ダイエットをして体重を減らすと身体のラインが美しくなり、身体的な魅力が増します(Brierley ME, 2016)。それだけでなく、心血管疾患などの病気のリスクを軽減させ(Wing RR, 2011)、睡眠の質や気分が良好になり(Alfaris N, 2015)、健康度も増すことが報告されています。 多くの人がダイエットに励み、体重を減らしたいと思う理由は、身体的魅力の増加(モテたい!)と健康度の増加(健康でいたい!)に集約されるでしょう。 しかし、近年の健康科学では、体重を減らすことよりも、脂肪量と筋肉量の比率である身体組成を改善させることの重要性を唱えています。 その中でも、もっとも注目されているのが「筋肉量」です。 これまでは、体重を基準とした体格指数(BMI)によって身体的魅力度や健康度が計られていましたが、近年では脂肪量と筋肉量で構成される身体組成が新たな指標となりつつあるので