ワルキューレさやかが二刀流であることに気づかせたのは京阪大谷駅

WBCが盛況のうちに終わりました。アメリカでは注目度は実際どうなのか、マスコミも大谷選手をクローズアップしすぎではとか気になるところもないわけではないですが、見事に世界一という事でテレビでの野球観戦という文化に少し光が当たった気がします。
そんな状態の中、今回色々なところでWBCにあやかった話が多かったですが、個人的には京阪電車がゆかりの画像という事で大谷駅の写真をTweetしていたのが印象に残りました。
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大谷駅はご存知ない方も多いと思いますが、京都と大津間の急峻な逢坂の関に程近い場所な為、勾配が急すぎて、電車が1分以上停車できないとか、傾斜に耐えるよう、左右のベンチの脚の長さを変えているとか、かなり特殊な駅です。
そして大谷駅のある京津線は京都市内の地下鉄から始まり、途中は傾斜で加熱しないよう水を撒きながら走る山岳電車、更には大津市内では路面電車になるという、二刀流どころか三刀流の駅というところまで踏まえての京阪電鉄のTweetだったようです。三刀流に対応する為、車両一両当たりは新幹線車両より高いとよく言われてます。
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「こんな学園みたことない」で奥田圭子さん演じる一条寺さやか先生もよく考えると、国語教師と変身ヒロインという二つの顔を使い分ける二刀流という事に改めて想いを至らせながら、最終回である24話のワルキューレさやかの最後の活躍につき、まとめたいと思います。
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24話
学園長が、過去に学園のお金を使い込んでいたという話が唐突に浮上。さやか先生は学園長を心配するも、この件については何も話せないという学園長
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調査の為に教育委員会から視察官が来ることとなるが、情報を聞きつけた2年A組の生徒達は学園長と学園長の娘であるさやか先生をクビにするための学園訪問と思いこみ、視察を妨害しようとします。
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学園を訪れた視察官を人質に取り放送室に立てこもる生徒達。
「教育委員の視察拒否を訴えて、ストライキに突入する。学園長並びに一条寺先生の留任が聞き届けられるまでストは続行。なお人質として視察官を預かっている。」という放送を行う一郎。
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生徒が視察官を人質に取った事が明るみになれば、生徒は退学、学園長とさやか先生はクビになるとほくそ笑む克代。
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ストを続ける生徒達に、視察官は話し合うために来ており、このまま立てこもりを続ければ、却って事態が悪くなると生徒達を説得するさやかと鳩山先生。
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説得に応じた一郎の提案として、生徒も含めた公開尋問を行う事を条件に視察官を開放し、学園長の公開尋問が行われる事となりました。
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公開尋問の場で学園長が学園私物化の為に、実子であるさやか先生を呼び寄せた事と15年前に公金を使い込み、更に揉み消しの事実も確認されたことが問われます。
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疑惑を否定せずに認める学園長ですが、さやか先生の懇願を受けた校務員の平さんが真実を語りはじめます。
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それは15年前、平さんが病気の妻の治療費欲しさに学園のお金を使い込んでしまい、更にその事実を知った妻が自殺してしまい、娘である克代の事も不憫に思った学園長が私財を投じて補填したという内容でした。
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平さんの涙ながらの訴えに事実は明らかになりさやか先生と学園長もお互いを理解しますが、学園長への恨みを糧に生きてきた克代はおさまりません。
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事態収拾に喜んで公開尋問の場から帰ろうとする学園長や生徒達の前に、立ちふさがる克代と山形、国枝達。
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襲い掛かる手下達と闘う鳩山や生徒達。手下の数に比べて生徒達の人数が多く善戦してます。
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丸腰では限界があり、戦況が不利になりつつあるところにワルキューレさやかが3本のヌンチャクと共に登場します。
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「黒い天使」と呟く鳩山、戸惑ったように見つめる学園長。
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ワルキューレさやかは手下たちを早々に倒していきます。最終回の戦いとしてはあっけなさすぎる位ですが、手下の一人が持っていた鉄パイプを受け取ってしまう山形。
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山形に対し、「学園長になりたくないの」と焚きつける克代。
山形はそのまま鉄パイプを持ち、学園長に向かっていきますが、ワルキューレさやかが山形の鉄パイプをヌンチャクで叩き落します。
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更に一撃を加えようとしたところで、学園長が「止めなさい。暴力からは何も生まれては来ませんよ」と押しとどめます。
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その言葉にヌンチャクを握る力を緩めるさやか。これまでの悪事に謝罪を述べる山形と国枝をあっさり許す学園長。克代を糾弾する生徒達を、平さんが取りなしますが、結局、謝罪の言葉を述べることなく克代は去ります。
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暫く鳩山と向き合った後に、その場を去ろうとするワルキューレさやかに「待ってくれ。君はもしかして」と声を掛ける鳩山。
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尚も去ろうとしますが「俺は君を・・」という言葉に振り返り、目を潤ませながら走り去っていくワルキューレさやか。その背中を見つめる鳩山です。
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最終回はやはり何回書いても辛いですね。この後、もう一段のワルキューレさやかの出番があるのですが、続きは別途という事で、この辺りで今回もM君の謎かけで締めさせて頂きます。

お題はワルキューレさやかも実はという「二刀流」です。

二刀流と掛けて
呑み放題のラストオーダーでビールを頼んだ客と解く
その心は
最後 ピッチャーで出てくるのですか!

WBCの決勝前提な気がしますが・・。それでは引き続き宜しくお願い致します。

コメント

Re: カタルシス

リトルノ様

いつもありがとうございます。
アクションシーンは見せ場という感じでは無かったですね。
一方で克代や山形をボコボコにしても、カタルシスを感じれる様な展開にはならなかったとも思えますので、
本編がやはり正しいのかなと考えてます。

ゲームで無いので学園長を倒しても自分がそのポジションにあがれる訳がないのは分かり切っていると思いますので、
克代含め、壊れてきてたのかなという感じです。

克代の心の憎悪を溶かしたのは平さんはもちろんですが、学園長が山形や国枝までを許すのを見て、度量の大きさに
勝ち目のなさを感じた様に思います。

学園長がさやか先生を認めだしたというのは、第一段階は6話かなと思いますが、いずれまた検証してみたい気がしますね。

京津線は路面区間は短いですが、最後の大カーブも含め楽しい路線ではありますね。
大谷駅近所にはまだ行った事ないですが、有名なうなぎ屋もありますので、一度自分も機会を見て行ってみたいです。

謎かけもありがとうございます。タイムリーにまとまってますよね。




カタルシス

アクションシーンという点に限れば、最終話にしては短く、あまり山場がなかったのかな―という印象です。
これが一般的な「戦うヒロインもの」の作品なら、ヒロインがラスボスを倒すことで、視聴者もカタルシスを味わえるのでしょうが「こんな学園―」の場合、そういった作品と事情が違うことで、カタルシスとは縁遠い「ヒロイン最後の闘い」になってしまったのかなと感じています。

山形・国枝らを従えて立ちはだかった克代ですが、逆転の勝算などなく「死なばもろとも」といった感じの自爆攻撃のように見えてきます。
「学園長になりたくないの!」と山形を焚きつけても、自爆攻撃を仕掛けた時点で、そう導けるはずもなく、虚しく聞こえてきます。

克代の凍った心を解かしたのは、なりふり構わぬ平さんの姿だったのでしょうが、ワルキューレさやかを制して山形らに赦しと救いの手を差し伸べた学園長は、自暴自棄状態の克代にも救いの手を差し伸べていたのかな…とも思えてきます。

学園長がさやかさんに対し「これなら教師としてやっていける」という確信を持ったのは、全24話のどの瞬間だったのか?考えてみたくなりました。

これは細か過ぎる指摘なのですが、二代目ミカをはじめとして「さやか先生」の読みが、平板読みの生徒が多いのが、つい気になってしまいます。「さ」にアクセントが付くのが自然なもの、という頭があるもので。
(個人の見解です)

京津線って、山越えの路線だったんですね。
路面電車のない東北在住の私にとって、路面電車区間だけでも非常に魅力的ですが、1回で三度おいしい路線だったとは…。これは機会があればぜひとも乗りたいです。

>Mさん
「クローザー二刀流」を次に見られる機会、果たしてあるのか…という感じですね。
迷いましたが、座布団二枚で!
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プロフィール

夢 時次郎

Author:夢 時次郎
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」30周年を記念し、レビュー実施しました。関連する記事、画像につきましては、時代背景をご理解頂く為に引用させて頂いております。全24話詳細レビューは書庫”全話レビュー”にあります。
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