上五島からの高速船から
お隣に乗り場に停泊するクルーズ船に乗り換えて。
こんなに船に乗った旅は人生初でございます。
この日は変わりやすい天気で
乗船時から波の状態によっては船上からの見学になるかもしれないとのお話でしたが。
島の目的上、
島の東側の波風穏やかな地区が採掘場地区。
反対側の波風が強い西側が住居、生活スペース。
島を飲み込むような台風の時期にはかなり怖い思いをしたようです。
見学通路は整備されていて3つの見学広場を順に廻り、
それぞれのポイントでボランティアの方が付いてお話をしてくださいます。
整備されたのは数年前で
それまでは瓦礫の中の見学だったそうです。
一番上に建っている建物は
唯一風呂付きだったお偉いさんの住居。
日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層「30号アパート」。
もともと今の1/3程の広さしかなかった島を6回の埋め立てで拡張した端島。
土地の狭い島ではスペースは上に作ります。
最上階にはさらに上に増設できるよう杭が出ているのが特徴。
屋上は生活の場として有効活用されていたそうです。
建物中央には。
ここ1年で崩壊があった部屋。
島のあちらこちらで崩壊が起こっているそうです。
今はこの姿ですが数年後にはどうなっているか。。。ということでした。
帰りの船内で流された当時のVTRでは
買い物かごを持ったお母さんや子供達などが行き交い
この辺りは本当に賑やかに写っておりました。
こういったところから海に飛び込み遊ぶ子供達の映像も印象的でした。
お話を聞いて写真を撮ったりしていると上陸時間はあっという間に終わり。
船に戻り。
島民数最大5300人程。
幼稚園、小学校、病院(精神病院も)はもちろん、
パチンコ、映画館まであり、
物資は当時本土よりも潤っていたと聞きました。
すごい時代があったのだなぁ。。。と思いを馳せます。
島と炭坑の安全を祈願した端島神社。
残っているのは祠だけでしたが、印象的でした。
確かに知らずにこの島に出会ったら
不気味ですね。
2泊3日で五島巡りもタイトスケジュールかと思っていたので
軍艦島まで。なんて無理無理と思っていたのですが。
上手い具合に同じ港から軍艦島のツアーがあり、
ぎりぎりのタイムスケジュールで参加することができラッキーでした。
軍艦島ツアーの留意点をいくつかご紹介しておきますね。
・ツアーはいくつかの船会社が企画しています。
スケジュールのあう時間帯のツアーに申し込みますが、
上陸には所定の同意書の提出が必須です。
簡単なもので窓口にもありますが、事前に印刷記入して持参した方がスムーズです。
・船は往復とも右舷側がお薦めです。
・帰りに流れるVTRも貴重な内容なので復路ではテレビが見える位置も良いかも。
・島へはパンプスなどの靴、傘の持ち込みができません。
雨の場合はカッパのようなものが必要。(100円ショップのものを用意しました)
・島にはトイレがありません、船にはありますが見学中は戻れないそうです。
・日差しを遮る場所がありませんので夏場などは帽子があった方が良いかもしれません。
(傘同様、日傘は持ち込めません。)
・当日の運行、上陸状況はHPでお知らせされておりました。(やまさ海運の場合)
・ツアーには船上から見るだけの周遊コースと今回のような上陸・周遊コースがあります。
島内での見学場所は3カ所の広場からと限られてますが
上陸して間近で島の歴史を見る事ができて良かったと思いました。
※以上は個人的に得た情報です。行かれる際には改めて確認してくださいね。
旅のお土産~♫
長崎島巡りツアー、とって~も遠かったけど
たくさんの刺激を受け、感じて歴史も少しだけ勉強して。
素敵な旅になりました。
旅ブログに最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。
<(_ _)> &(*^^*)
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