大学時代の友人つるちゃんは昔から相撲好きだった。「相撲=デブが裸でぶつかり合う、これが国技だなんて」と思っていた当時の私は「なんと酔狂な」と呆れていたものだが、相撲に興味が出始めた途端、私の中でつるちゃんが師匠に変わった。 9月に久々につるちゃんと会った折、「最近相撲好きなの。いろいろ教えてね」と言ったら、つるちゃんは快く頷き「初場所誘うよ!」と言ってくれた。そして11月、そんなつるちゃんからメールが来た。 「初場所のチケットの先先行予約が始まるんだけど行く?」 行く行く!!もう発売なのか、そして先先行があるのか。驚きつつ自分の都合の良い日を告げると「その中だったら、中日がいいね」とプロっぽい発言を残してつるちゃんはチケット予約に挑んでくれた。チュウニチじゃない。ナカビだ。そうか、ナカビはやはり大事な日なのか。 しかし先先行は惜しくも敗れ去ったらしい。そんなに相撲のチケットって大人気なのか