大阪大学の大薗教授らのグループがips細胞(新型万能細胞)を使って、ダウン症の発症の仕組みなどを詳しく調べる研究を本年11月から進めると10月15日(水)発表になりました。 ダウン症とダウン症で無い、それぞれの新生児の胎盤や臍帯などからips細胞や神経細胞を作製し、これらを比べて、形や、機能、遺伝子レベルでの差が無いかどうかを詳しく研究するとの事です。 ところで、ips細胞を再生医療などに応用する場合、細胞表面の糖鎖は細胞の状態を顕著に反映しますので糖鎖工学を利用した、糖鎖による細胞の解析が必ず行なわれます。糖鎖抜きでは細胞も臓器移植も再生医療も考えられないと言う事です。 少し、専門的な話になってしまいましたが、ダウン症の研究が詳しく解明される事により治療法など今後の医療が大いに進歩して欲しいと願うばかりです。 関連記事: 発達障害と糖鎖(糖鎖ラボ) 発達障害(自閉症,学習障害,注意欠陥多