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大そうじへの備え
ameblo.jp/knym71
何やら8年以上も前の記事、「カラーチャートを作る」が静かな人気なようです。 内容は「後から変更可能なカラーチャートを素早く作る」というものだったのですが、当時はスピード重視だったので説明が雑、Illustratorスキルも足りずに中途半端な内容でした。 今はIllustratorスキルも上がって後加工もラクに出来る完璧なチャートを作れるようになったので、完全版チュートリアルとしてご披露いたします。 ↑四隅の色を変えると中間値が連動して変わるので、一度作れば半永久的に使い回しできます 1 ボックスを描く まず10mm角のボックスを作ります。長方形ツールを選択してアートボード上でワンクリック。すると長方形ダイアログが開くので幅・高さ共に10(mm)を入力します。 2 複製移動する 出来たボックスを選択したまま選択ツール(ダイレクト選択ツール可)を選択し、enterキーを押すと移動ダイアログが現
24時間Illustratorイベントも無事終わりましたね。 いやいや見応えのあるイベントでした(まだ全部観られていませんが)。まだ見ていない人は要チェック! Ai-1ファイトの優勝者はまだ見ていない人のためにネタバレしませんが、納得の完成度でした。素晴らしい! パチパチパチパチ。 他にも三階ラボさんのお話は、私の効率化に対する考え方とベクトルが一致していてとても面白かったです。ただ、極めすぎていて私ですら若干引き気味になったところも参考になりました^^ サキミタマ先輩は、AdobeからIllustrator愛を試される試練を乗り越えるという感動作。そこにいるのにポエム割愛など笑いもあり。 まだチラ見しかしていませんが鱗粉あすさんのペンツールさばきに驚愕、あれだけのイラストをライブで完成していくなど見所満載。 私もあかつきさんのお声がけでネタ出しなどちょっとだけお手伝いするつもりでしたが、
つづきです。 この手法、見た目は水彩風ですがデータはガチガチのベクトル形式なうえ、構造もそれほど複雑ではないので直しにはめっぽう強いのです。 ●修正 オブジェクト単位、色単位で選択や変更、ボケ足や濃度の調節が出来ます。これは一発勝負のアナログ水彩やラスター系ペイントソフトでは味わえない手軽さです。 描画レイヤーのオブジェクトはオリジナルのままなので通常のイラストと同様に修正が可能です。 ただし、絵柄を変更した場合、オーバーレイレイヤーのオブジェクトを削除して複製から繰り返しになります。 ●イラスト加工 ライブペイントは拡張すると直接編集できるので、個別変形やら効果やらが使えて表現力がアップします。拡張の前に保険のためにレイヤーを複製しておくと良いでしょう。 ライブペイントを使わない人も、絵柄や加工具合によってはパスファインダー合流をかけてから加工する方が良い場合もあります。 イラストを加工
前回の内容をより実務的にアレンジし、設定済みドキュメントとアクションを活用して効率化してみました。水彩風になる仕組みは前回を参照してください。 今回は線画のない水彩表現のみのイラストとしています。 この手法はベクトル形式なので、ペンツールでも手描き(タブレット)でも、もちろん既存オブジェクトの加工もOKです。 ホンモノの水彩やラスター系とは違い、描き直し、塗り直し、色調の変更、ボケ幅の変更も後から簡単にできます。水彩をベクターでコントロールするってちょっと不思議。 水彩風だと大雑把でもそれが味になるため、適当に描いてもそれなりに仕上がります。初回のみ仕込みが必要ですが、簡単にそれっぽいイラストが描けてしまい、公開してよいものか悩んだほどのイラストレーター殺しテクです。 うーん、やっぱ公開やめようかな。 やっぱやーめた。というわけでおしまい。 うそ。 ■準備用パーツを作成 では、まず元となる
過去記事がピックアップされて、モニタに映るビーナスが下手すぎて恥ずかしい^^ もっと小さく使えば良かった…。 それはさておきこのイラスト、Illustrator機能の紹介なのに線画だけIllustratorで色は別ソフトで塗ってるなと思いました? でも実はこれ全部Illustratorのデータなんです。 Illustratorでサッと線画を描いて、色を塗って、水彩風にするの、とっても簡単にできます。気が向いたら記事にしようと思っていたのにすっかり忘れてました^^ というわけで、メイキングスタート。 1 線画を描く まず、「RGBモード」で書類を作成し線画を描きます。これは過去記事参照。 ブラシやペンツールで描いても全然OK。 ↑線画のパスは背面に送り込まない 2 色を塗る 線画レイヤーを複製して下のレイヤーをライブペイント化、線をなしにしてライブペイントで色をペタペタ塗ります。 ↑再配色や
つづきのつづきのつづきです。 ※CC使用期限切れにより検証できません(メイン環境でないのでうっかりしていました)。間違いありましたら遠慮なくツッコミをお願いします。 ●画像の埋め込み解除 CCから搭載された「画像の埋め込み解除」は「埋め込みを解除してリンクにする」という機能ですが、これは埋め込み済みのファイルを抽出して別ファイルとして保存し、そこにリンクをかける機能です。元々リンクしていたファイルにリンクをかけ直してくれているわけではありません。 ただ、Illustratorでは、ある意味埋め込みファイルを抽出してリンクをかけた方が絶対的に安全なので、仕様としては正しいのかもしれません。名称から勘違いする人がいるかもしれないので一応注意喚起を。 抽出した画像ファイルは、埋め込みの項で言及した解像度変更のため、書き出したデータは同じ画素数でも、サイズやカラーモードなどが変わってしまっているこ
リンクは「配置」でファイル名を選んだり、Finderから「ドラッグ&ドロップ」するだけなので、特に仕組みを知らなくたってDTP作業に支障ありません。 しかし、Illustratorのリンク周りは、まるで地雷原のような危険仕様。曖昧にせずしっかりと知っておくべきところですが、ガイドブックやヘルプにはほとんど詳しい記述はありません。 大抵、「リンク」は外部ファイルに紐付けしてIllustrator上に表示しているだけなのでデータが軽くなり、リンク元を一元管理できる。対して「埋め込み」はファイルに内包するのでデータが重くなるがリンク切れのトラブルは無い。という表面的な説明が一般的でしょう。 うん、間違ってません。でもこの説明だとInDesignも全く同じ機能ですよね。 実際はIllustratorとInDesignのリンク周りは全く別物です。DTPをやる上で知っておいて欲しいのは概要では無く実務
祝! SPAi公開 〜Illustrator強化作戦スーパーSpecial〜 | 3倍早くなるためのDTP講座 大分遅れましたが、「SPAi」公開されましたね。 何、知らない!? むむむ、Illustrator使いは要チェックですよ。 SPAi(Script Panel for (Adobe) illustrator)は、Illustratorでスクリプトパネルとスクリプトにショートカットを付与するソフトです。あれ、似たようなの無かったっけ? という方するどい。 過去にものかのさんがScriptPalette AIとScriptkeyAiという2つのソフトを開発していますが、この2つが融合(ルビ:フュージョン)してゴテンクス状態になりました。 ★ScriptPalette AIとは InDesignのようにパネルからスクリプトを実行できるソフトです(すみません、私ほとんど使ってません)。
先日、東京神田で行われた「DTPの勉強会 第18回」に参加させて頂きました。 IllustratorのテキストスタイルとInDesignのepub、InDesignのデータ結合、Illustratorのカラー関係とバラエティに富んだ内容でした。 主催者のあかつきさんからの依頼で、ブログで書いたIllustratorの段落/文字スタイルを再編集して原案としてお渡ししたところ、なぜか登壇するはめに(といっても座っていただけ^^)。実際はhamkoさんとあかつきさんの進行なので、やはり私はいなくても良かった気が…。 ともかくご来場頂きました皆様、ありがとうございました。 それにしてもhamkoさんの華麗なデモ(サンプルも綺麗!)には見とれてしまいました。実は直前まで内容が確定していなかっ(モゴモゴ)ですが、そこからあの完璧な操作と語り。まじすげえっす。 私には100年かかっても登壇デモなど不可能
最近はsurfaceのような筆圧対応タブレット搭載のPCが普及し、液晶タブレットが安価になりペンタブレットも普及してきたことから、デジタルで手描きイラストを描いてみたいと思っている人もいることでしょう。 手描きのデジ絵といえば、Photoshop、SAI(Windowsのみ)、CLIP Studio Paint(通称クリスタ)、Painterあたりが主流ですが、実はIllustratorも古くから筆圧感知のタブレットに対応していて、ブラシの設定を筆圧に変更するだけで手描きでタッチ付きの線を描けるのです。 え?Illustratorで手描き?と思う方も多いことでしょう。Illustratorはチュートリアルや動画などを見ても、ペンツールでカチカチ線を描いていく方が主流のようです※。「Illustrator ペンタブ」でググっても手描きの情報はあまり引っ掛かりません。 (※参考:鱗粉あすさんの
Illustratorは、パスの始点終点に矢印を追加する機能があります。CS5からは線パネルからプルダウンで選択でき、差し替えや位置変更も簡単に行える便利機能です。 しかし、デフォルトで39個もある割には使うことのないデザインだったり、バランス修正をしたい物などありませんか? ↑もっと使える…ゴホゴホッ 実は公式HPに載ってますが、矢印はカスタマイズや追加が可能です。 ええっ、知らなかった! 早速作ってみようと思ったアナタ、飛びついてはいけません。甘い話には罠が潜んでいるのです(業務用アプリに潜ませる必要はないけど^^)。 矢印のカスタマイズは3D効果のベベル同様、取扱い注意です。理由は、スウォッチやブラシ、スタイルなどのように設定がドキュメントに依存するのと違い、矢印はアプリに依存するためです。 イラレ不祥事案件でいうところの、「あー、支給データの矢印いじったら同じの選べなくなっちゃった
バーバパパの作者、タラス・テイラーさんのご冥福をお祈りします。 DTPにとってのアプリケーションは、アナログでいう定規やカッターと同じ「作るための道具」です。 昔は定規のウラに一円玉を貼ってインクが滲まないよう工夫していましたが、道具を作業内容に合わせて最適化すれば、効率が上げたりミスを防いだりできます。 最適化は自分が既製品にあわせるのでなく、既製品を自分にあわせる方が自然ですよね。 しかし、Illustratorには作れないショートカットやアクションに記録できないものが沢山あり、カスタマイズしにくい。 柔軟性のないルールに従っていたのでは、知らぬうちに余計な作業を強いられていることもあるのです。そこで、思い切って決められたルールを破ってしまいましょう。 さて、以前からこのようなケースではQuickeysを薦めてまいりましたが、まあ、最近Quickeysもアレなので、今回は似た機能を持っ
Illustratorではパスの端点同士を連結するのはよくありますね。連結する方法はいろいろありますが、ここでは3つの方法をご紹介いたします。 まずは定番の「連結コマンド」、オブジェクト>パス>連結(コマンド+J)。これはアンカーポイント同士を直線で結びます。単純で分かり易いですね。 昔は3点以上のアンカーポイントを選択していると、警告が出て連結できませんでしたが今は改善されています。 CS4は未使用なので知りませんが、少なくともCS5.1以降では複数のパスを選択している場合、距離の近いアンカー同士をつなげてくれます(但し、白ポイント含む選択は不可)。破線などをサッとつなげたい場合は非常に便利です。 また、アンカーポイントが重複していても重複アンカーは自動的に削除するので、ぶちぶち切れているような図形の修復も簡単です。 オープンパス同士の連結は一番間隔の広い箇所はつなげません。これは、複数
突然ですが、IllustratorでAのパスに沿うようにオブジェクトを配置したいことってありませんか? ↑基準のパスに沿って配置したくな~い? Illustratorには「パスに沿って整列」って機能、ありそでないんです。パスに沿ってブレンドならありますけどね。^^ なので、整列機能を使って複数のオブジェクトをパスに揃える場合、何度も整列パネルをクリックすることになります。 手動でも、アンカーに吸着させればできないことはないですが、数が多ければ手間がかかります。 うっきー! となってしまう前に簡単にパスに沿って整列させるスクリプト「Be-Touch(シェアウェア)」をご紹介いたします。^^ これを使えば最初の例のようなものは、あっという間にできちゃいます。 ↑ららら、あっというま、あっというま 基準となるパスは塗りと線をなしにするか、属性のメモに「guide」と入力したもの。 基準パスとオブ
先日、モータースポーツジャパンがてらお台場に遊びに行ってきました。なんとガンダムの目の前に幻の車MID4(2型)が展示されていました。せっかく写真を撮ってきたのでトレースでもするか(←おかしい)と、久しぶりにIllustratorでトレース作業をしてみました。 Illustratorのパスの描画やハンドルの挙動は初期の頃からほとんど変わっていません。なので、トレース作業は2013年発売のCCまではペンツールとハンドルを駆使して曲線を描くのが基本でしょう。 もちろん、ツールや機能の強化により初期に比べてだいぶ楽にはなっていますが、パスそのものをコントロールする部分はやはりペンツールとハンドル操作で行います。 しかし2014年発売のCC17.1以降、ライブコーナーやセグメントの変形、アンカーポイントツール、曲線ツールや連結ツールなどパスまわりが積極的に強化され、扱いの難しかったベジェ曲線を比較
さて、Illustratorの段落設定も昔に比べればだいぶ増えました。段落パネルを見比べてみてください。どうです? InDesignと遜色ないでしょう。 ドロップキャプスなんて使わないからいらないし、あれれ~、InDesignはハイフネーション無いの~? Illustratorくん、文字組ソフトじゃないのにスゴイわ~、とトンコさんに褒めちぎられる姿が目に浮かびますが、ここでオプションメニューを見てみよう。 がっ! ななな、なんだ。この隠し要素は!! ハイフネーションはこっちにあるじゃないか。 ででで、でも繰り返し文字の処理とぶら下がり(欧文)が無いじゃないか。ははは。。。 しかし、なんかわけわからない機能がたくさん。 ん? わけわからん機能だらけ? コマンドを水増ししてIllustratorに差を付け優越感に浸ろうという魂胆か? そういえばPS3版グランツーリスモのスタンダードカーも、PS
さて、次はいよいよ「データ結合による一括流し込み」をやってみましょう。 ここでQuestion、「データ結合」とは何か? なにやら複数ドキュメントをくっつけそうな名前ですが、全然違います。それはブックです。答えはこちらをご覧下さい。 はい、わかりましたね。InDesign上でデータベースからフォーマットに流し込む機能なのです。 そう、これを使えばモンスターが500体だろうと10000体だろうと流し込みの手間は一緒(のはずですが…、アレさえなければ完璧だったんですけどね)、特にこのような同一体裁で内容だけ変動するものなら使わない手はありません。 しかも、入稿データからそれほど改変もせずに作れるうえ、画像も同時に張り込めます。 まずマスターは台紙のみにします。下マージンは端数の関係でキッチリにすると入らないことがあるので、いったん少し下げておくことをオススメします(後で戻しましょう)。 画像フ
前回、Illustratorで自動保存ができるプラグイン「Autosaviour」をご紹介しまして、MD5500さん作のスクリプト(cycle save)もありますが、「スクリプト分からないよー、起動できないよー」で終わっておりました。 その後MDさんと連絡をとり進展がありましたので、こちらにてご報告させていただきます。 まず上記リンク先を読むと、スクリプトの数値等書き換えて保存する際に、 「上記を設定の上、別名保存でファイルフォーマットからアプリケーションを選び、実行後、自動的に終了しないにチェックをいれて保存してください。」 と書いててあります。 こんな初歩的な注意書きも、スクリプト分からない人には分からんのです。そもそも書き換えて保存って?という状態ですよね。え?それくらいわかります? そこで、私のスクリプトの知りうる限りの知識を総動員して、このスクリプトを攻略してみようではありませ
kinさんのブログテーマ、「Illustratorで3D」の記事一覧ページです。
さて、時間が空いてすっかり冷めてしまったIllustrator3Dですが、せっかく調べたこととかもったいないので公開してゆきます。 Illustrator3Dはシンメトリーや円は得意中の得意。てことは果物はだいたい得意って事です。中でも汎用性の高い柑橘類を作ってみましょう。 まず、マッピング用のシンボルを作成します。 50mmの円を描き、黄色に塗ります。 オフセットで-1mmして白に塗ります。 更にオフセットで-2mmしてダークイエロースライムの色にします。 円の中心からパスを1本引き、可変線幅で整えます。 効果>パス>パスの変形で下の中心を基点に複数コピーします。 角度を45°、コピー数は7にしましょう。 出来たらシンボルに登録します。 次に3D用に50mmの円を描き、先ほどと同じ黄色にします。 半分消してコマンド+J。 上のセグメントをを削除して整列下揃えでコマンド+J。 効果>3D>
↑©スクエアエニックス。ええと、いろんなドラクエ発売中!(スクエニさん、宣伝しておきましたっ) 今回はキングスライムを作り、さらにカラーバリエーションとしてメタルキングとスライムベホマずんも作るとしましょう。 ↑これがメタルとベホマ。形状は同一 まずマッピングデータですが、顔、冠のシマシマ部分、トゲトゲ部分を作成します。 正面から見たときに冠の緑とトゲトゲの●、顔が正面に揃うように作ります。マッピングについては別のセクションで解説します。 今回面倒なのは、トゲトゲ部分がオブジェクト非表示+マッピングなので、本来マッピングの必要ない平塗り部分もマッピングしなければなればなりません。 というわけで、マッピングデータは本体色を含めた顔、冠のシマシマ部分、トゲトゲ部分、冠の金色部分(平塗り)の4種類を作成しました。 ↑シンボル4種 元オブジェクトのパス形状は、マッピングの分割面を考慮して色の変わる
↑これ、左回りに見える人は…うそつきです さて、この辺からが3D機能の本題になってきます。ちょっと難しいかもしれません。 ・透明度のコントロール 透明はオブジェクトとマッピング用のシンボルに適用できます。 ※2014.4.18透明について訂正しました まず単体オブジェクト、又はグループに対して不透明度をかけた場合。 オブジェクトはレンダリング後の状態で透過します。チェックの有無にかかわらず非表示面は描画されません(チェックありはアピアランス分割時に非表示分のパスができる)。 ↑チェックの有無で表示はかわらない 次にオブジェクト単体又はグループにではなく、グループ内のオブジェクト単位で透明を設定した場合、非表示面の描画にチェックの有無で表示が変わります。 それぞれのパターンを検証しました。 ↑検証はこの2パターンと非表示面の有無、オブジェクトの接触非接触の計8パターンです。ピンクと緑の帯は地
Illustratorでは文字/段落スタイルを使っていない方も多いことでしょう。かつてのデファクトスタンダードだったver.5や8にはなかったですもんね。使わなくても仕事できるし。私、別にスタイルの普及活動をしているわけでもないのですが、便利な機能があるのなら使った方がいいと思ってご紹介しております。 ただ、文字/段落スタイルはとっつきにくいのは認めます。前回のバグもそうですが、いろいろなルールがあり、覚えるのも面倒。よくわかります。 以前にもスタイルに関して記事を書いていますが、InDesignとの比較として紹介していたためIllustratorのスタイルとしては分かりにくく、内容も不十分なところがいくつかございましたので、今一度まとめてみました。 ●InDesignとIllustratorは違うもの 私の文字系スタイル遍歴はQX3→QX4→ID→Aiときています。文字系スタイルはQXと
Illustratorでは文字に線(フチ)を付けて文字を詰めると、フチが重なった文字の上に出てしまいます。 ↑これが理想ね これはIllustratorの構造で、文字は1オブジェクトとして認識し、塗りの上に線が乗るという決まりがあるからです。上の理想のように、フチを1文字ずつ重ねることはできません。 ↑こういうルールです そんなのアピアランスで線を追加して背面に送れば? とお思いかもしれませんが、そうするとフチは文字全体の下に潜ってしまい、文字全体のフチになってしまいます。 ↑アピアランスではこうなります でもこれ、文字のアウトラインをとると、オブジェクトは1文字毎になるので見本のように重なります。やった、解決!と思いつつ素直に喜べない。本当はアウトラインしたくないんだよなーって時はありますね。 ↑アウトラインを取ると1文字ずつになります。でも直し来るかも… そこで、ウラワザを公開。えいっ
前回の記事の中でいちばんキモの部分(眉のなくなるおねいさんのとこね)をうまく説明できなかったので追補します。(あとから自分で読んでも混乱しました) さて、ブレンド対象のカウントは1グループか1オブジェクト。 自動ブレンドした場合、グループかオブジェクトがある毎にブレンドされていきます。 例として二つの顔を用意しました。それぞれ6コと10コのオブジェクトで形成されています。 グループをかけずにブレンドすると、16コのオブジェクトが全てブレンドされます。 それぞれをグループ化してブレンド。 グループはグループ同士、グループ内の下階層のオブジェクトからブレンドされ、数の合わないものは上の階層が消滅していきます。 ここでは白目の階層がずれて絵柄が破綻し、上の階層4コのオブジェクトが消滅します。 グループ内グループは、まず大外のグループ同士がブレンドされます。 そしてグループ内は下階層グループからブ
ブレンド、使っていますか? ブラシや効果と同様に面白いツールなのですが、あまり使い込んでいる方は見受けられませんね。 私も以前検証しましたが、なかなか奥が深くてメカニズムの解析まで至っておりません。というか、投げっぱなしだったので回収しに来ました。 まずわかっているところまでおさらい。 ●ブレンドの方法 2点以上のオブジェクトを選択して「ブレンドを作成」するだけで自動でブレンドできます。 ↑コマンド一発でOK ●ブレンドのルール オブジェクトは3つ以上あってもオブジェクト階層の下から上へに連結します。 ブレンドツールを使えば、クリックした順にブレンドされます。ブレンドツールはオブジェクトの一部をクリックするだけでOKです。 ↑しばらく知らずにアンカー同士をクリックしてましたよ 任意のアンカー同士をクリックすれば、ブレンドの基準位置を指定できます。 ↑位置を決めたい場合は基準となるポイント同
(2015/06/03 一部表記を見直ししました。内容に変更はありません) 従来Illustratorでイラストを描くのは、「描く」のでなく「線を作る作業をする」ことでした。分かり易くいえば、習字に対するレタリングのようなものでしょう。手描きならさっと描ける人も、Illustratorで描くとパスの制約などで思わぬ時間を食ってしまいます。 ペンツールでパスを描くのは時間と手間がかかるうえ、美しい曲線を描くためにはベジェ曲線を扱うスキルも必要です。理想は「手描き」でさっとパス描き、ポイントの編集でパスを整え、タッチを意図通りに修正することだと思っています。 Illustratorのベジェ曲線や可変線幅は美しく編集もしやすい。そのうえアナログでは不可能な描いた線を思い通りに動かせるといった、デジタルとアナログのいいとこ取り。これ完璧でしょ。 しかしそれは机上の空論で、実際ペンタブとブラシでパス
kinさんのブログテーマ、「Illustrator強化作戦」の記事一覧ページです。
次はプラグインでIllustratorを強化だ。 まだやってたの? と聞かれたら、答えてあげるが世の情け。 そうです、わだすがへんなおじさんです。 だっふんだ! あれ? これスタートから半年以上経ってる。 早く終わらせないと。 とかいっているうちに、また新バージョン発表されましたね。 たしかCS6.5ですよね。去年Adobeさんが言ってたから間違いないです。 1年ごとに.5ずつ上げてくんだって。 って、何がCCだー! コラー! まあ、CS6UPGを買ったのに封も開けない私には関係のない話でございます(Illustratorは借りてるだけで使ってない)。 言ったところで何も変わらないので、この辺でおしまい。 さて、Illustratorに「プラグイン」を組み込むと、様々な機能が追加できます。 後付けではなく本体を拡張する構造なので、スクリプトよりも高度な処理が可能です。 標準でもできなくはな
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