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大そうじへの備え
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棚卸とは、帳簿上記載のある在庫の数量と実際の在庫の数量との差異を把握するために、定期的に行われる実際の在庫数量を確認するための作業のこと。 実際に棚卸資産をチェックすることから、実地棚卸と呼ばれることも多い。 本来は帳簿上の在庫数量と実際の在庫数量は一致していなければならないが、盗難や紛失、記帳ミスなど諸般の原因により一致していないことが多い。 そのため、会計上、その差異を正確に認識し、実際の在庫量に即した簿価へ調整することが求められることから、行われるもの。
TBHとは、「オープンポジションに対して近い将来、採用して充足する」という意味合いの言葉。 TBAとほぼ同義だが、TBHと言う場合は明確に採用に限定して使用される。 例えば、新しいグループを組成する際に、構成員の一部しか個人名で決まっていない場合、異動により充足するポジションをTBA、採用により充足するポジションをTBHと表記する。
サスペクトとは、販売側からみた消費者の分類の一つで、購入につながるかどうかわからない消費者群のこと。 サスペクトの直訳は、「容疑者」といった意味合い。 (消費者の分類例) サスペクト:購入するかどうかわからない消費者 プロスペクト:見込み客 ファーストバイヤー(ファーストタイマー):1回購入履歴のある顧客 セカンドバイヤー(セカンドタイマー):2回購入履歴のある顧客 リピーター(クライアント):複数回購入履歴のある顧客、常連客 アドボケイト:擁護者、支持者
カーブアウトとは、企業が事業の一部を切り出し、第三者の投資や経営参画を受け入れて立ち上げるベンチャー企業設立方法のこと。 親会社から、出資や業務面での支援を受け、連携をとっていく形式を取るのが一般的。 一般に大企業が、競争力を持ちながらも、コア事業とは位置付けられない事業を切り出すことをカーブアウトと呼ぶ。
ソフトウェアエスクローとは、ライセンサー及びライセンシーが、ソフトウェア取引を開始する場合に、ソースコードや技術情報等を第三者(エスクロー・エージェント)に預託しておき、ライセンサーが倒産等した場合、エスクロー・エージェントが契約で定めているの開示条件によりソースコード等をライセンシーに開示し、ライセンシーの保護を図る制度。 ライセンスを受けていたソフトウェア提供者(ライセンサー)の倒産等により、メンテナンスができず、データを放棄せざるを得なくなるような状況を回避するのが目的。 欧米では、ソフトウェアエスクロー制度が定着しているが、わが国にはこのような制度は存在しない。 そのため、海外ユーザーとソフトウェア取引を行う場合に、海外のエスクロー・エージェントに預託するケースが多い。
ハイコンテクスト文化とは、生活習慣や文化的背景、経験に共通部分が多い文化のこと。この文化では、明確な表現主張を避け、状況から「察する」ことを好む傾向があるとされる。 日本はハイ・コンテクスト文化であると言われる。
ステアリングコミッティとは、運営委員会のこと。 部門間にまたがる全社的なプロジェクトを行う際、全社的な利害調整を行い、意思決定を行う半公式の組織。 通常利害のまたがる部門の長や、そのさらに上役の役員・役付役員が就任する。 チーム運営におけるファシリテータのような存在。
相対取引とは、市場を介さずに売買当事者間で売買方法、取引価格、取引量を決定して売買する取引のこと。 特に公開株式など市場が存在する金融商品に関して、市場を通さずに行う取引を指して言うことが多いが、株式に限らず、相対で行われる取引は、全て相対取引である。 大量の株式を売却する場合など、相場に影響を与えずに取引を行えるメリットがある。 相対売買とも呼ぶ。
USPとは、自社(自製品)のみが持つ独特の強みのこと。 ユニークで顧客に対して売り込みが効く主張、提案がUSPであり、他社との差別化が主張できる強みのこと。 マーケティングにおいても、ブランド構築においてもUSPを持つことは極めて重要とされ、マーケティング戦略の立案にあたっては、USPすなわち他社には無い独特の提案を見つけることが重要とされる。
ソブリンリスクとは、外国の政府や中央銀行、外国地方公共団体といった事実上の外国国家に対する融資におけるリスク。 カントリーリスクと同義で使われることもある言葉だが、厳密に区分するならば、ソブリンリスクは特に国家への融資に関するリスクに限定されている。
CCCとは、キャッシュコンバージョンサイクル(Cash Conversion Cycle)の略称で、現金循環化日数のこと。 企業の仕入から販売に伴う現金回収までの日数を示し、この日数が小さいほど、企業の現金回収サイクルが早いことを意味する。 計算式:CCC=DIO(在庫回転日数)+DSO(売掛債権回転日数)-DPO(仕入債務回転日数) 例) 年間売上高:120百万円 年間売上原価:80百万円 平均在庫金額:16百万円 平均売掛債権額:30百万円 平均仕入債務額:15百万円 DIO=16百万円÷80百万円×365日=73日 DSO=30百万円÷120百万円×365日=91.25日 DPO=15百万円÷80百万円×365日=68.44日 CCC=73日+91.25日-68.44日=95.81日 この例の場合、この企業は、仕入による現金支出から売上による現金回収に至るまで95.81日を要している
プロスペクトとは、販売側からみた消費者の分類の一つで、見込み客のこと。 カタログを取り寄せた顧客など、購入に対する反応が見込める顧客予備群のこと。 (消費者の分類) サスペクト:購入するかどうかわからない消費者 プロスペクト:見込み客 ファースト・バイヤー:1回購入履歴のある顧客 リピーター:複数回購入履歴のある顧客 クライアント:常連客 アドボケイト:擁護者、支持者
投資家の持つポートフォリオのうち、直接的にかかわる特定の「リスク」や「対象」に対しての資産の割合のこと。 例えば、為替リスクをヘッジしていない外貨建て資産を保有している場合、(外貨)エクスポージャーがある、ということになり、同様の外貨建て資産を保有していても、その全額がリスクヘッジされていれば、(外貨)エクスポージャーはゼロであるということになる。
リテンションマーケティングとは、既存顧客との関係を維持していくためのマーケティング活動。 リテンション(Retention)は、維持、保持といった意味合いの言葉。 DMやメールマガジンの配送、各種アフターサービスの提供などがこれにあたる。
トラックレコードとは、投資信託や投資ファンドといった金融投資商品の収益実績の履歴のこと。 コンサルティングやその他金融商品でないサービスの実績履歴については、クレデンシャルと呼んで区別する。
ロックイン効果とは、顧客(ユーザ)がある商品を購入すると、その商品から他社の製品への乗り換えが困難となり、顧客との継続的関係が維持されやすくなる効果。 ソフトウェアなどがその典型で、顧客は一度あるソフトウェアを利用しはじめると、他のソフトウェアに乗り換えるにあたって使い方を再度学習しなければならないというスイッチングコスト(乗り換えコスト)を払わなければならないため、最初に利用したソフトウェア及びそのバージョンアップ版を使いやすくなる。 (その他) ロックイン効果と呼ぶ場合、一度取得した資産をなかなか手放さなくなる効果をロックイン効果と呼ぶこともある。 この場合のロックイン効果が働く原因としては、一つに課税関係がある。 通常、課税は資産を譲渡した際に譲渡益が発生したことを持って課税所得の対象となるため、資産を継続的保有することが課税の繰延効果をもたらすためである。
コストセンターとは、サービスレベルとサービス提供コストに責任を持つ組織。 プロフィットセンターの反意語で、直接的に利益を創出しない組織のこと。 例えば、経理、人事などの部署を指す。
セカンドプライス・オークションとは、オークションの支払価格決定方法のひとつで、最終的に最も高い価格を入札した買い手に販売されるが、支払額は2番目に最も高い価格に設定されるというもの。 ゲーム理論の議論を用いれば、全員が自分の評価額をそのまま入札することが証明でき、最も望ましい方式ということもできる。例を述べれば、Yahoo!オークションがこの方式を採用している。
YoYとは、「年度ごとの~(Year On Year)」の訳でデータを閲覧する際、頻繁に使われる表現。
EBITDAとは、税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したものであり、他人資本を含む資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す利益概念である。 国ごとの金利税率会計基準の違いによる見かけ上の企業の利益格差を最小限に抑える指標として利用されることもある。 また、FCFに近い概念であることから、FCFの代替として簡便的に使われることもある。 計算式: EBITDA = 税引前当期純利益 + 支払利息 + 減価償却費 または EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 または EBITDA = 経常利益 + 支払利息 + 減価償却費 EBITDAの計算方法によって、数値が変化してくるケースも多いため、正確性を期すためには、計算方法を明示することが多い。
リクープとは、(損失などを)取り戻すという意味の言葉。 投資等を行うにあたって、投資元本を取り戻すことをリクープと呼ぶ。 例えば、「開発コストをリクープ(回収)する」といった使い方をする
ポイント引当金とは、航空会社や小売店などが発行しているポイントのうち、(費用処理していない)期末ポイント発行残高に対する将来利用見込額を引当処理した場合の引当金。 ポイントの発行は、発行会社にとって、値引きの先送りという性格を有しているため、ポイント発行額は一種の費用の繰延である。このように考えると、ポイントの発行残高のうち、将来の利用見込額について、会計上は、ポイント発生期に費用処理し、引当金を積み立てておくべきということになる。 現在(2009年現在)、日本では、ポイント引当金を含むポイント処理ルールについては、明確な基準がないため、各社で処理方法が異なっているものと考えられる。 IFRS(国際会計基準)では、ポイントの発生を負債の発生と捉え、ポイント発生時にポイント発生額に将来の見込み利用率を乗じた公正価値を負債として計上する(その分、売上が減少する)方法を採用している。 なお、税務
クリティカルマスとは、生産活動や販売活動を行う際、ある一定の生産量や販売量を超えると急激に収益性が高まったり、市場の認知度が高まったりするような場合において、その生産量は販売量をクリティカルマスと言う。 簡単な例として、損益分岐点はクリティカルマスの一種。 クリティカルマスにたどり着かない活動の場合には、それをやめてしまうか、クリティカルマスを超えるような施策を講じなければならない。
配賦とは、部門や製品にまたがって発生する費用を、配賦基準に従って部品や製品に費用配分処理すること。 配賦基準次第でどのような費用配分にでもなりうる。 例えば、売上高を基準に配賦する場合と、人員数を基準に配賦する場合では、費用配分結果が全く異なるものになる可能性がある。 そのため、配賦する費用が、どのような原因で発生し、それがどのように利益に貢献しているか検討の上配賦基準を設定することが必要となる。 配賦基準の設定に「活動」という概念を利用することにより、コスト配賦を精緻化しようとする考え方がABC原価計算。
シャープレシオとは、リスクに対してどれだけのリターンを得られるかを示す指標であり、シャープレシオが大きいほどリスクに比して大きなリターンを実現していることを示す。 逆に、超過収益を上げるために、どれだけリスクをとっているかを表しているといえる。分子が超過収益を示し、分母がリスクの大きさを示す。 計算式: シャープレシオ = (ポートフォリオの収益率 - リスクフリーレート) ÷ ポートフォリオ収益率の標準偏差
パススルー課税とは、法人等の利益に対して課税せず、その構成員の所得に対して課税する課税制度のこと。 構成員課税とも呼ばれる。 通常、法人の所得を個人に分配する場合、法人税を支払った上で、配当にも課税されるが、パススルー課税が利用できる場合、個人の所得税の支払のみで足りることになる。 日本版LLP(有限責任事業組合)で採用されている。
フレーミング効果とは、ある選択肢の判断を人が行う場合、その絶対的評価ではなく、自己の参照点(基準点)との対比において比較されるため、絶対評価とは異なる判断を導く可能性があるという効果のこと。 同一の選択肢であっても、選択者の心的構成(フレーミング)が異なると、意思決定が異なってくる効果のこと。 例) ある伝染病に1,000人の人間が感染した。放置すると全員が死亡する。対策案としてA案とB案が提示された。 Question1) A案による場合、300人が助かる。 B案による場合、70%の確率で全員が死亡する。 Question2) A案による場合、700人が死亡する。 B案による場合、30%の確率で全員が助かる。 Question1もQuestion2も表現方法が異なるだけで同じことを言っている。しかし、多くの人はQuestion1ではA案を選択し、Question2では、B案を選択した。
クレデンシャルとは、コンサルティング会社などで営業のときに用いる過去の実績履歴のことを指す。 金融商品の収益実績の履歴を意味するトラックレコードとは区別して用いられる。
R&Dとはリサーチ&ディベロップメント(Research and Development)の略称で、いわゆる研究開発活動のこと。 基礎的研究、応用開発、製品開発など広範な研究開発活動の全般が含まれる。
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