少子化の大きな原因は、晩婚化にあると思います。
30代後半ともなると、男女とも生殖能力が弱く、子供が出来にくいため、不妊治療に金と時間を投じ、疲れ果て、二人目を望まない、又は、子供を諦める夫婦が増えています。
その晩婚化の原因の一つとして、高すぎる大学進学率があると思います。
大学生は、無所得orバイト代程度の収入しかなく、とても結婚・出産する機運にならないために、これだけで婚期が4年遅れます。
卒業後も、大卒採用者の仕事は高度で、仕事に没頭して覚えていくこととなり、恋愛や求婚活動を後回し。30代になってようやく結婚した頃には生殖能力が低下している。
そういうことかと思います。
なお、大卒で就職する女性が増えているのも事実で、自分で生活費以上を十分稼げてしまうため、結婚を焦らないという側面もあると思います。
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1人あたりGDPが低位で推移しているのは、ご質問にある通り、この国で働いて所得税を納めている者が6600万人、約半分しかいない影響が大きいと思います。
働いている人の平均所得が400万円台なのは、扶養の範囲内で働く人や、退職後にパートで働く高齢者も分母に加わっている統計である影響が大きく、子供のいる世帯の収入でみると平均で800万円台となっています。
十分な額であり、必ずしもお金が原因で結婚しない、子供を作らないという訳ではないと思います。