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大そうじへの備え
inainaba.hatenablog.com
名古屋大学の上村泰裕先生が、大学院ゼミで検討された結果を、「改訂時の参考に」と言うことで送ってくださいました。また、以前に作成した重要箇所の抄訳のリンクもお知らせいただきました。http://www.lit.nagoya-u.ac.jp/~kamimura/mills.pdf いずれも、精読する上で重要な資料と思いますので、先生の承諾を得て、公開共有させていただけることになりました。活用いただけましたら幸いです。 ミルズ『社会学的想像力』(ちくま学芸文庫、2017年)誤訳集 【1章】 17頁 一つの方法にすぎない→ただ一つの方法だ 19頁 私的問題→困難 21頁 なにが最良なのかをめぐる試金石→最良なもののしるし 24頁 私的問題→個人的困難 33頁 始末に負えない→制御不能な 34頁 評者→コメンテーター この用語を用いることで、非常に強い信念を示すことができる。他の用語や省察スタイルは
EXPOSED アーティスト: ブンブンサテライツ,BOOM BOOM SATELLITES出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ発売日: 2007/11/21メディア: CD購入: 2人 クリック: 60回この商品を含むブログ (65件) を見る 長谷・奥村編の『コミュニケーションの社会学』(有斐閣)をゼミテキストにしている。奥村さんの社会学テキストの読みほどきかたに感嘆するものがあり、その辺の妙味を学生に伝えたいという気持ちになったからである。感嘆したというのは、たとえばゴフマンの『アサイラム』に出てくる医者が来るとわざと悪くなってみせる精神病の患者さんについての読みなどである。ポストモダン全盛期は、はこれはやらせ、出来レースなどとして読まれてきた。それを「生きづらさ」を抱えた人間の問題として捉え、さらに社会学の古典的な学説と照らし合わせ、自由に生きることと儀式・儀礼という読
教授会のため何日かぶりに大学。普通は土曜も含め毎日来ていたのだが、さすがに骨折なので毎日は来れない。で、来てみたら、牧野智和さんよりご高著が届いていた。私のようなものにまでご配意いただき、恐縮した。ありがとうございました。 私はあまり上等な読者ではないので、まずあとがきを見る。ゼミで「火だるま」になった、などと書いてある。あの「D5の夜」を作詞した伝説の戯作者による隠れた名作@TK大学A先生イチオシの替え歌「火だるま」(原曲ルクプル)が耳にこだましたのだろうか、などとくだらないことを考えながら、ページをめくった。まだめくった程度なんだが、怪我なので荷物は最小にしており、今書いておかないといつ書けるかわからんので、なんか書いておきたいと思う。 自己啓発の時代: 「自己」の文化社会学的探究 作者: 牧野智和出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2012/03/07メディア: 単行本購入: 4人
比較文化の講義で、コピペについて講義しました。コピペは一つの文化たり得るか?ということなどを考えてみようかと思ったのですが、社会人の受講者もいる講義なので、畢竟トーンダウンしがちでした。ともかく、Yahoo知恵袋などに質問して、答えをコピペするようなことが、いかにアホらしいか、「どっちがくさい」シリーズのように、そこにアホな質問がよせられていることもあり、それにベストアンサーとして珍妙な答えが付いていることもあり、でもって、アホな試験についての質問などは、ヲチャーがいて、リンクされて、2ちゃんとかでクソバカにされているぞ、みたいな話を一方でしました。 まあでも、ラップみたいなレポートもありありだし、ということで、話はMADのほうに移行したわけです。そのあと、関係スタッフと話し合い、どうしたらコピペをさせないようにするか、ということがしばし話題になり、できないような課題を出すことと、すること
稲葉振一郎氏より、『社会学入門』という本を送っていただきました。ありがとうございました。たくさん売れるだろうし、書評もいろいろ出るだろう。私は、おそらくそういうところに書かれないだろうはずの、別のことを書く。 一番うれしかったのは、謝辞に三宅秀道氏の名前があったことである。三宅氏は、女子大で講義をご担当いただいている中小企業論の専門家である。中小企業のものづくり、人づくり、さらには街づくりなどについて、詳細なフィールドワークに基づいた研究をされている。そして、実に講義が上手い。その評判に、私は聴講に行き、素晴らしいと思った。その闊達な三宅氏からメールが来て、なにやらビビリまくっている。今度稲葉氏に会いに行くんですが・・・、と言う。ブログなどをみると、すごく怖いと言うのだ。今でこそアレだが、大学入学した頃は、ださいサファリジャケットとマジソンバック持ったあんちゃんだったし、とか、わけわかめな
大学に出勤したら、木本玲一さんの『グローバリゼーションと音楽文化――日本のラップ・ミュージック』が届いていた。面識のない方なので、挟まっているしおりをみてみたら、出版社名になっている。この本は、「音楽文化の現在」という双書のひとつで、双書の編者とも言うべきが、ポピュラー音楽学会でリーダーシップを発揮され、私も多大なご厚情をたまわっている東谷護さんである。よって、東谷さんがお気遣いいただき、送っていただいたのかな、とも思われた。まだめくったばかりであるが、覚え書き程度にはなにかを書いておきたいと思う。 グローバリゼーションと音楽文化―日本のラップ・ミュージック (双書 音楽文化の現在) 作者: 木本玲一出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2009/02/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (4件) を見る 内容 日本におけるラップ・ミュージックの生産
今うちのゼミでは、携帯マグでスタバのコーヒーを飲むのが流行っている。で、私も西武の優勝セールをやっていたのでサーモスの携帯マグを買った。スタバにもっていったら、その場で洗ってコーヒーを入れてくれた。コーヒーは生活習慣病にイイ面もあるらしいし、コーラの本数も減る。アツイのはちびちび飲めるし。今もちびちびやっている。 金曜は非常勤。行きの本屋で、『14歳からの社会学』を買った。電車のなかで斜め読みをする。非常に読みやすい。まぬけにも14歳からというのは、中学生にも読める、中学生のための社会学という意味かと思っていたが、これは酒鬼薔薇の透明な存在にもひっかけてあることに、読み進むうちに気づいた。 アマゾンの内容紹介 「これからの社会をどう生きればいいのか」―― この不安を、多くの子どもたち(もちろん大人たちも)が抱えています。そして残念ながら、今、学校で教えられていることは、この疑問に十分にこた
大学院に入院した人たちの若者世界も、ご多分に漏れずディスポーザル化しているわけで、最近になってようやく、高齢者、留学生に続いて、「高学歴ワーキングプア」の学会費軽減がなされたことについて、ある若手からメイルをいただいた。「かつては部会数も少なくてあまり人もいなかったような気がする「階級・階層」部会が増えてるなぁと思いつつ、足元の社会学会そのものが今になってこういう措置が始まるという現状」と言われていたのが印象的だった。科研費も、非常勤だけの場合、ものすごく数をこなさないと申請資格がないという。出せるようになったのは知っていたが、ものすごく数をこなさないと・・・というのは正直知らなかった。 ここ一週間ばかり本屋に通っていたのは、この本を買うためである。アキバの問題に関心があったということもあるが、どちらかというと副題に惹かれていた。戦後の社会心理史という課題を立てて、ここのところやってきたわ
大学に来たら本が届いていた。辻泉さんたちのつくった本だった。本の想定は、大学ノート仕様で昔ながらのノート風の表紙に“ポップカルチャー選書「レッセーの荒野」”と書いてあり、その下に書名、そして玉川博章、名取多香子、小林義寛、岡井崇之、東園子、辻泉という著者たちの名前が書いてある。ポップな装丁である。『デジタルメディアトレーニング』もそうであるが、辻さんたちはけっこう装丁にもこだわりがあるようだ。略歴は写真入りである!!と言っても、うしろに対談が付いていて、そこに略歴が書いてあるのである。献本は辻さんと、前に合評会でご一緒した小林先生からのものだった。ありがとうございました。 うちのゼミで、宝塚のファン文化について研究する人がいて、辻さんにこの前ご指導いただいたばかりである。今回の本はドンピシャの参考文献であり、さっそく活用させていただきたいと思っている。うちのゼミの人もファン文化に焦点をおい
なかなか作業がすすまない。アタマの調子は良いのであるよ。なぜわかるかというと、休憩に将棋ソフトと対戦すればわかる。冷静だし、見通しもきいている。歴史学者によってミルズの生きた時代や、公民権運動、ベトナム反戦運動の時代までを見直す研究は数多い。ミルズの存在感はそうした本をながめるとわかる(英語だからちゃんと読んだとは言えないけど、斜めに読むくらいのことはしているのです)。ネオコン、ネオリベな現況について、省察を加える動きとそれは連動しているし、9.11以降のアメリカの権力というものを見直そうというモチベーションもよくわかる。ホックシールドが『ホワイトカラー』を再評価して、スコット=ライマン、ブラム=メヒューの研究を一歩も、二歩も進めた。その辺のことをまとめたものとしては、『自己と他者の社会学』掲載の井上俊氏の論考がウェーバーからデュルケーム、ゴフマンまでを視野に入れて整理しており出色である。
購入される方は、486339070XというISBN番号を添えて書店に注文するか、もしくはハーベスト社に直接注文が確実です。Amazonは時々出ますが、すぐなくなります。在庫は成城堂、有隣堂本店。紀伊國屋新宿南などにあるようですが、確実ではありません。 試し読みはこちらへ。 http://nogelog2014.hatenablog.com/archive/2014/9 やけあと闇市野毛の陽だまり─新米警官がみた横浜野毛の人びと 作者: 伊奈正司,伊奈正人出版社/メーカー: ハーベスト社発売日: 2015/12/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 内容紹介 昭和23年、闇市でにぎわう横浜野毛にのろまでどじな1人の若者が巡査として赴任してきた。 「のろまの竹さん」とあだ名されたこの若者がみたものは、どろぼう・進駐軍・やくざ・風太郎・ヒロポン中毒者・売春
大学に行ったら三浦展氏より、『下流社会』が届いていた。三浦氏のアクロス時代の活躍などを思い出しながら、ぺらぺらとめくった。バブル期前後に、「階層消費」論は一つの頂点に達した。社会学的には、富永健一氏の階層研究=地位非一貫性論があり、そうした基礎研究の上に社会科学的な知見を刺激的に展開した村上泰亮氏の新中間大衆論、消費する青年他の能動性に着目した山崎正和氏の柔らかい個人主義論が論壇に登場した。そして、広告やマーケティング論の分野からも、藤岡和賀夫氏の分衆論、そして小沢雅子氏の新階層消費論などが登場した。そこでは、日本という「ゆたかな社会」、一億総中流化、ジャパン・アス・ナンバーワンなどといった肯定的な現実判断を基礎に、様々な議論が展開された。こうした議論をめぐって、岡山大学の藤森俊輔氏と毎日のように議論をしたことはなつかしい。当時藤森氏は、SSM調査のデータや、独自の調査データを用いながら、
夜6時過ぎの新幹線が予約してあったが、わりあい早く仕事が終わったので、4時過ぎの新幹線にきりかえて出発し、先ほど岡山に着いた。弁当はこの前食べた品川駅の駅弁がとてもおいしかったのでそれ(「貝づくし」)にした。東京の駅弁というと、かつてのとんかつ弁当一本やりみたいなイメージがつよいのかもしれないが、最近はかなりおいしいものが出ているように思う。と言いつつ、名古屋駅名物味噌カツ、えびふりゃあ(ママ)の弁当が出ていて心が動いたのも事実なのだが。宿は岡山駅前のニューステーションホテルである。どこかと思ったら、まつのきのならびだった。第一イン岡山は巨大な全日空ホテルになって、デジタルミュージアムなども入っていた。ニューステーションホテルはちょっと古びてはいるが、個室バストイレテレビ冷蔵庫などがついて、五泊で22500円というのは安い。別に五泊だからではなく、一泊4000円ちょいなのだ。周りは昭和30
書けない奴がでてきたから、書くための目安というか、下敷きとして、テンプレートをつくった。あてはめていけば最低限のものはかける。はずなのだが、これがそうもいかない。つまりこのまんまだと、いくらなんでもひどいわけで、こうやってとりあえず読んだことなどをまとめて、遂行し<観点>の串が通るように再構成していくことをもとめるも、なかなか思うとおりにいかない。もう一つは、表題がなかみ指示的なものが多く、なかみ総括的なものになっていない。つまり「現代の友人関係論」というよりは「選択化論と希薄化論」みたいになかみをキッチリ総括してしめし、それをならべた目次に再構成して欲しいわけだ。それがなかなか難しい。もっとも、それは書店の本をみてもそんなカンジだし、自分自身も実はこれはとある編集者の人に指摘されたことなのだ。 はじめに この論文は・・・を( )という観点から論じる 論文の構成は 第一章 争点と概念と仮
2ちゃんにネタレスしか書いたことがない、つまりはマジレスを書いたことがないと自負しているアテクシといたしましては、ガカーイの楽しみはなんといっても、ガチンコトークバウトなのである。たとえば某大学に一時跋扈していた物まね上手たちが、司会も報告もフロアもなにもかも、一番物まねのしやすい某先生の真似をしながら部会をしたらさぞかし面白いだろうとは思うことは思うけど、そこまでできる前提はやはりかなり水準の高い報告がそろっていると言うことであろう。そういう条件を満たし、かつガチであったということで昨年のベストバウトとして、ネット各所で語られていたのが、M降臨部会であった。報告者のゼミ生と、M師の歌舞伎まくりは、圧倒的な存在感であったと聞いている。多忙なM氏のこと、昨年の熊本はゼミ生たちと旅行がてらということもあるが、本年は東京の法政大学であるからして、まさか降臨はあるまいというのが大方の予想であった。
金曜日は、虎ノ門の日だ。テレビをつけたら、いきなり井筒和幸ドアップ。「久しぶりにええわ!」と絶賛。なんじゃあと思ったら、映画「シンデレラボーイ」のCF。「ええもんはええ」。そういわれると見に行きたくなるよね。よいこの濱口がこの真似をやって、井筒に怒鳴りつけられたら面白いと思っていたのに、それはかなわなかった。シナショーもいたみたいだし、誰かやればよかったのに。まあチャブやお人好しの善人、悪草野にビビらされてしょんべんちびったカンニング竹山にはけっして無理なことでしょうが。 それはともかくとして、残念だったのは先週のMCが遠山景織子だったのに見逃したこと。『怪』の人形使い役、「もののけさ」というキメぜりふはめっちゃかっこよかったし、また『OLヴィジュアル系』の怪演もなかなかで、その後のプライバシーも含めて、久しぶりにいい女がでてきたなぁなどと思っていたのですけど。実物がどんな人なのか、この番
日本人の青年がバトンルージュで射殺されたときには、アメリカでは無断で敷地に入ったら射殺されても文句を言えないんだという友人のウンチクなどを聞いて仕方ないと思いつつも、他方「なんで!」という気持ちが強く、リアリティがつかみにくかった。今回のニューオリンズ水没の現状をみて、一つのリアリティが見えた気がした。街に住んで、一年間くらい踏査していたらば、もっとわかったのだろうと思うのだけれども、なにせ外国にいったことがないわけで・・・。たとえば本多勝一『アメリカ合衆国アメリカ合州国』*1などを読み、他方で映画の『アラバマ物語』などで「深南部」というものを多少なりとも感じたような気になったことや、その後の様々な勉強を経て、問題の深刻さはなんとなく感じることくらいはできる。 それにしてもアメリカというのは、世界一の文明国であり、日の出の勢いだった高度経済成長時代においても日本がけっして追いつくことのでき
ありえるかなぁとは思わないことはなかった。しかし、まさかねぇと思っていた。で、ネットをみていて、やふうのニュースに出ていてぶっ飛んだ。レイザーラモンがプロレスへ。つーかこの椰子吉本の芸人だろ?芸人で悪いっつーことはないよなぁ。チョコボール向井は俳優だし、長州小力の例もあるわけだし。「フゥー!」とカクカクグラインドしかネタねーし。w ガチでやったら、神取とか、北斗とか、今のジャガーとか、ダンプとか、アジャとかにもかなわなちっくだけど。 あのハードゲイのプロレスデビューが決定した。ハッスル軍キャプテンの小川直也は1日、都内ホテルで会見を開き11月3日に行われる「ハッスル・マニア」(横浜アリーナ)で、ハッスル軍入りした“ハードゲイ芸人”レイザーラモンHGがプロレスデビューすることを発表した。小川に「ゲイの中のゲイ、出てこいヤー!」と呼び込まれ登場したレイザーラモンHGは、「オッケー、ハードゲイで
激重なので未来日記にて。書かないつもりだったけど、書きたくなった。まあ禿げぢぢいの私のボケ戯れ言なんかに興味ある人は少ないだろうし、まして、まさか目くじら立てる人もいないだろうなぁと思った次第。このトークショーについては、まいみくしのマスダさんの日記において知り、出演メンツのブログなどもみて、フロアからの乱入もあり、大乱闘必至みたいなことが書いてあり、凶器をもって行かなくっちゃとか書いてあったので、ドンキで催涙スプレーとかスタンガンとかアイアンナックルとか警棒とかかっていかなないといかんのかと思ったが、まあ昔取った杵柄と申しますか、まだまだオレのボデーも凶器だぜってことで、素手ででかかけますた。当日でも大丈夫ということだったが、場内は満員で、予約してよかったなぁと思いますた。まあともかく眩いばかりのネットワーカーたちが参集していたようで、モバイル他での実況なども散見された。うわさ話などもち
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