ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

「SFマガジン」の思い出

 最近の自分の仕事

-太田忠司『遺品博物館』の書評、ハヤカワ文庫創刊50周年特集のエッセイ「本の山のなかで遭遇した「ハヤカワ」」 → 「ハヤカワミステリマガジン」9月号

-「夜明けの紅い音楽箱」(とりあげたのは森村誠一『青春の証明』)、第20回本格ミステリ大賞小説部門/評論・研究部門選評 → 「ジャーロ」No.73

-斜線堂有紀『楽園とは探偵の不在なり』、西澤保彦『夢魔の牢獄』の紹介 → 「小説宝石」10月号 ここにも掲載→ 

円堂都司昭が読む『楽園とは探偵の不在なり』特異な設定による魅力的な問い | 本がすき。

-竹本健治『これはミステリではない』書評 → 「ハヤカワミステリマガジン」9月号

-『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」|Real Sound|リアルサウンド ブック(取材)

 

 実は昔、就活で早川書房の会社説明会へ参加したことがあって、これは私には絶対無理だとすぐあきらめたのだった。その説明会には当時の「SFマガジン」今岡清編集長も出席していて、初期の中島梓/栗本薫をよく読んでいた私は、おおっ、と密かに盛り上がっていた(笑)。

 上記リアルサウンドブックの塩澤編集長インタビュー開始前の雑談では、その話をした(笑)。

 私がハヤカワというブランドや「SFマガジン」にどのように出会ったかについては、「ミステリマガジン」9月号のハヤカワ文庫創刊50周年特集のエッセイ「本の山のなかで遭遇した「ハヤカワ」」で書いた。

 その前後のことである。1970年代半ば、小6~中1の私は、通うようになっていた市立図書館で「SFマガジン」に当時連載されていた福島正実『未踏の時代』をなぜか毎号読んでいた。同誌初代編集長による未完のその回想録で、国内SF黎明期のできごとに初めて触れたのである。だから、その後の日本SF史について同誌現編集長の口から聞けたことは、感慨深かった。 

ミステリマガジン 2020年 09 月号 [雑誌]

ミステリマガジン 2020年 09 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/07/22
  • メディア: 雑誌
 
未踏の時代 (ハヤカワ文庫JA)

未踏の時代 (ハヤカワ文庫JA)

 

Â