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ソデイカ解剖会の誘い 12月のある日、日本いか連合メンバーのAAYAAさんから「ソデイカ解剖会に来ませんか」とのお誘いがあった。AAYAAさんと、デイリーポータルZなどでご活躍中のイカ好き、とりもちうずらさんが共同で購入したソデイカを、忘年会を兼ねて皆で解剖する会を開くいうのだ。そんなの行くっきゃない!部屋で一人喜びの雄叫びを上げた。 なぜ私がこんなに興奮しているか、そしてなぜAAYAAさんととりもちさんは「共同で」ソデイカを購入したのか……。その答えはソデイカの大きさにある。 ソデイカとは ソデイカはアカイカ、タルイカとも呼ばれ、日本海から沖縄近海・小笠原諸島などでは漁が盛んなイカである。その外套長(腕を覗いた胴の部分の長さ)は成体で80cm、重さは20kg~30kgにもなる。食用としては最大級のイカなのだ。と聞くと何だか縁がなさそうに思えるが、実はその辺のスーパーにもよく柵が売っている
今回の旅の目的地は新潟。新潟には申し訳ないのだが、自発的に決めた目的地ではない。JR東日本の「どこかにビューーン!」という行き先ガチャサービスにより決定されたのだ。新潟といえば酒どころ米どころ。ちょうど新米の季節だ。どんとこい。古町エリアに宿を取った。 先に断っておくと、この旅の主題は飲食である。花街であった古町の美しい町並みなどにはほぼ触れない。のんべぇ、食いしん坊の記録である。 ともあれ、まずは飲酒 バスセンターにて「万代」のカレー、「寿屋」のおにぎり 隠し通路のある店「シャモニー」と「Patisserie N」 勘でバスに乗る、マリンピア日本海 「酒亭 久本」ぬかいわしの刺身で呑む 笹団子屋巡り・鮭まんじゅう 新潟名物タレカツ丼発祥の店「とんかつ太郎」 新潟米の陣 佐渡へようこそ 揚げより蒸し!半身揚げの店「鳥やす」 笹団子食べ比べ ピアBandai「弁慶」、イカとの邂逅 次はどこへ
トビイカがうちに来る トビイカとは 解剖して観察してみる ずんぐりむっり筋肉質な全身 漏斗はぴったり収納 腕は飛ぶための装置 発光器は小判型? 癒着している漏斗軟骨器 内臓はスルメイカ似 カラストンビが可愛いお口 大きくて強い眼球 体の割に大きな平衡石 いざ実食、発光器の味は? ちょっとだけ生食、衝撃の味 炒めて素材の味を楽しむ 天ぷら食べてみろ、トブぞ またね、トビイカ 参考文献 トビイカがうちに来る ある日突然、XのDMに「トビイカ要りませんか(要約)」というメッセージが届いた。トビイカといえば、その名の通り空飛ぶイカである。そんなの解剖したいに決まってる! このありがたいメッセージをくださったのは写真家の岡野さん。主に海の生き物を撮影されている方で、トビイカの飛行も撮影されている。 今年のトビイカ 2023年の振り返り 来年も頑張りたい#トビイカ #Flyingsquid pic.t
さて今年もこの季節がやってきた。ホタルイカの接岸である。 数あるイカの中でも特にホタルイカが好きなので、私は毎年この時期を心待ちにしている。食べるのはもちろんのこと、気力があれば富山までホタルイカを掬いに行くし、ちょっといい魚屋で生ホタルイカを買い込んで解剖するのも楽しみだ。 素敵な発光器を持ったイカを観察する楽しさを皆に伝えたいと思うのだが、ホタルイカはサイズが小さく初心者が解剖するには難しい。そもそも生のホタルイカは産地から離れた場所では手に入りづらい。そこで思いついたのが茹でホタルイカの解剖である。茹でると組織がギュッと固まるので内臓などが扱いやすくなるし、一番皆が見たいであろう(?)発光器の観察もきちんとできる。 というわけで、以下に簡単な観察ポイントを生と茹での比較写真を見せながら解説するので、良かったら挑戦して欲しい。今年はホタルイカ豊漁でお買い得だしね。 発光器の観察 腕発光
解剖できるイカのぬいぐるみが完成した。 構想から裁縫・刺繍・ビーズの訓練含めて4年の歳月を経て、とうとう形になったのだ。 特に誰に依頼されたわけでも何かの役に立つわけでもないが、執念で完成させたので見てほしい。 イカ解剖ぬいぐるみ全貌 本物から型どった全身 ヒレ 虚ろな瞳 しんどかった腕 腹はファスナーで開く 漏斗・漏斗牽引筋 循環器 生殖腺 消化器 脳と眼球 口周り なぜこんなものを作ったのか なぜかぬいぐるみに手を出した 試作一号の製作 裁縫・刺繍・ビーズの訓練 試作二号の製作 まとめ イカ解剖ぬいぐるみ全貌 まあとにかく見てくださいな。まずは動画。Xで519万インプレッションもらって驚いた。 #イカ解剖ぬいぐるみ いつでもイカを解剖する気分を味わえるぬいぐるみを作ったよ! 構想から4年かかった(試作2匹含む) pic.twitter.com/ur0x7QTYdX— 佐野まいける (@
平衡石への愛 3年ほど前から、イカの平衡石を集めはじめた。平衡石とはイカやザリガニなどの無脊椎動物の頭の中にあるカルシウムの結晶である。ほんの0.5〜2mm程度の小さな粒なのだが、これが非常に可愛らしい。 ほら、可愛いでしょ?, ヒトや魚で言うところの耳石にあたり、イカの場合は平衡胞というリンパ液で満たされた空間の中で動いて姿勢や速度を感知するのに役立つ。それだけではなく、日々成長して樹の年輪のような輪紋を描くので、イカの日齢を特定することができる場合があるのだ! すごいでしょう。 骨のないイカの体の硬い部分を集めるのはイカ好きあるあるだが、最近の私にとっては甲やカラストンビよりも平衡石が愛しい。小さくて置き場所に困らず、形も愛らしく、イカの人生(イカ生)の歩みが記されている小さな粒を傍らに置いておきたい気持ち、わかるだろうか。 しかし、魚の耳石のコレクターの話は耳にすることも多いけれど、
※はてなブログ×codoc連携サービスのプロモーションのため、はてなからの依頼を受けて投稿しています 下田赤いかキャンペーン 五月の終わり、夫から一枚の画像が送られてきた。 下田で赤いかキャンペーンというのをやっているらしい。ここで言うところの赤いかとは、ケンサキイカのことである。確かにケンサキイカは夏のイカだけれども、下田が赤いかで有名だなんてまったく知らなかった。下田といえば金目鯛じゃないのか。 赤いかキャンペーン | 伊豆下田観光ガイド キャンペーン概要によると特に出し物があるわけではなく、赤いかを出す飲食店や宿をMAPにまとめたので各自楽しんでくださいという感じのようだ。検索してもあまり情報がない。なんとなくテンションの低さを感じるが、行ってみることにした。 曇天の下田 熱海で伊豆急下田腺へ乗り換える。実は伊東より先へ行ったことはなく、下田も初めてである。車内から海を見たいと思って
外へ出掛けると鼻水が止まらなくなってきた。春だ。春を告げるイカといえば、私にとってはホタルイカである。富山湾で生きたホタルイカを掬ったその日から、彼らの虜になってしまった。赤銅色に輝く体を膨らませて泳ぐ姿は、さながら生きた宝石だ。 ▲青白く光るところばかり取り上げられがちだけれど、光らなくても美しいんですよ そして何より、美味しい。多くの人にとって、ホタルイカの価値はこれに尽きるだろう。ちょうど一口で丸ごと食べられるサイズ、濃厚な肝の旨味に卵の風味。食べられるためにわざわざ深海から浮上してくるわけではないはずだが、ヒトにとっても、沿岸に棲む動物にとってもありがたい春の幸である。 ▲ぷっくりと小豆色に茹ったホタルイカで一献傾けるのが毎春の楽しみ 気になるあの子は謎めいて そんなホタルイカを愛してやまない私であるが、このごろ少し浮気心が出てきてしまった。その生き物の名は、ホタルイカモドキという
日本近海で採取できそうなイカ25種をピックアップし、全種類を自分の手で捕るという勝手なチャレンジ「イカ釣りチャレンジ25種+α」を始めてから2年が経過した。 www.michael-sepio.com 私の行動力(主に体力)のなさから思うように進んでいないのだが、それでも本当に優しい皆様のおかげで数種類のイカと新しく出会うことができた。2019年~2020年分の進捗を記録しておく。 2019年 ミミイカ・ホタルイカ・ヒメイカ 2019年は3種類。たまたま小型のイカばかりだ。小さいイカ、可愛いよね。解剖は非常にやりづらいが。 ミミイカ Pさんのミミイカ捕りに同行させていただくことに。本当にいつもありがとうございます。 結局自力で見つけ出すことはできなかったのだが、自分の網には入れたので捕ったということになっている。 その時の様子はコチラ。 www.michael-sepio.com ミミイカ
メシ通さんに、『「イカを楽しく解剖しながら部位別に美味しく食べる方法」を日本いか連合員が手とり足とり教えます』という記事を寄稿させていただいた。読んでくださった皆様、ありがとうございます。 www.hotpepper.jp 常々、イカを解剖することの楽しさを伝えたいと思っていたので、この記事を書くのは本当に楽しかった。記事を制作していて改めて思ったのだが、イカってすごく解剖向きだ。私のように理系でもなく、解剖の経験もそんなにない人が、最初に手を付けるのにうってつけの生き物だと思う。 ▲イカを開く喜びは、プレゼントの包装紙を開けるときの喜びに近い いい機会なので、その理由をまとめておく。まあ、まず「解剖したい」という欲求を持っていることが前提になるわけだが。みんな知りたいでしょ?生き物の体の中身。私は知りたい。 いつでもどこにでも安く売っている 自宅にある道具でできる 赤い血が出ない 奇妙で
いつかの記事で自画自賛していた汁なし担々麺を 家族以外の方々に食べていただく機会があり、 「美味しい!」と言って貰えてうれしかったので調子乗ってレシピを公開する。 ※マダラさん(@shiibasama)が用意してくださった「麺が」美味しかったという説もある。 sepio.hatenablog.jp 正直に言うと、汁なし担担麺は、「かなり適当に作っても不味くならない」。 ※ただし、「美味しい麺」でつくること。 私のような料理初心者向きのメニューだと思う。 まず、合わせダレを予め用意してから麺に絡めるので、 その時点で味の調整が可能。何度でも可能。 いろいろ加えて濃くなりすぎたら、和えるタレを減らせばよいし 余ったタレはとっておけばいい。茹で鶏にかけても旨い。 もしくは敢えて濃くして、麺を食べ終わったあとに飯を投入すると2度幸せ。 あくまで参考にレシピを載せるので、好きなように冒険してください
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