サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
2024年ランキング
bugrammer.hateblo.jp
暫くスタートアップのお手伝いをしている。最近やったのだと、下のような感じ。 jeffh/sniffer · GitHubを使ってSphinxでDocstringをぶん投げる DjangoとJenkinsを連帯させ、ローカルでテストを廻す blockdiagを使ったモデル関係の整理 Muninを導入して、落ちる原因になってるサーバーリソースの監視 Hipchatを使っているので、GitHubやPivotal Trackerを連携させる Hipchatの遊び心としてHubotの導入 django開発の基礎としてBeProud社の『Pythonプロフェッショナルプログラミング』を薦める そんな感じ。上のことがどれだけ効いているかはわからないけれど、自分が楽しんでやれる環境に整備し、あとは他の人にも「だいぶ楽になったなー」という気持ちになれれば、こっちとしては万々歳。もしかしたら半分くらいは自己満
はじめに こんにちは。最近はちょっとした気分障害が出てしまって、仕事のほうが余り上手くいっていない似非原です。ブログのほうでも、余り技術的なことを書いておらず、エンジニア的な活動が疎かになっており、いい感じにダメになって腐っていたのですが、今回ぷりんたい氏のお誘いにより、記事を書くことになりました。 というわけで、そのあたりの宣伝をしたいと思います。 技術書典2とは 技術書典2に関して、てっとり早いのは、公式ページを読むことです。あと、[技術書典のガイド記事もある]ので、そちらを参考にしてみてください。 簡単に言ってしまえば、技術書系同人誌オンリーイベント。技術書を同人誌で出すことに意味があるのか、というのはありますが、例えば、現在商業ベースに載らないようなマイナーな技術的知見を共有したり、あるいはあまりネット上の文章で残したくないような知見を紙ベースで発行する、といったようなイベントにな
はじめに The Beginner's Guide - Trailer Steamのウインターセールが始まったということで、早速ながら『The Beginner's Guide』をプレイした。このゲームは、Davey Wredenという人物が中心として作っていて、過去には『The Stanley Parable』を2011年にリリースしている。その過去もあって、このゲームが気になっていたので、早速購入することにした。 この人は、プレイ中に解説を行う「語り手」を使うギミックを得意とする。例えば、『The Stanley Parable』の場合は、「語り手が語るストーリーをプレイヤーが裏切ることによって、物語が分岐する」というギミックによって、その斬新なアイデアと完成度において有名になった。 今回に関しては、若干ネタバレになってしまうのだけれど、「語り手が信用できない」という叙述トリックのよう
今日の風景 知っている人から知らないものをさしいれでいただきました。 ところで、みなさんは完全ですか? はじめに 知人が唐突に「これからElixirやっていくぞ」という気持ちになったため、Elixirのもくもくと勉強する会を秋葉原で定期的にやることになった。今回は第一回目であったため、以前に会をやっていたルームシェアでやることにした。 その中で、ウェブ媒体のライターをしつつ、のちのちはプログラマになりたいという若人がいたために、Elixir最速基礎文法をあらかじめ目を通しておいて、そのあとの課題としてProject Eulerの最初の10問程度をできるだけ自分で問いてみるということを提案してりたりした。他の人は、直接HTMLなどが表示できるほうがいいのではないか、という提案があったりしたのだが、個人的にはまず「分岐」「反復」といった考え方になれたほうがいいし、最初の10問程度はそれで済む程
今日の風景 端的に言えば断捨離です。 本文 laisoさんが「そういえば、似非原さん、仕事探しているんでしたら、うちの会社にも遊びに来るといいんじゃないんですか、その機会を作るので、よかったらよろしくです」という話だった。 基本的にこういうのは前もってそういう会社のイベントに申しこんで、距離を狭めていったほうがいいのではいないか、という自分基準の理由により、PAY Conference #01に若干遅れて参加した。ハラペコだったので、途中で漂ってくるピザの芳しい匂いと戦っていた。貧しければ鈍するということだろう。 で、今回のPAY.JPの話としては、乱暴にまとめてしまうならば、「決済するときに、その決済に対する信頼を担保するのが問題」というのがあって、それを解決するのが、PAY.JPのミッションなんだろうなという漠然とした像ができた。 当然ながら、いきなりベンチャーが「決済一括についてやり
今日の風景 転職しようとする人のモノマネです 本文 シリーズもののように、連番は付けているが、これが続くかどうかはわからないが、感触からすれば続くだろうなと思ったので連番にしようと思った。 一般的に、最近の企業ならば、面接者にコードを書かせるかと思われる。とある企業では、事前に聞いていたテストだったので、ここで種あかしするのは野暮であり、と同時に一部には「とある企業」の「とある」が分かってしまうので、曖昧にぼかすのだけれども、基本的に自分はREPLに甘やかされていて、それで通らないコードを提出してしまった。 なので、今からでもいいから「そのソース書きなおさせろ」と殴りこみをかけたいものだが、良識を分きまえているつもりなので、それは知なかったが、動かないコードが、あとから動かないと気がついて、面接会場から出るというのは、本当に恥かしい経験で、穴があったら入りたいどころか、穴二つ分作りたい気分
「オッ」界隈とは何か 「オッ」界隈とは、簡単に言ってしまうならば、Twitter上で、何らかの発言や記事に対して「オッ」とだけ返す界隈が存在していることを指している。例えば、「お腹すいたな」という発言をすると、「オッ」とだけリプライが返ってくる、そういう界隈である。 本来ならば、そういう発言に関しては、お気に入りに入れてほんわかと見守るのが、インターネット上のマナーとなるわけだが、「いいね」とすることが、どちらかと言えば消極的な返事に対し、「オッ」と返すことは積極性を反映し、興味関心が非常に強いということを相手に伝え、繋がりが薄いと言われている現代社会に強い絆を作りだすと同時に「お前を見ている」というビックブラザー効果が期待できるということらしい。 上が、そのようなビックブラザー性を象徴する「オッ」界隈の画像である。 要するに「オッ」と言われたら「オッ」と返ってくるようなインターネット、こ
今日の風景 最近の、ごくごく一部のエンジニア界隈では、言葉を短縮する傾向にあり、例えば「気持ち」だとか、あるいは「やっていく」とか、そういった雑な言葉が日々誕生している。その理由を察するに、基本的には曖昧さとか雰囲気とか、あるは日本語の乱れとかそういうことなのだろうと思う。そういう言葉使いが好きな人は小林銅蟲先生の「めしにしましょう」という料理漫画が近日発売されるので、予約購入するといいのではないか、と思う。 めしにしましょう(1): イブニング 作者: 小林銅蟲出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/11/22メディア: コミックこの商品を含むブログを見る で、その文脈を補強した上で、さらに曖昧な形で、知人達がやっている「サウ」という場所で、「JSの会」、通称「会」というのをプライベートでやったりした。「サウ」とは下のような場所である。 「サウ」というのは「サマーウォーズ」の略で、
今日の風景 寿司の電子工作 はじめに 今は廃刊してしまった、昔懐しい『ベーシックマガジン』という雑誌には、大抵簡単なゲームのコードが載っていた。俺を含めたパソコン少年は、そのコードを見ながらパチパチとコードを打っていたわけだが、そういったサンプルコードリストの一つに、大抵は「砲台ゲーム」というものが存在していた。 仕様としては、ある範囲が的になっており、角度と強さを指定し、投射線を描写する。的の範囲に入っていたら的中となり、的の外になっていたら外れということになる。 大抵、このゲームに関しては、30代から40代にBASICを触っていたおじさんであるならば、何処かで見たことがあると思うのだけれども、舞台がWebになった現代には、このような「砲台ゲーム」を作るといったようなサンプルを見ることは殆どなくなった。 で、前回にRubyからgnuplotを触るエントリを書いたわけだけれど、「あれ、グラ
今日の風景 プロトタイプとプロダクトの違いを視覚化したものです 雑談 今現在、プログラミングのリハビリもかねて、自分のできる範囲で知人のプロダクトを手伝っている。進捗的にはそこそこ理想的な進捗になっている。これはVue.jsのおかげであるのが殆どで、たぶん、普通にjQueryでスクラッチで書いたら、今の工数の5倍はかかっていたと思う。それだけ、UI周りの挙動をライブラリに丸投げできることは、とてもいいことである。そのあたりについては、過去のエントリに書いたので参考にしてもらえれば、と思う。 「日報」という題名が付いているときは、大抵は証拠の無いことを、自分が思ったままに書くエントリということになるんだけど、今回もそういったエントリになる。最近ちょっと思ったのは、いわゆるWeb系エンジニアと呼ばれる人達には、プロトタイプを作るのが得意な人と、プロダクトとしてリリースするのに品質を上げていくの
今日の風景 つくりおきはじめました。 はじめに 元々は 永和システムマネジメントの技術面接で出された問題らしい。こく難しく言えば「ある文字列」(この文字の集合をAとすると)と「ある文字列」(この文字の集合をBとする)とした場合、このAとBの文字の集合が一緒であるかどうかをどのように判定するか、という問題らしい。もうすこし簡単に言えば、Bの文字列はAの文字列かどうかをどのように判定するかということである。 この問題の解き方は簡単で、先に言ってしまえば次のようになる: def anagram(s1, s2) s1.chars.sort == s2.chars.sort end これは、順序を考慮しない集合の場合、同じ要素が一対一になっていればいいということなわけだから、とてもシンプルでわかりやすい解答である。ただ、元のエントリが「Scheme」で書かれているので、Redditの日本語Lispコ
今日の風景 すたみな太郎にて誕生日会でした はじめに 『算数の文化史』を読んでいたら、「あらゆる自然数は2の累乗の和としてあらわすことができる」ということが紹介されていた。証明はともかくとして、これは直感的にわかるものだ。だが、もう一つ「あらゆる自然数は3の累乗の和と差であらわすことができる」というのがある。これは直感的にはちょっとよくわからない。 例えば、5であるならば、3の累乗のリストは「9、3、1」となる。この場合、「9」から「3」と「1」を引くことで、5の数を表現できる。このように、全ての自然数は3の累乗の和と差で表現できるという。当然、このことは数学的帰納法かなにかで証明するのが正しいのかもしれないけれど、その証明はとりあえず追いておくとして、そのような3の累乗の和と差で、あらゆる自然数を表現するようなプログラムを書いてみるのが、今回の記事の目的となる。 仕様決め まず、仕様を決
今日の風景 今年も生き伸びてしまった。 誕生日 in 山谷 とうとう33歳となった。33歳といったところで特別に何かが変わるわけではない。変ったことと言えば、山谷のドヤ街でゴロゴロし、隙間から這い出る虫(具体的な名前は付せる)の姿を見るにつけて、侘しい気持ちになったりするくらいのものである。そんな暮しとはいえ、パソコンさえあれば、プログラミングができるので、それで時間を潰し、その知見というものをブログに書くという日常を送っている。 時折、酒で酔っぱらった老人の唸り声が、薄い壁越しに聞こえてはくるが、文明の力であるところの耳栓があれば解決する。耳栓は下のものを使っている。しかし、半日ほどつけているため、耳の垢が貯まるのが唯一の弱点である。 MOLDEX 使い捨て耳栓 コード無し 6620 Goin'Green 10ペアパック 出版社/メーカー: MOLDEX(モルデックス)メディア: ヘルス
今日の寿司 寿司をViewと考えた場合に、寿司を食べたときに、寿司が減ったことを皿に反映させたいという話です。 はじめに ある事情によって、知人のお手伝いをすることになった。で、そのお手伝いで、できそうなのがフロントエンドだったので、これを機会にフロントエントの知識をアップデートするのも悪くないよなーと思って、Vue.jsを触りはじめている。 当然ながら、自分の趣味プロダクトだったら、いきなり入れて「なるほどね」と納得して終了でいいんだけれども、今回はお手伝いということもあったので、それなりに導入するメリットみたいなものが必要になるだろうし、実際に触ってみてどうなのよ、というフィードバック必要だよね、みたいな気持ちになったので、そのあたりを書いておく。 リアクティヴ・コンポーネントについて 今回のお手伝いが、漠然とした概念で伸べるならば「管理画面のフロントエンド実装」ということになる。管理
今日の風景 こういう記事を書いてドヤ顔をするような人間は、大抵本人が思っているより能力にたけているわけでは無いという法則が、どこかの民族の諺としてあるとかないとか。 はじめに 石田祐希というブロガーの方が、起業をしたのはいいけれども、プログラミングがわからなくて、書籍が欲しいというエントリを書いている。 この一件に関しては、自分は特に言うこともなく(自分もレールから外れたが、文才の無い自分がその経路を書いても凡庸になるだけだと思って書いていない)、ただ傍観していただけだが、プログラミングのことだったら、自分の知識が無くても教えられることがあるだろう、とは思ったので、彼自身がこれを参考にするかどうかは兎も角として、せっかくなので書いてみようと思う。 ちなみに、記事の性質上、Web系に偏っていることをお断りしておく。 読みたい記事 まず最初に、プログラミングとは何だろうということを考えたときに
今日の風景 端的に説明すると、これは暴力革命を再現したものです。 はじめに 世の中には、直観に反して「ありえそうもないこと」が案外「ありえそう」であることがある。例えば、このブログで以前に紹介した誕生日のパラドックスがそれに当たる。その詳細は上のリンクから飛んでもらうとして、他にも、その類のものがある。 コインを投げて表か裏かのどちらかが、3連続出るかどうかを賭けるゲームを考えてみよう。このとき、何回にしたら公平だろうか。直感的には、3連続というのはなかなかありえそうにもない数であるので、公平なゲームにするためには、7回くらい必要なのではないか、と思う人もいるかもしれない。しかし、7回にした場合、確率的に67.1%の可能性で、3回連続で同じ面が出る。なので、もし7回投げるとした場合、3回連続出るとして賭けるほうが有利なのだ。 組みあわせを考える しかし、この結論では釈然としない。そこで、ち
今日の風景 寿司によってベルリンの壁が崩壊したことは、ドイツの歴史において重要な発見の一つとなっています。 はじめに 数学において、未解決問題というのはいろいろあるのだけれども、その一つにコラッツ問題(角谷問題とも言う) がある。大抵の数論の教科書だったりすると、このトピックは取りあげられるので、その方面に詳しい人なら「ああ、あの問題ね」というのはピンとくるはずだ。 そのあたりに明くない人に解説すると、コラッツ問題とは「任意の数からスタートして、偶数なら2を割る、奇数なら3をかけて1を足す過程を繰りかえすと、全ての数は最終的に1になるか」というものである。これが不思議なもので、ステップ数は、始める数によって違うのだけれども、最終的には1に収束する。とりあえずはデータを集めようということで、この計算結果を集めてみようというサイトがあるくらいである。 さて、そんな簡単にして、いざ解こうとなると
今日の風景 貧乏人に再分配された(半額になった)寿司の風景です はじめに 『ベットルームで群論を』という、みすず書房から出ている本の中に、「富が一定である閉鎖的なマーケットの中で、平等に富を持ったプレイヤーに対し、ランダムに得する人と損する人を決めていき、ある一定のステップを踏んだ結果、少数の金持ちと、多数の貧民の格差に分かれることになる」という話を載せていた。 この話に興味を持ったので、実際に、そういうモデルを作って、実際に閉鎖的なマーケットで各種のプレイヤーが損と得を繰り返していった結果、貧富の差が生まれるかどうかを実際に簡単なコードでシミュレーションしたいと思う。当然、このモデルは、実際の経済市場とは乖離したものであることは認めざるを得ないが、極端なモデルにも、何らかの示唆は、多分あると思う。 ルール とはいえ、ざっくりとこのようなことを書いたとして、そもそものルールが如何なるものか
今日の風景 破壊される予定の壁です。破壊されない壁などなく、皆さんもまた破壊ですか? はじめにーーPRIMEGAMEとは何か コンウェイという人は本当に色々な、気の狂ったようなことを考えていて、その中で最も有名なものの一つにライフゲームがある。しかし、ライフゲームだけではなく、計算機で遊ぶということには、彼の右に出るものは殆どいなく、例えば、任意の分数表が素数のリストを作り出すことができるということを発明したのも、彼であり、それはプライムゲーム(PRIMEGAME)と呼ばれている。 PRIMEGAMEの骨格はこうだ。以下の分数表に対して、2を先頭から掛けていく。もし、ある分数の掛けあわせた結果が整数になった場合、その整数を分数表の先頭から掛けていく。これを繰り返していくと、奇妙なことに、2の乗で表すことのできる整数の指数は、全て整数になっているという。 説明が下手なのは、このブログの得意技
今日の風景 mograg garage【ART SPACE /GALLERY】の展示で買った郡司侑祐という方の作品です。 はじめに 普通、サイコロと言うと、1から6までの数字が書いてあるものだ。イカサマのサイコロでは無い限り、お互いの出た目を比較すると、だいたい半々の確率になる筈だろう。しかし、これではゲーム性があまりにもない。そこで、サイコロの目を改造し、あるサイコロAと、あるサイコロB、あるサイコロCの出目がそれぞれジャンケンのように、三すくみになるようなサイコロが作れるという話が実はある。 オンライン上では、英語になるけれども、この記事で概要を知ることができる。また、実物は海外だとグランド・イリュージョン社が販売している。 側面が二つ2のサイコロと、見えている側面全部が4であるサイコロが見える。 さて、このサイコロを実際に自分達の手で作ってみることは非常に楽しいことであるのは間違いな
今日の料理 メンチカツサンドを汚なく作る方法。 トレーズというゲーム、そしてその問題 トレーズ(treize)というゲームがある。このゲームの名前はフランス語で13を表している。このゲームは、ジョーカーを抜いた52枚のトランプを使って遊ぶ。 まず、トランプを良くシャッフルする。そのトランプのカードに1から順番を付けながらめくっていく。このとき、順番と同じ番号が出た場合は勝利し、次のプレイヤーに残りのトランプを渡す。当然ながら、順番とカードの数が一致しないときもある。このとき、プレイヤーは負けということになる。 そこで、このカードゲームにならって、我々は13枚のカードを用意することにしよう。そして、このカードを順番を付けながらめくっていった場合、果して順番と一致しない数しか出ない確率はどれほどになるだろうか。さらに、もしこのカードの枚数を2倍に増やした場合、勝つ確率は上がるだろうか。それとも
今日の寿司 中身が気になる御歳頃。 はじめに 最近運気が悪く、悪夢も良くみるようになったので、これは邪気を払う必要がある。なので、そういうのに使えそうなものと言えば何か考えたら、魔方陣ではないか、ということを考えていた。 昔の夢は何だったか思い出すと、科学者か魔法使いになりたかった思い出があり、極まったプログラマというのはWizardと呼ばれる。さすがに、自分がそのレベルに達しているとは思えないが、どうせだし、魔法陣くらいは作れるようになりたいと思ったので、今回のエントリを書く。以下、『魔方陣の世界』という参考書(エントリの最後に記述する)を元に書く。 魔方陣とはなにか とはいえ、魔方陣とは何かについて、最初に書いておかないといけない。魔方陣とは、1から始まる連続した異なる自然数を碁盤の目状に並べて、それぞれの列、それぞれの行、そして対角線の数の和が一緒であるものを指す。具体的には、下のよ
今日の十六茶 試してガッテン方式で入れている。 はじめに オライリー社から2013年に発売された『オープン・デザイン』という本は、率直に言ってしまえば、如何にもデザイナー向けの思弁的な議論のアンソロジーとなっている。それらは、直接的には技術的な洞察を与えるものではないだろうし、また同様に、それが直接的に業務に使えるものかといったらそうでもない。 そうではないのにも関わらず、この本は、プログラマにとって重要な本であることは間違いないと、僕は確信している。逆説的なことではあるが、この本が技術書でないからこそ、あまりにも無視され続けた本であると思うのだが、だからこそ、今読むべき本であると思う。 プログラマはデザインが下手であるという現実を直視する もちろん、デザインという言葉は多義的な言葉であることは間違いない。まず指摘できることは、日本語の場合、デザインという言葉は「設計」という言葉ではなく、
今日の風景 なぜ人は半額のシールを見ると買ってしまうのか。 お話 あるところに、パーティ好きの二人組がいた。この二人のやるパーティは多種多様だったので、同じ客層はほぼ無かった。ところで、この二人組の最近の悩みは、パーティを主催するのにも飽きて来たことである。そこで、次のパーティを開くにあたって、このような提案をした。 「パーティを開いたときに、客が会場に入ってくるだろ? そこで、会場に入った人数で区切りをつけで、その中に同じ誕生日のペアがいるかどうかを賭けてみるというのはどうだろう?」 当然ながら、同じ誕生日のペアがいる確率は365人になればなるほど近づくだろうし、同じ誕生日でなければ、2人ならば、ほぼ同じ誕生日にならないだろう。それだと、この賭けは面白くない。そこで、できるだけお互いの確率を一緒にしたい。さて、この区切りを何人にすれば、お互いに平等であると言えそうだろうか。 議論 有名な
今日の料理 食べものに困ったときは、近くの肉屋でハムカツを買ってくればいい[要出典]。 お話 あるところに三人のギャンブラーがいた。この三人は仲が良く、今度カジノに繰りだそうということになった。そのカジノには、三つで一組のスロット台が存在していて、その三つのどれかが当たるような仕組みとなっていた。また、このカジノの売りは、それぞれのスロットを完全に操作せず、ランダムに当たりが出るようにしているということである。 ところで、ギャンブルにはオカルトというか、ある種の信念めいたものが、ギャンブラーにつきまとう。このギャンブラー三人は、それぞれ違った信念を持ちあわせていた。 まず一人目のギャンブラーは、「それぞれの台が完全にランダムに当たりが選ばれるとするならば、次にどの台を選択するかということを悩んでも仕方がない。なので、直感を信じて、台に座るのが正しい」 しかし、二人目のギャンブラーはこの意見
本日の料理 コードも豚肉も煮こむに限る はじめに Rubyのリファクタリングでイケてないコードを美しいオブジェクト指向設計のコードへ改良するための方法 - その1 - Ruby on Railsのビシバシはぁはぁ日記というブログの記事がどうもバズっていて、色んな方面からつっこみが入っていたりする。また、別にこれはオーバーエンジニアリングだから、この程度のコードでもいいのではないか、という指摘も挙がっている。 自分ならどうするかというとこういう感じかな。要するに条件に合う注文を足し算したいだけなので、条件に合う注文を足し算しようよ、という。https://t.co/HEhsO5q2nr— Rui Ueyama (@rui314) 2016年7月17日 コードを書く人によって「これが良いアプローチだ」というのは千差万別であることは間違いない。元の記事を読む限り、これはどうもRubyの特殊事情な
本日の料理 パン粉でカツ丼の味になるレシピをためしたところだが、世界はそれほど甘くないことを実感させられた。 本文 「型」といえば普通何を考えるだろうか。大抵の場合、「型」というものは、Integerであったり、あるいはStringといったようなものを想像するだろう。例えば、Typed Racketの場合、引数で受けとったIntegerをそのまま返すとした場合、次のような定義ができる。 (: simple-integer : (-> Integer Integer)) (define (simple-integer x) x) さて、このように型付けされた場合、型チェックのシステムとしては、引数として入ってくるxがIntegerかどうかにしか興味がない。その値が具体的にどのような形を取るか、ということに関しては、関数の内部においての責務ということになっている。 しかし、ここでちょっと立ちど
今日の看板 概要 Lispにも静的型付けをおこなおうとする試みはされてきた。現在、その静的型付けLispを触るのにうってつけの環境は、恐らくTyped Racketだろう。そこで、FizzBuzzを通じて、Typed Racketがどういう型付け戦略を取っているのかを一通り試してみることにする。 はじめに 最近では、動的型付けを採用しているプログラミング言語でも、その言語を使った開発規模が大きくなるにつれて、なんらかの型チェックを行ないたいという需要が出てきている。 いくつかの言語、例えばPHPやPython、既にType Hintingと呼ばれる、何らかの関数やメソッドに対して、引数の型と返り値の型を指定できるようになっている。これらが喜ばしいのは、その関数を利用するためのインターフェイスに関するドキュメントを、実行不可能なコメントによって注意を喚起するのではなく、型を利用して、実行可能
今日の料理 Cookdo麻婆豆腐と手作り麻婆豆腐の自炊戦争が行なわれてから十数年たつが、正直Cookdoの麻婆豆腐の味は忘れてしまった。とはいえ、あらためてCookdoで作る気にはならんなー、ということで、丸善屋の麻婆豆腐の素を手にいれて作った。 メリットとしては、素には挽肉も入っているので、挽肉を炒めるという工程、同様に量にあわせて豆板醤を混ぜあわせるといった行為をしなくてもいいという部分にある。しかし、辛口を買ってきたつもりが、意外と辛くなく、がっかりするということもある。辛めの麻婆豆腐が好きであるならば、自炊したほうがいいのかもしれないな、というのが現状の結論である。 概要 Jupyter Notebookという、ブラウザ上で使えるREPL環境がある。これを使うと、RubyやPythonのコード結果を書き残しながら操作できるという利点がある。またこのJupyter Notebookに
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Line 1: Error: Invalid Blog('by Esehara' )』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く