カレイドスコープ

| 全記事タイトルリスト
HOME   »   原発・放射能  »  国内外のNGO連合が国連に4号機収束へ緊急要望書を作成
       
20120504-1.jpg

これは書簡ではなく、世界中に告知されている連合の署名活動に関するリリース。

市民組織連合が4号機の使用済み燃料を安定させる国連の介入を求める緊急要望書を送る
Press Release: Coalition Sends Urgent Request for UN Intervention to Stabilize the Fukushima Unit 4 Spent Nuclear Fuel

Fukushima Update
の2012年5月2日即日発表(プレスリリース)の記事です。

---------------------------------------------------------------

京都:4月30日

福島第一原発4号機の使用済み燃料を安定化させるため、ただちに緊急アクションを起こすよう、Shut泊(北海道札幌市:代表 泉かおり氏)が音頭をとって、72のNGO組織と環境NGO・グリーンアクション(代表 アイリーン・美緒子・スミス氏)が、国連と日本政府に緊急の要望書を送りました。

その書簡は、日本、及び海外のエキスパートたちによって承認されています。

書簡では、4号機の使用済み燃料プールには、チェルノブイリ原発事故の時に放出された総量の10倍ものセシウム137があることが警告されています。

もし地震や、他の出来事が起こることによって、プールから水が排出してしまった場合、破滅的な放射能火災を起こすことになります。

この書簡は、福島第一原発の使用済み燃料プールが抱えている重大な問題を取り上げてくれるよう、核安全サミットの組織化を国連に強く促すものです。

国連が、福島第一原発4号機について独立した評価チームを確立し、使用済み燃料を完全に安定化させ、破滅的な事態に至ることのないように、国際的な支援を取り付けるべきであると書かれています。

この書簡は、国連事務局長・バン・ギムン(潘基文)氏、および野田佳彦首相の両方のもとへ送られました。
日本は国連の支援をただちに求めるべきであると要求しています。

福島第一原発にある10,893本の燃料集合体のほぼ全部が、次の地震に対して不安定な状態でプールの中に収められています。
それは、チェルノブイリ事故のときに放出された放射能より長寿命の放射能で、その量はおよそチェルノブイリの85倍にもなるのです。

Shut泊の代表、泉かおり氏は、「福島第一の問題は、もはや日本だけの問題ではなく、国際的な問題になっている」と述べています。

「また、日本政府と国際社会は、手遅れになる前に、このクライシスに向けて協働することは、ぜひとも果たさなければならないことだ」とも述べています。

アーニー・ガンダーセン氏、ロバート・アルバレス氏、小出裕章氏、後藤政志氏、元駐スイス大使の村田光平氏、そして、元国連の外交官、松村昭雄氏らアメリカと日本の核の専門家たちは、4号機の使用済み燃料プールが高いリスクにさらされていると、継続して警告してきましたし、今もそうです。

Shut泊とグリーンアクションは、海外の市民組織からも(署名による)承認を求めています。
(署名の締め切りは5月20日)

この日本の72の組織に加えて、より多くの日本の市民組織が、署名してくれるものと思われます。
(署名の締め切りは5月20日)



管理人:

この連合の活動は、すでに野田佳彦、核廃絶に向けて活動している国連事務総長のバン・ギムン(潘基文)氏に書簡を送っています。

次は、国連に送るための書簡を準備するために、この考えに賛同してくれる市民組織に広く告知し、国内外から署名してくれる市民組織を募っている、というもの。

この署名活動は、NGOなどの市民組織単位での署名を集めるもので、国内だけでなく、海外の市民組織へも呼びかけているようです。

戦後、最悪にして最凶、完全無責任の野田内閣は、ここに名前が挙がっている国内外の脱原発派の専門家たちの警告に耳を傾けなかったどころか、一切の科学的知見をも無視して、冷温停止(状態)宣言、収束宣言をしてしまったので、野田は、今後も4号機使用済み燃料プールの対応については東電に任せきりで知らん振りし続けるでしょう。

それなら、さらに外圧を利用するためには、国連に4号機問題が全世界的なカタストロフィーを招く可能性を訴え、まったく利益相反とは無縁の国際的な専門家チームが、この問題に当たるほかありません。

国連が日本の原発再稼動に裏書きを与えている」と見ている米メディアもあるのですが、アメリカの上院議員も動き出したので、近々、さらに具体的な動きが出てくるものと思われます。

国連も一枚岩ではない、ということです。

日本のチンドン屋内閣が、世界をカタストロフィーに引きずり込むことのないよう、本格的な対策が講じられるまで巨大な地震が起きないように願うしかない国民は、なんと情けないのでしょう。

国民は、このデタラメ内閣が、今度は何をしでかすか、戦々恐々とうかがっているのです。まさに国民は二重苦、三重苦に喘いでいます。

この活動の中心的役割を果たしている、 泉かおり氏(Shut泊代表)、アイリーン・美緒子・スミス氏(グリーンアクション代表)の行動力には日本中、世界中の人々が注目してほしいと思います。

海外のメディアでは、こうした動きもネット上に、ちゃんと上がってくるのですが、日本のメディアの連中は、精神薄弱ですから、取り上げられることは期待薄です。

一生の間に、大マスコミ人として、一度たりとも自分らしい仕事ができないまま、リタイアしていく人のなんと多いことか。
まったく絶望的に気の毒な人々です。





エアカウンターS
エステー
参考参考価格: ¥ 7,900
価格: ¥ 4,600
OFF: ¥ 3,300 (42%)
エアカウンターS


関連記事
       
NEXT Entry
中塚内閣府副大臣の4号機建屋入りと最新プール映像
NEW Topics
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない③と④
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない②
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない①
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚③
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚②
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚①
マイナによって2024年は「666獣の経済」元年となる
グレートリセット本番!生き残る日本人は10人に1人
今世紀最大の逆イールド発生!大倒産時代をどう生き残る
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント③
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント②
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント①
この冬から始まる世界同時崩壊のイベント
計画的食料危機で世界政府があなたをシープルにする方法
食料配給制度が復活し、UBIによって人口削減へと進む④
ブログ管理人

管理人:ダンディー・ハリマオ

『カレイドスコープ』は「目から鱗(うろこ)」とよく言われます。
このブログは視界ゼロメートルの世界情勢を見通す独自の視座を持った未来透視図です。
メルマガお申し込み

有料メルマガのバックナンバーを販売中です。
ご質問について
初歩的なご質問については、更新作業の妨げになるのでお受けしません。まずは自分で調べることを習慣づけてください。
中国の日本破壊計画
超限戦 21世紀の「新しい戦争」
喬良 (著), 王湘穂 (著), 坂井 臣之助 (監修), Liu Ki (翻訳)

日本掠奪―知ったら怖くなる中国政府と人民解放軍の実態
鳴 霞 (著)

中国人民解放軍知られたくない真実―変貌する「共産党の軍隊」の実像
鳴 霞 (著)
ハイパーインフレ対策
破局に備える―’80年代を乗り切る法 (1980年)/ハワード・J.ラフ (著)
これが世界の実相
日米戦争を策謀したのは誰だ! ロックフェラー、ルーズベルト、近衛文麿 そしてフーバーは
林 千勝 (著)

ビルダーバーグ倶楽部-世界を支配する陰のグローバル政府
ダニエル・エスチューリン (著)

闇の世界史―教科書が絶対に教えない
ウィリアム・G.カー(著)、太田龍(翻訳)

世界の歴史をカネで動かす男たち
W.クレオン・スクーセン(著)、太田龍(翻訳)

スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録
小笠原みどり(著)

タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている!
ニコラス・シャクソン (著)

原爆と秘密結社 元米陸軍情報将校が解明した真相
デビッド・J・ディオニシ (著)、平和教育協会 (翻訳)
デジタル通貨と人工知能
そろそろ、人工知能の真実を話そう 
ジャン=ガブリエル ガナシア (著)

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語
ナサニエル・ポッパー(著)

人工知能と21世紀の資本主義
─サイバー空間と新自由主義
本山美彦 (著)

1984年 (まんがで読破 MD100) 
ジョージ・オーウェル (著)
日銀の謎
円の支配者 - 誰が日本経済を崩壊させたのか
リチャード・A.ヴェルナー(著)

中央銀行が終わる日:ビットコイ
ンと通貨の未来
岩村 充(著)
反グローバリズム

エコノミック・ヒットマン
途上国を食い物にするアメリカ
ジョン パーキンス (著)


世界を不幸にしたグロー
バリズムの正体
ジョセフ・E. スティグリッツ (著),

放射能被曝から守る

放射線はなぜわかりにくいのか―放射線の健康への影響、わかっていること、わからないこと
名取 春彦(著)

放射性セシウムが人体に与
える医学的生物学的影響: チェルノブイリ・原発事故被曝の病理データ
ユーリ・バンダジェフスキー著

低線量内部被曝の脅威―原子原子炉周辺の健康破壊と疫学的立証
ジェイ・マーティン グールド(著) Jay Martin Gould(原著) 肥田 舜太郎(翻訳), 齋藤紀(翻訳), 戸田清 (翻訳), 竹野内真理(翻訳)

終りのない惨劇
ミシェル・フェルネクス著 竹内雅文(翻訳)
カテゴリ

openclose

カテゴリー+月別アーカイブ
'); } if ( plug_in == 'scroll' ) { document.write('
', '2022年 11月 【4件】
2022年 10月 【4件】
2022年 09月 【5件】
2022年 08月 【5件】
2022年 07月 【3件】
2022年 06月 【4件】
2022年 05月 【4件】
2022年 04月 【5件】
2022年 03月 【4件】
2022年 02月 【5件】
2022年 01月 【4件】
2021年 12月 【5件】
2021年 11月 【4件】
2021年 10月 【5件】
2021年 09月 【5件】
2021年 08月 【5件】
2021年 07月 【4件】
2021年 06月 【4件】
2021年 05月 【5件】
2021年 04月 【4件】
2021年 03月 【5件】
2021年 02月 【4件】
2021年 01月 【3件】
2020年 12月 【8件】
2020年 11月 【5件】
2020年 10月 【6件】
2020年 09月 【5件】
2020年 08月 【5件】
2020年 07月 【6件】
2020年 06月 【4件】
2020年 05月 【7件】
2020年 04月 【8件】
2020年 03月 【8件】
2020年 02月 【8件】
2020年 01月 【13件】
2019年 12月 【7件】
2019年 11月 【5件】
2019年 10月 【8件】
2019年 09月 【4件】
2019年 08月 【5件】
2019年 07月 【8件】
2019年 06月 【8件】
2019年 05月 【5件】
2019年 04月 【3件】
2019年 03月 【7件】
2019年 02月 【4件】
2019年 01月 【5件】
2018年 12月 【8件】
2018年 11月 【9件】
2018年 10月 【5件】
2018年 09月 【13件】
2018年 08月 【5件】
2018年 07月 【4件】
2018年 06月 【6件】
2018年 05月 【4件】
2018年 04月 【9件】
2018年 03月 【15件】
2018年 02月 【5件】
2018年 01月 【7件】
2017年 12月 【6件】
2017年 11月 【6件】
2017年 10月 【9件】
2017年 09月 【13件】
2017年 08月 【10件】
2017年 07月 【17件】
2017年 06月 【10件】
2017年 05月 【3件】
2017年 04月 【12件】
2017年 03月 【19件】
2017年 02月 【11件】
2017年 01月 【9件】
2016年 12月 【9件】
2016年 11月 【17件】
2016年 10月 【9件】
2016年 09月 【9件】
2016年 08月 【5件】
2016年 07月 【10件】
2016年 06月 【15件】
2016年 05月 【10件】
2016年 04月 【29件】
2016年 03月 【19件】
2016年 02月 【24件】
2016年 01月 【24件】
2015年 12月 【8件】
2015年 11月 【5件】
2015年 10月 【11件】
2015年 09月 【20件】
2015年 08月 【13件】
2015年 07月 【12件】
2015年 06月 【16件】
2015年 05月 【10件】
2015年 04月 【22件】
2015年 03月 【11件】
2015年 02月 【19件】
2015年 01月 【20件】
2014年 12月 【16件】
2014年 11月 【10件】
2014年 10月 【10件】
2014年 09月 【10件】
2014年 08月 【20件】
2014年 07月 【17件】
2014年 06月 【16件】
2014年 05月 【15件】
2014年 04月 【14件】
2014年 03月 【20件】
2014年 02月 【9件】
2014年 01月 【11件】
2013年 12月 【7件】
2013年 11月 【14件】
2013年 10月 【17件】
2013年 09月 【16件】
2013年 08月 【18件】
2013年 07月 【20件】
2013年 06月 【27件】
2013年 05月 【21件】
2013年 04月 【26件】
2013年 03月 【28件】
2013年 02月 【12件】
2013年 01月 【15件】
2012年 12月 【14件】
2012年 11月 【18件】
2012年 10月 【13件】
2012年 09月 【15件】
2012年 08月 【19件】
2012年 07月 【23件】
2012年 06月 【20件】
2012年 05月 【19件】
2012年 04月 【11件】
2012年 03月 【16件】
2012年 02月 【18件】
2012年 01月 【10件】
2011年 12月 【16件】
2011年 11月 【11件】
2011年 10月 【19件】
2011年 09月 【21件】
2011年 08月 【23件】
2011年 07月 【24件】
2011年 06月 【26件】
2011年 05月 【41件】
2011年 04月 【39件】
2011年 03月 【36件】
2011年 02月 【12件】
2011年 01月 【15件】
2010年 12月 【11件】
2010年 11月 【12件】
2010年 10月 【13件】
2010年 09月 【8件】
2010年 08月 【10件】
2010年 07月 【13件】
2010年 06月 【10件】
2010年 05月 【10件】
2010年 04月 【9件】
2010年 03月 【10件】
2010年 02月 【15件】
2010年 01月 【25件】
2000年 01月 【1件】
'); } //--> 
全記事表示リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ハリマオレポートへ

姉妹サイト「ハリマオレポート」へ
検索フォーム
リンク10-インフレ
リンク17-中東情勢
リンク18-外国語サイト
ログイン
QRコード
QRコード

Page Top