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大そうじへの備え
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こんにちは、川野優馬です。 少し前ですが今年の夏で、東京の吉祥寺にLIGHT UP COFFEEという名前でコーヒー屋をはじめて、ちょうど10年が経ちました。 コーヒー屋を10年やってみてどんな感じなのか、10年の流れや変化、困難を振り返ってみて書いてみたいと思います。 なぜコーヒー屋をはじめたのかそもそもコーヒー屋をはじめたのは、シングルオリジンコーヒーというものにとても可能性を感じてわくわくしたからです。シングルオリジンコーヒーというのは、農園ごとに分けて仕入れるコーヒーです。農園の努力や環境、品種の違いなどがダイレクトに楽しめる、風味の個性が豊かなコーヒーです。 僕がコーヒー屋をオープンする前の12年前ごろは、ちょうど雑誌BRUTUSでスペシャルティコーヒー特集が組まれて話題となった頃で、果実のような風味がする軽い味わいの浅煎りのコーヒーを飲んで衝撃を受けました。コーヒーを農作物とし
こんにちは、川野優馬です。 今日はドリップでつくるアイスコーヒーの淹れ方を紹介します。 アイスコーヒーのつくり方はいくつかあるのですが、今日紹介するのは、濃いコーヒーを氷に注いで急冷させるレシピです。飲みたいときに淹れたてですぐ楽しめるのが魅力です。 急冷ドリップのレシピレシピはこんな感じです。 粉 20g お湯 150g(90-91度) 1分30秒で注ぐ 注ぎのタイミングと合計湯量の目安 0:00 45g 0:30 90g 1:00 120g 1:30 150g 手順を追って写真とともに紹介していきます。 豆量と挽き目まず豆は20g。これはホットのドリップを淹れる時よりも多く使います。 濃いコーヒーを淹れて、氷で薄めて冷やされてちょうどいい濃さ、というレシピです。(ホットでは1杯分14-15g使う) 挽き目はホットのドリップよりも細かめ。細かめにすることで、少ないお湯でもちゃんとコーヒー
今スペシャルティコーヒーの世界では、infused coffeeというものが問題視されています。 infused coffeeと呼ばれているのは、コーヒーの生産段階〜生産後の生豆において、infusion = 漬け込みなどによってコーヒー以外のものからフレーバーを移して作ったコーヒーのことです。シロップやフルーツやスパイスなどが使われたりしています。 この作り方やコーヒー自体はとてもユニークで、僕自身も台湾のコーヒー農園に泊まってた時にハーブやパッションフルーツ、ぶどうジュースをコーヒーの発酵時に加える実験に立ち合ったり飲んだりしてきました。 infused coffeeがなぜ話題か8月23日にPerfect Daily GrindというコーヒーのWEBメディアに、"What’s the problem with infused coffees?" という記事が投稿されたことがきっかけで改
ドリッパーやミル、コーヒーの道具って何を買えば良いのかわからなかったり難しかったりしますよね。 今日はコーヒー屋をやっている僕が、これなら間違いない、というコーヒーの器具を、思いつくもの全て一式紹介していきます。 これからドリップを家で始めたい方も、もっといいものに買い換えたい方もぜひ参考にしてみてください。 ドリッパーやっぱりまずはドリッパー。 メーカーによって穴の大きさやつくりが違うため、お湯が抜けるスピードが主に変わってきます。基本的にどんな抜けであっても、挽き目やお湯の量の調整で美味しくなるので、1つ目の購入ならどれでも正直OKだと思います。2つ目の購入を迷ったときには、もう少し抜けが遅いもの、早いものという基準で選んだり、デザインが違うタイプを買っても良いかもしれません。 おすすめポイント:対照的な形 僕が選ぶ基準は、上から見たときに対照的な形をしているドリッパーです。穴が横並び
こんにちは、コーヒー大好きな僕が個人的におすすめな、豆をネット購入できるおすすめ自家焙煎コーヒーショップを紹介していきます。 個人的な好みから基本的に浅煎りのシングルオリジンコーヒーショップをリストアップしていますが、本当にどのお店も美味しいです。コーヒー好きな人でまだ買ったことないお店があればぜひ。浅煎りが苦手だと思っていたり、美味しい浅煎りにまだ出会っていない方でも、ぜひ気になるお店で一度買ってみて欲しいです...! 1. aoma coffee(大阪)大阪の美味しいコーヒー屋。焙煎が個人的に大好きです。しっかり甘くてバランスもいい中で豆の個性もしっかり感じられて美味しいです。 WEBショップ: https://aomacoffee.com/ 2. PASSAGE COFFEE(東京) クリーンでフレーバーたっぷりのコーヒーが並ぶ、僕が好きな東京のコーヒー屋PASSAGE COFFEE
寒い時期にこそ楽しみたい、ラム酒入りカフェオレ。 ラムの甘い香り、コーヒーの華やかさ、ミルクとお砂糖の優しい甘さ...。ほんとうに美味しすぎてみんなに一度は飲んでほしいので、今日はレシピをたっぷりの写真とともに詳しく書いてみようと思います。 完全に幸せの味。ポカポカあったまって、甘い香りに癒されます。おやすみの日にまったり楽しんでみてくださいね! ラム酒入りカフェオレのレシピ・牛乳 100ml ・砂糖 8g(小さじ2) →電子レンジで1分加熱 ・コーヒー粉 15g ・お湯 100ml →1分30秒かけてドリップ ・ラム酒を5g加えて出来上がり レシピはこんな感じ。2人分の場合は、ドリップする1分半だけ同じで他の数字を倍にすればつくれます。 ポイントは、ミルクで薄まってもコーヒー感をしっかり楽しむために、ドリップを濃く淹れること。普通のブラックで飲む場合は15gの粉に対しては250mlくらい
コーヒー1杯の値段のうち、生産地の農家さんにはいくら渡っているのでしょうか。 自家焙煎のコーヒー屋さんを経営して、エチオピアやインドネシアの生産地で買付けも行ってきた僕が、実際の内訳をまとめてみようと思います。 図にまとめるとざっくりこんな感じ。 これは、超美味しいコーヒー豆での値段。流通の大半を占めてる大量生産のコーヒーはもっと安く、この半分くらいの価格だったりするかもしれません。 あくまでわかりやすくしたざっくり価格です。本当はもっと細かい経費や、コーヒーによって価格の違いはあります。 解説(計算根拠について説明するので興味ない方は読み飛ばしてください。) 1杯500円のコーヒーに使うコーヒー豆は15gくらい。焙煎することでコーヒー豆は水分が飛んで軽くなるので、17gくらいの生豆が必要。ざっくり計算すると、日本の商社では1kg 1500円くらいで生豆が売られてるので、生豆代で25円。焙
夏だ、アイスコーヒーの季節がやってきた! お店で飲むような美味しいアイスコーヒーをおうちでも楽しみたいですよね。 今回は、アイスコーヒーのレシピから味の調整まで、3つのやり方でまとめてみました!好みのやり方で試してみてください。 3つのつくり方アイスコーヒーをつくるには実は3つの方法があります。 1つ目が「急冷式」。氷を敷き詰めた容器に濃いドリップを落とす方法で、氷が溶けて薄まってちょうどいい濃さになる仕組みです。 急冷式は、濃いドリップをするために、粉を多く消費します。1杯分で約20g。それでも淹れたてを飲めるので、フレッシュな香りと味になります。急冷されることで香りが飛んだり酸化するリスクも少なく、美味しさでいえば一番美味しくなりやすい方法だと思います。 2つ目が「水出しコーヒー」。最近だとコールドブリューとも呼ばれていますね。その名の通り水で長時間かけて抽出する方法です。 水出しコー
美味しいドリップコーヒーの淹れ方を全部ここにまとめました! 味の好みは人それぞれで、あくまで浅煎りのフルーティなコーヒーが好きな僕の淹れ方です。 調整の仕方とか、安定した味にするために考えてることを参考にしてもらえたら嬉しいです。 前提として、美味しいコーヒー豆、好きなコーヒー豆を使いましょう!!! YouTubeの動画でもわかりやすく紹介してるので、よかったら見てみてください。 用意するもの・コーヒー粉 1杯分 14g(できたら豆で買って、淹れる前に挽けたら最高) ・お湯とケトル ・ドリッパー ・サーバー(1人分ならマグに直接でもいいかも) ・重さをはかる電子スケール ・時間をはかるタイマー 器具についてはまた別の記事を作ろうかと思ってるけど、基本的に100均のドリッパーでも豆がよければ美味しいので、まずは手持ちの器具でも十分かも。 写真で紹介してるのはHARIOのV60というドリッパ
こんにちは。川野優馬です。 今日はコーヒーの商流を解説します。 どんな人・会社が関わって、どんな流れで売られていくのか、スペシャルティコーヒーの流通を図にして紹介していこうと思います。 図にするとこんな感じ。それぞれの状態での価格も大体の数字で書いてみた。これはスペシャルティコーヒーの例なので、大量生産のコモディティコーヒーは少し違う部分もあるかもしれないのであくまで参考程度に。 1. 農園→精製所コーヒー農園で収穫したコーヒーチェリーは、種を取り出して乾かすための精製所へと売られる。コーヒーは、グアテマラ・コロンビア・ブラジルといった中南米、エチオピア・ケニア・ルワンダといったアフリカ、ベトナム・インドネシアといった東南アジアで主に育てられている。標高が高い方が美味しく育つので、スペシャルティコーヒーは山奥で育てられていることが多い。収穫期は基本的に年に1回で、2-3ヶ月の間に全てのチェ
ちょっと昔の旅日記。 コーヒーのおもしろさにまさに取り憑かれ始めた大学3年の夏、僕は友達2人と一緒にヨーロッパにコーヒーを飲みに旅に出た。 ノルウェーから東京に出店したFuglenでフルーティなコーヒーに感動して、北欧でコーヒーを飲んでみたい...と、いてもたってもいられなくなって、バリスタ・焙煎世界チャンピオンがいるオスロを目的地の1つに、まわりのコーヒーがおいしい都市をひたすら調べ上げた。 ローマ🇮🇹→パリ🇫🇷→ロンドン🇬🇧→オスロ🇳🇴→コペンハーゲン🇩🇰→ストックホルム🇸🇪→ヘルシンキ🇫🇮→イスタンブール🇹🇷と都市を決めて、格安航空券をうまく抑えて、ぐるりと1ヶ月以上かけて、ひたすら美味しいコーヒーを飲み歩く旅に出た。 ほんとうに楽しかったし、コーヒーが体に浸透するほど飲みまくったし、日本でコーヒーの仕事をしようと決めた最高に濃い体験だった。 やっぱり
今日プレスリリースを出しました。 オフィスに毎日淹れたてのコーヒーを届けて、従業員は1杯100円もしくは無料でコーヒーを飲めるサービス「WORC」を運営する新会社「株式会社WORC」を設立し、ANRIさんに投資家として参画してもらいました。 ここにきて新しいコーヒー会社を始めた理由、そしてコーヒーというテーマで資金調達を実施した思いを書いてみます。 コーヒーでスケールさせるということ。僕は5年半、LIGHT UP COFFEEというコーヒーショップを経営してきました。 たくさんの人に美味しいコーヒーを届けたくて、そのためにはスケールする仕組みと、開いた経営が必要でした。 最初コーヒーに目覚めたのは大学2年の時。カフェバイトをはじめて、ラテアートにハマり、練習のしすぎで日本大会で優勝してしまい、語学留学で行ったロンドンの Workshop Coffee という店でフルーティなコーヒーに衝撃を
こんにちは。川野優馬です。 前回の投稿から少し間が空いてしまいました。エチオピアに行っていました。 そこで見てきた様子、あまり知られないエチオピアでコーヒーが作られるまでをご紹介したいと思います。 コーヒーの起源コーヒーがもともとあった場所、エチオピア。奇しくも人類もエチオピアで誕生したとも言われています。 4000m級の山々が多く、アフリカの中でも圧倒的に標高が高い国です。 コーヒーの木は氷河期からずっとエチオピアに生息していたとも言われています。 ▲アフリカの北東部、ちょうど赤道付近のエチオピア。 コーヒーの木がエチオピア外に渡ったのはつい最近。東インド会社ができた貿易の時代。17世紀に初めてアジア、中米でコーヒーの栽培が始まるまで、コーヒーはずっっっとエチオピアにありました。 ルーツであり、原種であり、圧倒的な年月を育った場所。世界で一番美味しいのもエチオピア。紅茶のような超華やかで
こんにちは、川野優馬です。 今僕は台湾のコーヒー農園に滞在しています。 あんまりイメージにありませんが、台湾でもコーヒーを作っているんですよ! ここ台湾でも、新しくいくつかのコーヒー農家さんと結束してきたのでその様子を報告してみたいと思います。 お茶で有名な阿里山今回僕が訪れたのは、台湾南部の阿里山。 世界的に有名なお茶の生産地で、山脈は南北に大きく、最大標高2663mの山々が15も連なっています。 最初に訪問した農園はこんな感じ。標高は1200mくらい。素晴らしい農園だった。 1つは品種がすごかった。 エチオピア発祥のゲイシャや、ケニアの研究所で開発されたSL34。アジアでは超珍しい品種が育ってる。 ハワイ経由で新しい品種が最近入ってきたみたい。 ▲新芽が紫色の珍しいタイプのSL34品種。 ▲強い株に接木をしながら、大切に育てるゲイシャ種。台湾には台風も来るので、風対策の支柱も。 もう一
こんにちは、川野優馬です。 8月で夏も後半ですが、夏が終わってしまう前に、僕がおすすめしたい美味しいアイスコーヒーの淹れ方をご紹介します。 僕のLIGHT UP COFFEEでもこのレシピを基準に提供しています。 急冷ドリップでつくる、フレッシュなアイスコーヒー やっぱり一番美味しく仕上がるのが、ハンドドリップ。 氷を入れた容器に濃く抽出し、氷が溶けて薄まってちょうどいい濃さになる、という仕組み。 ドリップはやっぱり紙のフィルターで濾すので透明感が最高です。 レシピコーヒー豆:20g 細挽き お湯:150ml 90度以上 氷:4-6個くらい 時間:蒸らし30秒 合計2分順を追って紹介していきますね。 ・1杯分 20gのコーヒー豆 まずは豆を用意。ミルがない方はお店で挽いてもらっても。 濃く抽出するために少し多めの豆量で。ホットコーヒーだと15g使うので、それよりも多く使います。 ・少し細挽
こんにちは。川野優馬といいます。 ちょうど7月で、リクルートを退職し、LIGHT UP COFFEEを法人化してから2年が経ちました。 この機会に、リクルートでの経験や、起業への思いを整理してみたいと思います。 仕事の仕方を学びたくて入ったリクルート もともと大学生時代に吉祥寺にオープンしたLIGHT UP COFFEE。 素材にこだわったコーヒーを広めて、生産者も消費者も豊かになるサイクルを作りたい、との思いで、とにかく美味しさと向き合っていました。 美味しいコーヒーを通して日常を明るくする(=LIGHT UP)がコンセプトです。 そのままコーヒー一本で進んでもよかったものの、大きく何かを動かすことの実像が何もない状態だった僕は、社会経験も積みたいと思って、気になる企業の面接にいくつか挑みました。 その中で1社、商社やコンサルの面接に比べて、圧倒的に刺激的な面接だったのがリクルートでした
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