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ノーベル賞
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スタジオパーソルでは「はたらくを、もっと自分らしく。」をモットーに、さまざまなコンテンツをお届けしています。 14歳の細井愛茉さんは、現在中学2年生(2025年7月取材当時)。まだあどけなさの残る彼女は、実はわずか10歳で環境保護に取り組む株式会社moco Earthを創業した、起業家兼環境活動家でもあります。 すでに会社として4期目に入ったmoco Earthの取締役として日々奮闘する細井さんが、起業という大仕事に乗り出したきっかけには、彼女の価値観を変えるほどの出会いがあったそう。学業と会社経営を両立する、細井さんのキャリア観に迫ります。 オンラインスクールで知った地球環境の惨状。他人事とは思えず、一人で始めたゴミ拾い ──起業家になる以前の細井さんは、どんな幼少期をすごしていたのでしょうか? ごく普通の生活を送っていたと思います。小学校では勉強して、宿題をして、友人と遊んでと、周囲と
スタジオパーソルでは「はたらくを、もっと自分らしく。」するために、さまざまなコンテンツをお届けしています。 アメフト選手として慶應義塾高校、慶應義塾大学、日本代表U19でそれぞれキャプテンを務め、新卒で株式会社電通へ入社。コピーライターとして、コカ・コーラゼロの「常識をくつがえせ。」など有名なコピーを生み出した芦名勇舗さん。その後、電通を退社し、転職した先のプルデンシャル生命保険の営業では、25歳で最年少営業所長に就任。月収2,400万円を達成します。 しかし、その翌年には米国に渡り、28歳で舞台劇『blood』でハリウッド俳優デビュー。現在は、エナジーコーチングの『Serotonix』や絶対に混まないサウナ『SAUNA XX』、通い放題のパーソナルジム『BVEATS』など、ウェルネス領域で複数の事業を手掛けています。 なぜ彼は未経験の分野に果敢に挑戦を続け、新しいキャリアを切り開いてきた
スタジオパーソルでは「はたらくを、もっと自分らしく。」をモットーに、さまざまなコンテンツをお届けしています。 今回は、14歳で株式会社マイヤリングスを経営する中学3年生、水野舞さんにお話を伺いました。 小学2年生のとき、母親がつけているピアスにあこがれて作った「耳につけないイヤリング」で特許を取得し、12歳で起業。「やりたいことが見つからない」と悩む人も多い中、水野さんの歩みは「好き」から自分らしいキャリアが始まることを教えてくれます。 中学生社長として、悩みながらも学業と会社経営に向き合う水野さんに「将来への向き合い方」について聞いてみると、その等身大の言葉には「はたらく」ことにモヤモヤを抱える人へのヒントが隠されていました。 お母さんのピアス、いいな。小さな“あこがれ”から「小学6年生の社長」が生まれるまで ――水野さんが代表取締役を務めている株式会社マイヤリングスの事業について教えて
大学4年生でChatGPTに出会い、使い始めて数カ月で人生が激変──。 現在23歳の大塚あみさんは約2年前、ChatGPTを使ってレポート課題をサボることを思い付きました。ChatGPTを使い倒す中で、授業中にオセロゲームをつくったところたちまち注目を浴びます。5つ以上の学会で講演するなど、日常がめまぐるしく変化していきました。 新卒1年目で書き記した著書『#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリをつくったら人生が変わった』は、ソフトウェア開発・言語カテゴリでAmazonベストセラーに。 現在、生成AIに毎月最大12万円課金しながらシステムエンジニア・研究者・著述家・経営者としてはたらく大塚さんに、自分らしくはたらくヒントを伺いました。 ChatGPTに出会って人生が激変した ──ChatGPTをはじめて使ったときのことを、詳しく教えていただけますか。 私は大学時代に経済学部だったので
スタジオパーソルでは「はたらくを、もっと自分らしく。」をモットーに、さまざまなコンテンツをお届けしています。 新卒でP&Gにマーケターとして入社し、LOUIS VUITTONなどのラグジュアリーブランドを展開するLVMH(エルヴェエムアッシュ モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)でTAG Heuerのマーケターを経て独立。現在は、コンテンツ制作やメディアのブランディングを担うライターチーム「ウィライト」を運営するトイアンナさん。 大手外資系企業2社を渡り歩き、華々しいキャリアを持つ彼女ですが、P&Gから転職した途端に「仕事ができない人」になり、苦しんだ時期もあったそう。 そんな経験を経て近年、『確実内定 就職活動が面白いほどうまくいく』『えらくならずにお金がほしい』などキャリアに関する書籍を執筆し、就活支援も行う彼女は「会社に対して正しい絶望を持つべき」と言います。 「この会社ではたらくのがつ
スタジオパーソルでは「はたらくを、もっと自分らしく。」をモットーに、さまざまなコンテンツをお届けしています。 0歳からロシアの首都モスクワで暮らし、30以上のピアノコンクールで優勝。16歳で世界三大音楽院「チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院」に首席で入学し、ロシアでピアニストとしての将来を期待されていましたが、19歳で突如音楽院を中退し、日本で芸人に──。 そんな異色の経歴が注目を集めているのは、22歳のお笑い芸人、きりさんです。ピアノと勉強一筋で生きてきたという彼女。なぜ、大きなキャリアチェンジに挑んだのでしょうか?きりさんが、自分らしいはたらき方を見つけるまでの道のりを伺いました。 3歳でロシアの音楽学校に入学。「負けたくない」一心で走り続けた ──ロシアでの幼少期について教えてください。 両親は日本人で、私が生後6カ月の時に父の転勤でモスクワに行きました。3歳の時に、家から
スタジオパーソルでは「はたらくを、もっと自分らしく。」をモットーに、さまざまなコンテンツをお届けしています。 25歳にして、家賃70万と言われるマンハッタンで投資家として活動するonodela(小野寺ポプコから改名)さんは、ステージ上でいじめを告発し、中指を立ててグループを脱退した“元アイドル”です。 早稲田大学卒業後に、超名門と名高いカリフォルニア大学バークレー校(以下、UCバークレー)の大学院へ進学。現在はいわゆる“金融エリート”になり、ニューヨークと日本の2拠点生活で「1カ月の半分は旅行」という自由なライフスタイルを楽しんでいます。 アイドルを辞めたあとはDJ活動をしたものの、うまくいかなかったと語るonodelaさん。どうやってアイドルから投資家へと転身し、自由なはたらき方を叶えたのか伺いました。 いじめ告発の「中指立てアイドル」からDJへ転向 ―2019年夏にステージ上で中指を立
プロジェクトあの仕事話題 1996年の初代シリーズ発売からこれまで9,400万個(2024年3月末時点)を売り上げるなど、長きにわたっておもちゃ業界をリードしてきた、ハイパーインタラクティブデジタルペット玩具『たまごっち』。その人気は日本だけでなく、海外にも広がっています。 おもちゃでありながら、子どもだけでなく学生や大人と幅広い世代に愛され続けてきた『たまごっち』は、ここ数年でまたしても大きな注目を集めています。いったいなぜ、発売から28年以上が経つ『たまごっち』に再ブームが到来しているのでしょうか? 株式会社バンダイのトイ事業部で、5年前から海外向けの『たまごっち』を、3年前からは全世界向け『たまごっち』の企画を担当されている青柳さんにインタビューしました。発売当初から大切にしてきた「たまごっち“らしさ”」と時代に合わせて進化を続ける「おもちゃの“かたち”」について語っていただきました
IQ70の軽度知的障害で、境界知能(知的障害グレーゾーン)だというえりかんさん。TikTokやYouTubeで、日常生活での困りごとや、はたらくことへの不安や葛藤を発信し共感を呼んでいます。 えりかんさんは高校卒業後8社に勤務し、それぞれの仕事に懸命に取り組んできました。しかし、「障害者雇用枠のアルバイト」だからこその悩みもあるといいます。 えりかんさんは、どのような経緯で自身の障害を認識し、キャリアを選択してきたのでしょうか。 1日3〜4時間自宅学習しても、授業が分からなかった ——まずは、現在のはたらき方について教えてください。 障害者雇用枠のアルバイトとして、物流倉庫ではたらいています。スーパーで販売されているチルド食品やお菓子類の仕分け作業、事務作業が、現在の主な業務です。 ——高校生の時に軽度知的障害だと診断されたそうですが、どのような経緯だったのでしょうか。 4歳の時に、発達の
「身長170㎝以下は人権ない」 元プロゲーマーのたぬかなさんは、この発言で炎上し所属チームを解雇されました。 1年間の活動休止を経て、父親が遺した借金500万円を返済するために雑談配信者へ転身。炎上を経て「好かれなくてもいい」と考えるようになり、振り切った発言で再注目され、炎上時は4万8000人だったXのフォロワーは2025年1月時点で24.6万人と約6倍に。2024年11月に初著書『社会的弱者との生配信ルポ』(星天出版)も出版しました。 「話題の人気配信とこれまでの半生を綴った「社会的弱者との生配信ルポ(星天出版)」 炎上して「人に好かれたい」と思わなくなり、自己承認欲求もなくなったと言うたぬかなさん。プロゲーマーになるまでのキャリアや炎上した理由、なぜ配信者になったのか、好感度を捨てて発言できるのかに迫りました。 田舎の鉄拳好きな女子高生が、日本2人目の女性プロゲーマーになるまで ―格
「境界知能」という言葉をご存知でしょうか。境界知能とはIQ70以上85未満の人のことを指します。 一般的にはIQ100が基準値とされており、IQ70未満で知的障害と診断されます。しかし、「グレーゾーン」とも呼ばれる境界知能の場合、ハンデが分かりづらく「なんでこんなこともできないの?」と周りに冷たくされることも。 現在23歳のえりかんさんも境界知能の一人。倉庫ではたらきながらSNSで日常を発信し、YouTubeとTikTokのフォロワーは合わせて4万人を超えるインフルエンサーです。 偏差値や学歴によってキャリアの幅が狭まることがまだ多い世の中。それでもあきらめることなく、さまざまな仕事に挑戦する彼女に、境界知能であるがゆえの生きづらさや、理想のはたらき方を聞きました。 倉庫スタッフとインフルエンサー。IQ70の23歳の日常 ──えりかんさんの現在のお仕事について教えてください。 週5日、倉庫
エンタメもやもや生き方 スタジオパーソルが運営するYouTubeでは、さまざまなはたらく人の履歴書から「私らしいはたらき方」について深堀りインタビューを行っています。 今回密着したのは、『佐久間宣行のNOBROCK TV』への出演をきっかけにブレイクし、現在は女優・タレントとして活動の場を広げる二瓶有加さんです。かつてはアイドルグループ『PINK CRES.』のメンバーとして武道館公演も経験。しかし、2021年のグループ解散後は、コールセンターでのアルバイトをしながら苦しい時期を過ごしていました。 自己否定と孤独の日々から、彼女は一体どんな強さを手に入れたのか。二瓶さんの言葉には、はたらく人々への温かなエールが込められていました。 ※本記事はYouTube『スタジオパーソル』の動画一部を抜粋・編集してお届けします 捨てかけたアイドルの夢。覚悟を決めたきっかけは、1本のCMだった 二瓶有加さ
経営挑戦キャリア 図書館で偶然出会った二人が、本を通じて恋に落ちていく。 ジブリ映画『耳をすませば』をヒントに、オンライン書店及び同じ本を選んだ人をマッチングするサービス「Chapters」を立ち上げた、株式会社MISSION ROMANTIC代表の森本萌乃さん(以下、森本さん)。 これまでになかった斬新な事業として注目を集める一方、森本さんの「経歴」も話題となっています。実は森本さん、新卒で大手広告代理店・電通に入社し、約4年間プランナーとして活躍していました。その後スタートアップを2社経験した後、Chaptersの書店主となります。 やりたいことがあっても、「自信がない」「これまで積み上げたキャリアを捨てるのが怖い」といった理由で躊躇する人も多い中、なぜ彼女は高収入・安定した大企業のキャリアを手放して、未知の環境にチャレンジできたのでしょうか。 電通を退職するも、コロナ禍でクビに。葛藤
挑戦生き方 “老後の道楽”のイメージが強い盆栽ですが、その印象を覆すがごとく、世界の名だたるブランドから指名を受ける“盆栽プロデューサー”がいます。「TRADMAN’S BONSAI」こと株式会社松葉屋 CEOの、小島鉄平さんです。 小島さんはもともとアパレルでバイヤーの仕事をしていましたが、ある違和感をきっかけに、未経験ながらも30歳で盆栽業界へ飛び込みます。小島さんがプロデュースした盆栽は3,000鉢以上。ナイキ、クリスチャン・ディオール、メルセデス・ベンツなどの世界的ブランドからの依頼が殺到し、中には億単位の価がつく盆栽もあります。 小島さんはなぜ、盆栽業界の門戸を叩いたのでしょうか。世界から注目されるまでの道のりを辿ります。 “盆栽のサブスク”で人気が爆発 ——小島さんの盆栽は、どのような人たちから多く求められているのでしょうか。 2015年にTRADMAN’S BONSAI(以下
話題生き方キャリア 鶏や羊などの肉を使った濃厚なカレーをナンやチャパティで食べるのが特徴的な北インド料理に対して、スパイシーでサラサラとしたスープ状のカレーを長粒米で食べる南インド料理。2010年ごろに都内にほんの数軒しか存在しなかった南インド料理店は2018年前後からメディア上で「ブーム」と囁かれるようになり、その数は今では60軒以上に登ります。 「南インド料理ブーム」の火付け役にして日本に定着させた立役者が、料理人・飲食店のプロデューサーも務めるイナダシュンスケさん。2011年、東京駅の八重洲地下街に開いた南インド料理店「エリックサウス」は現在、全国11店舗に拡大しています。 著書『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分!!本格インドカレー』(柴田書店)は、3万部を超えるヒットを記録し、2023年にはセブンイレブンとのコラボしたビリヤニ「エリックサウス監修 ビリヤニ」を発売。南
挑戦生き方キャリア 読者が選ぶビジネス書グランプリ2024でグランプリを取得した『きみのお金は誰のため』(東洋経済新報社)の著者・田内学さん。ゴールドマン・サックス証券株式会社ではたらいたのち、作家にジョブチェンジした異例の経歴の持ち主です。 投資中心のお金教育に課題を感じ「お金を増やすのではなく、お金をどこに流してどんな社会をつくるか」を考えてベストセラーを出した田内さんに、これまでのキャリアとともに、会社での経験を生かして自己実現するはたらき方を伺いました。 ゴールドマン・サックスを41歳で辞めた理由 ―ゴールドマン・サックスに入社した経緯は? 東大生時代に出場したプログラミングの大会がきっかけです。大学1年生で数学の思考力を使えるプログラミングに興味を持って大会に出たいと思ったんですが「プログラミングが得意な情報科学科の生徒じゃないと、出場者に選ばれないよ」と言われました。それが悔し
YouTube逆境生き方 SNSで活躍するインフルエンサーにとって、仕事における最大のリスクは「炎上」でしょう。投稿が炎上して人々の注目を集めると、時に「炎上商法」とも揶揄されますが、そのようなケースでは、インフルエンサー自身のイメージが悪くなり汚名返上できない可能性のほうが高いと言われています。 YouTuberのてんちむさんは「豊胸はしていない」と自身の手術歴を隠してバストアップ商材をプロデュースしたために大炎上し、約5億円もの返金を抱えることに。 それから半年で全額自腹返金し終えた裏側で何があったのか、何をしたのか、29歳で無期限活動休止に至るまでの葛藤を、てんちむさんとの共著『推される力 推された人間の幸福度』(星天出版)で紹介しています。 10歳から29歳まで、子役タレント、ブロガー、YouTuberと転身しながら“自分”を仕事にしてきたてんちむさんに、失敗からの立ち直り方と、約
YouTubeキャリア YouTubeチャンネル「ライブドアニュース」にて2019年にシリーズ化された「ゲームさんぽ」。気象予報士や弁護士、精神科医、探偵といったさまざまなジャンルのプロとともにゲームの中を散歩するというスタイルが話題を集め、スタート時から100万再生越えの動画コンテンツを量産する人気企画です。 当初から中の人として「ゲームさんぽ」の企画制作を担当していたいいださんは2023年3月に独立し、株式会社よそ見を設立。個人チャンネルでゲームさんぽをリスタートさせました。大ヒット企画を生み出し続けるいいださんに、企画の着眼点や、愛される企業コンテンツの作り方についてお話を伺いました。 「特定の視点からあるものを見たとき、どんな言葉が生まれるか」が根っこにある ──いいださんは元々、出版社に勤務されていたそうですね。 そうなんです。美術の教科書を作る仕事をしていました。 ──そこから
商品開発生き方キャリア 60代でSNSが話題を呼び書籍化へ 東京・銀座の中心にある「銀座4丁目交差点」。毎日、多くの人が行き交うこの場所に、厚みがとても薄い歩行者用信号機が設置されています。極限まで薄くすることで従来の信号機から30%軽くなったこのLED信号機は、福岡県大牟田市の「信号電材」によって2006年に発売されて以来、日本全国で設置されてきました。誰もが目にするこの信号機のデザインを担当したのが、プロダクトデザイナーの秋田道夫さんです。 ほかにも、秋田さんの仕事は都内のあちこちで目にすることができます。たとえば、JRの駅にある、細長い佇まいのチャージ機。六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、GINZASIXで導入されているセキュリティゲートも、秋田さんのデザインです。 「意識されないことこそ、風景に溶け込んだ良いデザイン」と語る秋田さんですが、自身は今、脚光を浴びています。日々X(旧Twit
プロジェクト話題商品開発 普段は通常のバックパックとして使え、“現場”に着けば、推しへの愛を全開放できる—— 2023年春から現在にかけて、X(旧Twitter)上で絶大な支持を得ているバッグがあります。大手電子機器メーカー・エレコムが開発した、「推しごとバックパック」です。 その名のとおり、「推し活」をしながら「仕事」も頑張る人が気兼ねなく持てるようデザインされた、“擬態モード”搭載の推しごとバックパック。 「エレコム」と聞くと、マウスやキーボード、モバイル製品を真っ先に思い浮かべる人も多いでしょう。手堅い老舗メーカーのイメージが強いエレコムがなぜ、推し活中の人びとを応援するアイテムをつくったのでしょうか? 自らを「オタク」と公言する開発者の大嘉(おおか)真伍さんに、アイデアのきっかけや、斬新な企画を社内で通すために工夫したことを伺い、ものづくりや企画開発へのヒントを探ります。 オタク文
クリエイタープロジェクト 日本中の誰もが、一度は耳にしたことがあるであろう「初音ミク」の名前。彼女は実在しないバーチャル・シンガーで、その人気は道民のみならず海外にも広がり公式Twitterには約50万人のフォロワー、公式YouTubeには約240万人のチャンネル登録者数がいるほどです。 「バーチャル・シンガー」と言っても、初音ミクは、単に歌ったり踊ったりする3Dキャラクターではありません。 彼女は、歌詞とメロディーを入力して歌を歌わせることができる「歌声合成ソフトウェア」。ソフトさえあれば、誰もが初音ミクのプロデューサーになれます。 2007年に突如出現した彼女を開発したのは、札幌で「音」にまつわる素材やソフトを開発・販売するクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の、佐々木渉氏です。 世界的人気となったバーチャル・シンガーはどのようにつくられたのでしょうか。佐々木氏に、開発に至るまで
地方話題 北海道の玄関口として有名なのは「新千歳空港」。しかし、札幌市街から車で約20分という好立地に、「丘珠(おかだま)空港」という小さな空港があることはあまり知られていません。その広さは103ヘクタールと、羽田空港の約15分の1。発着地の中に東京はなく、函館、釧路、女満別、利尻島、奥尻島、青森、長野、静岡、愛知……とややマニアックです。 この丘珠空港で今、小さな空港だからこそできるおもてなしが人びとの心を惹きつけています。たとえば、丘珠空港のみから飛んでいるHAC(北海道エアシステム)の客室乗務員による手書きメッセージ入りキャンディの提供や、空港内に展示されている、パイロット自作の飛行機プラモデル。 空港利用者数は創業から長らく年間約35万人と横ばいでしたが、2010年に約13万人まで落ち込み、徐々に回復するも2020年のパンデミックで再び激減。 ところが現在、利用者数がV字回復し、バ
あの仕事話題 第94回アカデミー賞の作品賞にも輝いた、映画『Coda コーダ あいのうた』を皮切りに、近年国内外で「手話」が登場する映像作品が次々と生まれています。映画『ケイコ 目を澄ませて』、ドラマ『silent』『星降る夜に』など、いずれも話題を集めた作品ばかり。そして、作品をきっかけに手話に興味を持ったという人も少なくないでしょう。 手話を使い、聴者とろう者をつなぐのが「手話通訳者」。音声でのスピーチを即座に通訳し、ろう者に伝える。情報保障の観点から非常に重要な存在であると同時に、手話を知らない聴者にとっても「ろう者とのコミュニケーションを助けてくれる」欠かせない存在です。 そんな手話通訳者の中でも、舞台での通訳を専門としているのが「舞台手話通訳者」という仕事です。脚本家である米内山陽子さんも、その一人。日本ではまだまだ数少ない舞台手話通訳とはどんな仕事なのか。手話通訳との違いは?
生きること、はたらくこと──。そのすべてに、知られざるドラマがあります。あの職業人にとって、人生、そしてキャリアの分岐点になったこととは?
仕事術話題 人生経験も豊富で、仕事における知識もある「おっさん」。しかし一部のおっさんは、なぜか若い世代に嫌われ、煙たがられる傾向にあります。人気サービス「おっさんレンタル」を運営し、自身も「おっさん」として活躍する西本貴信さんに、「嫌われないおっさん」になるための心構えを聞きました。 年間の依頼は約1,000件!7割は「相談系」の依頼 ――まず、「おっさんレンタル」に登録しているおっさんはどれくらいいるんですか? 全国各地に70人くらいですね。現役の大学教授から、メガバンクに勤めていたおっさん、IT企業の経営者までさまざまですよ。基本的には1年契約で、クレームを3回受けるとクビになる、というルールで運営しています。 現在は毎月数十人程度のおっさんが応募してきます。「志望理由に下心がないか」「身なりが不潔ではないか」といった項目を面接でチェック。その中でも「人の役に立ちたい」という熱意のあ
キャリア 「スタートするのは何歳からだってかまわない。一番悲しいのは、やらないで後悔すること」 落ち着いた美声でそう語るのは、声優の斧アツシさんです。現在61歳の斧さんは、『機動戦士ガンダム』や『プリキュア』シリーズ、『その着せ替え人形は恋をする』をはじめ、数々の人気アニメで多彩なキャラクターの声を演じています。 「ガンダムチャンネル 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 前日譚「PROLOGUE」冒頭5分」 より。 初老男性からカフェのマスター、司令官まで幅広い役柄を演じる 今では声優界の「名脇役」とも呼ばれる斧さんですが、意外にも声優を志したのは40歳を過ぎてから。42歳で通った声優養成所では、自身の至らなさに「毎週のように落ち込んで帰った」といいます。 過去には会社員時代もあったという斧さん。歳を重ねても新しいことにチャレンジし、学び続ける姿勢の奥には、どのような想いがあるのでしょうか?
逆境キャリア 仕事で大きなミスをしてしまった時や、それまで積み上げてきた努力が無駄になるような出来事が起きた時、目の前の「失敗」に心を折られてしまい、再度立ち上がろうという気持ちが持てない人も多いのではないでしょうか。 全国の刑務所約240箇所で無料配布されている、元受刑者専用の求人誌があります。この雑誌、『Chance!!』編集長の三宅晶子さんは、2015年に非行・犯罪歴のある人たちの社会復帰や自立をサポートする「株式会社ヒューマン・コメディ」を設立し、社会復帰を目指す方々の様子をすぐそばで見続けてきました。そんな三宅さんに、「失敗」や「挫折」から立ち直るために必要な考え方や、再チャレンジをする人に対して周囲ができるサポートについて、お話を伺いました。 「粗暴だから罪を犯す」わけではない ──三宅さんが元受刑者の社会復帰支援に関わるようになったのは、ご友人から誘われたのがきっかけだったそ
フリーランス生き方キャリア デザイナー、パタンナー、販売員などファッション業界にはさまざまな仕事があります。しかし、その中でも「衣服の分解」を仕事にしている人は世界を見渡してもおそらくただ一人しか存在しないでしょう。その人が、「衣服標本家」の長谷川彰良さんです。 長谷川さんが衣服標本家の仕事を始めたのは、100年以上前の洋服の精巧な作り、品質の高さに感動したことがきっかけです。その構造を解き明かし、魅力を伝えていきたい。そうした想いから独自にアンティーク服の型紙(洋服の設計図)を作成し、「半・分解展」という展覧会を開催しています。 世界にただ一人の「衣服標本家」はどのようにして生まれたのでしょうか? 洋服が教えてくれるフランス革命 東京の郊外、近くに小川の流れる住宅地に、世界に一人しか存在しない「衣服標本家」長谷川彰良さんのアトリエはあります。クローゼットにずらっと並ぶ、普段目にしないよう
プロジェクト話題 数年前、SNSで全国の保護者たちから「ありがとう」の声が飛び交った、あるショッピングカートをご存じでしょうか? その名も、「キッズステップカート」。一見ごく普通のショッピングカートに見えますが、実はこれまでになかった機能が2つあります。その一つが、子どもが2人同時に乗れること。もう一つは、そのうち1人が「立ち乗り」できることです。 SNS上で「考えた人は天才」「超画期的」と絶賛され、3万件以上の“いいね!”がついたキッズステップカート。いったいどのようなメーカーが、何をきっかけに開発したのでしょうか。 日本のショッピングカート市場でトップシェアを誇る、岐阜県のストア製品メーカー・株式会社スーパーメイトに、その舞台裏を聞きました。 コロナ禍で年商が約2割アップ 「実は、日本のショッピングカートや買い物かごの5〜6割は当社が製造しているんです」 そう事実を明かしてくれたのは、
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