某出版社にて、翻訳書編集、法務をへて翻訳権輸出に関わる冨田健太郎が、毎月気になる海外の出版事情を紹介する「斜めから見た海外出版トピックス」。今回はコロナウイルスによる書店への影響と、それに伴ってユーザーを増やしているという、独立系書店を経済的にサポートするwebショップ「Bookshop.org」について、レポートします。 第33回 独立系書店の新たな支援サイト 2020年4月末現在、先の見えないコロナウィルス禍。 欧米ではロックダウンに踏みきった地域も多く、出版ビジネスもかつてない波に呑まれています。 DOTPLACEでも、清水玲奈氏が英国のリポートをされています。 現地の様子を読むと、こんな状況下でも知恵を発揮しつづける関係者のさまざまな試みには勇気づけられます。 米国でも書店は閉店を余儀なくされ、きびしい環境にありますが、今回は、そのなかで注目をあびているサイト「Bookshop.o