ハロウィンは、元来はヨーロッパ発祥のキリスト教のお祭りである。死んだ人の魂が家族のもとに帰ってくるという、日本のお盆に近いもので、ゆえにお化け屋敷や怪談の季節は日本では夏だが、アメリカではハロウィンを挟んだ10月から11月にかけてホラー関連イベントが実施される。また、ホラー映画の公開日をハロウィン周辺の週末に合わせることも多い。
アメリカではハロウィン当日の午後6時以降、子どもたちが思い思いのコスチュームを着て近所の家をまわりお菓子をもらう。子どもたちにとってはたくさんお菓子が集まる大好きなイベントの一つなのだが、1978年の傑作ホラー映画『ハロウィン』の影響もあって、ポップカルチャーにおけるハロウィンと殺人は密接に結びついているが、現実にもハロウィン当日にはいくつかの恐ろしい殺人事件が起こっていた。
ここではアメリカ(1部カナダ)でハロウィン当日に起きた殺人事件を見ていくことにしよう。
9. ラスベガスの7歳男児殺人事件
ラスベガスに住む7歳のトニー・バグリーは、1994年のハロウィンの日に、母親と姉とおばと一緒に「トリック・オア・トリート」に出かけた。骸骨の扮装をしていたトニー君は、通りの角を曲がったところで、マスクをかぶった暴漢にいきなり撃たれ、病院に運ばれたが死亡した。
犯人はつかまっていないが、ギャングの犯行ではないかと推測されている。トニー君の父親は、息子の死から3年半後、別の事件の殺人罪で連続2回の終身刑を言い渡され、現在服役中だという。
8. パサデナ、3人の少年殺人事件
1993年のハロウィンの晩、カリフォルニア州パサデナで、ハロウィンパーティから帰宅途中のエドガー・エバンス(13)、スティーブン・コーツ(13)、レジー・クロフォード(14)の3人が銃撃され殺害された。犯人はギャング集団「Bloods」のメンバーたちだったが、その日、別のギャング集団に仲間のひとりを殺され、その報復のつもりで関係のないティーンエイジャーの集団に発砲したというのが事件の顛末だった(3人の死亡者に加え、別の3人も負傷した)。事件から2年後、3名のギャングメンバーが第1級殺人罪で有罪判決を受けた。
7. ナパバレー 2人の女性殺人事件
2004年のハロウィンの深夜、ワインの産地として知られる米カリフォルニア州ナパバレーの民家で殺人事件が発生した。ルームメイトだった3人の20代女性のうち、レスリー・マザラとエイドリアン・インソニアのふたりが刺殺された。もうひとりのルームメイトは階下で寝ており、誰かが2階に侵入してきた音を聞いて脱出して難を逃れたが、その後戻って血まみれのふたりを発見した。1年後、エイドリアンの親友の婚約者エリック・コップルが犯人として逮捕された。
6. カナダの18歳女性殺人事件
2001年のハロウィンの夜、カナダのブリティッシュコロンビア州アームストロングの鉄道線路脇で、18歳のテイラー・ヴァン・ディーストが、ひどく殴打された状態で発見された。彼女はその少し前に、「誰かに後をつけられている」とボーイフレンドに対してメールを送ったばかりだった。
テイラーは病院に運ばれたが、頭部外傷により死亡した。2014年初頭、犯人のマシュー・フォースターが第1級殺人罪で有罪を宣告された。
5. ニューヨークの卵投げ殺人事件
1998年のハロウィンの晩、ニューヨークに暮らす21歳のカール・ジャクソンは、恋人とともに、友人宅のハロウィンパーティに参加していた9歳の義理の息子を車で迎えに出かけた。その際、ティーンエイジャーの集団がいたずらで投げた生卵がカールの車に当たった。それに抗議したところ、17歳のカーティス・スターリングが銃を取り出し、そのままカールの頭部を撃ち抜いた。スターリングには20年の実刑が言い渡され、現在も服役中だ。
米ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ニューヨークでは1984年から2010年のあいだに、ハロウィンの「卵投げ」に端を発した殺人または傷害事件が24件以上発生しているという。
4. オハイオ州の一家惨殺事件
2010年のハロウィンの日、24歳のウィリアム・リスク・Jr.は、オハイオ州マーティンにあった再婚した父親の家に侵入し、実父とその新しい妻、妻の連れ子の23歳の息子の3人を殺害した。妻のもうひとりの息子である16歳のデボンが、帰宅して家族の無惨な姿を発見した。父親は頭部に5発の銃弾、妻は頭部に2発と胴体に1発の銃弾を受けており、息子はハンマーでめった打ちにされていた。発見者のデボンは当初、「ハロウィンのいたずらかと思った」と話したという。リスク・Jr.には精神疾患の病歴があったが、仮釈放なしの終身刑を言い渡されている。
3.キャンディマン
1974年のハロウィンの日、米テキサス州ディアパークのロナルド・クラーク・オブライアンは、8歳の息子ティモシーに、青酸カリをまぶしたキャンディを与えて殺害した。オブライアンは、娘と3人のほかの子どもたちも同様の方法で殺そうとしたが未遂に終わった。オブライアンには多額の借金があり、息子の生命保険金目当ての犯行だった。
その後の逮捕から裁判の過程で、メディアから「キャンディマン」と名付けられたオブライアンは、事件から10年後の1984年、39歳で薬物注射による死刑を執行された。この事件以降、「トリック・オア・トリート」でもらう菓子に対する不安が広まったことから、オブライアンは「ハロウィンを台無しにした男」とも呼ばれている。
2. 妻に横恋慕する女に殺された男性
1957年のハロウィンの晩、ロサンゼルスに住むピーター・ファビアーノは、「トリック・オア・トリート」の子どもたちが来たものと思って自宅の玄関を開けた。しかし、そこにいたのは、スミス&ウェッソンの38口径リボルバーを構えた仮面の女だった。
女の名前はゴールダイン・パイザー。ピーターの妻に恋をしたジョーン・ラベルという知人の女にそそのかされ、犯行に及んだという。パイザーとラベルは第2級殺人罪で有罪になった。
1. ロバート・ケネディの甥による15歳少女殺人事件
1975年のハロウィン前日、コネチカット州の高級住宅街グリニッチに住む15歳のマーサ・モクスリーは、隣のスケークル家で行われたハロウィンパーティに参加した。翌日、マーサは自宅の裏庭で、ゴルフクラブでめった打ちにされ下半身を露出した無惨な遺体となって発見された。
マーサの隣家に住んでいた、事件当時同じく15歳だったマイケル・スケークルが殺人容疑で逮捕されたのは、事件から25年後の2000年のことだ。2002年、スケークルには有罪判決が下され、禁固20年から終身刑が言い渡された。スケークルは、上訴棄却後の2006年から実際に服役していたが、2013年に再審が認められて保釈金120万ドル(約1億3000万円)で保釈され、現在は再審を待っている状態にある。
マイケル・スケークルは、ジョン・F・ケネディ元大統領の弟で、司法長官を務めたロバート・F・ケネディの妻エセル・スケークル・ケネディの甥にあたり、逮捕が遅れたことや再審が認められたことは、その血筋が原因ではないかとも言われている。
街中がお祭りモードとなるハロウィンだが、夜道を歩くことや多くの人ごみには危険も伴う。その為、治安の悪い場所にいかない、外灯のついていない家には訪問しない、12歳以下の子供は保護者が同伴すること、もらうお菓子は包装されている市販のものにするなど様々な注意がなされている。
そして子供たちの夢を奪った罪は重い
ハロウィンてケルト人のお祭りなのになんでアメリカ人はそんなに熱心なんだろうなぁキリスト教のクリスマスとかならまだわかるんだが
※2
まあ日本人だって妙にクリスマスに熱心じゃあないか
フリーズマン載ってないとか・・・
卵投げkoeee!
ハロウィンはキリスト教の祭りではなくて、古代バビロニアで行われていた生け贄を捧げる悪魔的な儀式が起源のはず。その儀式は他の宗教にも取り入れられて今の偽キリスト教にも取り入れられた。
ハロウィンにまつわる事件もあるか。
しかしカウントダウンかい
日本人が撃たれた事件もなかった?
日本人の留学生が銃で撃たれて死亡したなんて事件もあったね・・・
何年前か忘れたけど日本人の留学生が射殺された事件もあったな…
あれもハロウィンだっけ?
銃を構えている人にフリーズ(動くな)と言われ、プリーズと聞き間違えて近寄ってしまい撃たれたってやつ
日本のハロウィンしか知らないが一番平和でよかった
ハロウィンはかぼちゃだが、日本にも昔リンゴ殺人事件というのがあってな
犯人はヤパーン
バトンルージュでの日本人射殺事件は本当、銃社会問題を真剣に考える機会になったと思う。
犯人は過去に、近所の犬を「煩かった」だけで50口径のハンドガンで至近距離から射殺した事があるのだが、銃所持の許可は取り消されなかった。そして日頃から、
集金に来た人に対し、撃鉄を起こした大口径リボルバー銃を突きつける癖があった。
日本人留学生射殺事件の際にも犯人について、近隣住人に対しての警察の聞きこみを行った時は、日頃から粗悪な行動が目立つ犯人の報復を恐れた住民達は何も語らず、結果、
留学生が一方的に悪い、という結果になってしまった。そして判決後、無罪となった被疑者はテレビのインタビューにて「一遍本当に人を撃ってみたかった。東洋人みたいだったので殺しても無罪になるだろうと思った」と平然と語った。
アメリカの歪んだ個人主義を垣間見る事件だったと思う。
※12
そう?
あなたが生粋の米国人でそう感じたのならそうだけど、違うのなら他の文化を自分の価値観から悪だと批判する、愚かしい行為だと思うけど。
自分は逆だわ。
他文化に何の準備もせず飛び込んだ末の不幸な事件なのに、さもヨソの文化こそが悪であり自分たちの文化に合わせるべきだなんて論調が正義として振りかざされた、苦々しい事件だと思う。
日本国内に限っては、ね。
本来ならこの事件は、他文化への理解を深めるための教材にすべきだった。
外国で赤の他人の家にいきなり飛び込む度胸より、基本的な英単語を覚えること。
楽しそうで刺激的な行事について調べていきなり参加するより、その国の風土や文化・考え方を先に調べて理解すること。
※27
アメリカでも当時普通に人種差別の影響あるって批判してる人いたけど?
本人も東洋人だからって言ってたようだけど白人だったら撃たれなかっただろうってさ
それにフリーズなんて普通の人のつかう言葉じゃないってよ
文化?まさか一般のアメリカ人が普通に訪問してきた奴撃つと思ってるの?
地元で問題行動起こすって有名なやつの犯罪者のいうこと信じて文化とか何?
あの事件で犯人側につくのなんて今でもよくある銃規制に反対する関係者とかが多いよ
やっぱり銃所持は駄目だわ
5の事件、被害者の男性が21才、その義理の息子が9才、ハロウィンに卵投げて遊ぶような17才の少年が銃を持ち出して人を射殺…。
なんか色々とすごい世界だなぁ…。
銃が無ければ起きなかった事件が殆どだな。
なんちゅうか…
人間ってバカだな…
※16
やはり職務以外で銃持たせちゃだめなのとハロウィンやめた方がいいな
ガス抜きで死んだら元も子もないやろ
何でこんな危険な行事がアメリカじゃメジャーなんだ?
子供に危害を加える奴は許さん
ハロウィンなんてイベントを日本に広めるのはやめた方がいい。子供を犯罪者にさらすこととなる。アメリカを見よ!
7の画像、UFOキャッチャーの引っ掛け紐がついてるよ
※20 何のことかと思ったらwww
手前の人 取りやすそうね
元々ドルイド教の祭。殺人が起こっても本来のハロウィンから考えると妥当だよ。
ハロウィーンの本当の目的は悪魔に生け贄を捧げるための儀式、
そんな風に思えてきた
4見てそろそろ日本も精神病をいい訳に出来なくした方がいいなと思った
そもそも殺人に思い到るまでは兎も角、実行まで出来てしまうのは正常な奴の方が少ないんじゃないのかなあ
たぶん、日本では仮装して痴漢行為を犯す輩が出てくると思う
仮装して集団で悪ノリとか犯罪行為を助長するもの
大体流行らそうとしてるのは商業関係・広告代理店
機会に乗じて商品を売りたいだけ
本来の意味を持たない上っ面のイベントはいらない
他人の幸福が許せないような人間も確かに存在しているんだよね。
怖いなぁ
うおぅ…キャンディマンひっっでえな全てにおいて…
こういう輩がひとたび現れると、「そういう『使える』手がある」ことを凶悪犯予備軍さんたちに知らしめてしまって
どうしても、模倣犯を危惧せざるを得なくなっちゃうからなあ
あまつさえ、年端もいかぬ実の息子をときたもんだ
ハロウィンを台無しにした男、まさにその通りだな
「ハロウィンで配られるお菓子にまち針やガラス片あるいは毒物が混入されている」というのはもともとアメリカでよく知られる都市伝説であったが、3番の犬畜生はそれを利用して実の息子を毒殺した。これは都市伝説が現実の物になったという痛ましい一例の一つである。
※33
そんな事を言ったら、クリスマスもバレンタイン・デーもダメになるじゃん。楽しい事が増えるんだから、別に構わないだろ。日本は元々宗教はあまり気にしないんだから。
最後のが1番気になった。どうして逮捕が遅れ、どうやって逮捕に至ったか知りたい。
セレブだからだとしたら本当に憤りを感じる。
※34
楽しいことが増えるのはいいけどあまりにも本質とかけ離れてるのもなんだかなあ
日本ではバレンタインもクリスマスも結局男女の関係だからなあ
私は広告業界のやり方が露骨過ぎて呆れてるけどね
ハロウィンはキリスト教の行事じゃない件。
※35
言ってることは厳しいけど、ちょっと同意する
外国にいる場合
自分は外国人であり、言葉の不自由さや文化への理解の浅さによって
危険にさらされる場合がある、ということを自覚して
気を付けるにこしたことはないと思う