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alternative991.hatenablog.jp
※『A KITE』の根幹に関わるネタバレあり 梅津泰臣監督の『A KITE』と『KITE LIBERATOR』を視聴。どちらも観ていて「次は一体どうなるんだ」というわくわくが次から次に裏切られ激化していく心地よさがある作品だった。 『A KITE』の最後については解釈に幅があるので各々の思うところがありそうだけど、個人的に気になった箇所をバスケットボールを中心に抜粋。 繰り返される因果 本作は殺し屋稼業に従事する砂羽と音不利という青年男女の出会いと復讐が話の軸になっているが、物語の最後で音不利は非業にも帽子を被った少女に銃撃されてしまう。 この少女は冒頭と最後以外にも場面転換時に何度か登場していて、よくバスケットをして遊んでいる姿が映し出されている。 バスケといえば見逃せないのが音不利の部屋で砂羽と何気なくトマトに噛り付いているシーン。ここでは無造作にバスケットボールが床に置かれていて彼も
この回は晴香の涙に集約するような水の演出*1が印象的だったほか、日常の小芝居にも力が入っていて見応えがあった。その中で特に好きだったのが小笠原晴香と中世古香織の間柄が表れていた芋と牛乳のシーン。 斎藤葵の退部表明を発端に、晴香は久美子やあすかへ当たり散らしてしまった自己嫌悪から学校を欠席。そんな彼女のもとに香織はお見舞いとして焼き芋を買ってくる。 晴香「何でこの時期に芋なの?」 香織「食べたかったの芋、牛乳で。合うでしょ?」 気兼ねなく芋を頬張ることで瞬時に「女の子の空間」が生み出され、辛かった時期を同じ橋渡し役として相談し合って来た二人の距離感がすとんと落ちてくる。*2 残像のおばけを取り入れてコミカルに描いたりして、二人の話題も重いはずなのに口調は冗談交じりで険悪になることがない。 一連のやりとりを経てなお、この先も晴香はあすかへの劣等感を消せないだろうし、真面目な性格からまた様々な問
『咲-Saki-』第1巻p.109~110(アニメ第3話)の回想シーンは、照が幼い妹に嶺上開花の役の意味を教えてあげる場面。 現在の咲さんの契機となったであろう一幕であり、転寝してる彼女が回想から覚めた際には、花にいた蝶がそのまま鼻先に描かれ<過去→現在→未来>,<静→動>を示す舞台装置として活かされていました。 ほひょおぉぉお! モブ化する前の幼女咲たんぺろぺろ~ 『咲-Saki-』の蝶描写については前々から思うところがあったので、今更ながらこの回想シーンについてアニメ版と漫画版を比較しながら書いておきます。 アニメ版(第3話 06:34~) では早速アニメ版から。これは以前の記事のように比較するまでもなくモンシロチョウですね。花は詳しくありませんが、調べてみるとキタダケソウっぽいです。 この一画を見る限りでは、アニメ版は写実表現よりも演出表現を優先させているのだと考えられます。 その理
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