サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
iPad Air
shunichi-arai.blogspot.com
(cc) Derk-Jan DijkSimon N. Archer 睡眠リズム障害(概日リズム睡眠障害)という病気はあまり知られていない病気の一つです。 睡眠リズムとは、人間の体内時計によって寝る時間が決まることです。このリズムが社会的に適切な時間からずれてしまい、希望する時間に寝たり起きたりすることができない病気、それが睡眠リズム障害です。 この病気は、社会の理解があることで患者の人生はだいぶ楽になります。ぜひこの記事によって多くの人に睡眠リズム障害について知ってもらいたいと思います。 ちなみに私もこの病気にかかっているので、私がいつも変な時間に行動していたり、先の予定が決められないことに疑問を持っている方も読んでみてください。理由が少しわかると思います。ちなみに本稿ではまず先に病気の概要を説明し、それから私の個人的なストーリーを書きます。 私がかかっている非24時間睡眠覚醒症候群という
富士通は、メインフレーム、SPARC、x86など、多種多様なサーバを発売していますが、そのなかに高信頼性x86サーバPRIMEQUESTという製品があります。 この製品シリーズでは、マザーボードも含めた多重化を行い、高い信頼性を売り文句にしていましたが、最新機種ではXeon E7の高信頼性機能を使い、マザーボードやCPUに故障が発生しても故障したマザーボードを自動的に切り離して、停止せずに稼働を続けることができるという驚くべき機能を搭載しています。 さらに、動作を継続したままマザーボードやCPUの交換や追加を行うことができるという変態的な機能まで実現しています。 これにより主要な部品全てが完全多重化され、主要部品が故障してもそのまま動作を続けることができます。 それによって99.999%というIBMメインフレームと同等の高可用性を実現しています。 Intelが詳しい説明を出していますが、こ
【どうでもいい話なので、あまり読むのは推奨しません。ただ書きたかっただけです】 あまりにどうでもいいことなんですが、この10年間くらいずっとイライラしつづけていることがあります。それは日本でエスカレーターに乗る人々が、どれだけ混んでいて右側を歩く人がいなくても左側にならびつづけ、長い行列を作っていることです。 これを見るたびに「病的だ」と心から思います。 他の国であれば、深く考えずに両側に立つ国もあるでしょうし、片側にたつけれども人が増えてくると自然に列が乱れて両側に立つようになるというケースもあるでしょう。しかし片側に行列を作って無駄な状況を作るというのは主に日本に特有の状況と思います。 日本では「空気」を読み、他人を過度に恐れる人が大勢いるために、どんなに無駄であっても左側に行列を作るということになるのです。臨機応変ということが許されない日本の空気というものを象徴していると思います。
クラウドワークスを使っている受注者で、月の収入が20万円を超えたのが、わずか111名しかいなかったという発表が話題になっています。 多くの人が指摘しているように、これはユーザーがクラウドワークスを通さずに直接取引をしてしまうことによって、クラウドワークス上では多額の取引が行われないという構図になっているのだろうと思います。 なぜそういうことになるかというと、ユーザにとってクラウドワークス上で取引するメリットが全くないからなんですよね。サイト上で取引相手を見つけたら、手数料として高額な5~20%を払わずに直接取引に持ち込む方が圧倒的にお得なので、どうしてもそうなってしまいます。
(注意:本記事はほぼ個人的な観察と憶測と誇張によって成り立っています。研究などの記述がある記事へのリンクなども含んでいますが、それらはエビデンスレベルが極めて低いものも含んでおり、全てを正しい事実として扱うべきものではありません。) プログラマーとはどんな人間なのでしょうか? 職業プログラマーの多くは、ごく普通の善良な市民であり、多くの普通の日本人と変わらない人々だと思います。たまたま就職先がソフトウェア企業だったからプログラムを仕事にしているという人々です。 本稿では、もっとややこしくて魅力的?なナチュラル・ボーン・プログラマー達の話をしたいと思います。 プログラミングにおいて高い能力を発揮する人々の一部は、しばしばちょっと変わった個性を持っています。もちろん人それぞれ違うので、一概にまとめることはできませんが、ちょっと変わった人が大勢いるのが事実です。 そのなかでもとくに目立つ個性が二
私は日本を声高に批判する海外在住者をいつも苦々しい目で見ています。なぜなら世界中には色々な国があるが、どこにも天国などないと私は思うからです。どこの国にも一長一短があり、人によって住みやすい国や成長出来る国などは違うことでしょう。それを日本だけが劣っているようにあおり立てる海外在住者は卑劣だと苦々しく見ています。 もちろん日本にも悪い点や、直すべき点はいろいろあるでしょう。しかし政府が悪い、社会が悪いと言っていても何が変わるでしょうか? 日本に悪い点があるのなら、一人一人が直せる範囲でよくしていくしかないはずです。 世の中の人が、日本について最も不満を抱いているのは、その組織文化ではないでしょうか。とくに職場の劣悪な人間関係や労働条件などは誰もが苦痛に感じているようです。日本の労働環境を素晴らしいという人は見たことがありません。 しかし「なぜ日本の職場環境はそんなに悪いのか」「どうすれば改
一行でまとめ: 暗号通貨は面白いけど、ブロックチェーンはそれ以外には使い道がないだろうと僕は思ってるよ。暗号通貨はダメでブロックチェーンは有用という奴らは何も分かってない。 最近、IT業界を取り巻くメディア(日経BPとTechCrunch等)ではブロックチェーンなる技術が話題です。 ブロックチェーンとは、bitcoinを構成する技術であり、それ自体が金融システムを変革するものなどと言われています。しかしメディアではブロックチェーンの本質について説明しない記事が目立ちます。 現状の大きな問題として、ブロックチェーンやbitcoinについて解説する記事の多くは、bitcoin関連の仕事をしている起業家や研究者などの利害関係者による記事が多いというバイアスがあります。また技術者ではないジャーナリストが書いた記事も、技術的な本質に突っ込めていないものが目立ちます。 本記事では、bitcoinに関し
新規ビジネスにとって料金設定(プライシング)というのは最も難しい悩みの一つだと感じます。料金設定を間違えてしまえば、どれだけ優れた商品であっても失敗してしまいます。 とくにSaaS(クラウド型ソフトウェアサービス)の料金設定は、まだ各社ともに試行錯誤ともいえる状況で、参考に出来る情報なども少ないように思います。 SaaSの料金体系には、ざっと思いつくだけで以下のような方式があります。 初期費用 月額費用 IDあたり費用 データ量あたり費用 使用回数あたり費用 その他の従量費用 料金プラン制
私はもともと普通のプログラマとしてキャリアをスタートしましたが、2007年くらいから脱プログラマを目指してソフトウェア起業家として経営に軸足を移してきました。 それから8年くらいが経過して思うのは、経営者として大きな成功をおさめる前に、自分のプログラマとしての実力がめきめきとアップしてしまったということです。 8年前の私は、プログラマとしては基礎力はあるものの全般的には未熟であったように思います。コードも荒削りで、とにかくかろうじて動くものを作ることに四苦八苦していました。が、いまはプログラマとしてずっと良い仕事ができています。 この8年間は、自分でコードも書いていたので、経験が増えたことによって、良いコードを書けるようになったという面も多々あるとは思います。しかし、そのあいだ技術書を読むことはすっかりやめてしまい、流行の技術などは完全無視してきました。 経営層の一員として働くので、プロジ
こんにちは、新井です 私は趣味で医学や薬学を学んでいるのですが、そうすると実際の生活の上で役に立つ知識が沢山得られます。医学や薬学は趣味レベルのちょっとした知識でも、すぐに役に立つので大変にお勧めできる趣味です。みなさんも学んでみませんか? さて、今日の本題ですが、皆さんは誰でも鎮痛剤を普段常備していて、頭痛やなにか痛みがあったりしたら飲むことが多いかと思います。 しかし、薬店で売られている鎮痛剤と言っても、強いものと弱いものの二種類があることはご存じない方が多いのではないでしょうか。 一般的な鎮痛剤には、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)とアセトアミノフェンの二種類があります。 NSAIDsには数多くの薬があり、有名なものでアスピリン(アセチルサリチル酸)、イブプロフェン、ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)、ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)などがあります。 NSAIDs
プログラマー技術評価サイトのpaizaというのを試してみたので、その話をします。 昔、私が思いついた事業アイデアの一つに、問題を出してプログラマーの技術評価をするウェブサイトを運営するというものがありました。そのため、こうした事業には強い興味を持っています。 このようなサイトは各種ありますが、paizaの特徴は 明確にランク分けされており、分かりやすい。画像なども美しく、問題を解くモチベーションが高まる。いわゆるgamificationという奴ですかね。 ランクを上げるのには、一つだけ問題を解けば良く、暇人でなくてもランクを上げることができる。これは大変良いです。codeevalは多数の問題を解かねばならないようで、げんなりします。 転職サイトが合体しており、「このランクならこの求人に応募できる!」というのがあり、さらにモチベーションが高まります。素晴らしい。 同じ問題は一度しか挑戦できな
「日本には起業家が足りない」なんてことを安易に言う人々には、皆さんもうんざりしていることかとは思います。しかしやっぱり全然足りないですね・・・ 日本には優秀なプログラマは大勢いるかと思いますが、彼らがシリコンバレー並みの待遇を得られない理由の多くは、やはりビジネスを作ってお金にできる人が足りないということに尽きるでしょう。 ソフトウェアを活用して大金を稼ぐ人がどんどん増えてくれば、プログラマの待遇も上がるでしょう。 まだまだ日本にはソフトウェアビジネスを立ち上げる多数の余地があると私は思います。私自身も色々なアイデアを持っていますが、全てを実現する時間や金はありません。 とはいえ、ビジネスを作るというのは簡単なことではありません。 受託開発のように、労力を売って稼ぐ商売であれば、優秀な人であれば、比較的簡単に立ち上げることができるでしょう。初月から一人あたり数十万円以上の売上が立ちますから
一般企業向けのITセキュリティに関する指針は各種あれど、現実離れした理念的なものや、細かいことにこだわるばかりで実用性のないものなどを多く目にします。
永和さんの「価値創造契約」が大苦戦を強いられている件 - GoTheDistance 永和システムマネジメントさんでは、アジャイルらしいシステム受託開発の方式として、ソースコードを納品しないで、利用中も継続課金するという契約方式を試行しておられます。 それが実は苦戦しているそうだということが、永和さんの発表資料から話題になっています。 私もソフトウェア開発を外注することも良くありますが、たしかに発注者の立場からみると、開発中も利用中もずーっと継続課金させるという課金方法で発注するのは、かなりうまくできた仕組みでないと難しいかなと思います。 当たり前ですが、ソフトウェア開発・運用を考えれば、開発フェーズの方がずっと重く、運用フェーズの方がずっと軽いわけです。 ですから、通常の契約では開発フェーズは多くの費用を請求し、運用フェーズでは少ない費用を請求するということになります。それは理にかなった
これまで私は、児童ポルノ規制反対という明確な立場ではなかったけれど、ここ数日の以下のニュースを見て、「児童ポルノ規制」というのは現代の魔女狩りであり、ナチスや北朝鮮を超える恐ろしい超監視社会の全体主義国家を誕生させる契機ともなりかねないと感じ、児童ポルノ擁護派に転ずることにしました。 MicrosoftのOneDriveに児童ポルノを保存していたら通報されて逮捕 - GIGAZINE Gmailで児童ポルノを送信したと判断してGoogleが当局に通報、送信者逮捕 - GIGAZINE 2001年の航空機テロ以来、アメリカ合州国を中心として、自由社会や自由主義へのアンチテーゼとも言える動きが見られるのを目にしてきました。 テロとの戦いで、市民のプライバシーを侵害したり、空港で全裸スキャナーを稼働させたり、無駄な手荷物の規制などを導入したり、無関係な国に戦争を吹っ掛けたり、多くのことが起こりま
私は多くの日本の人とは違った生き方をしてきました。その視点からみて、若い人にすこし伝えられるメッセージがあるのではないかと思い、生き方について少し筆を執ることにしました。我ながら年寄り臭くて嫌になりますが。 私は2014年現在36歳の独身男性、東京生まれの東京育ち、中学校の途中で不登校になり、最終学歴は中卒、IT業界で短期間バイトや就職したのち、独立起業して今にいたります。 いまは自分が開発した製品群が年間数千万円の粗利を生み出していますので、まあ、働かなくても生きていける状況です。もちろん変化の激しいIT業界ですから、生き残るためには、もっともっと働き、もっと貯蓄を作らなければいけませんが。たくさん売上があっても手元に残るのは、ごく僅かですしね。 そんなわけで、世界を旅して踊りながら、自分の会社の製品アイデアをひたすら考えて、設計して実装して、そんな生活を送っています。 本稿では、わりと
迷惑メール対策の仕組みとしては、SPF、DKIM、DMARCの3種類が主に使われています。 このうちSPFは日本でも広く使われていますが、DKIMは情報が少ないために殆ど使われている事例を見かけません。DKIMは決して難しすぎるわけではないのですが、概念を把握できるような情報が日本語で存在しないため、概要を掴むのに苦労します。 さて、DKIMとは何でしょうか。 一言でいうと、メールに電子署名を付与するための手法です。電子署名を付与することで、正しい送信者から送信されていることを証明し、送信者を詐称する迷惑メールに対抗します。 ややこしいのは、「誰が署名するのか」「署名を検証したらどう使うのか」ということが利用者の裁量に任されており、そのせいで概念が極めて掴みにくくなっています。 署名する方法と、署名を検証する方法はシンプルです。DNSにレコードを追加して、そこにRSA公開鍵をおきます。送信
私は自分では受託開発を原則として請けないことにしていますし、受託開発という産業にはあまり興味がありません。しかし現実問題として日本のソフトウェアビジネスの大半は受託開発産業です。 また自分では受託開発を請けないけれど、他人や他社にプログラミングを外注することはあります。今日は、受託開発のお話です。 受託開発産業でよく言われることに「人月商売からの脱却」などというフレーズがありますが、そうした発言はまさに愚の骨頂と思います。経済やビジネスの原理原則を知らない愚かきわまりない発言です。 受託開発というのは、プログラマーという専門職の時間を使って作業を提供して、その成果物を納品する仕事なのですから、コストは当然プログラマーの作業時間となります。 商品の値段というのは、通常はコストに利益を乗せて売られますから、プログラマーがどれだけ働いたかで算出されるのは、きわめて自然な値付け方式です。 「そうで
IT企業の経営者といっても全員が技術者であるわけではありません。 そうした方々はAmazon Web Services (AWS)の利点があまり深く理解できず、とりあえず安いからと適当なVPS, ホスティングや他社のクラウドを選んでしまうことが多いようです。 しかし、よほど予算に強い制約がある場合や、特殊な要件を除けば、現在ではAWSがファーストチョイスであることに疑問の余地はありません。現時点でAWS以外のクラウドやホスティングを選択する理由はないでしょう。 AWSは、他社とは異次元の圧倒的な高性能クラウドなのです! なぜAWSを選ぶべきなのでしょうか。その理由は3つあります: 1. メンテ費用が下がる 2. 高い信頼性が容易に実現できる 3. 多機能によるエンジニアリングコストの削減 まずメンテ費用が下がるということですが、OS陳腐化に伴うシステム移行費用(数年間で数百万円以上)を無く
IT産業は起業にもっとも向いた産業とよく言われます。 当初の資本金はあまり必要でなく、無難なビジネスモデルを構築すれば、早期にお金が入ってきますし、とてもうまく行けば人数などを増やすことなく加速度的に売上を増やしていくことができます。 しかしITビジネスを作り上げるためには、創業メンバーにプログラマーがいなければうまく行きません。 ITビジネスにおいて、ソフトウェアシステムとビジネスは密接に結びついているため、ビジネスとシステムのすりあわせをできるプログラマが創業メンバーにいなければいけないのです。 単なる外注や、一従業員のように受け身の立場でシステムを構築する人は、システムの仕様がきっちり決まっていればちゃんとした仕事をしてくれるでしょう。 しかし、システムの仕様を決めるのは、ソフトウェアの高度専門家でなければできない仕事です。 かといって通常の会社に外注して仕様を決めてもらおうとしても
僕の人生にもっとも影響を与えた本を挙げろと言われれば、迷うことなく「コンサルタントの秘密」を挙げます。 これを読んでいなければ、僕はもう死んでいるかもしれない。それくらい僕にとって重要な本です。 この本は、ITコンサルタントであるワインバーグが、自身のコンサルティング経験から学んだ教訓を、寓話調に述べた本です。 コンサルタントのための教訓というよりは、人生のための教訓とでも言うべき内容です。IT業界では、この本を読んでいなければモグリというほど有名ですが、ぜひ別業界の人も読むべきでしょう。 すごく癖がある文章で、まわりくどい寓話調の記述から、真意を読み解くのは簡単なことではありません。2度3度読んでみて、ようやく意味がわかったり、実際に本書に挙げられてるようなトラブルで痛い目を見てから、ようやく重要性がわかったりする、そんな本です。 この本には多数の教訓と多数の寓話が出てきて、全体を貫くテ
oDeskをつかって本格的なソフトウェア開発プロジェクト(1人月)をやってみたので、そのご報告です。oDeskをつかってみようと思う方には、かなり参考になるのではないかと思います。 oDeskとは、世界中にいるフリーランサーやアウトソース企業にさまざまな仕事を頼むことができるアウトソースサイトです。他のサイトと比べた特徴としては、作業内容の記録ツールを使った時給払いに対応していることです。クレジットカードで支払いできて送金も楽ちんです。 今回なぜoDeskを使ってみたかというと、純粋に海外アウトソーシングに興味があった点が一つ、もうひとつは少しでも開発コストを減らせないかという考えがありました。 開発コストの観点から言うと、oDeskで雇える人のうち、しっかりした実績があるような人の時給は$25くらいに設定されているので、人月40万円くらいの計算になります。 日本でもジュニアプログラマなら
CourseraのようなMOOCs (Massive Open Online Courses)と言われる無料オンライン授業が日本でも話題になりつつあります。先日の東京でのmeetupでは朝日新聞の記者の方が来て、記事にもなりました(僕も載ってますよ!)。 私は、この数ヶ月でマクロ経済学のコースを修了しましたが、マクロ経済学のような抽象的でつかみどころのない学問は、独学だけでは学べず、授業を受けることが欠かせないなと思いました。私は、クルーグマンのマクロ経済学の本を読んでいるのですが、それだけでは深い内容は全く理解できていなかったと痛感しました。 私は学校教育が苦手で、ずっと独学で生きてきた人間ですが、書籍だけでなくビデオや宿題などから多面的に学べる講座というのは、独学よりもずっと有意義であるなー、と思いました。 しかしながら、このようにオンラインで学べる時代になると、もはや既存の学校という
2013年7月5日金曜日 重度の不眠症をだいぶ改善した記録 僕は、本当にひどい不眠症に悩まされていました。明け方まで寝られない、朝起きられない、ひいては昼夜逆転する、そんな毎日を送っていました。 もし僕にプログラマーという手に職がなければ、生きていくこともできず、自殺するしかなかったと思います。 親に言わせると乳児のころから不眠症で、物心ついたころには自分でも不眠症を実感していました。父親もかなりの不眠症なので、遺伝性のものなんでしょうね。 学校にも行けず、職場にも午後から出社するような有様で、自分の人生に極めて悲観的になっていました。 いまでこそ起業家となり、良き理解者である同僚に恵まれて、なんとかやっていますが、それでも事業に失敗すれば生きていくことは難しいので、背水の陣で事業に臨んでいます。 これまで医学書なども読みあさってきましたが、重度かつ慢性の不眠症の治療に関する文献
弊社では、ぼちぼちとAmazon Web Services (AWS)を試用してきておりますが、色々使ってきてみて思うのは、AWSは素晴らしいシステムであり、特別な用途を除けば原則としてこれからのシステムはAWSで構築するのが良いのかなと思いますね。 AWSが優れている理由は、とにかく運用やソフトウェア開発を楽にする機能が豊富に揃っており、運用までをフルサポートしてくれる垂直統合環境であり、APIやソフトウェア、ドキュメントの品質や使いやすさが極めて優れていることです。そのため、システム開発運用のコストが大幅に下がり、システム運用の品質を上げることができます。 まずAmazon EC2 (仮想マシンホスティング)から説明すると、一つにはAmazon LinuxというEC2専用のLinuxがあることは大きなメリットです。 Amazon EC2のインスタンスに最適化されていますので、簡単に安定
経営の世界には「商品三分に売り七分」という言葉があります。製品開発よりも販売手法のほうがずっと重要だということです。 物があれば売れるという時代ではありませんので、ほぼすべてのビジネスにはマーケティングが非常に重要になります。(本稿ではマーケティングは顧客に商品を伝えるための方法すべてをさします。営業、広告、PR、SEO、ウェブサイト構築など) 企業はとにかくマーケティングを最優先に考えるべきです。 じゃあマーケティングを外注したり、担当者を雇えばいいのかというと、そうではなく、基本的には創業者がマーケティングに注力することが必要です。 当たり前ですが、どんなベンチャー企業でも、創業者よりも高いモチベーションと能力を持った人は雇うことができません。 そして中小企業の新規事業のマーケティングができる人など日本には数えるほどもいないでしょう。マーケティングの個別のスキル(PR、調査分析、従来媒
先日の未踏カンファレンスで講演した内容のビデオとスライドをこちらにアップロードしておきます。参考になれば幸いです。 凡人が自社サービスで成功するための一つの方法について述べました。 ポイントとしては、 ・顧客のニーズを探索しながら、現実を見て、事業を見直しながら発展させていく ・経営の経験値をあげながら、徐々に難しいことに挑戦していく ということです。 twitterなどの反応を見ていると「新しい市場に挑戦してはいけないのか?」「斬新な製品や技術をベースに起業してはいけないのか?」という疑問の声がありました。答えとしては、2点あります。まず新しい市場への挑戦は難しいので、初心者(凡人)向きではないのです。また、新市場では、顧客のニーズが全く分からないので、その製品や技術をどのように顧客が必要とするか、顧客の声を真摯に聴きながら事業を進めなければいけないということです。 あと講演で触れるのを
3月10日に品川で行われる未踏カンファレンス2013で「自社サービスで成功する方法」という演題で講演を行います。 Googleの及川さんや、東工大の首藤さんなど、錚々たる顔ぶれが講演する予定なので、ぜひ東京の方はおいでになると面白いかと思います。 私は、いまのところ以下のような概要での発表を考えています。 未踏カンファレンス講演「自社サービスで成功する方法」 凡人が自社サービスで成功するために 天才は勝手にやってくれ 自社サービスはなぜ難しいか 人材サービス業(受託開発業)が特異的に参入障壁が低い スケールしないので、技術や営業の個人プレーで成功可能 スケールしないので、大企業が完全圧勝パターンを作れない スケールするビジネスは顧客を作ることはすごく難しい 大企業や先行企業の圧勝パターンになる。弱者は全滅も このあたりの事情はランチェスター戦略に詳しい。 基本的には零細企業には受託開発業な
先日、数年間行方不明だった知人から連絡があり、どうしたのかと思ったら、なんと刑務所に収監されていたとのことで驚きました。 彼の経営している会社が資金繰りで困っていることは知っていましたが、その関係でトラブルになり、刑事責任を追及されたようです。 借金などの経済難によって行方不明になっているのかなあ、と思っていましたが、まさか刑務所に入っているとは思いもよらず、大変驚きました。まあ、生きているだけでも幸運なのかもしれませんが・・・ 経営者にとって、経営責任を追及されるということは、首になるだけでは済まず、ときとして民事や刑事上の個人責任を追求される可能性があります。 経営をするということの責任はきわめて重く、単なる一会社員とは別の次元と考えたほうが良いでしょう。 もし独立・起業するときには、最悪のケースを破産・失踪・自殺・収監などと考えて、そのような事態にならないように対策を打っておくことが
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『日に以て親しむ-新井俊一ブログ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く