奥田圭子さんのノックが侍ジャパンを育てたのか?

いよいよWBCも始まりました。日本の第三戦に関しては東日本大震災から12年目の3月11日に佐々木朗希投手が先発でしたし、同じく岩手県出身の大谷選手の安定的な活躍と色々な意味で感じるところもある試合だったと思います。
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そんなWBCでの侍ジャパンへのエールを送るかの様に、BS朝日の「新・必殺仕置人」の再放送で元・阪神タイガースの藤村富美男さん演じる虎の元締の仕置がある名作「裏切無用」が放送されてました。
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「現金無用」の様に、現役時代の映像がインサートされる様な事はないですが、鉄球を武器に使う闇の重六の武器を打ち返して倒すという元野球選手以外ではできない技を披露してくれます。
(そもそも鉄球が武器というのが、打ち返される為に創造されたキャラという感じもします)
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たまたま阪神電車に乗っていた藤村さんを見かけて、その迫力に魅かれ演技経験のない藤村さんに元締役をofferされたという山内プロデューサーの慧眼は流石の冴えという気がします。

時代劇での野球ネタという珍しい回の再放送のタイミングも遠回しのWBCの番宣だったら面白いなと思います。
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そして今回のテーマである奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」も22話も、冒頭はさやか先生のノックのシーンから始まりますので、野球が盛り上がってる時期にちょうどいい流れの中、そんな22話のワルキューレさやかのアクションにつき、まとめていきたいと思います。
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22話
2年A組の生徒達にノックをしているさやか先生。練習終了後、手洗い場で女子達から新入生が集まておらず学園閉鎖という噂があるのが本当かと質問されますが、最近の2年A組の活躍で、学園の人気が高まっており、そんなバカな事は無いと全否定するさやか先生です。
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その一方で、教頭が資金不足の学園の危機を救うという名目で、青葉コンサルタントを学園長へ引き合わせます。青葉は学園債を発行してはという事で、臨時の理事会を開くよう学園長へ働きかけます。
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青葉や教頭の動きを警戒するさやか先生ですが、鳩山は黒い天使とさやか先生への想いを自分の中で消化できていないこともあり、力になってくれません。
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緊急の理事会で、さやか先生は抵抗するものの、本領を発揮したかのような青葉の弁舌により、臨時学園債の発行についてはあっさりと可決されます。学園を後にした青葉達をタクシーで尾行するさやか先生と、良太、孝介達。
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先に青葉の事務所に入ったさやか先生は、怪しい立ち入り禁止の部屋を窺おうとするも、青葉達に捕まりガムテープで口をふさがれ、縛られてしまいます。
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変身をすれば斬り抜けれたのかもしれませんが、正体を明かせられない変身ヒロインとしてはやむなしだったかもしれません。
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仕事が終わったところで、さやか先生を始末することを予告しながらジュラルミンケースを持って事務所を後にする青葉達。
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出ていく青葉達と事務所に入ったまま姿を見せないさやか先生を心配した良太達は事務所に侵入し、さやか先生を無事に発見し、緊縛を解きますが、あまりにゆるゆるな青葉コンサルタントのセキュリティです。
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そして更に事務所内のオフセット印刷機の中に残る裁断される前の紙幣を発見してしまいます。
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その頃、学園では学園債を購入する為の現金を持参したという事で、青葉が会議室で理事達の前で学園長の退陣と教頭の学園長就任を宣言し、反対の声を上げる鳩山ですが、10億の現金をたてに黙殺しようとする教頭、そこに青葉の事務所で手に入れた証拠のニセ札を持って乗り込んでくる孝介達。
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形勢逆転と見て逃げを打とうとする青葉と教頭の前に、ヌンチャクが飛び、青葉の持つジュラルミンケースから紙幣が散らばる。
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窓から現れたワルキューレさやかが、逃げようとする青葉と教頭をヌンチャクで払いのけ、紙幣を投擲し、見事に机の上に並べます。
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番号が全て同じという事でニセ札であることに気づくひみこ先生や理事達。ニセ札であることに驚いている教頭の声を背にやけくそになったように手下たちに「やっちまえ」と叫ぶ青葉。
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なだれ込んでくる手下達に、会議室の机周りで闘うワルキューレさやか。今回はさやかだけでなく、生徒達も闘ってます。
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電話で日吉に応援を呼ぼうとする青葉も、良太達が事務所前でデモを行っており、日吉も出ることができません。
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乱闘の合間を縫い、そそくさと逃げようとした青葉と教頭ですが、ワルキューレさやかにヌンチャクで攻撃を受け、動きを封じられます。
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そのまま会議室を去ろうとするところに、声を掛ける鳩山、一瞬振り向くもそのままロープを使い、去っていくワルキューレさやか。
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学園長先生の裁定により、街を出ていくこととなった青葉、ヒラ教員に格下げされた山形教頭。
会議室に戻ってきたさやかと学園を守った事を生徒達と共に喜ぶ一方で、すっきりしない表情の鳩山にて今回は終了です。
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今週はTwitterで「こんな学園みたことない!」について言及頂いている方もいらっしゃいましたが、
放映から35年を経ても、この番組の事を覚えて頂いている方が多いこと有難いです。
そんなことも思いながら、今週もM君の謎かけで締めさせて頂きます。
お題は「侍ジャパン」です。

侍ジャパンと掛けて
昔ながらの駄菓子屋と解く
その心は
ヌーット バアさんが登場しました

1ヵ月前は誰?という感じでしたが、今週になって突然ペッパーミルも売り切れてたりと、世の動きの速さに驚かされるところです。

それでは次回もよろしくお願いします。

コメント

Re: 1週間で

リトルノ様

こんばんは。私も前回はそこまで熱心に見てなかった気がしますが、今回は周りのムードもありますね。
大谷効果恐るべしという所かもしれません。

藤村さんは自分もリアルタイム全く知らず、せいぜいOB戦で観た事あるかな・・という所ですね。
新仕置人も小学校低学年だったので、見ていた記憶は無いです。
(似たような時期にやってた筈の古谷一行さんの金田一耕助は覚えてるんですが・・)

22話は周りに全員いますもんね。誰もワルキューレさやかに言及しないのがある意味不思議な状況です。
「自由の女神」が浮かぶというのは考えた事無かったですが、理解できますね。
Tweetで「再放送やソフト化を希望する声も多い隠れた名作ドラマ」と書いてもらえたのは自分も嬉しかったです。
何かいい反応に繋がれば更によいなと祈ってます。

謎かけもありがとうございます。今回は時事ネタの極みみたいな感じですが、かなり面白いですよね。






1週間で

世の中のムードがこれほど変わるものなのかと、戸惑いながら実感するここ数日です。

私の場合、ペナントレースと違って代表の試合は、そこまで熱心に見ることはありません。
ただ今回ばかりはさすがに事情が違い、毎戦リアルタイムで見ています。
地元なだけに、試合後に語れる材料は用意しておかないと―という感じです。

間違いなく、阪神の球団史に残るレジェンドの一人である藤村さんですが、私が阪神ファンになった頃には、解説の仕事などもしておらず、大物OBでありながらあまり表舞台に登場することがなかった印象があります(「新仕置人」本放送当時の私はまだ幼稚園児で、阪神ファンになるはるか前です)。

変な話、バット自体は相手を攻撃する武器とみなせるのかもしれませんが、バッティングという行為そのものを、相手を仕留める攻撃手段として描いたのは、長いテレビドラマ史の中でも「新仕置人」だけかもしれませんね。話には聞いていたものの、初見の際はたまげた記憶があります。

この22話、改めて見ると主要キャストが勢揃いした中でのアクションですね。その中で、机上を回転しながらのアクションも繰り広げたワルキューレさやかの姿が、主要キャストに対して半年に亘るアクションの成長を披露しているようにも見えました。

A組の生徒たちもともに戦っていることもあり、この回のアクションを見ていて、なぜかフランス革命の絵が思い浮かんできました。

孝介の一世一代の晴れ舞台でもある回ですが、青葉コンサル潜入時に何度も良太に頭をポカポカ叩かれる姿は、ちょっと気の毒で…。

その方のツイートは日頃よく拝見していますが、懐かしテレビ系のツイッターユーザーの方から「こんな学園―」について、いい形で取り上げてもらえ、結構な反応があったのは、本当に有り難いです。
「再放送やソフト化を希望する声も多い隠れた名作ドラマ」という一文を添えてもらえたのも嬉しかったです。

>Mさん
答えを見て、思わず吹き出しました。
これはさすがに答えにはたどり着けない…。
インパクトという点では、過去最大級の答えだと思いますね。
三賞確実?の、座布団二枚で!
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プロフィール

夢 時次郎

Author:夢 時次郎
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」30周年を記念し、レビュー実施しました。関連する記事、画像につきましては、時代背景をご理解頂く為に引用させて頂いております。全24話詳細レビューは書庫”全話レビュー”にあります。
コメントは公開時期に関わらずお気軽にお寄せください。但しこのブログに関連しないと判断される投稿につきましては削除させて頂く場合もございますので、ご了承ください。

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