History
「大吉原展」をあとにして、トーハクの特別展「法然と極楽浄土」に向かう。いわば「俗」から「聖」へ美術館を巡ることになる。 muranaga.hatenablog.com tsumugu.yomiuri.co.jp www.tnm.jp Web サイトから展覧会の概要を引用する: 平安時代末期、繰り返され…
ゴールデンウィークの美術館巡り第2弾は、上野で開催されている展覧会をハシゴする。一つはトーハクの特別展「法然と極楽浄土」、もう一つは東京藝術大学大学美術館の「大吉原展」である。いわば、聖と俗。対照的なテーマの展覧会が、奇しくも上野で行われて…
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」を見た後、早めの昼食を取り、建立900年 特別展「中尊寺金色堂」に向かう。11:30 過ぎ。2時間前より若干行列は短くなっており、10数分並んで展覧会場に入ることができた。当然、中はかなりの混雑である。 muranaga.hatenablog.c…
出光美術館で江戸時代の美術を楽しんだ後は、ADRIFT by David Myers にて美味しいランチ。食後は静嘉堂文庫美術館(通称:静嘉堂@丸の内)へ向かう。 www.seikado.or.jp adrift-tokyo.owst.jp 実は先日、銀座の割烹「ちくぜん」のおかみさんから招待券を分…
10月11日から22日までの期間、国宝の四大絵巻が同時に見られるというので、始まったばかりの東京国立博物館(トーハク)で始まった「特別展 やまと絵 ー 受け継がれる王朝の美 ー」にいそいそと出かける。 yamatoe2023.jp 休日は事前予約が必要である。この…
科博で「特別展 海」を見た後、レストランが開く 11時まで少し時間があったので、急きょ、トーハクで開催されている「特別展 京都・南山城の仏像」を見に行くことにした。 muranaga.hatenablog.com 本館開催のこじんまりとした展覧会だが、国宝・重要文化財…
国立科学博物館で開催されている「特別展 海 ー 生命のみなもと ー」に行く。夏休みの間は激混みだろうと思い、9月末の週末まで待ったのだが…。開館直後の時間帯から、家族連れでなかなかの混雑ぶりであった。開催が 10月 9日までと迫ってきているからかもし…
週末はあいにくの雨だが、花見の人出も落ち着いたと思われる上野へ、博物館・美術館巡りに出かける。 まずは東京国立博物館、トーハクの「特別展 東福寺」へ。正直、東福寺が凄い仏教美術の宝庫だとは知らなかったのだが、BS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」…
週末の金曜日、少し早めに仕事を終えて、トーハク創立150周年記念の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」へ足を運ぶ。入手できたチケットの入場時間は 16:30-17:30。東京文化会館で早めの夕食を済ませて、17時過ぎに会場に入る。指定時刻より 30分ほど入場…
トーハクの本館の一室で開催されている特別展「空也上人と六波羅蜜寺」を観に行く。 kuya-rokuhara.exhibit.jp お目当ては日本史の教科書に載っている空也上人像である。 10世紀以降、現世利益ではなく浄土への往生を求めることで現世の苦しみから逃れること…
仏像の模造・修復の世界を描いた小説、樹原アンミツ『東京藝大 仏さま研究室』を読む。ちょうどオリジナルに忠実な模造というプロセスを通して、正倉院の宝物が作られた当時の卓越した技術を研究し、後世に伝えていく「再現模造」の展覧会を観たばかりであり…
東京国立博物館に、伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」を観に行く。トーハクに行くのは、「出雲と大和」展以来だから 1年9ヶ月ぶりということになる(コロナ禍で「鳥獣戯画」展に行くことはできなかった)。 muranaga.hatenablog.com …
辻惟雄『日本美術の歴史』 あれ?同じ本が2冊? 右は、2005年に出版された辻惟雄先生の『日本美術の歴史』。左は、その15年ぶりの改訂版である。書き誤り・書き忘れを改め、新しい作品を加えたり図版を取り替えたりしたということで、『補訂版』とされてい…
日本書紀成立1300年の年にあたって、特別展「出雲と大和」を観て古代の日本に思いを馳せたのはいいが、僕の日本史の知識は40数年前の中学・高校時代、1970年代のままで止まってしまっていることに、改めて気づかされた。1984年に発見された荒神谷遺跡の銅剣…
日本書紀成立1300年の特別展「出雲と大和」をトーハクに観に行く。izumo-yamato2020.jp日本書紀の冒頭にある国譲りの神話では、国津神が天津神に国を譲り、国津神であるオオクニヌシは出雲へ鎮座する。神々を司る「幽」を祀る出雲と、現実を司る「顕」を祀る…
首都高速 K7(北線・北西線)が開通した時の複雑な横浜港北ジャンクション(JCT)の図(動画によるシミュレーション付き)を眺めていたら、ブルーバックス『図解・首都高速の科学』を読み返したくなった。この本では、首都高速を紙上で擬似ドライブしながら…
秋の上野の美術館・博物館巡りの最後を飾るのは、国立西洋美術館の「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」である。「ゴッホ展」と「風景の科学展」を観た後、早めにランチを済ませ、正午前に西洋美術館に行ったのだが、チケット販売の列に …
天井が低すぎて、タクシーの社名表示灯(行灯)を壊すという逸話で知られるガード下トンネル、高輪橋架道橋を歩いてみた。たまたま外出先がその近くだったのだ。ここは東京都内で一番天井の低いガード下である。今までタクシーに乗って通過したことはあった…
令和最初の美術鑑賞は、国立新美術館で開催されている「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」展。あまり予備知識なく出かけたのだが、行ってみると19世紀から20世紀にかけてのウィーンの歴史、社会、文化、風俗を俯瞰することのできる大変興味…
歴史に興味はあるが、歴史をきちんと把握できているのだろうか。個々の断片的な知識はあるものの歴史の基本的な流れがわかっていない、つまり「歴史がつかめていない」という実感を持つ人は、結構多いのではないだろうか?歴史的な視野・着眼点というものを…
博覧強記のライフネット生命会長、出口さんによる(出口さんの解釈に基づいた)世界史入門。いくつかのテーマを選んで、歴史の流れを大づかみにとらえ、それが現代に、あるいは日本史にどうつながっているかがわかる、楽しい歴史読み物になっている。仕事に…
いやぁ、凄いメンツにインタビューしたものだ。『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』のジャレド・ダイアモンド, 生成文法のノーム・チョムスキー, 『レナードの朝』のオリバー・サックス, 人工知能の大家、『心の社会』のマービン・ミンスキー, インターネットを…
千葉・佐倉の城址公園の敷地内にある国立歴史民俗博物館(National Museum of Japanese History、Wikipedia )を訪れる。横浜の自宅から湾岸を飛ばして約1時間半、東関東自動車道の四街道インターから15分。こんな郊外にこれほど充実した博物館があったのか…
なかなか身につかない歴史 --- そんな中で鮮明に覚えている人類史の本がジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄 ― 1万3000年にわたる人類史の謎』(上)・(下)である。なぜ人類社会の歴史はそれぞれの大陸で異なる発展をしたのか?なぜ現代世界における…
高校時代に世界史を選択したからといって、世界の歴史がよくわかっているわけでもない。授業はとても面白かった。たぶん先生の個人的な趣味だったと思うが、遊牧騎馬民族についてやたら詳しく話を聞いた。漢の正規軍に対して匈奴が取ったゲリラ戦法の話など…
高校時代に世界史を選択したこともあって、日本の歴史をよく知らない。そもそも現代まで通じて歴史を習った記憶がない。古代から始めて江戸時代に入ったくらいのところで学年末を迎えてしまうため、激動の明治維新以降の近現代史が実はよくわかっていないと…
『人類進化の700万年―書き換えられる「ヒトの起源」』は最古の人類から現生人類までの進化を扱う。新聞記者らしく、著者はヒトの進化の研究において素人が知りたかったであろうこと、つまりは面白いネタを揃えている。「何をもって人類というのか」「最古の…
ミトコンドリアに関する本をまとめて読んでいる。ミトコンドリアの基本的な概念を学ぶことができる入門書が『ミトコンドリアのちから』(『ミトコンドリアと生きる』を改稿・改題)である。この本ではミトコンドリアを「危険なエネルギープラント」と呼ぶ。…
2008.1.23:文庫で読む世界史 2008.2.10:ミトコンドリア DNA から人類のルーツを探る 2008.2.11:人類進化の700万年 2008.2.14:ビジュアル版 日本史1000人 2008.2.15:なかなか身につかない歴史の知識 2008.2.16:歴史を科学する --- 『銃・病原菌・鉄』 2…