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「福島第一原発事故は収束していない!」
米国が恐れる「核燃料火災」の大惨事

これは3月6日発売の「週刊朝日・3.11 鎮魂、そして再生へ」で、アメリカの著名な原子力技術者であるアーニー・ガンダーセン(fairewinds Accociates主宰)と、作家の広瀬隆氏が誌上対談を行ったものです。

広瀬隆氏の警告は、同じ「週刊朝日」の1週間前の3月9日号(2月29日発売)でも取り上げられています。↓


広瀬隆氏 「福島第一原発に末期的事故の予感 人生最後の事態も」
週刊朝日 2月29日発売

原発の即時全廃を訴える作家・広瀬隆氏。2月初めに福島県内の連続講演会をした際には、「福島第一原発の内部で何か"異常"が起こっているような気がします。

みなさん、逃げる用意をしておいてください」と話した。

広瀬氏は昨年起きた連続爆発より「ケタ違いの放射能が放出される"人生最後の事態"」が起きる可能性があると警告する。

福島第一原発では、4基とも危ないが、とりわけ4号機の原子炉建屋は、昨年のプールから生じた水素の大爆発で、ほとんど骨組みしか残らないほど大崩壊してしまった。

東京電力は、傾いて倒壊寸前のこの建屋のプールを補強するため、応急処置の工事をしたが、それは、何本かのつっかい棒を入れただけである。
その支柱の下は、補強できないまま、実は軟弱な基礎の上に、つっかい棒が立っているという、いい加減な状態のままである可能性が高い。

この大気中にむき出しのプールには、不幸にして通常の運転で原子炉が抱える「数個分」の使用済み核燃料が入っているとされる。
その量は、10~15年分の運転期間に相当するウラン・プルトニウム燃料が入っているということになる。

元旦に東北地方・関東地方を襲った地震のあと、このプールの隣にあったタンクの水位が急激に低下したので、プールに異常が起こったことは容易に類推できる。
さらにその後、1月12日と23日に、立て続けに、福島第一原発のある浜通りを激震が襲ったので、私は生きた心地がしなかった。

こうした中地震の続発がプールのコンクリートに与えてきた疲労は、相当なものに達している。したがって、大地震でなくとも、コンクリートの亀裂から水が漏れる可能性は高い。

4号機に何かあれば、もう手がつけられない。致死量を浴びる急性放射線障害によって、バタバタと人間が倒れてゆく事態である。東電も、真っ青になって震えながら、今度こそ「直ちに健康に影響が出ますから、すぐに遠くに逃げて下さい」と記者会見するはずだ。

※週刊朝日 2012年3月9日号

そして、今日、この対談の内容の重要部分を週刊朝日が公開しました。
こうした人命に関わる情報はタダで誰でもが閲覧できることが望ましいですね。

以下の囲み記事がそれです。


福島原発4号機 プールのヒビ割れだけでも人類史上最悪の事態に
週刊朝日 3月8日(木)8時49分配信

福島第一原発事故の直後、CNNテレビで「すでにチェルノブイリと同じレベルだ」と指摘した米原子力技術者、アーニー・ガンダーセン氏。
さらに原発の即時全廃を訴える作家・広瀬隆氏が対談で福島第一原発4号機の危機的状況を指摘した。

*  *  *
広瀬:私の講演会では、ガンダーセンさんが3号機の爆発で、使用済み核燃料プールで即発臨界が起こった可能性について解説しているインターネットの動画を見せています。
東京電力は認めませんが、私はあなたの解析に間違いないと思います。

ガンダーセン:
今は、爆発の原因を厳密に特定するのは難しい段階ですが、上向きのベクトルで劇的な爆発が起こったこと、爆発位置と偏りを考えると、核燃料プールで不慮の臨界が起こったと考えるのが自然です。

広瀬:
原発敷地内で極めて高い放射線量が検出されたのも、臨界暴走でプールの核燃料が飛び散ったと考えると、現場の状況と符合します。

著書『福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)』では「4号機のプールで火災が起きたら、日本を脱出せよ」と警告していますね。

ガンダーセン:
4号機の核燃料プールは、今も日本列島を物理的に分断するほどの力を持っています。
震災時、このプールには炉心数個分もの使用済み核燃料が入っていたのです。
大気圏内で行われた過去の核実験で放出された総量に匹敵するほどの、放射性セシウムが眠っています。

広瀬:
しかも、おそろしいことに、核燃料プールは遮蔽されていません。

ガンダーセン:
まさに「格納されていない炉心」です。

今は水で冷やしていますが、プールにヒビが入るなどして水位が下がり、冷却できなくなると、温度が上がって燃料棒の鞘であるジルコニウム合金が発火するのです。
こうなると、もはや水では消火できない。核燃料が大気中で燃えるという、人類のだれも経験した ことはない、おそろしい状況になるのです。

広瀬:
今回の事故とはケタ違いの膨大な放射性物質が出てくる。大惨事です。

ガンダーセン:
まさしく。震災直後、日本では1、3号機の爆発に気を取られていましたが、米原子力規制委員会(NRC)は、この事態を非常に心配してきました。
私自身もそうです。

広瀬:
私は、ボロボロの4号機の燃料プールがガラッと崩れて、核燃料がバラバラと飛び散る事態を心配してきましたが、燃料プールのコンクリートに亀裂が入っただけで終わり、ということですね。

ガンダーセン:
科学にとって未知の大惨事になります。

※週刊朝日 2012年3月16日号


今回の広瀬氏との誌上対談は、ガンダーセン氏が大手出版社・集英社の招きによって来日したときにブッキングされたもの。

ガンダーセン氏は、その前の2月20日には、東京・日比谷の日本記者クラブで約80名の記者に対して、1時間にわたる講義を行っています。

この記事は、今、書店で売られている3月16日号に掲載されているものですが、電子版でも読むことができます。

ガンダーセン氏の警告については、カレイドスコープで昨年の4月中旬から数十本の記事を書いてきましたので(ここと、ここ)、読者の方々にとっては、既知のこととなっていると思います。

広瀬隆氏が、ガンダーセン氏のことを「もっとも信頼できる専門家」と再三述べているように、東電自体がデータがないなどと言って、まったく現状分析ができない時点においても、原子炉の中で何が起こっているのか正確に分析していたのです。

一方、日本の犯罪的なまでに無能な御用学者たちは、「原因は不明です。調査します」の一点張りで、国民にカタストロフィーに関する情報を出さないように工作しただけでした。

脱原発を叫ぶ研究者、技術者でさえ、ひとりとして現状を正確に分析できていた人間はいませんでした。
なんとも情けないことです。

まず私がガンダーセン氏の記事を書き続けいて、いちばん衝撃的だったのは、4号機建屋全体の傾きが、地盤沈下の可能性を示している、というガンダーセン氏の指摘でした。これが5月17日の時点でした。

ガンダーセン氏は、この傾きについて、東電内部の人間から地盤沈下が原因であることを知らされていた、と述べています。
建屋の構造的な強度の問題であれば、時間との勝負とはいえ、徹底的に補強工事をすれば、大難を小難にすることができるでしょう。

しかし、地盤そのものとなると本当に深刻です。記事を書きながら、思わず一人で頭を抱えてしまいました。
さらに最近になって、福島第一原発直下の断層に水脈があるとの専門家の警告が、さらに追い討ちをかけたのです。




4号機建屋が危機的状況にあることは地元の人間がいちばん番知っている!?

その頃、作家の宮崎学氏は、福島第一原発の収束作業に当たっている東電関係者から定期的に手紙を受け取っていました。
その中の一通に、「一番の問題は福島第一原発4号機が危機的な状況にあるということで、またそれは地元の人々の共通認識でもある」という記述があったというのです。

東電は、もちろんこのことは承知していたものの、一切、報道に出ることはありませんでした。

宮崎氏は、このとき、このように書いています。
「本当にヤバイとされる4号機に関しては何も発表していないでいる政府の対応と問い質しもしない記者たち。これは報道協定をやっているのではなかろうか。
………メディアは取材で政府に質問をすべきである。もしかしたら質問をしたのかもしれない。それでも報道をしないでいるとしたら、それはやはり報道協定としか思えないのである。
………
この事態においてそれはおかしいだろう。
報道記者、ジャーナリストは勇気をもって情報公開に努めるべきである」と訴えていました。

これは5月15日のことです。

「赤信号 みんなで渡れば恐くない」がモットーの大マスコミのへタレ記者たちの一部は知っていたはずなのですが、彼らは青信号でも渡らなかったのです。毎度のことですが、まったく役に立たない。

4号機の壊滅的状況は、建屋そのものの傾きと、使用済み燃料プールの倒壊の危険性です。

建屋の傾きについても、東電は一切報道しませんでした。ライブカメラで見れば、誰でもその傾きは確認できるし、新聞記者の坊やたちも気がついていたはずでした。

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ガンダーセン氏は、4月の段階で北米のシアトルにもプルトニウムの放射性粒子(ホットパーティクル)が飛んできていたことを確認していました。

そのとき、ガンダーセン氏が、他の学者とともに、西海岸とシアトルの複数のポイントで精密な大気のモンタリングを行ったところ、シアトルの人たちは一日当たり5個、東京の人たちは一日当たり10個のプルトニウム放射性粒子を吸い込んでしまったていたことを確認していたのです。

ガンダーセン氏は、4月にこのことを確認していたのです。

しかし、この時点でも、日本の御用学者たちは、「プルトニウムは重いから飛ばない」と言っていました。
バカにつける薬はない、とはこのことです。
60兆個の細胞のひとつひとつがバカなんでしょう。

プルトニウムの沸点は3230 °Cです。

プルサーマル燃料を使っていた3号機の使用済み燃料プールには、燃料棒が数本しか残っていないのです。
これは、3号機建屋で水素爆発が起きたことを引き金に、即発臨界が起きたことを示すものです、
東電も、数ヵ月後にしぶしぶ「即発臨界かもしれない」ことを認めました。

即発臨界のときには、3000~4000°Cの熱が瞬間的に放出されます。このとき、燃料棒は、ロケット・ランチャー砲のように真上に燃料棒が吹き上げられたのです。

当然、プルトニウムは瞬間的に気化して、大気中に拡散されたのです。
重いはずのプルト二ウムは、いったん気化したことによって大気中の塵埃と結び付き、軽々と太平洋を渡り北米まで飛んでいったのです。

その一方で、関東まで飛んできたのに、東電の原子力ムラの連中と政府の坊やたちは、ひたすら隠すためだけに毎朝、タイムカードを押していたのです。
それが証拠に、8月になって、経済産業省は、やっとまともなデータを出してきたのです。数日間だけでも、大量のプルトニウムが放出されていました。

このデータは、一般の人々が普通に検索していたのでは、到底見つけられない方法でネット上にアップされました。

ストロンチウムは首都圏まで飛んできていました。
しかし、プルトニウムが飛んできていることは、彼らは絶対に隠し通すでしょう。欧米の一般の人々の常識として、何よりプルトニウムが一番、恐ろしいことを知っているからです。



60兆個の細胞すべてがバカの野田は、それを隠して、日本の農産物を東南アジアに引き受けてもらうように要望したのです。原発を輸出までして。

北半球が破滅する危険は去っていないのに、東電社員の一人として内部告発しようとしない

東電は、やっと6月になってから事態の深刻さを、ほんの少し理解できたのか、4号機建屋の使用済み燃料プールの補強工事を始めました。
工事は7月に終了しましたが、東電のブースカ松本の発表によると、「4号機プールの耐震強度は、4号機建屋の水素爆発後の状態から2割ほど強度が増した」とのこと。

たった「2割」。
ブースカ松本は、「コンピュータ・シミュレーションによると、3.11と同等の地震が来ても、耐えられるとの結論が出た」というのです。

ブースカ松本のような人間しか出世できない企業にお勤めで、原発被災民が次々と自殺し、北海道に避難した子供たちに甲状腺被曝検査(エコー検査)を行ったら、次々と喉にシコリが見つかったというのに、未だにボーナスを平然ともらい、あれだけの大企業でありながら、ただの一人たりとも内部告発者が出てこない東電というのは、とても魅力的な企業です。

東電社員は、どうすれば、ここまで人間であること放棄できるのか、後になって社会学者や心理学者たちの研究対象になるでしょう。いや、精神病理学者かもしれない。

悪魔の巣窟、原子力安全・保安院は、補強工事が完了する前に余震が起きてプールに亀裂が入り、燃料を冷やしているプールの水が漏出て、まったく冷やせなくなった場合を試算していました。

それは「温度が900度に達し、燃料を覆う金属管が壊れて放射性物質が漏れ出すのが2.3時間後、温度がぐんぐん上がって2800度に達して燃料溶融が始まるのが7.7時間後」というシミュレーション結果となって表されたのです。

このことをプールで起きる核燃料火災という)

この時点で、アウターライズ地震(余震)が起こって、強烈な震動、もしくは3.11より高い津波が襲ってきていたら、日本だけでなく、北半球は完全に終っていたかもしれないと、保安院は暗に言っているのです。

しかし、このシミュレーションは6月に行われたものです。
これが発表されたのは、その4ヵ月後の10月14日(←リンク先の記事をよく読んでください。今、再び、この危険が迫っているのです)になってから。それも、いつものように「こっそり」と。

4号機建屋の使用済み燃料プールの危険性については、実は日本の政府は4号建屋で水素爆発が起きた直後から認識していました。おそらく官邸につめていた米国の専門家の指摘もあったことでしょう。

その情報はアメリカのNRC(原子力規制委員会)に、すぐに伝えられました。
彼らは日本時間で2011年3月16日中には、その情報を全体化しており、すぐさまタスク・フォースを組んでいたのです。
まさしく北半球が本当に終る瀬戸際にあったのです。

同時期、官邸では、「日本列島壊滅の最悪のシナリオ」を作成していました。
その内容は、4号機の使用済み燃料プールで核燃料火災が起これば、少なくとも福島第一原発から半径300km以内は立ち入り禁止にせざるえないほどの高濃度汚染に見舞われるというものでした。



そのときの「最悪のシナリオ」は、EX-SKF-JPさんのサイトに上げられています。

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ガレキ拡散大魔王の細野豪志は、「混乱を恐れたため閲覧を限定し」存在を隠したことを認めました。
彼の言い分は、「内々の文書なので、公式文書として認めていなかった」というものです。

公人が作成した文書を公人が受け取って、最悪の事態に備えていた、というのに細野は公文書ではないから公開する意図が最初からなかった、と言っているのです。

この男の細胞60兆個もバカの細胞なのでしょう。

それどころか、細野は、一切の議事録を作成していなかった(2012年2月29日の報道)というのです。

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画像クリックで動画へ

議事録が残されていないという問題については、今年に入っても、「あーだ、こーだ」とマスコミが言っているのですが、上の動画の細野の公式会見(2011年4月の記者会見の動画)では、昨年の4月の段階から議事録を残すつもりがないことを表明しています。

今になってから、この問題を取り沙汰するマスコミも、他に何かの意図があるのかと訝しく思うのですが、細野の認識も閣僚としては失格です。つまり、「最初から隠すつもりだった」と細野が自分で白状しているのです。

どうも、この男は、隠蔽、隠蔽。正義面して気持ちの悪い性格をしています。

そして、今年になって「最悪のシナリオ」をなかったことにしてしまおうというのです。
これは、間違いなく犯罪行為であることを認識しなければならないでしょう。

広瀬隆氏とガンダーセン氏との対談は、特に4号機の使用済み燃料プールが、「核燃料火災」を起こした場合、日本が終るどころか、有史始まって以来の劇的事態になることを危惧してのものです。

それは、まさしくカナダのゴードン・エドワーズ博士が指摘していることでもあります。以下の囲み部分。


4号機使用済み燃料プールがカタストロフィーに至るプロセス


……使用済み燃料プールの冷却液(水)が失われるということは(それが漏出であろうと、こぼれたものであろうと、あるいは、冷却水が沸騰して蒸発したものであ ろうと)、使用済み燃料プールの四方八方、何百メートルもの範囲内に、人間が立ち入ることができないほどの強力なガンマ放射線が放出されることになりま す。

その結果、適正な処置を取ることは、大変難しくなってしまうでしょう。

こうした逆境の下では、使用済み燃料プールの核燃料がメルトダウンさえしかねません。
もし、2800あたりまで温度が上がれば、それは放射能の放出が膨大に増えることになり、はるかに広域にわたって放射能が拡散されることになってしまうのです。

プールの中の使用済み核燃料が過熱すれば、核燃料棒のジルコニウム被覆と、水が過熱して出てくる水蒸気との間で極度の発熱が起こり、さらに使用済み燃料プール内の核燃料を熱する可能性が出てくるかもしれないし、約1000になると、壮絶なジルコニウムの火災が発生することさえあるのです。

そうなれば、使用済み核燃料の放射性微粒子(パーティクル)が大気中に放出されることになるかもしれません。

これらのホット・パーティクル(ときどき「核のノミ」として言及されている)の直径次第ですが、その放射性の超微粒子が風に乗ってかなり遠くまで運ばれ、使用済み燃料プールから数百キロメールの範囲の人口に影響を与えることになりかねません。

これらのホットパーティクルが、いったん環境に散らばってしまえば、何世紀にもわたって、放射線被曝と環境汚染をもたらすことになるでしょう。

(原子力技術者や監督機関が、長い間、一顧だにしなかった)ジルコニウム火災の可能性に加えて、もうひとつのもっと危険な可能性があります。

それは、プールの中の使用済み燃料棒の間隔が、わずかといえども重大な意味を持つほど狭められた(記事下に注釈あり)ことによって、使用済み燃料の幾何学的な配置が変更されてしまい、このことが、プールの中で連鎖反応を再び起こす可能性があるのです。

この“偶発的な臨界”は、温度を急激に上げるだけでなく、一瞬の発熱が次々と起こることによって、核分裂生成物が連続的に補充されていくことになります。

このことが、核燃料の損傷を加速度的に速め、熱負荷を拡大し、燃料プールのメルトダウンの確率を高めて、大気中への放射能の放出を膨大に増やしてしまうのです。

通常、使用済み燃料が溶融点に達するまでには数日かかり、必要ならプールに水を再び満たすことはシンプル・マターであると見なされています。

このため、使用済み燃料プールに関する、どんな緊急事態が起こっても、対策を講じる時間は、“たっぷりある”だろうという仮定を基にして、これらすべての可能性を考慮し、事態を回避することは原子力産業においては標準的な作業技術に過ぎないと考えられています。

これは、(プールを支えている)主要な構造物が損傷を受けて、ひとたび、水の防護遮蔽がなくなってしまえば、致死量のガンマ放射線が発散されることによって、使用済み燃料プールに近づくことさえできなくなってしまうという事実を無視しています。

これは、ブルックス・ヘブンレポートを元にすると、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールでも想定されうる事態だということです。

※ブルックスヘブンというのは、ガンダーセン氏が、
「最悪の場合、4号機のプールから出火し、大量の放射線を撒き散らす可能性がある。アメリカのブルックヘブン国立研究所の警告のように、13万8000人ががんで亡くなる可能性があるという事態が、本当に起こるかもしれない」
と引用している調査・研究機関のこと。

使用済み燃料プールは、野ざらしの原子炉です。
私たちの吸っている空気と直接、つながっているのです。

プールに水を送っている循環冷却システムのどこかの配管にヒビが入って、注水ができなくなっただけで、日本は本当に終る、ということです。

東電のブースカが言うように、かなり楽観的な見方をすれば、4号機建屋は震度6の地震が来ても倒壊しないかもしれません。
しかし、確実にプールのどこかに亀裂ができ、配管が断裂し、水が漏れるでしょう。それでアウトになる可能性が高いのです。

仮に震度6の地震が起きなくても、建屋はコンクリートの壁が剥がれ落ちて、あちこちの鉄骨がむき出しになっているのですから、潮風に数年も当たっていれば腐食が進み、震度4の地震が数度、続けば、ボディーブローのようにジワリジワリと建屋を崩していくでしょう。

今度は、圧力容器も格納容器もないのですから、炉心の溶融が始まったら、それほど待たずして日本列島は放射性物質の膜で覆われるでしょう。

それでも、野田、細野、枝野らの犯罪政治家、そして彼らが滅私奉公する財閥のフロント(グローバリスト)である経団連と、それに飼われた原子力安全保安院の官僚たち、そして対日工作機関CSISの無知蒙昧な連中が、ガンダーセン氏のような、「利害の衝突と無縁で、対面を取り繕う必要のない純粋に独立した専門家」を排除するのであれば、彼らにも、応分の被曝をお届けしようじゃありませんか。

それとも、「バカは風邪をひかない」という諺があるように、60兆個のバカの細胞を持った人間は被曝してもなんともないのかもしれません。

今年中に決着つかねば、地震活動期の日本はヤバイ!
って、山本太郎氏は大阪に避難するといいますが、4号機のプールが核燃料火災を起こせば意味がないのでは。
どうせなら、波照間島は、どうだろう。
命はてるまで。

冗談を言っている場合じゃないな。




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