ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2011-01-01から1年間の記事一覧

『リトル・ピープルの時代』、『ドーン』、『一般意志2.0』

YC

(『ゼロ年代の論点』その後のメモ2) 私が『ゼロ年代の論点』を書いている頃にはまだ東浩紀と友好関係にあった宇野常寛が、結果的に東と決別した後に刊行したのが『リトル・ピープルの時代』だった。 『「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント…

『IT時代の震災と核被害』、『「統治」を創造する』

最近自分が書いたもの 「地域社会とウェブ・コミュニティ@浦安――震災で結びついたリアルとネット」 → 『IT時代の震災と核被害』 http://www.impressjapan.jp/books/3114 第3部:もう一度、統治を考える 第9章:「悪しき統治を想像する」 → 『「統治」を創…

無題

最近自分が書いたもの 「むちゃぶり御免! 大胆エンタメ進化論 最終回 高い空に明日があるさの巻 東京スカイツリー×道尾秀介『水の柩』×吉田修一『平成猿蟹合戦図』 → 「メフィスト」2011vol.3 「マゾヒスト向け」(ウォルター・アイザックソン著『スティー…

わたしの「Music For Dishwashing」

12月11日、荻窪ベルベットサンで、こんな話↓します。 「生活考察Presents わたしの「Music For Dishwashing」 あるいは生活上のさまざまな場面におけるBGM考察」 OPEN18:00 START18:30 CHARGE¥2000(w/1D) Music For Dishwashing ――それは、皿洗いをする時の…

北田暁大『増補 広告都市・東京 その誕生と死』

(『ゼロ年代の論点』その後のメモ1) 僕が、過去10年ほどの批評のガイドである『ゼロ年代の論点』を2月半ばに刊行してから約9ヵ月が過ぎた。その後、同書で触れた本が文庫化されたり、言及した書き手の新刊が発売されたりといったことが当然、いろいろ起き…

無題

最近自分が書いたもの 吉田修一『平成猿蟹合戦図』、深水黎一郎『人間の尊厳と八〇〇メートル』の書評 → 「小説宝石」11月号 東直己『猫は忘れない』、鳥飼否宇『物の怪』、有栖川有栖『真夜中の探偵』、芦辺拓『黄金夢幻城殺人事件』の書評、皆川博子『開か…

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歌野晶午『春から夏、やがて冬』インタビュー(聞き手円堂都司昭)。『葉桜の季節に君を想うということ』、『密室殺人ゲーム』シリーズの話もあり。 http://www.youtube.com/results?search_query=%E6%AD%8C%E9%87%8E%E6%99%B6%E5%8D%88&aq=f http://www.nic…

市川尚吾「極私的評論論」について

M

私が「批評」にどのような距離感を持ち、どんな姿勢でいるかは今春出した自著『ゼロ年代の論点』にあらわれているはず。なので、細かい説明はしない(今、闇雲に忙しいし)。 市川尚吾「極私的評論論」に対する私の立場は、端的にいって“NO”だ。 http://www.…

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最近自分が書いたもの 「フェスの村の悪夢」(辻村深月『水底フェスタ』書評) → 「ROCKIN'ON JAPAN」11月号

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最近自分が書いたもの 「ピンク・フロイド 再発・発掘プロジェクト」、「ピンク・フロイドと文学作品」、「映像作品で辿るピンク・フロイドの道」 → 『THE DIG presents DISCOVERY』

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最近自分が書いたもの 「親と子という謎の関係」(岡井崇『デザイナーベイビー』、森谷明子『緑ヶ丘小学校大運動会』、柄刀一『翼のある依頼人』、北國浩二『嘘』の書評) → 「ミステリマガジン」10月号 川瀬七緒『よろずのことに気をつけよ』の書評 → 共同…

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最近自分が書いたもの 皆川博子『開かせていただき光栄です』、日本推理作家協会編『ザ・ベストミステリーズ2011』の書評 → 「小説宝石」9月号 また、松本潤に関する短文などを書いた『音楽誌が書かないJポップ批評 ジャニーズ超世代!「嵐」を呼ぶ男た…

SUMMER SONIC 2011

13日 THE ラブ人間 → THE PRETTY RECKLESS → BoA → Perfume → THE TING TINGS →DEATH FROM ABOVE 1979 → thr GazettE → AVRIL LAVIGNE →KORN → THESE NEW PURITANS 14日 ねごと → SMITH WESTERNS → YELLE → 渋さ知らズオーケストラ → THE POP GROUP → X JAPA…

無題

「メフィスト」2011 vol.2に「むちゃぶり御免! 大胆エンタメ進化論」その五 文化祭とゆるさに希望をみたの巻−−を書きました。今回のお題はご当地グルメ×谷川流『涼宮ハルヒの驚愕』×辻村深月『オーダーメイド殺人クラブ』。

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最近自分が書いたもの 辻村深月著『オーダーメイド殺人クラブ』のレビュー → 「ミステリマガジン」9月号

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最近自分が書いたもの 麻耶雄嵩『メルカトルかく語りき』、一田和樹『檻の中の少女』の書評 → 「小説宝石」7月号 古野まほろ『命に三つの鐘が鳴る』、近藤史恵『三つの名を持つ犬』、西澤保彦『必然という名の偶然』、石持浅海『ブック・ジャングル』のレビ…

『THE DIG Special Edition クイーン』

最近自分が書いたもの 「オペラ&ミュージカルとクイーンの相思相愛」「クイーン・トリビュート変幻自在」 → 『THE DIG Special Edition クイーン』の「クイーンをもっと知るための100枚!」

文学フリマ告知

文学フリマでも『ゼロ年代の論点 ウェブ・郊外・カルチャー』売ります。探偵小説研究会(エ-10)にて。ここで買うと得かもよ。もちろん僕も売り子します。

無題

最近自分が書いたもの 「液状化と浦安――埋立地やディズニーリゾートを通じて地域の歴史を捉える」 → ソフトバンクビジネス+IT http://www.sbbit.jp/article/cont1/23303

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最近自分が書いたもの 「風呂敷を畳まないということ」 → 『伊坂幸太郎全小説ガイドブック』 三津田信三『七人の鬼ごっこ』、北山猛邦『私たちが星座を盗んだ理由』の書評 → 「小説宝石」5月号

粘膜48

YC M

「メフィスト」2011 vol.1に「むちゃぶり御免! 大胆エンタメ進化論」その四 会いたかった 会いたかった 会えなかったNO!――を書きました。今回のお題はAKB48×桜庭一樹『伏』×飴村行『爛れた闇の帝国』。原稿のワーキング・タイトルは、“粘膜48”でした。

『ゼロ年代の論点』と『バンド臨終図巻』

『ゼロ年代の論点』発売から約1ヵ月が経過した。一方、1年前の4月には共著『バンド臨終図巻』が刊行されたわけである。この2冊は、扱っている題材は批評とバンドだし、まるで関係がないのだけれど、今思えば自分の書きかたは、けっこう共通していると思…

3月11日、東日本大地震があった

浦安は昔、製紙工場の排水による「黒い水」によって漁業を断念させられ、ミッキーマウスの住む埋立地の王国へと転換したわけだけれど、今度はそこが液状化して新たな「黒い水」に襲われた。地面から噴き出したその泥が海臭かったことに、この土地の過去を感…

『ゼロ年代の論点』に書かなかった幻の「AZM48」論

YC M

『ゼロ年代の論点』の終章に関しては、現行ヴァージョンとは違う内容を当初(=昨年末)には計画していた。東浩紀編集長の雑誌『思想地図β』のファンクラブ的位置づけである「コンテクチュアズ友の会」の会報「しそちず!」に連載されている宇野常寛の小説「…

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最近自分が書いたもの 社会の体感不安の申し子 『青の炎』の「青さ」のダークサイド → 「ユリイカ」3月号 特集*貴志祐介

48の妄想

4月8日生まれ組を底辺で支えている私としては、4月8日生まれ組の頂点であらせられる高橋みなみ様を崇拝すべきなのか。 48億の妄想 (文春文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1976/12/25メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 15回この商品を含…

本格ミステリ大賞候補作決定、『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+』

M YC

(訂正:東浩紀×法月綸太郎対談が載るのは、『郵便的不安たちβ』ではなく、『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+』(河出文庫。3月発売)のほうでした。どうもすいません) 第11回本格ミステリ大賞候補作が決定した。 【小説部門】 『綺想宮殺人事件』…

『ゼロ年代の論点』は18日頃発売

(※当初、ブログタイトルを「『ゼロ年代の論点』来週発売」にしていましたが、発売時期が近づいてきたので上記に変更しました) ゼロ年代の論点 ウェブ・郊外・カルチャー (ソフトバンク新書)作者: 円堂都司昭出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発…

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最近自分が書いたもの 「美しい日本」という過去−−「川端康成と三島由紀夫 伝統へ、世界へ」展によせて → 「プラットフォーム」(韓国のカルチャー誌) ディスク・レヴュー数本 → 『OASIS (rockin’on BOOKS)』 『新世界より』が示す現代性 → 「IN POCKTET」1…

謹賀新年

迎春 昨年中はいろいろとお世話になり心よりお礼申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 2011年元旦