ラノベの青ブタについて質問です 青ブタ最終巻を読んだのですがバカなのでいまいち理解できませんでした。なので簡単にでいいので解説して欲しいです。

・霧島透子の正体が桜島麻衣ではない事を、美織が彼女と共にステージに立つ事で証明した事で、騒動は終わるはずだった ・しかし、その後も咲太を取り巻く状況が変わる事無く、彼の知る世界に戻ってはいなかった ・そんな時、彼の前に”ウサギの着ぐるみ（並行世界の咲太）”＆赤井郁美が現れ 「この状況の原因の半分は咲太にある」 と告げる それは ”彼が”思春期症候群”を認識（＝現実の物として観測）し続けている事と、美東美織の存在が複数の並行世界で認識された事で、本来”彼女は一人しか存在しない”はずである前提が崩れ、複数の世界線が混同している・・・” と言う事であった ・その状況を変えるには 咲太が ”思春期症候群を否定する事” が条件となると、ウサギは告げる しかし、それは同時に彼のこれまでを全て否定する事を意味し、麻衣を始めとする様々な出会いすら消えてしまう可能性が有った。 ・そこで、彼は思春期症候群を”否定”ではなく”思い出に変える”事を選択する それは、その発端となった”花楓→かえで”の件以来、何かを拗らせ続けている日々を振り返り ”そういえば、色々な事が有ったな・・・” と区切りを付け、未来に向けて歩み出す事でもあった ・麻衣や朋絵、双葉達との思い出が詰まった場所を巡った後、様々な並行世界に於いて霧島透子の件で混乱が生じているであろう状況を救う為、旅立つ決意をした美織を見送る咲太 その直前、彼はスマホを契約した。 これも、彼なりの”区切り”の付け方であった ・美織を見送った後、七里ヶ浜で麻衣と落ち合った彼は、様々な思い出の詰まった峰ヶ原高校の姿を見上げ”懐かしさ”を覚える そして、麻衣に対し 「高校の数学教師を目指す」 と告げ、未来へ向けて歩み出す事を決めた ・三年後、元に戻った世界で咲太は教育実習の為に峰ヶ原高校へ赴いていた 或る日彼は、帰宅のため江ノ電の七里ヶ浜駅に居た そんな時、到着した電車から降りて来たのは ”いつかまた会おう” と約束し、それ以来会えていない美織・・・ ではなく、よく似た女性であった。 未だに再会出来ていないのは、思春期症候群を”思い出”にした彼が彼女を認識出来ていないため？ しかし、彼のスマホには彼女が残した曲が入っていた 彼女は、どこかで必ず存在しているのだ 物思いにふけつつ、モノローグの様な一文で締め括られる ”君に出会えてよかった” ＊ここの”君”が指すのは、個人ではなく彼が”思春期症候群”と関わる事が無ければ出会う事の無かった全ての人を指すと思います。 この一文に、物語の内容が全て凝縮されていると思います。