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今年の「#文学」
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本日、7月31日をもって15年間在籍したネットイヤーグループを退職することになりました。 2002年に、所属していた制作会社が吸収され移籍したときから、渋谷・溜池・銀座と場所は変わりましたが、同じ空間を共有してきたことを思うと、大変感慨深いです。 このあまりにも長い時間を思うと、ブログだけで簡潔に表現することは難しいですが、この15年間のネットイヤーグループでの経験を誇りに思い、胸に秘めてこの先前進していきたいと思っています。 本当にありがとうございました。 15 Lessons on Netyear as IA/UX Designer 15 Lessons on Netyear as IA/UX Designer (SpeakerDeck) この15年間で得たことを心得としてまとめてみました。この中の一つでも気に留まるものがあれば幸いです。 #1 output/アウトプットする アウトプ
2017年6月13日に『AIシンキング』特別セミナーを開催し登壇させていただきました。実はこのイベントタイトル「AIシンキング」は造語で、自著『IAシンキング』をもじったものです。 このイベントは『エンタミナ』のスピンオフ版として新たに企画したもので、司会のデスクトップワークスの田口真行さんといっしょに、デジマラボの中村健太さんを招いて行いました。ちょうど沖縄でした「CSS Nite in OKINAWA, Vol.9」の懇親会で盛り上がったアイデアで、「昨今の AI の流れをふまえて〈思考〉にフォーカスするイベントをしてみるのはどうだろう」という雑談からはじまり見事に実現に至りました。 機械学習 ※ バブルなこの時代に、僕ら「作り手」が考えるべきこと 株式会社ビットエー(BITA)の CMO、「デジマラボ」のプロデューサーでもあり執筆者でもある中村健太さんからは、いわゆる「AI」の最新実
2017年5月18日、神戸で開催した「アクセシビリティの祭典」に参加してきました。この日は「Global Accessibility Awareness Day」ということで、毎年行われているイベントで、今回は第三回目ということもあり参加者も100名以上とたいへん盛況なイベントでした。メモを頼りに振り返ってみたいと思います。 神戸市ホームページの取り組み リリース当初から Bing 風の検索窓しかない自治体サイトとして話題になった神戸市のホームページ。広報課の中務さまや関わった方々からの説明や背景を聞くことができました。当初から、検索向上・情報発信力・デザインの向上をねらったリニューアルとして、「デザインの神戸」を発信していく姿勢で取り組まれていたこと、そしてその取り組みは市民の評価をもとにされているという点が印象的でした。 トップページの検索キーワードのサジェストはサイト内検索をみて調整
2017年4月14日(金)に東京で開催された「UX Days Tokyo 2017」のカンファレンスに参加しました。今回で3回目の UX Days Tokyo は、国内最大級のUX系イベントで「UX LONDON」がベースになっています。今年も所属するネットイヤーグループはシルバースポンサーとして参加することができました。 テーマは「組織で作るUX」ということで、スピーカーに元 Twitter のUXマネジャーでもある Cennydd Bowles をはじめ海外の著名な方々をお招きしたカンファレンスでとても豪華でした。 今回は、当日午前中に所用があったため午後からの参加となりました。お昼のお弁当は、毎年恒例になりつつある今半のお弁当です。午前中にあったセッションは聞けなかったので、ほかの方のイベントレポートに期待したいと思います。 Friction, More or Less/フリクション
2017年4月21日と22日の2日間、日本で第2回目となる KAOSPILOT クリエイティブリーダーシップの特別ワークショップ (モジュール1) に参加してきました。 KAOSPILOT とは KAOSPILOT (カオスパイロット) とは、デンマークにあるビジネス・デザインスクールのことで、世界的に評価されている学校です。以前から、大本 綾さんの記事や講演を聞きかじりしていましたので、そのメソッドや取り組みにはたいへん興味がありました。 今回は、その学校で教えている「クリエイティブリーダーシップ」プログラムを日本で受講できるという点と、その学校の校長である Christer Windeløv-Lidzélius 氏とプログラムディレクターの David Storkholm 氏が来日して直接お話しが聞ける点、そして「百聞は一見に如かず」ということで参加するに至りました。 募集が告知されて
少し前に「CX vs UX」という記事が散見されましたが、自分なりにも整理してみようと思います。 前提としては、どちらもエクスペリエンス(体験)と書いてますので、その対象者をユーザー(利用者)と呼ぶかカスタマー(消費者)と呼ぶかという点でも異なります。 概念としては、「視点が違う」ということもできますが、その言葉を使う背景から考えると「責任範囲が明確に違う」と見ていいと思います。 対比してみると、次のような感じだと思います。 CX (Customer Experience) カスタマーエクスペリエンスマーケティングにおける文脈対象はサービスデザイン店舗やサポートなど、ビジネスの対象者を指す UX (User Experience) ユーザーエクスペリエンスプロダクトにおける文脈対象はプロダクトデザインユーザビリティやUIなど、プロダクトの利用者を指す 言葉の使い分けに目を向けてみましょう。
3/18 (金) に書籍『IA/UXプラクティス』が発売されました。 単著として 2 冊目の本ですが、予約開始直後から多くの方にご紹介いただき、とくに献本させていただいた方々のご紹介のおかげで、予約数も前著を大きく上回る結果となりました。本当にありがとうございます。 この本が示すテーマは、「情報アーキテクチャとUXデザイン」ということになりますが、過去を振り返って整理した部分と、これから考えなければならない部分とが混在しています。その中で、演習をカットして「よくある課題 (Practice)」に変更したのは、問題を解くことよりも問題を共有する段階に今はあるのではないかと考えたところにあります。 今回新たに書き下ろした第5章は、昨今のカスタマージャーニーマップに関する経験と課題をまとめています。付録につけた「UX Recipe の挑戦」まで読めば、今後求められるデザイン活動においてカスタマー
Service Design Sprints のフレームワークを使って、試験的にワークショップを実施しました。 Service Design Sprints とは、リーン・スタートアップとサービスデザインを組み合わせたようなもので、4 日間で MVS (Minimum Viable Service) を得る手法です。Google Ventures の Design Sprint とは異なるものです。そのほか半日や 2 日間で行う Google Design Sprint もあります。 Service Design Sprints / 4日間 / 最小限のサービス (MVS) を得るGV Design Sprint / 5日間 / 最小限のプロダクト (MVP) を得る 最終的に落とし込むのが、サービスかプロダクトかという点で違いがありますが、どちらもリーンスタートアップをベースにした短期間
8月21日 (金)「Small IA さみっちょ」というイベントを開催しました。最近は「IA」を冠にしたイベントも少なくなり「UX」しかほぼ見なくなったわけですが、そんな中でワイヤーフレームについて掘り下げた中身の濃い議論を、集まっていただいた30名近くの参加者と飲みながらできました。 主催は、以前に東北セミボラでご一緒した、ツルカメの森田さん・インテリジェントネットの和田さん・グッドパッチの村越さんとボクで、グラレコを DeNA の和波さんにお手伝いいただきました。場所は、目黒にあるワンパクさんのオフィスをお借りしました。阿部さんが大阪出張で会えず終いで残念でしたが、ワンパクのスタッフさんにもいろいろとご協力いただき無事開催することができました。 記憶のあるうちに感想を交えて振り返ってみたいと思います。 Small IA 宣言 by 森田雄@ツルカメ はじめに、今回の主旨としての「Sma
7月11日に、田口さん主催のセミナー・イベント「Webディレクター向けセミナーイベント vol.2 東京」に参加しました。前回のバレンタインデー企画で、たくさんチョコをもらったことが懐かしい感じですが、今回はゲスト出演というカタチで参加しました。エンターテイメント + セミナーでエンタミナ (#entermina) です。 登壇者の顔ぶれが豪華だったのはもちろんですが、昨年福井で登壇したメンバーとも重なり、開始前から大いに盛り上がったことに加えて、司会は前回同様C&Rの篠崎さんで、一日に8名の登壇者というフェスのような詰め混み具合にも関わらずスムーズに進行していただき、登壇者・関係者の熱量がハンパなく妙に心地よかったです。 講演「カジュアルジャーニーマッピング」 「Casual Journey Mapping」というタイトルで、先月ベータ版の登録受付をリリースしたばかりの「UX Recip
研究開発中のジャーニーマップを簡単に作成する「UX Recipe」のベータ版受付のページを公開しました! まずは皆さんに使っていただきご意見をいただきたいと思います。ぜひご登録をお願いします。 UX Recipe – User Experience Journey Mapping Tool.https://uxrecipeapp.com/ ジャーニーマップを作成する過程にはさまざまな課題があり、現在専用のオンラインツールも少ない状況です。専用ツールは高価なものが多く余計に敷居を高くしてしまった感があります。もっと気軽に簡単でいいのではないか、そういう思いでこのツールを企画しました。 また、日ごろ提案書や企画書であまり時間がかけられない中で作成しているカスタマージャーニーマップやシナリオはいつも一から作りなおしています。フォーマットもバラバラです。行動パターンの知識やジャーニーマップにおける
2014年の前半にあの書籍が回収されたニュースは、自分自身の行き場を見失う絶好の機会でした。そこから内に引きこもり、いろいろなものが思うように行かない時間を過ごしました。 そこから自分自身を棚卸し見えてきたものが「自分の道具を作る」でした。今年のテーマは「ゴールドラッシュでは、つるはしを売れ」です。その第一弾が、この「UXマッピングツール」の研究開発です。 課題 たとえば、エスノグラフィ調査(オブザベーション)では、写真とメモとが別々に管理されている課題があります。また、ワークショップではポストイットを多く使用します。 2014年に3M Companyから発売された「Post-It Plus」アプリでは、ポストイットをデジタルで管理できます。ただし、ディスカッション結果を残すことはできますが、清書する必要があります。 オンラインツール「InVision」などのチャット機能では、対象プロダク
10/21 (火)、ネットイヤーグループの UI/UX 勉強会に、STANDARD Inc の鈴木健一さんと鈴木智大さんをお招きして講師をお願いしました。STANDARD Inc は、FICC からスピンアウトした鈴木健一さんが設立した会社で、今話題の「SmartNews」アプリの UI 設計などにも関わった実績のある会社です。 彼らとは、ブログ記事「情報がないことを伝える UI デザイン」を読んだことがキッカケで、直接コンタクトをとったことに始まります。 そのブログを書かれた鈴木智大さんのほうからは「利用中の体験とUIの間を繋ぐブリッジビルダー」というタイトルで「UI Flows」というツールについてお話いただきました。UI Flows の記事を日本語訳した記事「UI のフローをデザインするための簡易記法」も発見。 画面遷移図というと、どうしても画面(ボックス)どうしを線でつなげた図を思
UX Japan Forum 2014 #uxjapan に引き続き、7/26 (土) に UX Tokyo Jam 2014 #uxtokyo に参加してきました。東京開催で比較的大きなイベントでしたので、申し込みもすぐに完売したほどです。同僚が参加できなくなったため、急遽代理で参加することができました。 オープニング・キーノート オープニング・キーノートは、UX Tokyo の前田さんでテーマは「UX 0-1-100」という本イベントの構成にもなっているUXをいくつかの視点で分解するお話をしていただきました。 UX=0 社会をどうしたらいいのか (哲学・ビジョン)UX=0→1 価値を創造するには (オリジナリティ)UX=1→100 より大きなインパクトをうむには (スケーラビリティ) そして「デジタルシフト」と「顧客側へのパワーシフト」についての背景を考察したうえで、UXデザインにおけ
7月20日、名古屋で「UX Japan Forum 2014」が開催されました。前日の「UX Japan Community Meeting」から連日参加することになったわけですが、急遽平野さんのディスカッションに友情出演することになり、少しだけ自分の言葉でも話すことができました。 当日は4つのセッションで構成され、丸一日「UX」について考えるイベントになりました。 UX思考 キーノートは、山崎先生 (千葉工業大学) で「UX思考 – ユーザーエクスペリエンスの視点からイノベーションを生み出す」として、IBM での事例から書籍「ビジネスモデル・イノベーション」のご紹介まで、情報量も豊富でいろいろ勉強になりました。久しぶりにツイートもしました。 UX思考とは、ユーザーが体験をするもの (時間軸・環境軸・人間軸) を考慮し、トータルにデザインすること。イノベーションの定義とは、持続可能な新しい
先月 (6/18)、ネットイヤーとメンバーズとの合同勉強会「Web Creators Circle」を開催しました。急遽 IMJ さんも加わったため、奇跡的に競合3社が一堂に会するイベントとなりました。この会の発起人は、 メンバーズの塚本さん・高橋さんとネットイヤークラフトの松本さんとわたしとで企画しました。 第一回目のテーマは「コーポレートサイトのあるべき姿とは」という、古くて新しいお題にしました。わたしも含めて10年以上も前からウェブサイト構築に携わっている方がいる中で、これからのウェブサイトはどうあるべきかを話し合う機会にしてみよう、ということでディスカッションテーマを決めました。 コーポレートサイトの基本コンテンツメニューは決められないのか?コーポレートサイトのトップページはプロモーションの場なのか?コーポレートサイトの運用の理想のかたちは? 各グループで発表されたことは追々まとめ
Small IA 宣言――個人的には、こういうアプローチを明示することが一番わかりやすいと思います。 4月頭に、Web広告研究会でIAセッションを実施するのですが、そのすり合わせの会で、ツルカメの森田さん・GREEの村越さん・インテリジェントネットの和田さん・専修大の上平さん・日本アドバタイザーズ協会の林さんとでそうした議論があったのでボクの意見を加えてブログに書いてみます。 最近「サービスデザイン」や「UX」で語られる内容を聞いていても個人的には「?」なことが多いので、そうした考えをオープンにしてみようと思います。 ボクの手元では、いわゆるワイヤーフレームを設計している中で衝突する問題と対峙していることが多いです。そのため、その問題解決方法としてのワイヤーフレームの設計は「超」が付くくらい重要です。 そんな中で、サービスデザインやUXの話を聞くと正直むず痒くて仕方ありません。多分「サービ
昨日 (2/7 (金)) は、1年ぶりに schoo(スクー)WEB-campus でのオンライン配信授業を行いました。タイトルは「よりよいサイトやアプリを作るための、情報設計」です。使用したスライドは slideshare のほうにも公開しています。 実は昨年の12月に実施予定だったのですが、ドタバタしていた時期だったのでリスケさせていただいた経緯があります。お話をいただいた中西さんにはたいへんお世話になっております。ありがとうございます。 ライブIA 当初「ライブIA」をテキストツイートだけでやってみるとどうなるか? というのを検討していました。 「ライブIA」とは2009年ごとに Websig24/7 のIA分科会で取り組んだことで、その場で思考過程を発話して設計を進めていくというものです。当時流行っていた (?) ライブコーディングのIA版 (なぞ) をしてみたつもりです。当時の映
先日 (11/16 (土))、HCD-Net 教育セミナー「サービスデザインの方法論」に参加してきました。その中で講義「スマホにおけるUIパターン」について、少しだけお話してきました。 モバイルにおけるパターンと言うと、そのほとんどがレイアウトとナビゲーション(エレメント単位)のパターンを指すことが多いと思うのですが、ちょっと引いて見て、そのモバイルの成り立ちとしてデバイスのエコシステムから整理してみました。 とくに、モバイルではその利用状況に応じたデザインが求められると思うので、そういう意味でもただの見た目だけのパターンにはしたくなかったのが理由です。ということで、パターンを以下の3つに分解して説明しました。 デバイスエコシステムの6パターンコンテンツ構造や遷移の6パターンユーザーインターフェースの10パターン モバイルデザインのヒント まず、なぜそのパターンにするのか、という疑問には書
デザイン変更後 また、GOV.UK は、4月に同国の「デザイン・ミュージアム」が開催している「Designs of the Year 2013」を受賞しています。公開して2年後にデザインで受賞するなんて行政関連では非常に珍しいのではないのでしょうか。すばらしいですね。 このサイトをデザインしたのは、内閣府らしく (つまり内製?)「Government Digital Service (GDS)」という名称で、政府のデジタル戦略を一手に担っている組織のようです。 by Ben Terrett この GDS が GOV.UK のデザイン原則「Design Principles」をまとめたサイトも秀逸です。当初策定した7つの原則から3つ追加されて、10箇条になっていました。直訳になりますが訳しておきます。 Government Digital Service – Design Principle
去る 5/11 (土) に、福岡県の九州産業大学で開催された「Future Sync vol.3」というイベントで登壇してきました。 それぞれの描く異なる未来を同期する!「Future Sync」は、ITに関わる様々な人々が集い、近い未来について語り合うトークイベントです。 とあるとおり、このイベントの趣旨は未来について個々のベクトルを共有するところにあります。そうした中で、ボクのテーマは「Beyond IA Thinking」というタイトルで、「情報アーキテクチャ」と「モバイルフロンティア」について話しました。 プレゼンテーションのスライドはいつものように、SlideShare のほうに公開していますのでご覧いただくとどういう話なのかわかりやすいと思います。 話したポイントは以下のとおりです。 情報アーキテクチャを分解(オントロジー・タクソノミー・コレオグラフィ)UXデザインにおける、イ
2/21 (水)、オンラインで無料授業を届けるサービス「schoo (スクー) web-campus」で Ustram での生放送の授業を担当させていただきました。 どうして使いにくいWEBサイトが生まれるのか? 生放送でしたが、会員登録すれば録画されたものをご覧になれます。当日のスライドは Slideshare で公開しています。 Webサイトにおける UX (ユーザー体験) をわかりやすく説明するというテーマで、1時間ほどお話させていただきました。「UX」がテーマとなるとなかなか範囲も深さも難しいので、アジェンダは以下の3つにしました。 プロセスとUX (顧客開発やリーンUXについて)ユーザー行動とUX (エクスペリエンスマップについて)心理とUX (ゲーミフィケーションや心理学について) 公開までの時間の差 はじめに、企画から公開までの時間を参加者に質問させていただきました。多かった
ウェブサイトを評価する・レビューする方法にはさまざまな視点が必要になると思いますが、市場の流れから考えて「UX」視点が必要だとする見方があります。以前から、利用者視点というものを評価方法として加えている調査会社であれば、当然の流れといえますが、そうした場合のUXの評価とはユーザーテストを実施して実際に被験者に利用してもらうことが多いと思います。 ユーザテストのシナリオ作成においては、もっぱらそうした検討がされていると思いますが、評価方法としてUXを考える場合、「UXハニカム構造」がベースになるように思いました。 User Experience Design – Semantic Studios この記事に「The User Experience Honeycomb」というものがあり、これを「UXハニカム構造」と呼んでいるわけですが、UXを構成する要素には、Useful (役に立つ)・Usa
「UXとは何か」という話題をポツポツと見るのですが、個人的には「UX」で話をするのではなく「UXデザイン」で話をするほうが自然です。 「UX (デザイン) とは戦略策定をするためのフレームワーク」です。これは Peter Merholz (ピーター・マーホールズ) 氏のブログ から影響を受けて自分なりの解釈で表現した言い方なんですが、個人的には一番これがシックリきます。 User experience is strategy, not design: peterme.com なので、「UX」で議論するのはやめて「想定する成果物は何か」で話をしたほうが議論できます。つまり「UXデザインの成果物」です。 「それはホラ、いろいろあるよねえ、会社によっても違うしねえ」と話すのであれば、もう議論も何もあったもんじゃありません。その人と話すのはやめましょう。じゃどういう成果物を想定するのか。 UXデザ
先週 (6/15 (金)) 、「IAシンキング」の電子書籍版 (PDF・EPUB) を発売することができました。 「電子書籍」という言葉は最近では聞き慣れてきた感じがしますが、巷で聞く電子書籍のほとんどは「ただのPDF」だったりします。そのなかで「EPUB版」をリリースした背景には、わたし (著者)・出版社・編集者のチャレンジが関係してきます。 [WORKS] IAシンキング電子書籍版【PDF・EPUB】ワークスコーポレーション このリリースにあるとおり、「PDF版」と「EPUB版」の2つのフォーマットを書いていますが、検証外の付録としてKindleで読める「MOBI版」も同封しています。 電子書籍版の特典 価格が本より安い(本の2980円の1000円引き)フォーマットを2+1つ用意(PDF版・EPUB版 + MOBI版を同封)コラム「クロスチャンネルにおけるUX」「さまざまなUXツール」
昨年から数社で取り組んでいる自治体向け支援「OpenUMプロジェクト」というのがあります。この3月から第4フェーズになったわけですが、ひとつご報告があります。 復旧・復興支援制度データベース 復興庁や内閣府らが参加して立ち上げた「復旧復興支援データベース」はNPO法人アスコエが構築した「ジモトク.com」と、OpenUMプロジェクト (初期) で設計したXMLスキーマ(データベース構造)が元になっています。 今回、このXMLスキーマを (関係者のご協力もあり)、クリエイティブ・コモンズライセンス (BY-SA) で提供することができましたのでご報告します。 内閣府や復興庁の関係サイトからもバナーでリンクが設置されていますので、ご覧ください。 ※[復旧復興支援制度 検索サービス] というバナーです。 復興庁電子政府の総合窓口e-Gov[イーガブ] これは、民間団体が構築したデータベース構造(
2012年2月11日 (土) に「World IA Day 2012」が全世界14都市で開催されました。このイベントは、世界各都市で活動中の「IA Institute (IAI)」という団体が主催で、日本 (東京) からは「情報アーキテクチャアソシエーションジャパン (IAAJ)」としてエントリーし開催することになりました。 Tokyo, Japan – World IA Day 2012 イベントサイトでもある「Lanyrd.com: World IA Day 2012 Tokyo, 11th February 2012」でもページができあがっています。ここに掲載されているとおり、オーガナイザーとしては、コンセント社の長谷川さん、運営スタッフとしては、佐藤さん・浅野さん・奥さん・村越さん・山中さんが中心となり、わたしもスタッフとして参加させていただきました。 オールスターが勢ぞろい これ
12/3 (土) にあった第5回WebUX研究会「ストーリーテリングをユーザエクスペリエンスデザインに活用する」に参加してきました。その中で気づいた点や自分なりにまとめておきたいことを2つ書いておきます。 コンテンツとストーリーの関係性は逆にしてはいけないストーリーにすること自体は伝え方のパターンでしかない このイベントは、書籍「ユーザエクスペリエンスのためのストーリーテリング -よりよいデザインを生み出すストーリーの作り方と伝え方」の翻訳出版記念ということで、前回の同イベントで告知されていたものでした。 イベントの内容 ストーリーとは何か? (楽天 脇阪さん @wackiesrock )ストーリーを集める (NHN Japan 酒井さん @yhsk )ストーリーを作る (Zynga Japan 前田さん @t_maeda )ユーザーストーリーマッピング (アギレルゴコンサルティング 川口
時代の潮流と逆行する考え方かもしれませんが。 デジタルガレージのイベント「New Context Conference 2011 Fall (Lean Startup Camp Tokyo)」および「Lean UX」関連のイベント「第7回 #ShibuyaUX Meeting “Lean UX Special”」に参加して思ったことを書いておこうと思います。 「Lean UX」という言葉を最近よく聞くわけですが、いろいろと見聞きした結果、個人的には非常に消化不良なテーマだと感じました。「Lean UX」については、LUXr社のJanice Fraserさんの東京でしたワークショップのスライドをご覧ください。Tokyo 1 day (日本語) サイクルを早くする (スピードを上げる) ことは、効率を考える上で必ず出てくる話なので、それ自体を否定するわけではないのですが、それもこれも一定の品質
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