旧篠原邸は、元醤油の製造販売をしていた旧家。
家を建てた時に、火事が頻発していたので、大谷石を使って防火対策をしていたおかげで、第二次世界大戦の空襲で宇都宮中が焼け跡になった時も無事に残った貴重な建物なのだ。裏手にあった醤油の製造工場や相費などは全て焼けたので、今はビジネスホテルが建っている。
それでも、30数年前までここに住んでいたそうだ。
残していった金庫など多くのものを見ることが出来る。
家族の部屋と客室の畳の見分け方など、すべてていねいにガイドしてもらえた。
防火の工夫、防犯の工夫、とても興味深い。パンフレットを購入した。
同時に、神戸にあった祖父母の家と重なる部分もあり、これはやはり私の育った国の家なんだなあ、と懐かしささえ感じた。
仲間の二人がこの家のディティールに純粋に感心していたのも興味深い。