本文を書こう すべてのイラストの準備が完了したら、次は本文だ。 さすがに5歳児の長女はタイピングできないため、イラストと箇条書き形式のプロットを交互に確認しながら、長女が語った言葉を書き留める口述筆記形式をとった。 結果から言えば、思いの外、本文作成はスムーズに進んだ。 このあたりは、毎日のようにやっている「お話」遊びが功を奏したと感じている。これは絵本の読み聞かせに替えて、最近、寝かしつけの定番となっている遊びだ。 例えば「ウサギ、まんじゅう、宝石」のように一見すると関係のない「お題」を2つ3つ決めてから、その要素すべてを使った「お話(物語)」を即興で作るという極めてシンプルなルールの遊びである。ただし、参加者(大抵の場合は、長女と私で行われ、次女が入ることも増えてきた)が一節ごとにリレー形式で引き継がれていくため、展開が読めず油断ならない。ハッピーエンド至上主義者の長女は平和裏に事を運