Muranaga's Golf

46歳でゴルフを始めて10数年。シニアゴルファーが上達をめざして苦労する日々をつづります

16年間お世話になったコーチからの最後の教え

今年 2024年、僕のゴルフ人生で最もショッキングなニュースは、まったくの初心者の時から 16年間お世話になったゴルフスクールのコーチが、レッスンをやめるというものであった。

そのニュースを聞いた途端、ショックのあまり、絶不調に陥ってしまったほどである。

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そしてその不調から立ち直るべく、バックスイングを絶賛修正中である。

ゴルフのスイング技術については、いろいろな教え方がある。その中で僕のコーチは、バックスイングが最も重要な要素であると考えており、この 1年間の僕の主要な技術テーマは、バックスイングであった。バックスイング only だったと言っても過言ではない。

適正なデリバリー・ポジションから切り返して、インパクトへ。そのための大前提が正しい位置へのバックスイングである、というわけだ。

そして歳をとって飛距離が落ちるのも、バックスイングの捻転不足が主な原因である。深い体の捻転がキモとなる。僕の場合、捻転不足からどうしても「手上げ」する癖がある。下半身・脚からしっかり動かしてバックスイングをしないと、クラブを手で持ち上げて、同時にフェイスも開いてしまう。フェイスは P2 までは閉じた状態をキープしたい。

コーチは「練習量の少ないアマチュアには、できるだけシンプルに教える」という考えがある。たとえばクラブは「右回り」のループを描き、テイクバック時の閉じたフェイスを、切り返しで開いて、さらにダウンスイングで閉じるという動かし方が、一般的に正しいとされている訳だが(例:三觜コーチの「左ハンドル、右ハンドル、左ハンドル」)、身につけるには相当の練習量が必要になる。もちろん切り返し以降、ヘッドはインサイドから入れていくが、フェイスの開閉は抑えて、開閉量をあまり大きくしないスイングを、アベレージゴルファーには推奨しているようだ。

とにかく今は「バックスイングのみにフォーカスすること!」と言われて、基礎練習に励んでいる次第。

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そのコーチにゴルフスクールで教わるのも、あと 1回となった。

バックスイングに加えて、最後に提示されたテーマは、フィニッシュを決めること。そしてその時、左足をめくらない。下半身を暴れさせない

コースに行くと顕著だが、僕は上半身に力が入っている。上半身から打ちに行くスイングに、左足が耐えられず、フィニッシュでは左かかとを中心につま先が回転してしまう。その結果、下半身が暴れてしまい、フィニッシュが決まらない。そうならないよう、左足をめくらない意識を徹底する。下半身が暴れないバランスで、スイングをする。下半身に意識が行くことで、上半身から打ちに行かなくなり、ミート率向上が期待できる。

フルショットの時、多少動くのはしかたがないが、ハーフショットではしっかり地面に左ベタ足で踏ん張る。

ただ左ベタ足を意識し過ぎると、体の回転が途中で止まる感覚がある。そうならないよう、切り返しでの左足の踏み込みから体を回転させることを意識して、フィニッシュでは 100% 左足荷重すること心がける。

苦手な 3W の場合、実際のボールの左にもう一つ、仮想ボールを置き、そこまで打ち抜くイメージだと、ミート率が上がる気がしている。

まずはバックスイング。そしてフィニッシュ。これらがコーチから僕への「置き土産」のテーマということだろう。同時に2つのことを意識するのはなかなか難しいが、コーチの最後の教えを何とかものにしたいものである。

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「クラブを持ち上げれば飛距離が出る」という間違った脳の回路を修正したい

  • 「競技をやっているから、スコアにこだわるのはしかたないかもしれないけど…。たぶんコースでは守りに入って、練習場と同じスイングができていない
  • 「練習でやっていることを、コースでも『やり切って』ください
  • 「これから冬に入って、どうせスコアは出ない。そう割り切って、守りに入らずに、とにかく『やり切って』ください」

これが最近の僕の不甲斐ないゴルフに対するコーチのアドバイスである。

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たとえ練習場でも、数多く打っているうちにバックスイングの捻転が浅くなり、手でクラブを上げてしまう。その結果、ダウンスイングが再現性の低いものになる。

なぜ手上げしてしまうのか?もの足りないからだ。クラブを高く上げれば、球を叩けて、遠くに飛ばせる。そして無意識にクラブを持ち上げてしまうことになる。

もちろんクラブを高く上げた方が、物理的には位置エネルギーが大きくなる。しかし「手上げ」によりスイングの再現性や高いミート率、打点の安定を失えば、元も子もない。

「クラブを上げれば飛距離が出る」という誤った脳の回路を壊して、作り直さなければならない。そしてその代わりに、

「胸・腰をしっかり捻転させ、クラブを後ろに引く」

この意識を脳内に叩き込みたい。これが無意識にできるようになれば、勝手にボールに当たるようになるはずである。

現状、僕の中ではかなり極端にインサイドに引く感覚でないと、クラブを外に「手上げ」してしまう。たとえ練習場では後ろに引けても、コースに出ると気持ち悪さがあって、なかなかできていない。

コーチによれば、僕は切り返し以降、インサイドからヘッドを入れることはできている。だからこそ、バックスイングに注意して、適切な位置から切り返すことに、意識を払う必要がある。「後ろに引く」バックスイングを無意識にできるようにしたい。脳の回路を再構築したい。

だからこそ基本のショット練習である。以下に注意しながら、さまざまなクラブを使って、ハーフショットとフルショットを組み合わせた基本練習を行う:

  • 「ゆっくり、しっかり」右腰を後ろに引く
  • ゴルフクラブは常に胸の前
    • 腕と胸が同期している感覚
  • P2 でのフェイスの向き(閉じている)、クラブの位置、腰の回転度合いを目視で確認
  • P3 では、右膝は伸びて、右腰が後ろに引かれ、胸郭は飛球線の反対から背中側へ向く。左小指は右後方に遠く
    • 意識するのは P3 まで
  • P3 以降は勢いでクラブは勝手に上がっていく
    • 自分で上げない。トップを作りにいかない。自分では「物足りない」感覚だが、それが正しい
    • トップは存在しない。常に動きながら切り返す
  • P4 の切り返しも、力まずにゆったりと
    • P4-P6 で余計なエネルギーをクラブに与えない
  • うまく行こうがミスしようが、フィニッシュを決める!
    • フィニッシュを決めれば、インパクト P7 が安定する

うまくスイングできた時は、勝手にボールに当たる感覚が生まれる。逆に自分で何か操作してしまうとミスショットになる。

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練習しているうちに、自分の中ではクラブを「引いて、引く」感覚でスイングすると、余計なノイズをクラブに与えることなく、スムースにスイングできる気がしてきている:

  • バックスイングもダウンスイングも足、腰、胸郭が先に動いて、クラブはあとから引っ張られてくる感覚
  • 右足、左足と踏むことで、それぞれバックスイングとダウンスイングが始動する感覚:
    • バックスイング:右足を踏み込むことで、体が右に回転、クラブは後から引っ張られる
    • ダウンスイング:左足の踏み込みから腰が先に動いて体が回転。体幹でクラブを引っ張る

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上に述べた注意点や感覚にまずはフォーカスする。それと同時に、クラブの「重心管理」、そして P2-P6 での縦コックを意識することで、好調だった時のスイングの感覚が戻って来そうな予感がある。いや、戻ってくると、今は信じている。

とにかく基本的なショット練習と、3D Swing Mentor による素振りを繰り返すのみ、である。この練習をきっかけに、80台が連続して出るようになり、Aクラスに上がれたのだから。

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ショットだけでなく、頼みのアプローチも絶不調。いやはや、どこまで落ちていくのやら…(入間CC Back AG)

12月の月例競技は、ここ 2ヶ月の不調を象徴する残念な結果であった。

ショットの方は、練習場では少し光明が見えてきたのだが、コースに出ると思うようにいかない。いいショットも出るが、とんでもないミスショットも出て、ペナルティーなどを食らってスコアを崩す要因になる。自分では少し極端に感じるくらい「イン(後ろ)に引くバックスイング」が今のテーマなのだが、まだ何となく気持ち悪さがあって、コースでは振り切れていない。上級者の友人には、「腕や上半身に力が入り、下半身が暴れている」「横振りに見える」という指摘を受けた。

このようにショットに課題がある上に、この日は頼みのアプローチも絶不調。ざっくりしたり、バンカーからホームランしたり。さすがにこの悪いイメージのままで終わるのはマズイので、ホールアウト後はアプローチ練習場に直行した。

酷いスコアであるものの、前半 IN は最近のショット練習の成果が少し見えてきた感覚がある。11番の 190ヤードを 5W で花道に運んだり、12番でパーオンしたり、長いパー3 でグリーン周りに運んでパーを取ったり。唯一 17番で目の前の池にドライバーショットを入れてしまった +4 が悔やまれる。

後半 OUT はボギーペースでスタートしたのだが、4番でドライバーショットを左の池に引っかけるというとんでもないミスをしてから、ショットがおかしくなっていった。ボギーオンさせなければならないアプローチもミスするようになり、ダボやトリを連発、メンタル的にも集中力を失うという、このところの典型的な悪いゲーム展開であった。一度負の流れになるとそれには耐えられず、ずるずると後退していってしまう。

これから冬になり、ますますスコアは悪化するだろう。Aクラスにいられるのも今年いっぱいかもしれない。

でも仕方ない。この 2ヶ月の出来は「90切り」どころか、95 を叩くゴルフで、ハンディ 15 以下のゴルフではない。もう一度しっかり出直す必要がある。落ちるところまで落ちてしまえば、あとは上がるだけなのだから。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2024.12.1入間CC IN→OUT(71.8/95.7/129)657372984652425431129.0ft
  1. スコア:98、パット:32(1.78)
  2. ショット(60Y以上):42、ショートゲーム(60Y未満):54、ペナルティ:2
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:44.4%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:27.8%、ボギー率:27.8%
  5. ダブルボギー率:22.2%、トリプルボギー以上率:22.2%
  6. フェアウェイキープ率:35.7%
  7. OB 発生率:0回、ペナルティ率:2回、ガードバンカー率:1回
  8. パー3 計 +4 以下:+2
  9. パー4 パー 4H 以上:2H
  10. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:4H
  11. パー5 計 +2 以下:+4
  12. トリプルボギー 2H 以内:4H
  13. トリプルボギー直後 +1内:2/4
  14. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:2/13

この日の最大のトピックは、生の瀬賀百花(せがもも)プロ(インスタグラム)を見ることができたことである。僕たちは月例競技の最終組だったのだが、次の組に瀬賀選手が入っていた。彼女は YouTube の三觜TV によく登場していたし、JLPGA プロテスト合格をめざす「激芯ゴルフ」にも出演していた。

今週2日間、入間カントリー倶楽部でジャパンサーキット・レディースという女子選手の試合がある(12/212/3)ので、その練習ラウンドとのこと。その様子をときどき見ていたが、彼女はグリーンのいろんな方向からラインやタッチを確認していた。グリーンもわざと外していたのかもしれない。

ラウンド後は、一緒にまわったメンバーを相手に、バンカー練習場でレッスン。ティーチングプロ A級の資格を取って、レッスンも始めているらしい。

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ゴルフ ラウンド記

晩秋の那須ゴルフ旅2日め:前半と後半は別人?(ホウライCC)

那須塩原温泉郷の光雲荘から眺める夜明け。

朝風呂と美味しい朝食を満喫して、前日の西那須野のリベンジを期す。

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ホウライカントリー倶楽部は、本当に美しく、挑戦しがいのあるコースである。

前日、忘れていた技術的チェックポイントを思い出し、バックスイングの捻転と、クラブを引っ張ることに留意して、ラウンド開始。難しいコースであるにもかかわらず、何とボギーペースで前半 OUT を折り返すことができた。1m - 1.5m のパットを決める粘りの「ゲリラ・ゴルフ」である。

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「もしかしたら、このコースで 80台が狙えるかも」そう思って臨んだ後半 IN は、まるで別人のように崩壊した。

10番ホールで 2回 池ポチャして +4。11番ホールでも 2回 池ポチャして +3。これで完全に追い込まれ、その後はスイングもおかしく、ミスショットが多くなった。日没も迫り、はやる気持ちで臨んだ 16番でも、ワンペナの後に池ポチャ。心は既にぽっきり折れてしまっていたのだった。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2024.11.24ホウライCC OUT→IN(69.8/93.3/127)6009721004555405433169.2ft
  1. スコア:100、パット:33(1.83)
  2. ショット(60Y以上):40、ショートゲーム(60Y未満):54、ペナルティ:6
  3. パーオン率:11.1%、ボギーオン率:33.3%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:11.1%、ボギー率:50.0%
  5. ダブルボギー率:16.7%、トリプルボギー以上率:22.2%
  6. フェアウェイキープ率:42.8%
  7. OB 発生率:0回、ペナルティ率:6回、ガードバンカー率:1回
  8. パー3 計 +4 以下:+6
  9. パー4 パー 4H 以上:2H
  10. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:5H
  11. パー5 計 +2 以下:+8
  12. トリプルボギー 2H 以内:4H
  13. トリプルボギー直後 +1内:2/4
  14. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:4/18

今回の反省は、自分のゲーム・マネジメントにある。前半を粘っていたのだから、後半はもっと安全なマネジメントをすべきであった。

ホウライの 10番はティーショットが池越えでショートカットが狙えるホール、11番はセカンドが池越えでアイランド・グリーンを狙うホールであり、「点でつなぐ」丁寧なコースマネジメントが要求される。

10番はドライバーでの池越えに失敗した後、120ヤードのグリーンを狙うショットでもミスが出て 2度目の池ポチャ。+4 を叩いた直後の 11番もドライバーが当たらず、右の池へ。第3打 170ヤードの池越えにも失敗する。この後半最初の 2ホールで大叩きしたことで、ゲームそのものを壊してしまったし、ミスショットのイメージが残って、スイングもおかしくなっていった。

朝一番のホール、朝一番のショットで失敗すると、その日のゲームはだいたいうまく行かない。ビハインドとなったゲーム、最初のミスショットのイメージを取り戻していくのが、とても苦手なのだ。そんな弱い自分のメンタリティーを知っているのだから、後半の 10番は安全運転をして、大きなミスをしないマネジメントをするべきであった。つまり遠回りになったとしても、右のフェアウェイを確実にとらえるティーショットを選択すべきだったのだ。

技術的には、洋芝で少し沈んだライからのミスショットが多かった。フェアウェイはもちろんのこと、グリーン周りのラフは芝が凸凹しており、沈んだライからのアプローチに失敗して、1打多く要するミスで、メンタルを削られていった。

スイング自体については、少なくとも前半 OUT は、チェックポイントを絞り込んで意識することで、まずまずであったと思う。本当なら、コースではスイングのことは考えず、ゲーム・マネジメントに徹したいのだが、今の不調の状態では、とにかく課題となる技術テーマについて、練習場でやっていることをコース上でも「やり切る」しかない。

今回 3桁に到達してしまったが、ゴルフの内容としては、前半 OUT に復調の兆しが感じられたと思う。下を向かずに、前を向きたい

ゴルフ ラウンド記

晩秋の那須ゴルフ旅 初日:タフなコースにまたしても歯が立たず(西那須野CC)

晩秋のゴルフ合宿は那須へ。何度も挑戦して跳ね返されている西那須野カントリー倶楽部とホウライカントリー倶楽部を、一泊二日でまわる。最高気温は 10度。冬のゴルフである。

タフなコースに挑戦するにもかかわらず、肝心のゴルフの調子は下降線。もっと調子のいい時に挑戦したかった。

この日もいいショットはあるものの、入れてはいけない大きなバンカーや池に入れるミスが多く、大叩きのホールがいくつもあって、3桁のスコアを叩き出してしまった…。

西那須野の洋芝、バンカー地獄、多段グリーンという罠に、見事にハマった。

  • せっかくパーオンしても、段差があって、傾斜と芝目のきついグリーンで 3パット
  • フェアウェイバンカーから脱出できた先に、待っていた深いガードバンカーに捕まる
  • うまくバンカーから脱出できたと思っても、急な下り傾斜を転がって池ポチャ
  • 洋芝のフェアウェイからトップして、グリーンオーバーしてワンペナ

そんなことを繰り返すうちに、だんだんスイングそのものがおかしくなり、ボールに当たらなくなる。

途中、何度もメンタルが折られそうになり、前半 OUT はそれでも耐えていたが、後半 IN はポッキリ折れて、集中力を欠いてしまったのが、残念である。

最後2ホールは開き直ったのが奏功したか、連続パーで上がった。最後、1.8m ほどのバーディーパットが決められれば、2桁で収まったのに…。この連続パーが、翌日につながるとよいのだが。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2024.11.23西那須野CC OUT→IN(70.4/94.2/128)6222721004852395836529.0ft
  1. スコア:100、パット:36(2.0)
  2. ショット(60Y以上):39、ショートゲーム(60Y未満):58、ペナルティ:2
  3. パーオン率:22.2%、ボギーオン率:27.8%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:16.7%、ボギー率:33.3%
  5. ダブルボギー率:33.3%、トリプルボギー以上率:16.7%
  6. フェアウェイキープ率:71.4%
  7. OB 発生率:0回、ペナルティ率:2回、ガードバンカー率:5回
  8. パー3 計 +4 以下:+6
  9. パー4 パー 4H 以上:2H
  10. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:7H
  11. パー5 計 +2 以下:+5
  12. トリプルボギー 2H 以内:3H
  13. トリプルボギー直後 +1内:2/3
  14. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:4/14

ドライバーは好調で、フェアウェイキープ率、セカンドでグリーンを狙えるホール数もよかったのにもかかわらず、洋芝やバンカー、多段グリーンの罠に捕まり、ショートゲームで苦労した。

今回の反省点をいくつか挙げる:

まず池ポチャが多いだろうと、なくしてもいい昔使っていた PHYZ ボールを使ったこと。本間の X4 や、SRIXON Z-Star XV と比べると、スピンがかかりにくく、グリーンで止まりにくい。またアプローチやパッティングの時の「球離れ」がほんの少し速く感じる。アプローチではフェイスに乗る感覚が少ないし、パッティングでは思わず打ち過ぎる場面があった。そんなボールの微妙な違いが、頭の片隅に引っかかると、集中力低下につながる。

そして洋芝。ダフるのを恐れてトップするシーンが何度もあった。洋芝だろうが、無心で振り抜くべきだったし、その方が結果もよかったように思う。

最後に技術的チェックポイントで忘れていたことがあった。バックスイングを十分に行うことにフォーカスするあまり、切り返し以降、体の回転でクラブを引っ張る意識が薄れていた。

この3つの反省を、翌日のホウライへの挑戦に活かしたい。

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もはや常宿と言ってもいいだろう、那須塩原温泉の光雲荘へ。美味しい食事、そして露天風呂の温泉を満喫した。

ゴルフ ラウンド記

レーザー距離計の進化が凄い!

不調が続いていると、何かと気晴らしをしたくなる。友人が小型のレーザー距離計を入手したのを見て、僕もポチってしまっていた。数々のゴルフ YouTube で絶賛されている NINJOR GOLFNJ MINI PRO LCD という機種である。

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6年前、Paypay が始まった時のキャンペーンで、当時の最上位機種である NIKON CoolShot Stabilized Pro を購入したが、それと比べると、小型軽量化がかなり進んでいる。重さ 121g で、ポケットに入る大きさ(86.9mm x 58mm x 32mm)である。

僕が買ったのは LCD で安い機種だが(OLED 版もある)、値段は当時のほぼ半額で、しかも Amazon の 4,000円 OFF クーポンが期間限定で使えたので、さらにお手頃価格になっている。

いつも行く練習場で計測したら、ニコンと全く同じ精度(測定値)であった。

ターゲットのピンや旗に照準を合わせてから、測定ボタンを長押しすると、爆速(0.1秒)でターゲットを捕まえてくれる。ターゲットを捕捉して距離を測定した時に、バイブレーションでフィードバックが返ってくるのもいい。

しかも高低差測定の On/ Off が、手前のスイッチ一つで切り替えられるのも、競技ゴルファーには便利である。

電源は USB-C で充電する(2.5時間でフル充電、5,000回照射可能)。残量が 10% になるとマークが出るが、表示されてから 500回は照射可能とのことである。一方、ニコンは CR2 というリチウムイオン電池だったので、替えの電池を持ち歩く必要があった。

また3点計測という面白いモードがある(モードボタンを 2度押し)。自分の位置から2点までの距離を計測すると、その2点間の距離を高低差も含めて算出してくれるのだ。カートに乗ったまま、ボールからピンまでの距離を計測することで、持っていくクラブを選ぶことができる。あるいは距離計を持っていない同伴者に代わって、計測することもできる。

6年前から、いかにレーザー距離計が進化していることか!各種ゴルフ YouTube で絶賛されているのも納得の一台である。


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OB 2連発!不調のトンネルの出口が見えない(入間CC Back AG)

紅葉のホームコース。気温が 20度超まで上がり、後半は半袖でラウンドした。

80台がなかなか出せない不調のトンネルが続いている。練習場でショットを整えているつもりなのに、コースでは相変わらずとんでもないミスが出る。

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IN 10番ではティーショットがいきなりペナルティー。3W でダフった当たりが隣のホールへ飛び込んでいった。朝一番のショットで大きなミスが出ると、そのあと思い切り振れなくなる。振れないから「当てに行き」、さらにミスを連鎖させるという悪循環にハマっていく。

11番もダボ。結局これら最初のつまづきを取り戻せない展開で、IN:48(16パット)。

ショットもダメなら、グリーン周りのアプローチも思ったように寄らないし、50ヤード前後のショットをショートさせるミスも出る。ショットだけでなくアプローチも「当てに行って」いるのだろう。

後半 OUT はショットが少し復調したか、1番ボギー、2番パーの上々のスタート。ところが「さぁこれから」と気合が入った矢先の3番で、ドライバーで何と 2連発 OB!ガッカリである。

OB 一発目は、フェイスが開いて目の前の右の林に球が突っ込んでいった大ミス。二発目は球がつかまらずスライスして、右の山の中へ。打ち直しの第 5打も第 3打と同じような当たりで、あわや OBだったが、幸い木に当たって右ラフに戻ってきた。この後、何とか 7オンさせ、4m のパットを沈めて、このホールを 8打に収めたのは粘ったと言えよう。

この 2連発 OB のビハインドを、結局取り戻せないまま、OUT:48(15パット)。トータル 96(31パット)は、B クラスで苦しんでいた時のようなゲーム展開であった。

あまり自分を追い込むのもよくない。「OUT は 2連発 OB を除けば、44だったなぁ」と少しポジティブに考えて、自分を優しく慰めている。

ただ OUT は少しショットのミスの原因を掴めた気がした。バックスイングを少しゆっくり行うようにすることで、腰をしっかり引けるようになったのだ。バックスイングが十分に行えた時は、いいショットが出始めた。一方、バックスイングが不十分な時は、ダウンスイングで叩きに行き、ミスになる。

ゆっくり引いた時は、切り返しでの左足踏み込みもできるのか、ダフりも出なくなった。今日はいつもの自分のテンポより、速過ぎたのかもしれない。

アプローチが寄らなかったわりには、パットが入ってくれたのが幸いであった。下りのスライスラインが 4m、2m、1.5m とよく入ってくれた。ショット、アプローチだけでなく、パットまでダメだったら、救いようがない。きっと 3桁を叩いていた可能性もある。

さぁ、そろそろ Aクラス陥落の危機である。ホームコースのバックティーからは、86-88 のスコアを出さないと、今のハンディ 13.5 を維持できない。そして来週は超難関の西那須野とホウライをまわる那須ゴルフ合宿である。今の調子では、洋芝にダフり、池ポチャ連発の 100叩きは必至。

そしてこれから冬に向かい、ホームコースでスコアメイクするのは一層難しくなる。Bクラス落ちがひたひたという足音とともに迫ってきているものの、夏の間の半年ほど好調が続いて A クラスに上がれただけで、実力は Bクラス。「もう一回 Bクラスで修行し直せ」とゴルフの神様に言われている気がしないでもない。

DateCourse (rate)YardParScoreShotShortG / PT / GBPSituation
2024.11.17入間CC IN→OUT(71.8/95.7/129)657372964848415231338.0ft
  1. スコア:96、パット:31(1.72)
  2. ショット(60Y以上):41、ショートゲーム(60Y未満):52、ペナルティ:3
  3. パーオン率:5.6%、ボギーオン率:50.0%
  4. バーディ率:0.0%、パー率:22.2%、ボギー率:38.9%
  5. ダブルボギー率:27.8%、トリプルボギー以上率:11.1%
  6. フェアウェイキープ率:50.0%
  7. OB 発生率:2回、ペナルティ率:1回、ガードバンカー率:3回
  8. パー3 計 +4 以下:+2
  9. パー4 パー 4H 以上:1H
  10. パー4 セカンドでグリーンを狙える 7H 以上:4H
  11. パー5 計 +2 以下:+5
  12. トリプルボギー 2H 以内:2H
  13. トリプルボギー直後 +1内:0/2
  14. グリーンオン率(60Y以上)50% 以上:3/16

80台を出していた時と比較すると、スタッツ的には、ショットで 2-3打、60ヤード以内のショートゲームで 4打、ペナルティーで 1-2打、悪くなっている。パー4 の第 2打でグリーンを狙える率も、グリーンにオンする成功率も低いし、とんでもないミスでペナルティーを食らっている。

ショットだけでなく、僕の生命線であるアプローチも怪しい。最近使い始めた Z-Star XV はスピンが思った以上に入るのか、ショートすることが多く、キャリーとランの比率がイメージしにくく、距離感が掴めていない。ショートを怖れて、56度だと少し強めに打ってしまったり、50度を使うと意外にランが出てオーバーしたり…。

そこでラウンド後は、アプローチを 1時間弱ほど時間をかけて練習した。花道の上り傾斜からだと球が高く上がり、そのまま止まるケースが多かったので、低く球を出す打ち方を中心に練習した。フェイスは少しだけ開いてバウンスを滑らせる構えにするのだが、インパクトで少しフェイスを閉じるようにすることで、球は低く出るし、スピンもかかる。

上り傾斜では傾斜なりに振ることで、地面に突っかかるミスを減らせる。ライが悪くて多少インパクトでミスしても、球は前に飛んでくれるので、ミスの幅が小さく済んでくれそうである。

好調の時は、あまりスイングのことを気にせずに、無意識に振っても球に当たる感覚があった。今はミスを気にして「球に当てに行っている」可能性もある。特に朝一番にミスが出ると、思い切り振れなくなる。「パーを取って取り戻さないと」という思いにとらわれて、マネジメントもおかしくなるし、ゲームの流れも悪くなる。朝一番をいかに無難にスタートさせるか。そこにも気をつけたい。

とにかく素ダボを減らしたい。今回のラウンドでもそうだったが、100ヤード以内、特に 30-70ヤードをきちんとグリーンオンさせないと、すぐにダボにつながる。また 3パットを避けるには、距離感重視でファーストパットを打つことであろう。そしてセカンドパットは何が何でも入れるという強い気持ちを持ちたい。

Bクラス落ちを気にして、スコアにこだわるあまり、コースでは「スイングが小さくなっている」可能性も否定できない。スコアを忘れて目の前の一打に集中する「ゲリラ・ゴルフ」を実行しなければならない。頭ではそう理解しているのだが、コースではなかなかそれが実行できていない。これを打破することが、今後の鍵であろう。

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ゴルフ ラウンド記