の80年周期説は知っているが、この人はなんで70年周期説なんだろ。80年周期説ではカタスロフが2025年になるが、70年周期説では十年早められて2015年、あと三年だ。大変革には社会がリシャフルされる。・...

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お金持ちは環境に育て上げられる―『お金持ちのお金はなぜなくならないの? 』 宮本 弘之

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お金持ちのお金はなぜなくならないの? 宮本 弘之 メディアファクトリー 2010-10-21by G-Tools お金持ちはどんな人たちかと知っておくだけでも、お金を稼ぐなんらかの資質をつけくわえるだろう。 長くつづくお金持ちは経済の変動をもろにうけるので、経済をわがことのように捉える習慣がつくられるらしい。同級生にもお金持ちの子息がおおい学校にいき、財産や事業をひきつぐことをうけいれ、資産家としての自覚が高まってゆく。...

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納得するカラクリ―『「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる』 松本 順市

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「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる (幻冬舎新書)松本 順市 幻冬舎 2009-09by G-Tools なかなかおもしろかったのではないかな。 転職で経験者ばかり募集している企業ばかりだから、その理由をさぐれないかなと思って読んでみた。 まあ、この本は「歩合給」や「ノルマ」「競争」を導入する会社がなぜダメになるのか説得力のある説明をしてくれる。こういうカラクリを理解すると、企業組織の評価のしかたにひとつの見方を得る...

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知識社会の予言書だったのだけど/『パワーシフト』 アルビン・トフラー

パワーシフト―21世紀へと変容する知識と富と暴力アルビン トフラー フジテレビ出版 1991-10by G-Tools 情報社会・知識社会を予測したトフラーの著作をいま読み返したら新たな発見があるかもしれないと読み返して見たのだが、ジャーナリスティックなささいな記述が多く、半分くらい読んだところで音をあげてしまった。 十何年もまえに読んでいまだに気になる記念碑的な本だと思っていたのだが、意外だった。つまらなかった。トフ...

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五木寛之の本でも読めばよかった―『挫折力』 冨山 和彦

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挫折力―一流になれる50の思考・行動術 (PHPビジネス新書)冨山 和彦 PHP研究所 2011-01-19by G-Tools 挫折というのはなにをもって挫折というのか定義がむづかしいだろうし、挫折にはヒロイズムのナルシズムがただよっているようで、どうも真に受ける気がしない。 この著者の方、そうとうの肩書きがずらずらと並んでいて、どうも挫折したように見えないですが。コンサルタントから産業再生機構で名をあげた方のようで、この人、挫...

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自己実現は仕事の外? 内にある?―『「キャリアアップ」のバカヤロー』 常見 陽平

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「キャリアアップ」のバカヤロー 自己啓発と転職の“罠”にはまらないために (講談社プラスアルファ新書)常見 陽平 講談社 2011-04-21by G-Tools 参考になることやいいことは書かれているのだが、全体になにいっていたのかなとまとめにくいな。「キャリアアップや転職は幻想だ」とか「的外れな自分磨きにハマるな」ということをいっていたのかな。 キャリアアップにバカヤローといっても、極端にそんなクソくだらないことはやめ...

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