鳳- テブナンの定理は複数の電源と抵抗から構成される複雑な回路網をシンプルな回路モデル(電源と抵抗の直列に接続した回路)に等価変換するための定理です. 鳳-テブナンの定理 複数の電源と抵抗から構成される回路網において,回路網中の任意の2点を外部からみたとき,その回路網は電源V0 と内部抵抗R0 が直列に接続された回路に等価して扱うことができます.この等価回路はオームの法則などの物理法則にも従います. この2点に抵抗R1 を接続したときR1 に流れる電流I は次のようになります. 等価回路中のV0 は2点間をオープンにしたときの電圧です.また,R0 は回路網中のすべての電源を短絡状態と仮想して2点端からみた抵抗値です. 鳳- テブナンの法則によって回路網中の任意の2点を外部からみたときの,仮想的につくられた電源(V0)と内部抵抗(R0)の直列回路に,電源と抵抗を接続したときも同様に電流を求め