ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2023-01-01から1年間の記事一覧

『エクソシスト 信じる者』

映画ポスター エクソシスト 信じる者 Exorcist Believer 27×40インチ (68.9×101.6cm) US版 両面印刷 ds1-INTL-ADV (tomohochikaze) [並行輸入品] tomohochikaze(トモホチカゼ) Amazon 『エクソシスト 信じる者』。かつて大地震で負傷した妊婦の妻か腹の中の…

『ポスト・ディストピア論』の章題と小見出し

ポスト・ディストピア論:逃げ場なき現実を超える想像力 作者:円堂 都司昭 青土社 Amazon 『ポスト・ディストピア論――逃げ場なき現実を超える想像力』Paradise Lost / Exodus Introduction ディストピアの出入口――『ジョジョ・ラビット』「ヒーローズ」 Chap…

『ポスト・ディストピア論』プレイリスト

https://open.spotify.com/playlist/01rky7tupsZvU6SBeMPF7v?si=4bef644d9bac4276 『ポスト・ディストピア論』執筆中によく聴いていた曲のプレイリスト 1 Eathcry“Post Dystopia” そのものズバリの曲名。 2 David Bowie””Heroes”/”Helden”” 映画『ジョジョ・…

チバユウスケの訃報

ミッシェルガンエレファントのラストライヴを幕張メッセで観た時、近くに小さな男の子を連れたグループがいたのを覚えている。大人たちで囲んでスペースを作ったところで、その子が踊るというかはしゃいでいたり、肩車で揺すってもらってキャッキャしたり、…

はっぴいえんどの時代、坂本龍一、櫻井敦司

【Amazon.co.jp限定】はっぴいえんど (初回生産限定盤) (メガジャケ付) アーティスト:はっぴいえんど ソニー・ミュージックレーベルズ Amazon はっぴいえんどの活動期間と同時代の文学の動向を、はっぴいえんどファースト・アルバムの謝辞に名前があった人物…

「本の雑誌」10月号 書評家座談会

「本の雑誌」10月号の「特集 この人の本の紹介が好き!」の書評家座談会「サバイバルより分業制だ!」(大森望、倉本さおり、杉江松恋)を読む。仕事の種類とその収入の割合についてなど、なかなか生々しくも切実な話をしている。特に次の部分↓ ――でも読むの…

重松清『カモナマイハウス』

最近の自分の仕事 -重松清が考える、空き家問題と定年後のオヤジの生き方「自分を見ていても、アップデートできていない部分がいっぱいある」(取材・構成)https://realsound.jp/book/2023/09/post-1427466.html カモナマイハウス 作者:重松清 中央公論新社…

栗本薫『真夜中の天使』

私もそうだが、ジャニーズ事務所の性加害の件で、栗本薫『真夜中の天使』を思い出した人がけっこういるようだ。1970年代に執筆された同作のように、ひょっとすると芸能界はそういうところなのではないか、という半信半疑の想像は、それ以前から世間にあった…

SUMMER SONIC 2023

今年観たもの ・8月19日 MELT4/amazarashi/New Jeans/[Alexandros]/TWO DOOR CINEMA CLUB/SEKAI NO OWARI/ALI SHAHEED MUHAMMAD(A Tribe Called Quest)/DJ豊豊/星野源/YOASOBI ・8月20日 METALVERSE/NOVA TWINS/ももいろクローバーZ/sumi…

1970年代後半カルチャー論(仮)

1970年代後半カルチャー論をやりたいと思い始めている。W村上など20代作家が多く登場し、新井素子みたいに10代までがデビュー。性意識、キャラクター、文体など小説に変化があった。同時期にはマンガの24年組、JUNEなどBL源流の動きがあり、YMOの…

「音羽キャンディーズ」の時代

1970年代後半。栗本薫『ぼくらの時代』/中島梓『文学の輪郭』、見延典子『もう頬杖はつかない』が注目された頃、早稲田大学文学部文芸専修(当時)の創設に携わり、彼女たちを後押しした平岡篤頼も話題になった。 また、栗本、見延、そして『海を感じる時』…

東京ディズニーランド40周年

今日で東京ディズニーランド開園40周年。このテーマパークを浦安はどんな経緯で招き入れ、地元はどう変化したか。それを日本における街の変化の象徴的な事例として考察したのが『ディズニーの隣の風景 オンステージ化する日本』だった。30周年だった10年前に…

今年の予定

・懸案の評論単著2冊を仕上げる(それぞれ全体の半分以上を書き進んでいるので完成しないことはないはず)。 ・執筆参加本が2冊出る(いずれも自分の担当分は入稿済み)。 ・さらに某企画が通れば参加。 ・書籍化前提で評論連載を始めたい。 ・以前よりスロ…