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少なくとも一般に目につくところでは誰も訳してないようなので、WikiLeaksに掲載されたロシアのインターネット監視システムに関する資料をざっと訳して解説してみたい。 まず概略としてロシアのインターネット監視システムとはどういうものか最初に説明しておくと、ロシアでは近年インターネットを中心としたサイバー空間を安全保障に関わる重要な領域と捉えて、単なるセキュリティに留まらないグローバルな情報戦の戦場として認識している。そのためロシアのインターネットに関する統制や干渉は単なるセキュリティだけでなく、プロパガンダや情報統制さらに外国勢力やテロリストを対象にした攻撃的なネットワーク上の破壊活動も含まれている。 こうした認識の元でサイバー空間の統制は当然ながら一般的なハッキング行為やサイバー空間を舞台にした一般的な犯罪行為だけでなく、鋭い政権批判やデモなどのよびかけも監視対象になっている。サイバー空
清沢 洌(きよさわ きよし)と言う戦前・戦中の優れたジャーナリストがいた。特に日米間の論評で有名で彼の分析は今読み返しても時代を超えた慧眼を感じる。 その彼が戦前、我が子に向けて書いた文がまさに今の時代にも当てはまると思ったので、以下に全文を掲載したいと思う。(※文章は既に著作権は切れています) それにしてもこの文を読んだのは10年程昔だが、まさかここに書かれている様な雰囲気が再び日本に起こるとは思わなかった。 ______________________________________ 清沢洌 『わが児に与う』 (初出:清沢洌著「非常日本の直言」1933(昭和8)年3月14日/底本:橋川文三編「暗黒日記1」(ちくま学芸文庫)) お前はまだ何もわからない。が、お前の今朝の質問がお父さんを驚かせた。 この書の校正ができあがって、序文を書こうとしている朝である。お前は『お父さん、あれは支那人じ
蛇のぶつ切り焼き ウーパールーパーの唐揚げ ラクダの特上ロースのたたき コガネムシの唐揚げ ヒグマ鍋の野菜。これも東北の地場野菜。 ヒグマ肉。これをしゃぶしゃぶの様にして食べる。 山形牛の肉ご飯 ネットなどでも話題になっている桜木町にある珍獣屋と言うお店がある。ここは上の写真の様にウーパールーパーやワニなどかわった肉が食べられる事で有名で、それで話題にもなっているのだが今月限定でヒグマ鍋が食べられると言う話を聞いて早速食べに行ってみた。 元々熊の肉自体、アイヌのイオマンテの儀式にもあるように本来高級な食材で、しかも噂では大変美味だと言う話を聞いていたのでいつか食べてみたいと思っていたのだ。 行ってみるとお店は名前や扱っている変わった食材に反してお洒落なバーを連想する内装で、女性でも立ち寄れそうな雰囲気の良いお店だった。それもそのはずでお店のメニューにあった成り立ちによると本来フランス料理に
ロシアのネットと言うと中国顔負けの監視が行われているイメージがあるが、実は普通に見たり使ったりしている分には実は日本以上に自由な雰囲気に満ちていると言ったら驚くだろうか。恐らくこれはロシアでネットが普及したのが欧米や日本よりも遅れたせいもあって、まだ規制が始まる前の大らかな時代がまだロシアでは続いているからだと思う。かつてはアメリカでも日本でもネットの中は皆知り合いばかりで、規制も何も無く、時々とんでもないイタズラがあったり、平気でソフトや映画などが共有されていた時代があったが、まさにそんな雰囲気がまだロシアのネットには残っている。 だが、それももう終わるのかもしれない。以前、Togetterでもまとめたようにロシアでは様々な法律でネットの規制が始まっている。その発端となった「未成年に対する同性愛の宣伝の禁止法」では、まだ公共の場での同性愛プロパガンダ禁止法と同時に、信仰を侮辱した罪に対す
Togetterで「若者が莫大な借金を抱えて社会人となる事態」と言うまとめが話題になっている。学生支援機構の奨学金が奨学金とは名ばかりのローンで、就職時に多くの借金を抱えた若者が大量に発生しているというのだ。 その背景や問題点・対策など様々な意見が出ているが、ここではこうした制度の何が問題で、どんな事態を引き起こすのかについて書いてみたい。 まず若者が就職時に多くの借金を抱える事についてだが、同様の現象が起きているアメリカで何が起きているか触れておこう。書籍「貧困大国アメリカ」などでも指摘されているが、アメリカでも就職時に多くの借金を抱える若者が出てきている。ただ日本とちょっと違うのはその中でよく有るのがハイリスク・ハイリターンを狙う若者で、彼らはMBAや弁護士資格など高収入が見込まれる資格を得るために多くの借金を抱えてでもこれらの資格を取り、就業後それらを取り返すと言うプランを持っている
日本が経済破綻したり、首都圏大地震が起きたりして治安が悪化したらどうなるだろうか? かつて赤木智弘が書いた「『丸山真男』をひっぱたきたい」ではないが、そうなれば社会が流動化し持つ者が何かを失うことはあっても、何も持たない者はむしろ逆転のチャンスなのだと密かに期待している者も多いだろう。しかし過去の日本の歴史を見るとそう上手くは行かないようだ。 終戦直後、文字通り日本は社会が流動化しこれまでの価値観は失われた。しかし確かに犯罪はそれなりに増えたものの大規模な騒乱は驚くほど少なく、まして反権力闘争と呼べるものはほとんど起きなかったと言ってもいい。しかも歴史資料を当たると判るのだが、その数少ない大きな騒乱の多くも、これまで抑圧され母国を別に持つ朝鮮系の人々が起こしたものが大半で、日本人が起こした事件は驚くほど少ないのだ。 では当時の人々は秩序だって行動していたかというとそうではない。大規模な騒乱
たまたまネットで知ったが、Mintと言う拭き掃除ロボットの評判がいいらしい。これまでRoombaを使っていたものの、やはりこれだけではフローリングの床がだんだんザラザラしてくるのでいつかは拭き掃除もしれくれるロボット掃除機を探していたのだ。 これまでRoombaを使っていた関係で、拭き掃除ロボットも漠然と同じiRobot社が出してるScoobaがいいのかなと思っていたのだが、何時まで経っても日本で発売される気配も無ければ、本国でもその後の話を耳にしない。そう思って調べていたらMintという拭き掃除ロボットが出ていて、既に日本でも売られていると言うではないか、しかも更に調べると何とiRobot社がMintを作っていたEvolution Robotics社を買収したと言うニュースも見つかった。掃除ロボットは結構気になっていて色々調べていたつもりだったのに今回はすっかり出遅れた感じである。 前置
まだ考察した訳ではなく漠然と思っている段階だが、これから世界はますますカルト化していのではないかと思っている。 それは震災後の原発や放射能にまつわる一連のデマや被災地への風評被害が一向に収まる気配ない事からも感じるし(関連:科学を殺しているのはだれなのか)、原発や生活保護に対する意見の二極化、そして多くの問題が起きているにも関わらず一向にそれが改善される見込みが無いことに対して、過激化し極論を言う人々が増えている事からも感じられる(関連:デモの参加者にも広がり始めた焦りと無力感「脱原発」意識の二極化現象に覚える違和感の正体)。 どうやらそれは日本だけではなさそうだ。外国でも貧困層が政治的な地道な解決策よりも宗教などの「他の解決策」へ流れる傾向があるという(関連:モーリー・ロバートソンさんによる資本主義の反映と世界に広めた絶望)。 理由は文中の関連文章を読んでもらえば判るように、様々な理由が
これを読んでふと思い出した事を書く。冒頭のLinkは女装に目覚めた人がそのノウハウを獲得していく話だが、実は女装趣味とは縁がなくてもこの手の知識を身につけたほうが良いジャンルが結構ある。それは別に弓月光の「甘い生活」みたいなランジェリーメーカーの様な話ではなく、イラスト・漫画・カメラマンとして女の子を描いたり撮ったりする場合だ。 いろんな所で言われているように男性作家はここらへんが結構弱い、それでもちゃんと女の子を描けるならいいじゃないかと言われそうだが、やっぱりお化粧やファッションを知っていた方が引き出しは広がるし女性読者の受けもいい。そして長年のノウハウが蓄積されているだけあって、化粧法と言うのは顔を描いたり撮ったりするときにもとても参考になるのである。 そして実際にこれまで仕事などで接したことのある一流のイラストレーターやカメラマンの方は、男性であっても実にこうした知識が豊富だった事
「ゲーセンで出会った不思議な子の話」と言うのが話題になっているらしい。この話自体の論争には興味がないが、これをフィクションなのに「実話」として書いていると批判している人が何人もいることについてちょっと気がかりな事がある。 それはこうした風潮によって事実だがそれを事実として書けない出来事を伝えられなくなることだ。 分かりにくいと思うので具体的に言えば、例えば途上国の悲惨な事例(児童労働や売春など)を伝える時、内容が内容なのでもちろんありのままに書くわけにはいかない。ましてこれが国内の出来事だったりしたら正確に書けば本人も含め多くの人が傷を負う。しかし書けないと言ってそれらを伝えなければ、悲惨さも伝わらない。 そこでいくつかの点をぼかしたり創作して書くというスタイルが取られるのだが、これまでもそれらに対して(創作した事で生じた)矛盾を指摘して「実はそんなことは無かったんだろう」と言う人が必ず出
ムダヅモ無き改革と言う漫画がある。小泉元総理やプーチン、ベネディクト16世といったそうそうたる面々が国際政治の場で麻雀で対決すると言う荒唐無稽なストーリーながら、キャラが異常に立っている事もあり一部でかなりの人気を集めている。内容が内容なだけに海外の反応が気になるところだが意外に評判は良いようだ。 だが気になるのは小泉に次いで人気がある(様に見える)プーチンを肝心のロシア人達がどう見ているかと言うことだ。残念ながら海外情報はこうしたアニメ・マンガネタであっても英語優勢なので肝心のロシアの反応はさっぱり判らないのである。 そこでちょっと調べていたのだが、Из Японииと言うサイトでこのネタを取り上げてくれていることが判明した。そんな訳で拙い訳であるがそのコメント欄をちょっと紹介してみたい。 ○プーチン&バチカン編 私にはメドヴェージェフが似てないように思うな。 確かに似てない。何というマ
既にネットでは後ろに(笑)の記号付きで語られるようになった「婚活」だが、このままこの国の景気の悪化と貧困層の拡大が続けば冗談抜きで旧ソ連やイランや東南アジアで起きたような「外国に逃げる手段としての結婚」が流行るかも知れない。その時はきっと女性誌に以下のようなフレーズが上がるだろう「日本にはもうお金持ちはいない、中国なら富裕層だけでも1億人です!」「婚活の為の語学教室」「日本女性は世界中でモテモテ」。 かくしてソ連崩壊後のロシアや、革命とイラクとの戦争時のイラン、未だに経済成長から取り残されている中国農村のように、女性の間ではお金持ちの外国人と結婚して国を出る事がステータスとなるのだろう。そう60年ほど前の日本のように…
何カ所かで最近フリーランスとして働く人が増えていると言う話を聞く。それ自体は自分の実感とも合っているのだが、ちょっと違うと思うのはそれを巡る考察だ。様々な理由が挙げられているが、基本的に最近フリーになった人は別に自ら希望してなったというよりは会社が潰れたり縮小したりしてやむなく独立した人が多いのに、自ら志望してなったように見られているようなのだ。確かにじり貧になって行くのを座して待つよりは独立した方が良いという人も多いだろう。だがこうした人達とて景気が悪くなければ独立を選択したかは怪しいものだ。 その点、アメリカの分析は明白だ。米『CNN Today』紙に“Freelance is the new full-time”と題したフリーランスに関する記事が2009年5月4日付で掲載されているが、ここでは不景気でフリーランスが総労働人口の26%に増加していると書かれている。 多くの仕事がアウトソ
ネットの規制強化に繋がる動きが強まっている。こう書くと「非実在青少年」などを思い浮かべるかも知れないが、実はそれ以前に多くの裁判でネットの規制に繋がる判決が下され、ちゃくちゃくと判例が積み重なっているのである。 例えば大分前にラーメン花月とカルト教団との関係がネットで話題になったが、その後その主張をしていたサイトの持ち主に対し最高裁で「ほかの表現手段と比べ、より緩やかな要件を適用すべきではない」としたうえで有罪判決を出している。しかも判決文では 商業登 記簿謄本,市販の雑誌記事,インターネット上の書き込み,加盟店の店長であった者から受信したメール等の資料に基づいて,摘示した事実を真実であると誤信して本件表現行為を行ったものであるが,このような資料の中には一方的立場から作成されたにすぎないものもあること,フランチャイズシステムについて記載された資料に対する被告人の理解が不正確であったこと,被
Twitterをやっていてマイナーなジャンルや専門的なジャンルの人が嘆いている事の一つに、世間では明らかな間違いや誤解が大手を振って横行している事がある。しかもちょっと調べれば判るはずなのに、多くの人がそうした誤解や間違いを元に意見を言ったり、無邪気に他人に広めたりするのである。 ただネットの普及によりこうした誤解が広まる早さも広まったが、逆にそれを正す機会も増えてきた。そして多くのジャンルでプロアマ問わない専門家達がこうした誤解を解くために「誤解ハンター」として戦い続けている。自分もいくつかのジャンルで同じ事をしてきたこともあるからこうした気持ちはよく判る。 だが最近はこうした戦いは報われない気がしてならないのだ。なぜなら当然、意見を言われた方は当然ながら面食らう。大抵は悪気があって言っている訳ではないので「あっ、よく判らないけどそうなんですか。ただそう聞いたから言っただけでも駄目ですか
Flash使いが多いのでググればActionScript3.0の使い方も簡単に見つかるかと思ったのだが、探し方が悪いのか肝心な事がなかなか見つからない。おかげでボタンを配置してリンク先に飛ぶといった事ですら難儀してしまった。(2.0なら比較的見つかるんだけど) そんな訳でごく基本的な事だが復習も兼ねてActionScript3.0で複数のボタンを配置してそこからリンク先に飛ぶ方法を書いておくので何かの足しになれば幸いだ。(もしくはもっと良い方法や間違いの指摘も歓迎します) まず2.0と違う塡るポイントとしてActionScript3.0ではスクリプトをムービークリップに直接書く事が出来たのが出来なくなっている点だ。しょうがないのでActionScriptを書くためのレイヤーを新設し(図1のASレイヤー)そこにスクリプトを書いていく。 まず前提として画面には3つのボタンがありそれぞれインスタ
最近、twitterでロシア語関係のフォローを増やしている。150文字という制限や全世界で使われていることから、ネイティブのそれほど長くない生の言葉が聞けるかと思ったからだ。 結論から言えばそもそもあまり得意ではない外国語で面白い発言をしている人を見つけるのは容易ではなく、ネイティブの発言をフォローするまでには至らなかったが、ロシア語というマイナー言語のせいか単に同じ言語を学習しているだけで交流が生まれるのは楽しいものだ。 そんな訳でささやかではあるが時々ロシア語で勉強を兼ねてつぶやいたりしている。 10/22追記:その他にモジベーションを上げるネタとしてお勧めがSocial Translatioon Service"CONYAC"だ。これはソーシャル翻訳サービスと名乗っているが感覚的には友人にお菓子や食事をおごって簡単なお願いをするような感覚で翻訳をしてもらおうと言うもので、数十円から数
この不景気がとうとう私の所にもやって来たらしく、大幅に仕事が減ってしまったので泥縄で営業活動をやっている。とは言え長年長期契約の仕事ばかりやっていたのですっかりポートフォリオが古くなってしまっているのは困ったものだ。 ところで久しぶりに過去に手がけた仕事を整理して困ったのは、ここ数年の仕事の多くが守秘義務の関係で殆どオープンに出来ないことだ。と言うのもCG・ゲーム業界もご多分に漏れず景気が悪く、唯一景気の良いパチンコ業界の仕事が中心になりつつあるからだ。それ自体は別に悪いことではないのだが、困るのはパチンコ関係の仕事の守秘義務が異常に厳しい事である。どれくらい厳しいかというと、現在進行中の仕事はおろか過去に手がけた仕事でもタイトル名さえ公表出来ない程なのだ。そんな訳で当然自分の手がけた作品として公表するなどもってのほかで、おかげでここ数年の職歴が殆ど空白になっている。もちろんフリーランスと
ようやくA LOOK AT THE PORTRAYAL OF THE USSR IN JAPANESE CARTOONS"(日本の漫画・アニメにおけるソ連)の訳(もちろん意訳)が完結した。バックナンバーは以下のリンクを参照して欲しい。 ・日本のアニメや漫画におけるソ連について(前編) ・日本のアニメや漫画におけるソ連について(中編) (なお訳の間違い等があればコメント欄で指摘してもらえるとありがたいです。注:コメントは承認制) (中編より続く) すなわち古い政党のリーダー達は守銭奴のオリガリヒとなり、元KGBは貿易と投機の為に情報ネットワークを活用し、軍上層部は個人的なポストを使って私兵を編成し、堕落している国の膨大な富をくすねるための過酷な戦いから彼らの経済帝国を守ったのである。射撃の名手としてオリンピックを目指していたチャンスと軍の地位を失ったバラライカはこのような祖国の崩壊を受け入れ
前回に引き続き"A LOOK AT THE PORTRAYAL OF THE USSR IN JAPANESE CARTOONS"(日本の漫画・アニメにおけるソ連)の訳(もちろん意訳)を掲載する。予想通りボリュームが凄くて、今回も終わらなかった。平日はとても訳す暇は無いと思うので、この続きはだいぶ後になるのは了承して欲しい。 (なお訳の間違い等があればコメント欄で指摘してもらえるとありがたいです。注:コメントは承認制) 恐ろしいソ連の情報局は事実上、張り巡らされた外国のスパイ組織網を使って世界のあらゆる場所で地政学上の問題に関与した。しかし現実の諜報員が行う複雑で秘匿された諜報活動は(地味で分かりにくいので)アニメのアクションには向いていない。その代わりKGBは「フルメタル・パニック!」の傭兵ガウルンのような派手な悪役としてか、有名なB級アニメ「クリスタル・トライアングル」に出てくるばかげ
速水螺旋人氏のtwitterで「日本のアニメや漫画におけるソ連について(英文)」と言う記事を知る。どうも著者はロシア人らしいのだがソ連海軍将校の叔父の思い出から始まるこの記事は第二次大戦からの日本とソ連の関係もふまえたなかなかに読み応えがありそうだ。(後半の日本のアニメにおけるKGBの影響とか面白そう) そんな訳でがんばって訳そう(もちろん意訳)と思ったのだが、いかんせん長文なのと私の英語力が貧弱なこともあって1回ではとても終わりそうもない。そこで中途半端ではあるが、前半1/3ぐらいまでで勘弁して欲しい。 (一応、後半も訳すつもりだが忙しかったり気力が尽きたりしてとぎれるかも知れないのであしからず。なお訳の間違い等があればコメント欄で指摘してもらえるとありがたいです。注:コメントは承認制) 日本の漫画に見るソ連・ロシア 私たちが津軽海峡に入ると船の調理室のテレビは(日本の)テレビを受信でき
たまたまアクセスログを見たら、ロシア料理のサーロ(脂身の塩漬け)の作り方を求めて来ている人がいたので書いてみる。 ちなみに(日本語で)ググっても作り方は出てこないが、サーラでググればちゃんと出る(なおロシア語ではアクセントのないоは「ア」と発音されるので、正確にはサーラの方が正しい)。またmixi内ではのロシア料理コミュニティに詳しい作り方が載っている。(注) ・材料 豚脂身の固まり…1kg(これが日本では入手困難かも、ただしこれの善し悪しが味の決め手になるので出来るだけいいものを入手したいところだ)。 水…1L 塩…200g(これも味の決め手になるのでなるべく良いものを) 砂糖…大さじ2杯 タマネギの皮…2つかみ(茶色い薄皮部分、これで色を付ける) ローリエ…2枚 ニンニク・黒胡椒…適量 これらのうち塩・砂糖・タマネギの皮・ローリエを沸騰したお湯にいれて煮立て、これに豚の脂身を入れる。脂
土日は新しいMacのセットアップに追われていた訳だが、これが忙しいけど暇という困った状態だったのだ。というのは最近のパソコンは平気でGB単位のハードディスクがついているのにあわせて、ソフトや保存してあるデーターも大きくなったせいで、インストールやコピーに平気で「予想終了時間1時間」などと言われるからである。 しょうがないので、この休み中はマシンのセットアップ中の細々とした合間を縫って家事などをやっていた。ただいくら待ち時間がかかるとはいえ家を空けるのは難しい、おかげでせっかく天気がいいにもかかわらずほとんど家にこもりっきりの作業となってしまった。 写真はそのストレスを発散すべく作ったロシア風の塩漬け。作り方は簡単で熱湯消毒した密閉できる容器にマリネ液(熱湯5カップ、塩大さじ3杯、砂糖・酢大さじ1杯(注))と写真の材料(ミニトマト、ニンニク、唐辛子、粒胡椒、ディル、ローリエ)を入れるだけであ
大阪の米販売会社三笠フーズが汚染された工業米を食用に転用していた事件では有機リン系の農薬成分メタミドホスが問題視されているが実はそれよりも重大な問題が潜んでいる。それがカビ毒のアフラトキシンB1だ。Wikipediaによればこの毒は地上最強の天然発癌物質であり、その毒性はダイオキシンの10倍以上といわれ、0.0015ppm = 10億グラム中に1.5グラムの濃度で100%の確率で癌を引き起こすというものだ。恐るべき事にこれに汚染された米は10年以上に渡って食用に転売されていたのである。 奇しくも国立がんセンターのデーターでは西日本を中心に10年ほど前から肝臓癌が増えているように見えるデーターが発表されている。それが下の表である。 しかも三笠フーズではこうした汚染米を米粉だけでなく一般の正規米にも混ぜて販売し、しかも2次3次取次先を経過して市場に出てしまったのでどこまで汚染が広がっているのか
未知の文字を見るのが好きだ。子供の頃に暗号ごっこをやったり、謎の文字を作って遊んだりした人は結構いると思うが、私はこの年になってもその気が抜けず、今でも不思議な文字を見るとわくわくする。 そもそもロシア語をやり始めた理由の一つも、日本人には読み方が分からないキリル文字を使っていたというのがある(さすがにアラビア語はハードルが高すぎた)。 そんなわけで時々ウィキペディアの言語や文字の項目を見てにやにやしているのだが、その中でも一番面白いと思ったのがカナダのイヌイット達によって話されているイヌクティトゥット語である。何故この言語が面白いと思ったのかはまずその文字を見てもらうのが早いだろう。 ごらんの通り、とてもユニークな形状でしかもこれは今も3万人近い人々が使っている実在する言語なのだ。一見不思議な形をしている文字もルーツをたどると他の言語の影響を受けていたり、あるいは使われなくなってしまう中
ネットで非難囂々の「アニメ・漫画・ゲームも「準児童ポルノ」として違法化訴えるキャンペーン」に関する記事で知ったのだが、ここでも名前が出てきた「日本ユニセフ」は国連のユニセフとは全く別の団体だと知っているだろうか。そう、日本ユニセフの実体はサービス業に分類される財団法人で国際連合(UN)や国際連合児童基金の下部組織ではないのだ。もちろんユニセフと名乗るからには全く無関係と言う訳ではなく、日本からの民間拠出金を取りまとめる民間の協力団体となっている。 しかしその実体には黒い噂も数多い。寄附金の一部しかユニセフに寄附しないのは経費を差し引くことが認められた協定に基づいているとはいえ、職員の多くに天下りを抱えその人件費なども公表されていない。公式発表では彼らはボランティアで働いているそうだが、本当に無給ではたらいているのだろうか。 ちなみに本当のユニセフ大使の黒柳徹子氏はこの件では当惑しているらし
アルバイトがblogやmixiなどで自分の関わった不祥事を書いて炎上すると言う騒ぎが続いている。少し前にテラ豚丼騒動があったと思えば、今度はケンタッキーでゴキブリを揚げたと言う書き込みがあり(デマだった)、続いてバーミアンでゴキブリラーメン(これもデマ)の話が書かれている。いずれもそこで働いていたアルバイトがおもしろ半分にネットに書き込んだところ大騒ぎになり、後になって当人が謝罪するものの既に騒ぎは広まりきって、会社は大損害を受けると言うパターンである。 これについてはネットリテラシーが身につくまでの過渡期の話しだと軽く見る意見も目にするが、ここまで類似の事件が続いてしまうと企業としてはそうも言ってはいられないだろう。 私などは悲観的な見方をする人間なので、こうした話しを聞くとついアメリカの底辺労働者になりすまし、体験取材をした衝撃的なドキュメンタリー「ニッケル・アンド・ダイムド」に書かれ
機械翻訳と言うとあてにならないものと言う印象があるが、これは「英語-日本語」の翻訳結果を思い浮かべる人が多いからだろう。だが機械翻訳も得意不得意があって、文法などの共通項が多い言語だとかなり正確な翻訳結果を返してくる。例えば韓国語は日本語に近い文法を持つおかげで機械翻訳の精度も高く、機械翻訳を通してチャットが出来る程である。 「英語-ロシア語」の機械翻訳も精度が高いことで有名だ。だがそれは文法が近いからではなくもっと特殊な事情が絡んでいる。 50年代にスプートニクショックなどでソ連の宇宙・軍事技術にショックを受けたアメリカは積極的にソ連の学術論文を初めとした文献を大量に収集する事を始めたが、そのときのネックが「ロシア語→英語」の翻訳のコストであった。そのためアメリカの機械翻訳は最初から「ロシア語-英語」間に集中し、最初の取り組みである1954年のジョージータウンIBMの実験を初めとして多く
はてなブックマークで見かけた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」さんの「「町の本屋」の生き残りと大型書店増加傾向への疑問」のエントリーのコメント欄のやりとりや、三浦 展氏の「下流同盟」などで書かれていた事態はこれからますます地方商店街に広がっていくのではないだろうか。 何が起きているかというと、ずばり地方商店街のピンク街化である。その具体例を「下流同盟」の第3章「ファスト風土し下流化する地方」から引用しそれを参考に解説してみよう。 構造改革特区第一号に認められた英語教育特区で有名な群馬県太田市には、北関東最大級のショッピングモールがある一方、長さ700mの駅前商店街が一大ピンク街になっている。年間100万円かかる学校に通う人間とセックスで稼ぐしかない人間の二極化。そこには、日本のファスト風土化と下流社会化が同時に進む将来の日本の縮図がある。 この太田市のピンク街が歌舞伎町などの他のピンク
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