(30日朝投稿で、29日付にバックデート)
朝日新聞=gooニュース=(「日本会議」系が集会、改憲へ気勢 国会議員ら700人)によると、
神道系の最右派団体「日本会議(にっぽんかいぎ)」の傘下とみられる「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が平成29年2017年3月29日(水)、国会近くで集会を開き、
「緊急事態条項の新設」と、
「自衛隊の存在明記」
を、衆議院憲法審査会、参議院憲法審査会が今年中にもまとめる、憲法改正の国民投票の発議案に盛り込むよう求めました。
会合には安倍首相側近の自民党の古屋圭司選対委員長と下村博文幹事長代行ら国会議員41名を含む、総計700名が参加しました。
日本会議は秘密性が高く、上記の「国民の会」のホームページも、昨年11月に更新した形跡があるだけですが、三好達元最高裁長官、田久保忠衛元時事通信記者、桜井よしこジャーナリストの3名が共同代表をつとめているとされています。
日本会議のメンバーは圧倒的に自民党所属で、民進党では昨年退会者が相次ぎました。現在の安倍内閣の半数以上がその構成員とみられます。報道写真でも、新藤義孝元総務相、山谷えり子元国家公安委員長=聖心女子大学卒=、有村治子元内閣府相=国際基督教大学卒=ら若い期数で第2次安倍内閣の閣僚ポストを射止めた自民党議員が壇上に上っていることが確認できます。
このような極めて強い影響力から、国会での改憲論議は、引き続き、「緊急事態条項」を中心とした審議が続きそうです。
上記、朝日新聞の内容は以下の通りです。
[朝日新聞=gooニュース=から全文引用はじめ]
「日本会議」系が集会、改憲へ気勢 国会議員ら700人
「美しい日本の憲法をつくる国民の会・中央大会」の最後に、壇上で「勝ちどき」をあげる国会議員ら=29日午後5時42分、東京・永田町、越田省吾撮影
(朝日新聞)
運動団体「日本会議」が主導する憲法改正派の集会が29日開かれ、各党に改正原案の国会提出を求めていく、とした今年度の運動方針を採択した。優先する改憲項目として「緊急事態条項の新設」と「自衛隊の存在明記」を挙げた。
集会は「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が主催。東京都内で開かれ、関係団体などから約700人が参加。自民党の古屋圭司選挙対策委員長や下村博文幹事長代行のほか、民進、日本維新の会などから国会議員計41人が参加した。
公明党からも斉藤鉄夫幹事長代行が出席。「何より大事なのは各党合意。少なくとも野党第1党が入る形で大きな国民合意を得て、1回目の国民投票は必ず実現させる」とあいさつした。日本会議によると、同会議系の改憲集会で、公明議員が登壇するのは初めてという。
[おわり]
このエントリーの記事の本文は以上です。