直島の旅の記念にと持ち帰った黄色い南瓜のペーパーウエイト。
(本物の黄色い南瓜はコチラ →
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オカメがお気に入りのクリップで遊んでいるところに
突然登場させてみました。
くわえていたクリップをポトッと落とし、固まるオカメ。
大事なクリップをくわえて早足で去っていってしまいましたが、
「何だろう?」と横目使いで視線を送っているようにも。
この形にこの模様、やっぱりコワいよね。
旅行中、お義母さんにキッキを預かっていただいていました。
動物好き、鳥好きな方なので安心してお願いできます。
楽しい旅の最中もふと思い出す事もあり、
帰宅した日は、遅くなってしまったのですが
どうしてもその日の内に連れて帰りたかったので
迷惑と思いながらも受け取りにいきました。
久しぶりの対面に喜ぶオカメの姿に思わずスリスリ。
少し前に愛犬を亡くしたお義母さんもキッキとの時間に少し癒された様子で
それも良かったかな。。。
直島で2日間たっぷり楽しみ、
最終日は新しい試みとしてアートプロジェクトを公開している
犬島の精錬所跡を訪ねました。
ホテルの方に犬島へのシャトル便の乗り場など情報を確認すると
ホテルバスがシャトル便にあわせて、特別便をだしている事が判明。
(時刻表にはないバス便なので、フロントに要問合せです)
少し早めのバスで宮浦港へ到着。
(直島からのシャトル便は1日2本のみ。乗り遅れたら大変です。)
宮浦港12:15発のサンダーバード号。
既に停泊している船は思ったより大きめでした。
船長さんにから直接チケットを購入し乗り込みます。
(片道\2000、35分ほどかかります)
この日の乗客は私たちだけ。
貸し切り状態でなんだかリッチだわ~。
走りだして数分、飛ばす、飛ばす。
船室はともかく、外に出るとちょっとコワいくらいです。
気持ち良い~。
犬島に近づくと、ランドマークのように建てられた黒壁のチケットセンターと少し遠くに製錬所の煙突が見えてきました。
ワクワク。
スーツケースは受付で預かっていただけます。
その他ロッカー、日傘のレンタルもありました。
チケットはシールになっていてどこかに貼って見学するようにと。
トートバッグに貼って海をバッグにパチリ!
少し時間があったので、チケットセンター内のカフェでおにぎりセットで腹ごしらえ。
コーヒーゼリーや、絞りたてオレンジジュースなども美味しいそうでしたが、
70分間の見学コースの間にトイレが1カ所しかないそうなのでやめておきました。
お隣にはショップもあり、アート本、ポストカード、オリジナルの雑貨なども少しありました。
時間になると20人弱程の参加者が集まり、案内係の人と出発します。
チケットセンターから精錬所まではキレイに整備された公園のよう。
精錬所入り口に着きました。
なんだか重々しい鉄の門構えです。
(残念ながらここから先は暫く撮影禁止)
手前の建物から海側が作品の展示室もある施設で、
第一期プロジェクトとして新しく作られたもの。
ここからさらに2グループに別れて建物の中に入りました。
三分一博志さんが設計された「精錬所」の建築は、自然エネルギー(太陽、地熱、気候)と、銅精錬所のカラミ煉瓦、犬島石(花崗岩)などの犬島に由来する素材、煙突、そして島の地形を利用し、空気を冷却したり暖めて安定した環境に保たれる施設。
途中、ちょっと面白い体験をしながら中央部にある快適に保たれている部屋にたどり着くと
そこには柳幸典さんの三島由紀夫をモチーフにしたアートの世界。
ポストカードより
三島由紀夫ってあまりピンとこないのですが、
地中美術館にあったように空間(建築)と作品が相まって一つの作品として見せているのだなぁと。
やはり体感型アートスペースです。
ここを出るとカフェスペースもあり、見学中疲れた方はここで休んで待っている事もできるようです。
続いて、手つかずの製錬所跡地へ。
(全体画像でいうと、上の辺りになります)
高台の少し荒れた道を歩いていきます。
ここからは撮影もOK。
黒に近いカラミ煉瓦、崩れかけてる煙突などに目を引かれながら。
(一つ20kgほどもあるそうですが、海に沈んでいたものも拾い上げてプロジェクトの一部を作り上げたそうです)
まるで舞台セットのような発電所跡。
(横と後ろの壁しか残っていないのは、建物の中のモノを出す為に
壊してしまったのではないかといわれているようです。)
これらもみなアートですよね。
係の方の説明も丁寧で、景色も良く、70分の見学コースはあっという間でとても面白いものでした。
チケットセンターに戻り、ひと休みし帰路に着きました。
ここからは岡山方面へ。
帰りの船は犬島から5分ほどで宝伝港という港へ着きますが、
そこから岡山空港までのバス旅が乗り換え2回で3時間弱。
15:35の船に乗り、岡山空港へ着いたのは18:20頃。
もう少し空港からアクセスが良いと便利なのですが。
2泊3日の直島旅行。
ホント良く歩いたよ~。
そして見て、感じて、リフレ~シュ!してきました。
本村の家プロジェクトから戻り、本日のお部屋パーク棟に早めの時間にチェックイン。
一番新しい宿泊棟で前日のミュージアム棟とは違った雰囲気です。
部屋に入ってすぐにお茶の仕度、始末がスムーズにできる洗面、冷蔵庫などが配置され実用的。
また、バストイレも別でファミリーの方でも使いやすいのでは。
テラスからの眺め。
この海沿いの公園にはには屋外作品が展示されています。
少し部屋で休んでいるとシャンパンタイムになったのでラウンジで一杯。
こちらではコーヒー紅茶などは、好きな時にセルフでいただく事ができます。
ただ、ギフトショップはありますが、パーク棟内には自販機や軽食などを取り扱う売店もなく、
連泊などで長居する人にとってはちょっと不便です。
(本村の農協近く酒屋さんで少し仕入れてきました)
お酒が入ってちょっと気持ち良くなった所で、
海沿いに広がる公園で屋外作品を鑑賞しながら散策へ。
キレイに手入れされた公園ではカラフルな作品が並び、子供達も楽しそうでした。
主人の背丈よりもさらに大きい南瓜ですが、
芝生の上でなく、海の突端のこの場所に配してあるところが素敵!
連日良い天気に恵まれ、日傘のお世話になりながらの散策。
こちらも大きな作品。
屋外に作品が点々と配置される感じは「箱根の森美術館」とも重なりますが。
ここには作品と緑ともう一つ、瀬戸内の海があって、
それがまた作品を素敵に見せてくれるのですね。
夕食と朝食はビーチ棟に隣接したテラスレストランでいただきました。
夕食はコースでお願いしました。
その中のいくつかのお料理です。
窓際に席を案内されれば景色も良好で素敵なレストランです。
コース料理もアラカルトメニューの中からそれぞれを選べるのは良いのですが、
欧米の方を意識しているのかしら?と思わせるようなボリューム。
両隣の方達も食べきれない様子でした。
味ももう少し。。。かな。
朝食も瀬戸内ならではといったようなものは特になく普通。
朝の清々しい景色がご馳走でした。
移動手段について少し。
ホテルバス、町営バス、レンタサイクルなどがあります。
(レンタサイクルは坂があるのでちょっときついかも)
バスは両方あわせても本数が限られています。
日帰りや、一泊でメイン所を周りたい場合は、HPなどで下調べしてからの行かれる事をお薦めします。
バスは宮浦港のフェリーの連絡などには上手くタイムスケジュールを組まれていますが、
夜の「はいしゃ」を見に本村地区に遊びに行きたかったり、
夜ご飯などを食べに行きたいなぁなどと思っても帰りの時間にはバスがなくなってしまいます。
最近ではカフェ中奥さんのように夕食の時間帯まで営業しているお店もできているようなので
もう少し自由に動けるようにバス便など足があると。。。と連泊したものとしての感想です。
netで直島検索中に見つけたカフェです。
先日直島を特集していた女性誌でも取り上げられていました。
本村地区の家プロジェクトの一つ「南寺」の先、小さな案内板を頼りにたどり着きました。
お店の方も気さくな感じの方で、撮影の了解を伺うと
「貸し切り状態ですから、どうぞ~」と。
散策中の休憩にお薦めなカフェ。
歩き疲れた脚もすっかり回復しました。
ホテルのバスで農協前で下車。
農協の隣にある「本村ラウンジ&アーカイブ」で
「家プロジェクト」と予約した(別料金)の「きんざ」のチケットを購入。
こちらではお土産なども取り扱っていて、見学途中の休憩、WCなども。
「家プロジェクト」
直島・本村地区の古い家屋を改修し、アーティストが家の空間そのものを作品化したプロジェクト。
現在7つの作品が鑑賞できます。
「はいしゃ」は外観からですが、その他の作品は家屋の中に入ると一転、近代アートの世界が広がります。屋内での撮影は禁止なので画像はありませんが体感してみてのお楽しみ。
本村の町並み。
徒歩でも1時間ほどでまわる事ができ、今でも築400年を超える家屋もあるそうです。
「はいしゃ」大竹伸朗 2006年
歯医者兼住居だった建物。
とにかく様々な昔懐かしいもがあちらこちらに。
1、2階をぶち抜いた部屋には自由の女神が。
(顔だけ見えています)
小さな庭は枯山水のように造られ、外人さんに人気なようでした。
家の中ではたくさんの電子数字が水の中で点滅し、時を刻んでいます。
「きんざ」内藤礼 2001年
予約制。
静かな空間にひとり15分与えられます。
そこで何を感じるか。。。
「護王神社」杉本博司 2002年
狛犬が構える奥に本殿があります。
その階段はガラス。
まわりの緑が写ってとてもキレイでした。
海側にもう一つの作品石室があるのでそちらもお忘れなく。
その他、街中で気になったもの。
2001年に催された「スタンダード展」の際、のれん作家の加納容子さんが何軒かのお宅の取材をされてデザインし飾られた手染めののれんのうちのいくつかが、今も玄関を飾っているものらしい。
風に揺らいで素敵でした。
旅先でこういう子に出会うとついカメラを向けてしまいます。