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考えるための書評集

Category恋愛至上主義社会論 1/1

恋愛主義はどこから強迫になったのか

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 男女の恋愛離れが深刻になり、独身男性の7割、独身女性の6割が交際相手のいない時代になった。 独身男性7割「交際相手いない」 「性経験なし」も増加 産経ニュース   「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉と、これから シロクマの屑籠  80~90年代の恋愛ソングの大流行、純愛ドラマの大ブーム、「恋愛しなければ人にあらず」の時代から隔世の感がある。恋愛は「しなければならないもの」、恋愛をしないと「あいつは...

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恋愛の売春化と男の女性拒否

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 本田透の『萌える男』(ちくま新書)は恋愛結婚は死んだことと、オタクの恋愛資本主義拒絶を宣言する本であった。恋愛結婚を完璧に否定する姿勢は度肝を抜かれた。そこまで言い切ることができるのかと。  この数日間そのことについていろいろ考えてみたのだが、問いがまとめられないせいか、あまりいい考えは浮かんでいない。結婚の人類学でも読んで、結婚の本質や相対化でもさぐろうかな...

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アンチ恋愛結婚イデオロギー

 恋愛は無条件に献身的な愛をささげるものだと思われている。それに対して結婚は経済的・社会的な機能を補完するものである。こんにち、恋愛結婚とよばれるものがあまりにも経済主義的・功利主義的になったために若い男女は逃走したり、ひきこもったりすることがかなり多くなってきた。  無条件の愛を経済功利主義とくっつけようとするから、ぎゃくに若者の憎悪をみちびくのである。あな...

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