「ナポレオン」が重かったので、反動で次に選んだのはハリウッドのラブコメ。
因縁のある二人が、遠い異国での結婚式に招かれて、ドタバタのうちに結局愛を確かめるというタイプのラブコメって一つのパターンをなしている。
去年の機内ではバリ島が舞台だった。(下の記事の二本目)
他にもあった気がする。今回のはオーストラリアのシドニーが舞台。英語圏だけれど、アメリカからははるか彼方にある。結婚するのは、レズビアンのカップル。
主演の二人は初々しくて感じがよくて、全てが「わざとらしい」設定もそれなりに楽しめる。海に落ちてレスキュー隊のヘリコプターに救われたり、ラストにはタキシードのまま、今度はわざと海に飛び込んでまたヘリコプターに頼ったり、と豪快。
結婚するレズのカップルの両親の描写(こっちの方が世代的に共感を持ってながめた)もそれなりに楽しめた。
それにしても、こういうリゾート地で豊かで豪勢な暮らしをしていたり、そこに招かれて楽しんだりするアメリカ人、という設定って、戦火の絶えない世界情勢のことを思うと複雑な気もするが…。