2018年の夏、カナダや米北西部沿岸の海域で生後間もなくして死んだ子どもを運びながら、17日間泳ぎ続けたシャチのお母さんを覚えているだろうか。
当時、母シャチの痛々しいその姿はSNSなどで拡散し、多くの人の涙を誘った。あれから2年、そのシャチが再び子供を出産し、現在は順調に群れの中で育っているという。『The Seattle Times』などが伝えている。
死んだ我が子に寄り添い17日間泳ぎ続けたシャチが再び妊娠・出産
絶滅に瀕しているシャチの群れ「サザン・レジデント・キラー・ホエールズ(Southern resident killer whales)」の75頭のうちの1頭で、J35またはタレクアと呼ばれている20歳ほどのメスのシャチが、カナダのブリティッシュコロンビア州沖合で出産したのは、2018年7月25日のこと。
しかし、3年半ぶりに母となったタレクアは、生後間もない子供を失う悲劇に見舞われた。
その後、17日にわたり約1600kmの距離を死んだ我が子と離れることなく、寄り添い泳ぎ続けたタレクア。その姿は、多くの人の涙を誘った。
それから2年。このシャチの群れを観察し続けている海洋生物保護団体SR3は、今年7月初旬にタレクアが妊娠していることを、ドローンによる撮影写真で知った。
タクレア以外にも2シャチが出産子供が誕生
通常シャチは、ポッドと呼ばれる大家族で行動する。サザン・レジデント・キラー・ホエールズの群れは、3ポッドで構成されており、今回各ポッドでメスの妊娠が確認されたという。
クジラ研究センターによると、この群れの個体数は72頭にまで減少しており、それは過去40年以上の中でも最低の数であることが判明している。
そのため、再び妊娠が判明したタレクアとその他2頭のメスのシャチの様子を注意深く観察し続けて来た。
SR3がFacebookでシェアした画像では、去年9月のものと比較して今年の7月の写真は、メスの個体が丸みを帯びているのがわかる。
これは、妊娠後期に差し掛かっていることを示しており、予測通りタレクアは9月6日に子供を出産した。
シャチは絶滅に瀕しているという問題以外にも、近年は餌とするサケが減ったことで食糧供給が激減し、群の中の家族が狩りのために離れ離れになってしまうことから、メスの妊娠は頻繁には発生しないという厳しい現実に直面しているようだ。
しかし、ワシントン大学の研究チームによると、タレクアの出産前に別のメスも無事出産しており、現在群れには3頭のシャチの子供がいるという。
そして何より嬉しいことに、タレクアの子供も、別の2頭の子供も今のところ順調に育っている。3頭の子供は、引き続き数か月の期間モニタリングされるということだ。
written by Scarlet / edited by parumo
追記:(2020/09/08)本文を一部訂正して再送します。
一個目の動画、シャチじゃないように見える
>>1
ゴンドウクジラですね。タイトルにそう書いてあります。
よかった、本当によかった。
今度こそ元気に大きく育ちますように。
良かったね、このニュース覚えてる。
今度は元気に一緒に泳いでね。
シャチに見えないね。
シャチじゃなくゴンドウクジラっぽいね
背中の模様的にヒレナガゴンドウに見える
七つの海のティコを見てた影響かシャチ大好きだわ
BBCの動画は別のクジラさんが
亡くなった子どもを運んでいたときのものみたいですね。
かつてお子さんを亡くしたママンが、今度は元気なお子さんを得て、ママンも元気で、それでいいじゃん、シャチさんでもくじらさんでも。
よかったねぇ、よかったねぇ…。
二年前「1600㎞ 18日間」切なさに涙したな・・・
自然の摂理でいえば、種を残せなさそうならまず我が身
長い間 栄養失調な母体なら、早くに諦めるものなのに
自然の摂理を超えるほどの、哺乳類の深い愛を見せていた
愛着を切り捨てられないのは人間だけではないね
タレクア 心からおめでとう! 世界一の母シャチだよ
みんな元気に育てー!
それに比べて自分の子供を真夏の車に放置して遊び歩いて殺してる親の多さよ、情けない
>>13
そんな多いか?
鯨肉🐳として売っている肉のほとんどは
実はイルカ🐬って本当なのだろうか…
>>14
イルカならイルカって書いてあるはずだぞ
日本は地域にもよるけどイルカも普通に食べるし
動物の母の愛の深さを知るといつも涙でる