立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

冬の風物詩!千本釈迦堂の大根焚き

 

京都の冬の風物詩に「大根焚き」というものがあります。

1年の無病息災を願う行事で、千本釈迦堂の他にも了徳寺や三千院などで行なわれています。

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千本釈迦堂の大根焚きは「成道会」という行事の一つで、慈禅上人が大根の切り口に梵字を書いて魔除けにしたことが起源だとされています。

 

都合がつかずで今年は参加できなかったのですが、この日を機会に一昨年初めて参加した際のことを今更ながら記録しておきたいと思います。

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そう言えば、応仁の乱の戦火を逃れた本堂は以前から国宝認定されていましたが、今年新しく仏像2件が国宝登録されました。

今年は大根焚きの日程に併せて、そちらの拝観を楽しんだ方も多いかもしれませんね。

 

前回参加した際の記録

まず、本堂前で受付を済ませました。

時間によっては大行列になっている場合もありますので、その際には並んで待ちましょう。

私は午前中に一度足を運んだものの大行列になっていたので、午後に再度出掛けてみたら比較的待ち時間が短く済みました。

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受付で1000円をお納めし、引き換えに「大根だき券」を受け取ります。

こちらをゲットしたら、お大根と引き換える別の列にまた並びます。

みなさん忙しそうに対応されていました。

 

いざ実食!

境内に入った時から既に良い香りが漂ってはいたのですが、いざ実物を目の前にするとお出汁の香りにますます食欲が刺激されてしまいました。

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その結果、あっという間に完食です。

寒い冬空の下でいただく大根焚き、最高でした。

 

さいごに

毎年12月7日と8日に行なわれる千本釈迦堂の大根焚きですが、今年は日程が土日に重なったので、例年より混んでいたかもしれません。

とはいえ混んでいようがなかろうが、大根焚きという行事は地元の方々の大切な習慣になっているのだろうことを思うと、イチ観光客の私は羨ましく感じてしまいました。

 

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