サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
今年の「#文学」
forbesjapan.com
グーグルは、人々のメガネに人工知能(AI)を組み込もうとしている。同社は12月11日、生成AIモデルGeminiの次世代バージョンを搭載したメガネ型デバイスの試作品をメディア向けに披露した。このメガネは、装着者にリアルタイムで周囲の情報を提供することを目的としている。 11日に公開されたデモ動画には、太い黒縁のメガネをかけた男性が自転車に乗ってロンドン市内を探索する場面が含まれており、男性が公園沿いを走行中に場所の名前を尋ねると、AIはプリムローズ・ヒル公園だと回答した。さらに、公園の中で自転車に乗ることが許可されているかと尋ねると、「許可されていない」と回答した。また、自転車道沿いにスーパーマーケットがあるかを尋ねると、AIは近くにSainsbury'sの店舗があると回答した。 この操作は主に音声ベースで行われており、競合他社のスマートグラスのようにデジタルオーバーレイを多用するものとは
現在28歳のスコット・ウーが率いる人工知能(AI)スタートアップ、Cognition(コグニション)は、ピーター・ティールのファウンダーズファンドとコースラベンチャーズを含む投資家から、約2億ドル(約300億円)を調達し、評価額は20億ドル(約3000億円)とされている。 同社は、プログラム開発のすべての工程を自動化するAIツール「Devin」を今年3月にリリースし、大きな注目を集めている。 昨年のクリスマスの直前、サンフランシスコに拠点を置くCognitionのチームは、複雑なデータサーバのセットアップに苦戦していた。彼らは数時間をかけてドキュメントを読み込み、さまざまなコマンドを試してみたが、どうしても動作させることができなかった。疲れ果てた彼らは、まだ立ち上げたばかりの自社AIツール、Devinに任せてみることにした。 AIが動作を開始すると、その行動に開発者たちは困惑した。共同創業
売上高でフィリピン最大のインスタントヌードルメーカーであるMonde Nissin(モンデ・ニッシン)は、キノコを原料とする代替肉を製造する英国の子会社Quorn(クォーン)の事業を縮小する。 モンデの最高財務責任者(CFO)のジェシー・テオによれば、クォーンの生産キャパシティは、英国と米国で必要とされる規模以上になっているという。「我々はこの事業に過剰投資していた。設備だけでなく、さまざまな面で」と彼は述べている。モンデは、2015年にクォーンを8億3100万ドル(約1240億円)で買収し、事業拡大のために3億4000万ドルを投資していた。 モンデは、クォーンの従業員数を数百人削減し、工場を閉鎖し、サプライチェーンの効率化を図るとテオは述べている。クォーンは、2021年には900人の従業員を擁し、米国、シンガポール、オーストラリアを含む15カ国に輸出していた。 「彼らは多くの代替肉企業と
シリア中部ハマで、市庁舎の壁に飾られていたバッシャール・アサド大統領の肖像の顔に撃ち込まれた銃弾の跡(Rami Alsayed/NurPhoto via Getty Images) シリアでバッシャール・アサド大統領の独裁政権があっけなく崩壊した事態は、増加の一途をたどる世界の紛争が相互に絡み合っている事実を浮き彫りにし、私たちの多くが深く考えないようにしてきた認めたくない真相を白日の下にさらけ出した。それは、第三次世界大戦はすでに始まっているということだ。ビジネスリーダーは、この事実を認識し、それに応じた計画を立てる必要がある。 こう考えているのは筆者だけではない。実際、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が10月にまったく同じことを口にしている。国際金融協会(IIF)の年次総会で、ダイモンは「第三次世界大戦はもう始まっている。すでに複数の国々で同時多発的
ロシア西部クルスク州の10平方kmほどの一帯がロシア軍車両の墓場になっている。ウクライナで1年以上続くロシア軍の攻勢も勢いを失い始めるなか、これはクレムリンにとって迫り来る破局の前兆だ。 ウクライナが8月に侵攻したクルスク州では、2万人規模のウクライナ軍部隊が縦32km、横20kmほどの広さの突出部を保持し、攻撃してくるロシア軍と戦っている。その支援に当たっているウクライナ海兵隊のドローン(無人機)操縦士、Kriegsforcher(クリークスフォルシャー)は、担当する突出部北西縁の縦横3.2kmほどの区域だけで、大破して遺棄されたロシア軍車両をおよそ90両数え上げている。 Russian AFV losses during Kursk operation. Left flank. Part I❗️ Today I will show only part of them. My compa
趣味をお金に換えることは、もはや夢物語ではなく、今日の経済状況では現実的な収入源の1つだ。かつてはリラックスするための手段として、またクリエイティブな情熱の受け皿として機能していた趣味だが、適切な戦略さえあればそれを収益化できる。 消費者金融サービスの米バンクレートが今年6月に行った調査によると、ミレニアル世代で副業をしている米国人は平均で月1129ドル(約17万円)、Z世代は月958ドル(約14万4000円)の副収入を得ているという。そこで、副業として収益化しやすい5つの趣味を紹介しよう。 ライティング ブログ、コピーライティング、フィクション、テクニカルライティングなど、文章を書くのが好きなら、そこから収入を得られる市場は間違いなく存在する。まず、自分にとってのベストな文章を集めたポートフォリオを作成し、Medium(メディウム)のような電子出版プラットフォームや個人ブログで公開するこ
世界各地の研究者が、コンゴ民主共和国(DRC)で多数の死者を出している不可解な疾患について懸念を表明している。この疾患は、アフリカ疾病対策予防センター(アフリカCDC)が暫定的に「疾病X(Disease X)」と呼んでいるもので、DRC南西部の遠隔地であるクワンゴ州に限局しているようだ。ただし、より広範な地域への拡大は否定できない。 現時点で、正確な感染拡大規模は明らかになっていない。ある報告によれば79名が死亡したとされる一方、ロイター通信は143名が死亡したと伝えている。最初の感染例は10月下旬に発生したとみられるが、それ以降の発症時期については明確な情報が出ていない。 複数の報道によると、この疾患にかかった人々は頭痛、発熱、呼吸困難といったインフルエンザ様症状を示している。このような症状の組み合わせは呼吸器系ウイルス感染症と合致するが、原因病原体は特定されていない。現在、世界保健機関
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは2024年12月5日、中東のパレスチナ自治区ガザ地区の状況を分析した最新の報告書を公表した。『You Feel Like You Are Subhuman(自分がまるで人間以下の存在に感じる)』と題した報告書は、イスラエルがパレスチナ人に対して行っている残虐行為はジェノサイド(集団殺害)に該当すると断じている。 アムネスティのアニェス・カラマール事務総長は、次のように述べている。「強制退去、アパルトヘイト(人種隔離)、不法な軍事占領といった行為が実行されてきた現状を鑑みるに、導き出される合理的な結論は一つしかない。すなわちイスラエルの狙いは、(イスラム組織)ハマスを壊滅するという軍事目標の達成と並行して、あるいはその手段として、ガザ地区のパレスチナ人を肉体的に破壊することである、という結論だ」 ジェノサイドは、「集団殺害罪の防止および処罰に関す
グーグル・アースで実家やその辺りを検索し、懐かしむ。きっとこのような経験のある人は少なくないだろう。しかし、そのような思い出の旅は、とある男性にとって思いがけないものとなった。悲しいことではあるが、ウィリアム・モルトは、グーグル・アースがそのように細部まで観察されたがために、発見されたのだ。彼は1997年、フロリダでの夜遊び中に行方不明になり、ずっとその消息が不明だったのだ。 ウィリアムの失踪事件は当時徹底的に調査されたが、20年以上も未解決事件だった。だが、そんな2019年、グーグルアースを使って昔の近所を散策していた男性がある奇妙なものを発見した。以前住んでいた家の隣にある湖に、水没している自動車があったのである。地元の人とドローンの助けを借りてその事実は調査された。そして、20年以上もウィリアムの骨をその内部に隠していた白い自動車が、ついに姿を現したのだった。 実は行方不明者専門デー
私のもとには「ハッカーにGmailアカウントを奪われ、アクセスできなくなったので助けてほしい」という連絡が頻繁に寄せられる。しかしながら、その中には他人のGmailアカウントを狙っている者も存在していると考えられる。それでも、助けを求める者が全員詐欺師というわけではない。 公式・非公式を問わず、Gmail関連のオンラインサポートフォーラムを見れば、ハッキング被害によってメールにアクセスできなくなり、オンライン生活が一変してしまった人々が多くいることがわかる。こうした被害者に共通するのは、攻撃者がアカウントを乗っ取った後、正当な所有者が再度アクセスできないよう、パスワードや電話番号、さらには「パスキー(パスワード不要の高度な認証手段)」まで変更してしまうことだ。 私はグーグルに直接問い合わせ、ユーザーがGmailアカウントを取り戻すためにどのような対策が取れるのかを尋ねた。 その結果、想像以
「離職する人は、ひどい会社から去るのではない。ひどい上司から去るのだ」との言い分を聞いたことのある人も多いだろう。残念なことに、お粗末なマネジメントの事例は腐るほどある。ひどい管理職の影響は、不満を抱く社員本人にとどまらず、はるか広範囲にまで広がってしまう。つまり、会社全体にとって有害なのだ。 「ひどい上司」に伴うコストは膨大だ。ビジネスニュースサイト「クォーツ」によれば、その経済的損失額は、米国で年間9600億ドル(約143兆円)以上、全世界では8兆1000億ドル(約1208兆円)を超えると推計される。 ひどいマネージャーの影響ひどいマネージャー(中間管理職)は、その下で働く社員たちのやる気を削ぐ大きな要因だ。調査会社ギャラップによると、チームのやる気の70%は、マネージャーとじかに結びついていることが明らかになった。社員のやる気が低下してしまうと、波及効果によって大きな損失につながり得
動物種の絶滅原因を考えるとき、すぐに頭に浮かぶのは、ネズミやヘビといった侵略的外来種だ。そして、気候変動も例外なく関わってくる。 しかし現実には、絶滅原因リストのなかで、意外な動物が存在感を放っている。私たちにとって身近な友達であるイエネコだ。 ネコは愛らしく、害のない伴侶動物に思えるかもしれないが、彼らが世界の生態系に与える影響は軽微とは程遠い。やわらかな毛皮と遊び好きな気質に惑わされてはいけない。ネコは、自然界で屈指の凄腕の捕食者であり、隠密行動、高い適応力、無慈悲な殺戮で知られる。 ステルスモードで移動するネコを見かけたら、それは、在来動物に忍び寄り、捕食しようとするところである可能性が高い。選り好みしない食性と、底なしの食欲をもつネコは、イエネコかノネコかを問わず、数々の種の絶滅を引き起こしてきた。だからこそ、世界で最も侵略性の高い外来肉食動物の1つに数えられるのだ。 2016年7
米シンクタンクのランド研究所は1950年代に、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の弾頭として核の代わりにタングステン製ロッド(棒)を搭載することを提案した。「プロジェクト・トール」(トール=Thor=は北欧神話の雷神)などと呼ばれるこのアイデアは、ジェリー・パーネルをはじめとするSF作家の作品にも採用された。各ロッドは一度に降下するのでなく、いったん軌道上にとどまり、その後方向を変えて、選択された目標に向けて急降下できるというふうに考えられている。 のちに「神の杖」と呼ばれるようになったこうしたロッドについて、提唱者たちは、核兵器と同等の威力で攻撃でき、しかも放射線や放射性降下物は発生しないと主張していた。 数十年後、それとまったく同じ主張をしているのがプーチンだ。彼はオレシュニクについて、同じ場所に複数回使えば「核攻撃に匹敵する」威力をもつと述べた。「われわれは歴史上、隕石がどこに落下して、
ウクライナの前線から1.5kmくらいしか離れていないロシア占領地域のどこかの平原を、自転車に乗ったロシア兵が十数トンの装甲車両を率いて突っ走るという奇妙な光景は、おそらく孤立した出来事ではないだろう。 ロシア軍の一部の方面軍司令部が採用した自滅的な新方針によって、前線の連隊や旅団は、軍用車両の不足を補ううえで頼りにしていた民生車両を奪われてしまった。 民生用の乗用車やトラック、全地形対応車(ATV)、オートバイに乗って戦闘に入るのを禁じられたロシア兵は、代わりに自転車に乗るようになっている。これはウクライナに対する2年9カ月半におよぶ全面戦争で破滅的な損害を被り、着実に退化しているロシア軍の最新にして突拍子もない変化だ。 ロシア軍のドローン(無人機)操縦士らは、自転車に乗った自軍兵士がBMP歩兵戦闘車1両を先導しているのに気づいた。彼らはその後、モニターに映し出されたドローンからの映像や、
米アマゾンが、米国の首都ワシントンD.C.の低所得地域に分類される2つの地区を、過去2年間にわたりAmazonプライムによる迅速な配送サービスの対象地域から秘密裏に除外していたと主張する訴訟が、12月4日に連邦裁判所に提起された。 ワシントンD.C.のブライアン・シュワルブ検事総長は、高等裁判所に提起した訴訟で、アマゾンが2022年6月に、ワシントンD.C.の2つの地区で自社の配送サービスの使用を停止する決定を、秘密裏に行ったと主張した。アマゾンは、この決定により、これらの地区の配送スピードが著しく遅くなることを認識していたという。 アマゾンは、これらの地区の年間139ドル(約2万1000円)の費用を支払うプライム会員たちを騙し、配送が遅くなることを事前に知らせることを怠ったと、シュワルブ検事総長は主張している。 アマゾンは、これらの地区では自社の配送サービスを用いず、UPSや米国郵政公社
本稿執筆時点で、シリアの反体制派はここ5年間で最大の攻勢に出て、北部の要衝である第2の都市アレッポを含む複数の都市を奪還し、アサド政権に壊滅的な打撃を与えているようだ。このニュースは、中東はもちろん世界中に衝撃を与えた。何といっても、このような逆転劇は中東の勢力均衡図が大きく塗り替わる可能性を示唆しているからだ。 本稿では、中東のみならず、ロシア、ウクライナ、イラン、トルコ、さらには中央アジアにまで影響を及ぼすパワーバランスの転換点について解説する。 イラン、シリア、ロシアの枢軸は、すでにイスラエルによる痛打を受けていた。イランは中東における代理勢力の防衛に失敗した。パレスチナのイスラム組織ハマスとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは、いずれも多数の死者を出す敗北を喫し、イエメンの武装組織フーシ派は米軍艦から激しい攻撃を受けた。シリアに武器を輸送するイランの計画はことごとく早期に発見
世界で最もダウンロードされている米国の教育アプリ「Duolingo」。学べる言語は42言語、加えて音楽・数学のコースが提供され、しかもそれが完全に無料。グローバル月間アクティブユーザー数は1億人超と、語学学習アプリのシェアの9割を占め、首位を独走している。 日本でもビジネスの拡張は目覚ましく、2023年通期では、国内での教育アプリのダウンロード数、および収益ともにカテゴリートップとなった。そんなDuolingoの日本でのサービスを率いるのは、現カントリーマネジャーの水谷翔氏だ。 日本でのサービス開始の2020年8月に先立ち、当時、日本でのカントリーマネジャー(日本のビジネスの総責任者)の採用も始まっていた。だが採用活動は難航、なかなか全員が”I LOVE him(her)!”を言う候補者は見つからない。 そこに現れたのが水谷氏だった。 2020年5月に内定し、同年8月に入社した水谷氏が採用
今から70年ほど前に人骨の化石が発見され、日本最古の「化石人骨」だとして話題になった牛川人は、NSGグループが最新の解析でヒトのものではないと発表した。 1957年、愛知県豊橋市牛川町の石灰岩採掘場でニホンムカシジカやタヌキなどの動物の骨といっしょに人骨の化石と思われるものが発見された。東京大学の鈴木尚教授は、1年半かけてこれを鑑定し、今から5万年から8万年前の旧石器時代に存在した人類の骨であると発表した。それが、日本最古の「牛川人」として知られるようになり、牛川町には「牛川原人之碑」という石碑も建てられた。 発見されたのは左上腕骨の破片だけで、そこから小柄な女性と判断された。1959年には大腿骨頭とされる化石も発見され、それは男性のものとされた。年代を詳しく調べると、原人ではなく旧人だということになったが、肝心な頭蓋骨が見つかっていない。 現代日本人の上腕骨、「牛川上腕骨」(囲み枠内)、
トランプ次期米大統領が新設予定の「政府効率化省」の共同リーダーに指名されたイーロン・マスクとビベック・ラマスワミは11月27日、X(旧ツイッター)の投稿でサマータイムを廃止する可能性に言及した。この慣行については、多くの米国人が以前から廃止すべきだと主張している。 マスクは、サマータイムに関する不満を表明したXのユーザーの投稿に、「人々はこの面倒な時間の変更をやめたいと思っているようだ!」とコメントした。ラマスワミもこの主張に同意し、現状の制度が「非効率的であり、簡単に変えられる」と述べた。 サマータイムの廃止が次期政権で支持されるかどうかは不明だが、廃止には議会での立法と大統領の承認が必要となる。 サマータイムは毎年3月の第2日曜日に始まり、11月の第1日曜日まで適用される。この制度の目的は、時計を春に1時間進め、秋に1時間戻すことで、日照時間を有効活用し、エネルギーを節約することとされ
ロシアがウクライナに対して起こして2年9カ月あまりたつ全面戦争の1300km近くにおよぶ戦線の各地で、ロシア軍が攻勢をかけている。とはいえ、エストニアのアナリストであるアルトゥール・レヒによれば、ロシア軍に新たに入隊した兵士の平均余命は、契約書にサインしてからわずか1カ月ほどだという。 ロシア軍の新兵の余命が残酷なまでに短いのは驚くに当たらない。ウクライナの領土をできるだけ早く、できるだけ多く獲得する決意を固めたロシアは、十分な訓練を施さないまま兵士をウクライナの戦場に送り込み、必須の支援もなければ統率もきちんととれていない突撃に次々と投入しているからだ。 9月はロシア軍がこの戦争で最も大量の血を流した月になった。10月もあまり変わらなかった。ウクライナ軍が発表しているロシア軍の1日の損耗人数はここ数カ月、1500人を超える日が多い。米当局者やウクライナの公式発表によれば、この戦争でのロシ
米国のジョー・バイデン政権がウクライナに、米国製のATACMS弾道ミサイルでロシア西部クルスク州やその周辺を攻撃することを許可したという報道が先週流れたとき、ロシア空軍は、弾頭に最大950個の子弾を内蔵するATACMSが雨あられと降り注ぐことになるのを覚悟した。 嵐は25日未明に到来した。「クソっ、何だ? 爆発してるぞ!」 ウクライナとの国境から100kmあまり離れたクルスク州ハリノ航空基地(クルスク・バストーチヌイ空港)に、重量最大1670kg、射程最長300kmのATACMS少なくとも1発が撃ち込まれた際、現場にいたロシア軍人かもしれない人物は叫んでいる。
米カリフォルニア州は、トランプ次期大統領が連邦政府の電気自動車(EV)向けの補助金を廃止した場合に、独自のインセンティブをEVの購入者に提供する計画だ。しかし、このインセンティブは、最も人気のあるEVブランドであるテスラの顧客をその対象から外す可能性がある。イーロン・マスクは、この動きに強く反発している。 カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事の事務所は11月25日、トランプが連邦政府による最大7500ドル(約115万円)の税額控除を廃止した場合、州が独自に同じ金額の控除を再開する計画であることを発表した。しかし、同州の計画は、市場シェアの小さい自動車メーカーに限定したものになる可能性があり、ブルームバーグとニューヨーク・タイムズは、その場合にテスラ車の購入者が対象外になると報じた。テスラは、第3四半期にカリフォルニア州における新車のEV販売台数の56%を占めていた。 ニューサム知事の
10月半ばのパリーオートサロンでは、まるで中国の自動車メーカーが会場を支配しているかのようだった。どこを見ても、中国車。日本に進出してきたBYDもあれば、GACやXPengの新車も展示されていた。実に、中国のカーメーカーだけで合計10メーカーのブースがあった。 BYD SKYWORTH その中には、SKYWORTH、AITO、FORTHINGなど、35年以上モータージャーナリストをしている私でさえ、聞いたことのないメーカーも多数あった。プロポーションや外観が綺麗な中国製EVがあれば、どうかなと首をかしげるクルマもあった。 しかし、その中で展示した日本メーカーが一社だけあった。トヨタ、日産、ホンダなどのブースはなかったけれど、その唯一の日本の企業は、THKという世界的な部品メーカーだった。そして、同社が発表しかなり注目されたのは、日産自動車の元専務でデザイン・ディレクターだった中村史郎氏によ
11月25日発売のForbes JAPAN2025年1月号の特集「日本の起業家ランキング2025」で3位に選ばれたのは、Luupの岡井大輝だ。 ルールメイキングの地道な活動を経て、いよいよ本格的な成長フェーズに。新たな交通インフラとして社会の信頼を得るための取り組みにも重点を置く。 Luupが手がける電動マイクロモビリティ(電動キックボード、電動アシスト自転車など)のシェアリングサービス「LUUP」は、この1年で飛躍を遂げた。都市部を中心に、交通手段としての認知度は着実に高まっている。創業者で代表取締役CEOの岡井大輝にとっても、「大きく事業が進展した」実感がある。 2023年7月、「特定小型原動機付自転車」という新しい車両区分を設けた改正道路交通法が施行された。従来は原動機付自転車扱いだった電動キックボードが、一定の速度制限のもとに16歳以上なら免許不要、ヘルメット着用は努力義務で利用で
だが、それだけでよいのか。DXの本質はビジネス変革の実現にあるが、人のサービスが価値創出の源泉となるサービス業には障壁も多い。サービス業の“真のDX”実現のため、「サービステック」を提供するのがClipLineだ。クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンや吉野家、オオゼキ、日本郵便など、多拠点で人によるサービスやオペレーションが発生する企業を支援しており、2024年11月現在、60万人以上に利用されている。 サービステックは、サービス業の未来をどう切り拓くのか。経営コンサルタント出身で数多くのサービス業を支援してきたClipLine代表取締役社長の高橋勇人と、早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄が対談。サービス業が考えるべき戦略と、サービステックの重要性を語った。 今後のサービス業に必要なのは「人の手による付加価値創出」入山章栄(以下、入山) 高橋さんは前職のコンサルタント時代から、さ
「スピンスター(spinster:主に中高年の未婚女性)」という単語を聞いて、どんな人々を想像するだろうか? その想像をいったん脇に置いて、今度は「バチェラー(bachelor:独身男性)」という単語を考えてみたら、何が思い浮かぶだろう? いまみなさんの頭の中に浮かんだのはきっと、両極端な2人の人物だろう。不幸なオールドミスや風変わりな猫おばさんと、若く楽天的な男性だ。 このような人物像を想像したあなたは、世間一般の通念どおりの考えをもっている。社会常識に織り込まれた、2つの単語の言外の意味は正反対だ。独身女性は不幸で孤独で、なんとか結婚したいと思っている。一方、独身男性は鷹揚でカリスマ的な魅力にあふれ、何の心配もなく世渡りをしている。 ところが、2024年10月に学術誌のSocial Psychological and Personality Scienceに掲載された論文は、独身男性と
According to the Ukrainian officials, ruЫЫia has launched ICBM for the first time. An ICBM was launched from the Astrakhan Region and struck the Pivdenmash facilities in Dnipro City. pic.twitter.com/ouMv4O0NhP — 𝔗𝔥𝔢 𝕯𝔢𝔞𝔡 𝕯𝔦𝔰𝔱𝔯𝔦𝔠𝔱△ 🇬🇪🇺🇦🇺🇲🇬🇷 (@TheDeadDistrict) November 21, 2024 これらの非核弾頭は単一の兵器から放たれたようだ。高高度、高速の飛翔というテレメトリー(地上側などに伝送される信号)のデータは、弾道ミサイルであることを示しているようだった。ウクライナのボロディミル・ゼ
1911年、インド北東部のミゾラム州とその周辺地域が飢饉に見舞われた。48年後、再び同じことが起こった。そして2007年にまたしても飢饉が発生したとき、もはやそれが単なる偶然ではないことは明らかだった。 ミゾラム州政府の記録によれば、1815年以降、この地域は2世紀以上にわたり、およそ50年周期で飢饉に見舞われている。現地住民のあいだには、この周期的現象を指す単語さえあり、「マウタム(mautam)」と呼ばれている。 すべての始まりは、竹の花である。 竹と聞いて、ほとんどの人は見上げるほど高い、樹木のような植物を想像するが、実は、竹はイネ科の「草」だ。竹の生活環は不思議で、神秘的でさえある。 竹の開花周期は、種によって異なる。2020年4月に学術誌Frontiers in Plant Scienceに掲載された論文によれば、3年から150年までさまざまだ。開花段階においては、同種の竹のすべ
流星群といえば8月のペルセウス座流星群が有名だが、北半球の1年間で最も確実に壮観な眺めが楽しめるのは、12月のふたご座流星群だ。おおむね12月上旬~中旬に出現し、極大は12月14日ごろ。13日夜~14日明け方が最も多くの流れ星が見られる「極大夜」となる。 ただ、今年は極大期を待たずに早めに観測を始めたほうがよい理由がある。 極大夜には1時間あたり最大120個もの流星が出現すると予想され、今年最大の流星群となる見込みだが、12月15日は満月なので、明るい月光が一晩じゅう夜空を照らすことになるのだ。 2024年のふたご座流星群について、知っておきたいポイントをまとめた。 ふたご座流星群とはふたご座の方角から流れ星が飛び出してくるように見えることから、ふたご座流星群と名づけられた。流星が放射状に飛び出すように見える中心点を、天文用語で「放射点」と呼ぶ。 2020年12月にNASAの全天火球ネット
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) | 2014年6月25日に新創刊した、世界最大のビ...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く